フットゴルフを関東で楽しめる場所は？服装やルールに料金などまとめて紹介！

「フットゴルフ」をご存知でしょうか。最近、話題になっているサッカーとゴルフを融合させたスポーツです。自然の中でボールを蹴ってゴルフを楽しむこのスポーツ、世界中で急速に普及しつつあります。今回はこの人気急上昇のスポーツ「フットゴルフ」について、関東のどこでプレーができるのか、服装やルール、料金などをまとめてご紹介いたします。

今、世界で急速に普及している人気の「フットゴルフ」はサッカーボールを使ってゴルフをするスポーツです。4号級又は5号級のサッカーボールを使って、ゴルフ場で9ホール又は18ホールをラウンドします。2009年にオランダにてルール化され、あれよという間に世界各国に普及し、2012年にはハンガリーで第1回目のW杯が開催されました。

第1回目のW杯が開催された同年には国際的なフットゴルフ統括機関として国際フットゴルフ連盟が設立しました。日本は2014年に国際フットゴルフ連盟に加盟し、日本フットゴルフ協会も同年に設置されています。2017年現在、日本におけるフットゴルフ人口は約10000人で、今後、ますます人気の出てくるスポーツとなりそうです。

フットゴルフ誕生の背景にはゴルフ人口の減少によって経営難に陥ってしまったゴルフ場の有効活用をする為、フットゴルフに活路を見出したことです。ボールひとつで始められ、ゴルフ場の素晴らしい環境でプレイできるというのも人気に火が点いたポイントです。ゴルファー以外の人々が新たに参入し、あらためてゴルフを始めたいという人が出てくる可能性も期待できます。

基本的なルール、プレイ方法はゴルフと同じです。ゴルフ場で9ホール又は18ホールをラウンドし、全ホールでの打数がいかに少ないかを競います。カップについてはボールの大きさに合わせ、直径約53cm、深さ30cm以上でグリーンの外のラフなどに設置されています。パー数は71か72でゴルフと同じですが、飛距離がゴルフのように伸びないため、距離は短くなっています。

フットゴルフはボールさえあればすぐに始められるスポーツでゴルフのように道具をそろえたり、練習場に通ったりといった料金がかかりません。サッカーのような技術やパワーは必要ないため、子供から女性、年配の方まで幅広く楽しく、気軽にプレイすることができるのも魅力です。コロコロ転がっていくボールを前へ前へと進めていければ、初心者でも楽しめます。

フットゴルフができるゴルフ場はまだまだ限られていて、全国でも数か所しかありません。関東でフットゴルフができる場所をご紹介します。「富士の杜ゴルフクラブ」は富士山を眺めながら爽快にプレイを楽しむことができる絶好の場所にあります。標高800mの高原ゴルフ場は距離がなく、比較的難易度が高くないので、楽しくプレイできそうです。

千葉県御宿の海岸から近く、通年を通して温暖な気候に恵まれたゴルフ場である「キャメルゴルフリゾ－ト」。変化に富んだ丘陵コースはあの尾崎将司監修で、自然のままの地形をいかした美しく、かつ戦略が必要なコースとなっています。ジュニア(16歳未満)の参加も可能です。ぜひお子さんと一緒に楽しんで下さい。

栃木県小山市にある「TBC太陽クラブ」は、平坦なコースですが距離が長いので距離を出せないと難しい、また池越えコースもあります。四季折々に花が咲き、その美しさも楽しめます。ゴルフコース内のレストランではバーベキューも味わえますので、プレイ後にワイワイとみんなで食事をするのもおすすめです。

「レッズランド」はさいたま市に浦和レッズが創設した会員制のスポーツ施設です。「フットゴルフ体験コース」の貸出をしており、平日は6ホールのAコース、土日祝日は3ホールのBコースを安価で利用することができます。ゴルフ場では敷居が高いという初心者の方には最適なコースです。また服装もゴルフウェアでなくてOKですので、まずはフットゴルフを体験してみたい方はぜひ!

群馬県みなかみ町に位置する歴史あるゴルフ場「群馬カントリークラブ」。谷川連峰の山々の景色を楽しみながら思いっきりボールを蹴るのは最高です。コースは長い歴史が育んだ安定感があり、飽きさせることがありません。プレイ後には、コース内より湧き出ている天然温泉をお楽しみください。さっぱりとして、疲れた身体を癒してくれます。

富士山の2合目にある「富士アクティビティパーク」は、日本フットゴルフ協会とのコラボレーションによりレイアウトされたフットゴルフ常設のコースを有する施設です。もとゴルフ場だった場所を活用しているため、西洋芝を使用した本物のグリーンの上でフットゴルフができます。富士山に向かって、ボールを蹴るというなんとも贅沢な体験をしてみませんか?

フットゴルフは紳士のスポーツ。日本フットゴルフ協会の推奨する服装によると、ゴルフウェアを着用するのが基本とされています。上半身は襟の付いたシャツを着用し、下半身はゴルフ用のズボン又は短パン、女性の場合はスコート又は短パンを着用して下さい。ソックスはひざ丈のアーガイル柄などがおすすめです。

サッカーウェアや芝を傷めるサッカーのスパイクは禁止されています。サッカー用トレーニングシューズ、またはフットサルのシューズを履いてプレイしましょう。服装は基本的にゴルフ場の規定に則って、またルールとマナーを守り、礼儀正しい立ち振る舞いでフットゴルフを楽しみましょう。

気になるフットゴルフの料金についてですが、おおよそ18ホールで4000円前後です。土日祝日料金は1000円から1500円ほど上乗せになります。ジュニア(16歳未満)の場合は約半額。その他のコストとしては、レンタルボール、ロッカー代などがかかります。広々とした場所を独り占めできるわりに、コストがあまりかからない身近なスポーツとして気軽に始められそうです。

フットゴルフは2009年にオランダでルール化されたあと、2011年にはアメリカでフットゴルフリーグが誕生しました。2012年にはハンガリーで第1回のW杯が開催され、同時に国際的な統括機関である「国際フットゴルフ連盟」(FIFG)がイギリスのロンドンに設立されました。

設立当時の加盟国はオランダ、ハンガリー、アメリカなどを含む10カ国程度でしたが、2014年には日本を含む28カ国に、2017年には世界40カ国にまで増加しました。日本においては、2014年に「日本フットゴルフ協会」が設立され、2015年には「キャプテン翼」で有名な漫画家の高橋陽一氏がアンバサダーに就任し、普及につとめています。

フットゴルフの世界大会と言えば、W杯。2012年のハンガリー大会を皮切りに、2016年にアルゼンチンで開催され、2018年にはモロッコで開催されることが決まりました。また2017年より国際フットゴルフ連盟がワールドツアーを開始し、世界33カ国265大会がワールドランキングの対象となりました。

日本国内においては2014年4月に第1回フットゴルフジャパンオープンが日本フットゴルフ協会主催で開催され、国内最高峰の大会となっています。2016年6月には関東地域で初となる関東フットゴルフリーグが発足し、現在、その他関西フットゴルフリーグ、九州プリンスリーグなどがフットゴルフの普及、発展につとめています。

今、話題の人気スポーツ「フットゴルフ」について、関東のフットゴルフがプレイできる場所や服装、料金などについてご紹介してきました。大人から子供まで、サッカー、ゴルフ初心者でも気軽にプレイすることができるのが魅力のひとつです。また広々とした緑の芝の上で思い切りボールを蹴って進んでいくというのも気分爽快で人気が出るわけです。日頃、運動不足のお父さん、ぜひお子さんと一緒に始めてみませんか。