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高取城跡までハイキング!紅葉や駐車場にアクセス情報もまとめてご紹介!

高取城跡までハイキング!紅葉や駐車場にアクセス情報もまとめてご紹介!
投稿日: 2017年12月20日最終更新日: 2020年10月8日

高取城は奈良県の高取にあった日本最大規模の山城でした。日本三大山城のひとつであり、今も石垣や石塁が残っています。そんな高取城跡の敷地は大変広く、ハイキングコースとしても人気です。そんな高取城跡の楽しみ方や駐車場、アクセス情報などをご紹介します。

見どころがたくさん!日本の三大山城の高取城跡とは?見出し

奈良県にある高取城跡は国の史跡に指定されている、歴史ある場所です。日本では最大規模の山城と言われており、日本三大山城の一つとされています。高取城は紅葉や桜の名所としても人気で、たくさんの観光客が訪れるおすすめの場所です。またその広大な広さから、ハイキングを楽しむ事もできます。

高取城跡へのアクセス情報見出し

高取城跡の最寄り駅は、近鉄壺阪山駅です。そこから奈良交通の壷阪寺前行バスでのアクセスが可能です。終点で下車し、そこからは約1時間程歩きます。車でのアクセスの場合は国道169号線を利用し、壺阪山駅から約15分ほどで到着し、駐車場もあります。さすが山城だけあって、アクセスは簡単ではないので、覚悟して行く必要があります。

高取城跡の駐車場情報見出し

壺阪山駅から車で約15分程行った先の、七ツ井戸に駐車場があります。こちらの駐車場は4台くらいの小さな駐車場なので、大きい車だと少し大変かもしれません。七ツ井戸からは約10分ほどで、城跡まで行く事ができます。また有料ですが、壷阪寺にも広い駐車場があります。こちらでしたら有料ですが、アクセスも便利で安心です。

高取城跡を目指すならハイキングがおすすめ見出し

高取城跡までの道のりには、見どころもたくさんあり、緑も多くハイキングにはおすすめです。ハイキングコースも様々あるのですが、一番おすすめなのが、壺阪山駅から高取城跡まで行き、壺阪寺を通りまた壺阪山駅へ戻るハイキングコースです。距離は約11キロで、壺阪山駅から高取城跡までは約2時間程です。

ハイキングの際の注意点見出し

高取城跡は日本最大規模の山城だけあって、山道を登ったり、整備されていない道もありますので、しっかりと準備をして行きましょう。また、7月、8月の夏の時期には、まむしが出る事もあるそうなので、その時期は避けるのがよさそうです。山の中には売店や自販機などもないので、飲み物などもしっかり準備しましょう。

高取城跡散策の見どころ1「城下町」見出し

その昔、山城の高取城では、生活が不便なため山のふもとには城下町が作られました。そんな城下町では、今も古い趣のある町屋がそのまま残されていて、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようです。この町家のメインストリート土佐街道を通り、高取城跡を目指しましょう。

高取城跡散策の見どころ2「上子島砂防公園」見出し

壺坂山駅と高取城跡の中間にあるのが「上子島砂防公園」です。緑に囲まれた公園で、ハイキングの途中にゆっくり休憩ができる公園です。3月は梅、4月には桜が有名なため、お花見にもおすすめの場所です。整備されたお手洗いと、自販機もあるので、山に入る前にぜひ立ち寄りましょう。

高取城跡散策の見どころ3「宗泉寺」見出し

上子島砂防公園から山道を約20分ほど行った所にあるのが、宗泉寺です。寛永17年から明治維新まで、高取藩主であった植村家の菩提寺(ぼだいじ)です。元は初代藩主の植村家政の邸宅で、その跡地にこの寺が創られました。今も植村家代々の墓碑が本堂の裏にあります。

高取城跡散策の見どころ4「猿石」見出し

城下町へと下る、大手筋と岡口門のある分かれ道に、ひっそりとたたずむのが猿石です。なんと、この猿石は飛鳥時代に作られたものと推定されている、貴重なもの。この猿石は高取城の建築の時に、飛鳥から運ばれたものと言われています。城内と郭内との境目を示す結界石と言われてた、と言う説もある貴重な石なのです。

高取城跡散策の見どころ5「二ノ門跡」見出し

猿石から10分程歩くと到着するのが、二ノ門跡です。ここからはお待ちかねの、お城らしい跡を見る事ができます。この歴史ある高取城は、かつては白塗りの天守閣や櫓(やぐら)が立派な城として称賛されていましたが、残念ながら今は建物は残っていません。今は石垣が残るのみですが、その雰囲気はどこか神秘的です。

二ノ門跡からいよいよ城内の主要部になります。二ノ門から本丸までは高低差は約110メートル、距離は872メートルあります。二ノ門跡の左手にあるのが水堀で、山城では珍しいものです。木々が生い茂る中にある水堀も、なんだかとても神秘的な雰囲気を感じる場所となっています。

高取城跡散策の見どころ6「国見櫓」見出し

高取城跡に来たらぜひ立ち寄って欲しいのが、この国見櫓です。国見櫓は絶景が楽しめる場所として、おすすめなんです。国見櫓は城内の北西に張り出した場所だったそうで、国見というだけあって、見晴らしが最高の場所です。大和平野方面を見渡せるこの場所で、休憩をする観光客もたくさんいます。

国見櫓からは奈良盆地はもちろん、晴れていれば大阪方面に六甲山や比叡山までも見る事ができます。また、ここから見る夜景も素晴らしいのでおすすめです。ただ、夜景を見に来る際には、山道には街頭などはなく、真っ暗なためしっかりと準備をして複数人で訪れましょう。

高取城跡散策の見どころ7「大手門跡」見出し

高取城の二の丸の下にあるのが、大手門跡です。主格部の本丸、二の丸に行く前に立ちはだかる升形の門で、御城門とも呼ばれています。木々の緑の中にあるこの門が目の前にあるだけで、迫力を感じます。門の内側には竹櫓と呼ばれおり、攻めてきた敵の足を滑らせる竹を保管していたと伝えられています。

高取城跡散策の見どころ8「二の丸跡」見出し

大手門を通り、今も残る石垣を見ながら進むと、二の丸を守る十三間多聞櫓へとたどり着きます。苔が彩る石垣と、石垣を守るように立つ木々からはなんとも言えないパワーを感じます。ここを通った先にある公園のように開けた場所が二の丸跡です。こには藩主の屋敷であった二の丸御殿があったと言われています。

この二の丸と接する面に太鼓櫓・新櫓の石垣がそびえる立っています。ここからは天守の最前線のため、しっかりとした石垣で守りを固めていました。この石垣もとても立派で圧巻です。石垣の左手を歩いて行くと、本丸への入口である十五間多聞へとたどり着きます。

高取城跡散策の見どころ9「本丸跡」見出し

十五間多聞を超えるといよいよたどり着くのは、本丸跡です。高取城の本丸跡は、国の指定史跡にもなっている、貴重な場所です。本丸付近は整備されているので、周りを一周する事が可能です。明治維新によって、建物が撤去されてしまいましたが、石垣はそのまま残されています。

建物はありませんが、この風情がある石垣は、まるで海外の遺跡跡を思い起こさせます。作家の司馬遼太郎は、高取城跡をはじめて見た時、「最初にアンコール・ワットに入った人の気持が少しわかる気がする」と言ったそうです。廃城ではありますがそこにあった高取城と、その時代に思いを馳せるのもよいのではないでしょうか。

高取城跡散策の見どころ10「天守跡」見出し

本丸跡の一番高台にある場所が、天守台跡となっています。本丸の北西にある天守台は、東西に約16メートル、南北に約14メートルとかなり大きく、迫力があります。当時はその上に3層の天守閣が建っていました。下から天守台を見上げるといくつもの石垣が積み上げられており、さらに迫力が増します。

天守跡の真ん中には、高取山の最高部として三角点があります。高取山の標高は583.3メートル。さすがは日本一の山城と言われるだけの高さがあります。また、木々の間からは、南に吉野の山々を見る事ができます。天守台の上から下を見下ろすと、結構な高さがあり、二の丸を見渡す事ができます。

高取城跡は紅葉の時期がおすすめ見出し

標高は583.3メートルの高取山にある高取城跡は、紅葉の名所としても有名です。毎年11月中旬頃から、紅葉や楓などの木々が色づいた、美しい光景を楽しめるおすすめスポットなんです。そんな紅葉を見ながら、奈良盆地や大峰山系を見渡す事もできます。立派な石垣と、紅葉の美しい木々とのコントラストも見逃せません。

また、この紅葉の時期に行われるのが、「たかとり城まつり」。毎年11月23日に行われており、この頃が紅葉のピークをむかえます。「たかとり城まつり」では、城下町で火縄銃の実演や、時代行列や縁日が開催され、多くの観光客が訪れます。せっかくですから、高取城跡の紅葉を楽しんだ後は、ぜひこちらのお祭りにも行ってみましょう。

高取城跡で日本100名城認定スタンプをもらおう見出し

日本100名城のスタンプラリーがあるのをご存知ですか?日本100名城を訪問してもらい、その記念に押す事のできるスタンプがあるんです。高取城のスタンプが設置されているのは、観光案内所の「夢創舘」にあります。「夢創舘」では高取城へのアクセスの仕方を教えてくれたり、お茶のサービスなどもあるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。

見どころ満載の高取城跡見出し

高取城跡は、お城自体の建物は残っていませんが、山の中に残る石垣と自然はまるで天空の城ラピュタを思い起こさせます。アクセスは決していいとは言えませんが、自分の足で苦労してたどり着いたからこそ、そこに広がる自然と城跡との光景に感銘をうけるのではないのでしょうか。

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投稿日: 2017年12月20日最終更新日: 2020年10月8日

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