市比賣神社は女性のためのパワースポット！御朱印やアクセス情報もご紹介！

ご祭神は全て女神と言う京都の「市比賣神社（いちひめじんじゃ）」は、女性を守護してくれる心強い神社です。女性にご利益を授けてくれると評判になっています。今回はそんな「市比賣神社」の由縁やアクセス、気になるお守りや御朱印などをご紹介します。女性にとってのパワースポット「市比賣神社」の魅力を掘り下げていきます。

御祭神は、多紀理比賣之命、市寸嶋比賣之命、多岐都比賣之命、神大市比賣之命、下光比賣之命という5柱の神様。すべて女神様です。795年に創建されたこの神社は古くから「女性の守り神」とされていました。平安の頃から歴代皇后の御崇敬も集め、ある皇后様が「女人厄除け祈祷」をお受けになったという話がある、とても由緒ある神社です。

京都下京区にある「市比賣神社」へのアクセスは、電車や地下鉄を利用する方が多いようです。電車でのアクセスは京阪五条駅から徒歩5分、地下鉄でのアクセスは地下鉄烏丸線の五条駅より徒歩10分。京都駅からのアクセスならタクシーで約5分、バスでも約10分程の距離です。街中の神社ですのでアクセスはいたって便利。専用駐車場はありません。

境内にある井戸「天之真名井（あめのまない）」は、京都の名水「洛陽七名水」の一つです。その昔は皇室に皇子・皇女が誕生すると、このお水を産湯に用いたと言われている歴史もある由緒正しき「ご神水」です。現在は、名水として茶会や花展・書展等にも用いられています。

「天之真名井」のご神水を飲んで手を合わせると一つの願い事が叶うと言われる「一願成就」のご利益があると言われ、お水を汲んで帰る方もいらっしゃいます。また、井戸の上にダルマがずらりと並んでいます。これは実はおみくじのダルマ人形。ダルマは持ち帰っていいのですが、ダルマに願いを書き、井戸に奉納していく方が多いようです。

この神社の面白いところは、この「カード塚」。日常生活で用いている財布の中にあるいろいろなカード。カードも日々働いてくれていると考え、カードに感謝するため使い終わったカードを祓い清めてくれるのがこの「カード塚」です。日々のあらゆるものに感謝の念を持ててこそ、ご利益は近づいてくれるもの。使い終わったカードは、清めましょう。

シンプルながらも存在感のある手水舎。一言刻まれている「瀞」と言う漢字は「すがすがしい」と読みます。手水舎で身を清めることで、心もすがすがしく保てば、女神さまたちのご利益を授かれるかもしれません。また、この手水舎の上にはいくつもの白提灯が並べられ、その中には宝塚スターたちのお名前が刻まれています。女性のパワースポットだと実感できます。

「市比賣神社」は女性の守護神として有名ですが、実は「市場の神様」としても崇められてきた歴史もあります。男子禁制などではなく、男性もビジネスのご利益を祈願しにご参拝されています。実際に、会社経営者の方のご祈祷なども神社では行われていますので、女性はもちろん、男性も遠慮なくご参拝されてください。

「市比賣神社」では6月末の夜、「水無月祭」が行われます。「夏越祓（なごしのはらえ）」と呼ばれる茅の輪をくぐる事で半年間の汚れを祓い清めて無病息災を願う京都の各神社の行事で、「市比賣神社」や周辺の各神社にも茅の輪が設置されます。この時期にしか見れない茅の輪ですが、祈願に行くならお清めもできるとご利益の確立も上がるかもしれません。

御朱印は社務所で9時から16時半の間まで受付しています。授与料は300円です。菊の紋のスタンプに、奉拝・日付・神社名を入れて頂けます。また、「市比賣神社」は「京都十六社朱印めぐり」という元旦から2月15日までの期間限定の御朱印巡りの神社の一つです。行事専用の御朱印帳に十六社全て拝受すると、1年のあらゆるご利益が得られると言われています。

「市比賣神社」には「淡いピンクの組紐の御朱印帳」というオリジナルの御朱印帳があります。ピンク色に組紐で桜などの花が描かれている女性らしいデザインの御朱印帳は可愛らしいと人気です。1冊2000円で、サイズは18cm×12cmとやや大きめですが、書置きのものを貼ったりしやすく便利だと好評です。

「市比賣神社」で人気なのが「姫みくじ」です。人形の中におみくじが入っています。女性の健やかな成長を願う「雛祭り」のように、ダルマ人形の「姫みくじ」には先を示すことで引いた方に幸運を招いて頂きたいと願いが込められています。お守りとして持ち帰るも良し、お願いを書いて井戸にお供えしても良し。ご利益を受け取りましょう。

「市比賣神社」の絵馬も、女性が赤ちゃんをやさしく抱っこしている絵柄で安心できます。ピンク色の絵馬は「女人守護」、赤色の絵馬は「女人厄除け」、青色の「諸願成就」などの絵馬もあります。自分の願いに合った絵馬を選び、お願い事をしっかり書き込みましょう。

「市比賣神社」の気になるお守り、女性を守護するお守りはもちろんですが、老若男女問わずにご利益をもたらすお守りに、とりわけユニークなお守りや期間限定のお守り、タレントの羽田美智子さんが紹介したことにより話題になっているお守りもあり、とにかくバラエティに富んでいます。

すべての女性が幸せであるようにとの祈りを込めている「女人お守」はやはり人気のお守りです。授与料は800円です。ピンクの優しい色合いのお守りは、女性には心強いお守りです。また、歴代皇后陛下の御崇敬を受け「皇后陛下勅願所」だった「市比賣神社」では、現在も「女人お守」を献上されているという由緒あるお守りでもあります。

厄除けのお守りとして「市比賣神社」で人気なのは「女人厄除け身代り七色人形お守り」です。厄除けとしてのご利益はもちろん、身代り人形の表情が素朴で可愛らしく、七色に彩られた糸も鮮やかで普段使いにもにぴったりです。昔から七色(七草の原色)は厄を払い幸運をもたらすと言われています。可愛いお人形お守りのご利益を肖りましょう。

「市比賣神社」で話題になっているお守りが、カード型のお守り「ハッピーカードお守」です。タレントの羽田美智子さんが紹介され瞬く間に話題になりました。“することなすことうまくゆく”というご利益を祈願されているこのお守り。お財布に入るサイズのカード型なので、持ち運びにも便利と人気のお守りになっています。

「市比賣神社」にはユニークなお守り「おとう鈴」があります。「おとう」とはトイレのこと。「おとう鈴」はトイレの守り神なんです。トイレが汚れていると神様の罰が当たるとも言われますが、生活で大切なトイレを清潔にし、穢れを払う鈴を守り神として崇めるのです。1年が過ぎたらトイレの中で割ることまでが正しい祀り方とされています。

「市比賣神社」では申年のみ特別授与される「さる守り」があります。申年のみに売られる下着のお守りで、「申＝去る」に肖り「病が去る（サル）」と言われ、自分の肌着と一緒にタンスにいれ健康と幸福のご利益を願うお守です。婦人病にかからないなどといわれています。 12年後の申年に、このお守りをお返しする習わしになっています。

若草色の扉が優しく癒してくれるこちらのお店、ドリンクにスコーンやパンケーキなどのスイーツ、ランチメニューもあります。こちらのお店の特徴は何と言ってもご主人!店名の通り、京都のことなら何でもご存知というほど知識豊富なご主人が、自然に楽しく京都の今や歴史など楽しいお話を聞かせてくれます。

「市比賣神社」から徒歩3分程の距離にあるスタイリッシュで落ち着いた雰囲気のカフェです。鴨川沿いにあり、リバーサイドの座席は人気。鴨川を眺めながら頂くコーヒーは優雅な時間を満喫させてくれます。コーヒーに紅茶、ジュースなどのドリンクにケーキなどのスイーツ、また、サンドセットやカレーライス・タコライスなどフードも充実しています。

「市比賣神社」はいかがでしたか?かわいい姫みくじにお守りや御朱印帳など女性心をくすぐるだけではなく、真摯に向き合えば守護してくださる女性の強い味方でもある心優しい神社です。お願いがあるなら一人で悩まず京都の「市比賣神社」の女神様たちにお話しに来てみてください。