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京都西本願寺の魅力!おすすめの観光スポットも一挙ご紹介!

京都西本願寺の魅力!おすすめの観光スポットも一挙ご紹介!
投稿日: 2017年4月13日最終更新日: 2020年10月7日

京都市民からは「お西さん」として親しまれている浄土真宗の本山である京都西本願寺。1994年に古都京都の文化遺産として、ユネスコの世界遺産にも登録されました。西本願寺は京都駅からも徒歩圏、しかも拝観料は無料、見逃せない人気観光スポットです。

京都のなかでも人気の観光スポット!西本願寺の魅力とは?見出し

古都・京都の数ある神社仏閣のなかでも人気のある西本願寺ですが、その魅力はやはり国宝・重要文化財指定の建物や、内部の見事な装飾です。世界遺産にも登録されていて、非公開の場所もありますが、それでも見どころはいっぱいです!

人気観光スポット!京都市民の西本願寺見出し

西本願寺は、日本仏教のなかでも代表的な宗派・浄土真宗の本山です。正式名所は「龍谷山本願寺」ですが、真宗大谷派の本山である東本願寺と区別するためにも西本願寺と呼ばれています。京都市民からは「お西さん」の愛称でも親しまれています。

人気観光スポット!京都・西本願寺の歴史見出し

魅力あふれる西本願寺は、1263年に親鸞聖人が90歳で死去した後に、娘の覚信尼が廟を立てて御影堂としたのが始まりだとされています。その後、北陸、京都山科、大阪石山などを転々としたのちに、豊臣秀吉からの寄進を受けて、現在の場所に落ち着きました。

戦国時代の本願寺は、僧侶・武士・農民・商人などが組織してできた一向一揆の中心的存在でした。第十一代宗主・顕如と、その勢力をおそれた織田信長の間では、11年間にもわたる「石山合戦」が戦われました。

なんで本願寺は京都の西と東にある?

京都には西本願寺と、5筋はなれたところに東本願寺があります。もともと本願寺は一つでしたが、豊臣秀吉の時代に、いわゆる跡目争いの結果、東西に分裂しました。一番大きな、目に見える違いは、「波阿弥陀仏」(なみあみだぶつ)の言い方で、西本願寺では「なもあみだぶつ」と言います。

浄土真宗の開祖・親鸞は誰?見出し

浄土真宗開祖の親鸞は、京都の下級貴族の子として生まれました。天台宗の僧侶として比叡山で学問修行をしました。1201年に京都の頂法寺六角堂で百日間の参篭中に聖徳太子のお告げ(夢告)を受けたと言われています。

仏教のなかでの位置づけ見出し

親鸞聖人が唱えた浄土真宗は「自らの悪を見つめられる人こそ救われるべき」とする悪人正機説に基づいています。親鸞聖人自身は自ら開祖したという考えではなかったようです。浄土真宗の開宗は、親鸞聖人の書いた「教行信証」が完成した1247年とされています。

人気観光スポット!京都・西本願寺の見どころ見出し

そんな魅力あふれる西本願寺の中には、数々の国宝と重要文化財がありますが、こちらではその一部をご紹介します。400年以上たっても色あせない装飾や建築に囲まれて、歴史を身近に感じられると思います。仏教建築独特の趣きと魅力のある雰囲気を楽しんでください。

【西本願寺のおすすめスポット】阿弥陀堂

西本願寺の国宝建物・阿弥陀堂は内陣と外陣に分かれていて、外陣の畳は285枚、800人以上が一度に参拝できます。1760年に12年の歳月をかけて再建された建物で、南北に約45m、東西に約42mと、正方形に近い造りです。瓦は約9万5千枚も使われています。

西本願寺の阿弥陀堂の中には、中央に本尊・阿弥陀如来の木像が安置されていて、そのほか左右にインド・中国・日本の念仏の祖師七師と聖徳太子の影像が安置されています。本尊像が安置されていることから、本堂とも呼ばれています。

【西本願寺のおすすめスポット】御影堂

西本願寺の御影堂(ごえいどう)は国宝で、浄土真宗改組の親鸞聖人の像が安置されている堂舎です。外陣には441枚の畳が敷かれ、1200人以上が一度に参拝できるそうで、重要な行事はここで行われます。

【西本願寺のおすすめスポット】対面所

西本願寺の国宝建物・対面所は、203枚の畳が敷かれた大広間です。下段の左右の襖には松竹梅が描かれ、上段と下段の堺の欄間には雲中飛鴻(こう)が彫刻されていることから「鴻の間」とも呼ばれています。

【西本願寺のおすすめスポット】書院(白書院)

西本願寺の国宝建物・白書院は対面所の北裏にある、賓客を迎える正式な書院です。一の間、二の間、三の間があり、一の間は紫明の間とも呼ばれて一番重要な間とされています。壁面や襖などには中国の故事に関する絵や、華麗な孔雀などが描かれています。畳を取ると、能舞台にもなります。

【西本願寺のおすすめスポット】黒書院

西本願寺の国宝建物・黒書院は江戸初期の数寄屋風の書院で、歴代の門主が寺務をとったところです。白書院が華美な装飾がされた表向きの接客の間であるのに対して、黒書院は門主の生活の場とされていることから、幾何学模様の欄間や狩野探幽筆の襖絵など、清楚な装飾が特徴と言えます。

【西本願寺のおすすめスポット】北能舞台

西本願寺の国宝建物・北能舞台は、建造された年が判明する能舞台としては日本最古で、日本で唯一国宝に指定されている能舞台です。通常の能舞台の構造とは違うところもあり、能舞台の様式が定着する前の貴重な構造とされています。

【西本願寺のおすすめスポット】南能舞台

西本願寺の重要文化財・南能舞台は、現存する日本最大の能舞台です。この南能舞台に描かれた松は、暗い対面所内前からのみ松が見えるように、隠し絵の手法で描かれています。毎年5月21日の宗主降誕祭には、観世流による祝賀能が南能舞台で演じられます。

【西本願寺のおすすめスポット】飛雲閣

西本願寺の国宝建物・飛雲閣(ひうんかく)は、豊臣秀吉が立てた聚楽第(じゅらくだい)の一部ともいわれていて、金閣(鹿苑寺)、銀閣(慈照寺)とともに人気のある京都三名閣の一つです。三階層の各階は平面の大きさを変えて、屋根なども左右非対称なのが特徴です。

飛雲閣は西本願寺の東南に位置する滴翠園(てきすいえん)の中の滄浪地(そうろうち)に面して建てられていて、舟で出入りするように造られています。2階の「歌仙の間」には、のれんの下に座る三十六歌仙が鮮やかに描かれています。

【西本願寺のおすすめスポット】唐門

西本願寺の国宝建物・唐門は、約400年前に豊臣秀吉の伏見城から移されたといわれていて、西本願寺の中で一番古い建物です。京都には西本願寺のほかにも豊国神社、大徳寺の唐門が国宝に指定されていますが、西本願寺の唐門は圧倒的に派手です。

唐門には東西南北に雲と麒麟・牡丹と唐獅子・竹と虎など、黒塗りの上に極彩色の彩色彫刻がされています。唐門の細工の見事さに見とれて、日が暮れるのも忘れてしまうという言われから、「日暮門」とも呼ばれています。近くで見ることができるので、人気の観光スポットです。

【西本願寺のおすすめスポット】経蔵

西本願寺の重要文化財・経蔵は「大蔵経(一切経)」が納められている建物です。八角形の堂には書棚があり、この堂が回転できることから「転輪蔵」とも呼ばれています。1677年に建てられました。

探してみると面白い!西本願寺の埋め木見出し

木材の補強や、穴や亀裂を修理するために小さな木片をはめることを「埋め木」といいます。西本願寺の阿弥陀堂と御影堂の縁側や廊下には、色々なものをかたどった埋め木が施されています。

埋め木の形は、植物や動物など様々ありますが、なんとハート型に見える埋め木もあります!こういった埋め木には、修繕をした大工さんの遊び心が見えますね。縁側や廊下を歩きながら、埋め木を見つけてみるのも面白いですね。

西本願寺の名宝・三十六人歌集見出し

「三十六人歌集」は、三十六歌仙に選ばれた歌人が残した歌を、当時の能筆家が記した歌集とされています。平安時代の終わりころに作られたものと考えられていて、宮中で大切に保管されていました。その後、戦国時代になってから後奈良天皇によって本願寺に贈られました。

西本願寺の名宝・一文字茶碗見出し

西本願寺所蔵の「一文字茶碗」の特徴は、茶碗を重ねて焼いたときに、偶然下にあった茶碗の縁が横一文字に張り付いてできた、一本の線が特徴です。石山合戦の和睦の際に織田信長から第十一世宗主の顕如に贈られたとされています。

京都西本願寺の拝観について見出し

西本願寺の拝観時間は、基本的には朝5:30からですが、開門時間が季節によって違います。3~4月は午後5:30、5~8月は午後6:00、9~10月は午後5:30、11~2月は午後5:00に閉門します。御影堂や阿弥陀堂には自由に入ることができ、拝観料は無料です。

国宝の書院や飛雲閣は、前日までに予約をすれば定員に達していない限り拝観できます。時間は午後2:30の1日1回のみで、僧侶の案内で進められますが、途中で離れることはできません。春・秋の法要時には、法要終了後に午後4時頃まで予約なしで拝観できることもあるようです。

京都・西本願寺までのアクセス見出し

京都・西本願寺までのアクセスは、京都駅から徒歩で15分ほどです。バスの場合では、京都駅から市バスで「西本願寺前」で下車します。車での場合は、西本願寺内にも駐車場がありますが、催されている行事によっては一般車両は停められなくなるので、事前にチェックしましょう。

京都観光に行ったら西本願寺は必見です!見出し

京都・西本願寺の魅力、見どころをご紹介してみましたが、これだけの観光スポットを見逃すのはもったいないですね。京都にはほかにも有名な観光名所が盛りだくさんですが、国宝の数や境内の美しさは他の名所にも劣りません。是非、西本願寺まで足を運んでみてください。

京都観光を楽しもう!お役立ち情報はこちら!

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投稿日: 2017年4月13日最終更新日: 2020年10月7日

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