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岐阜・白川郷へのアクセス方法をご紹介
日本全国には数多くの観光名所がありますが、そんななかで特におすすめのスポットが『白川郷』です。白川郷は岐阜県の山奥にあるため主要都市から行く場合にはそこそこ時間はかかりますが、観光客の増加から交通手段は非常に充実しているため遊びに行くこと自体はそこまで難しくないでしょう。今回はおすすめのアクセス方法をいくつか紹介します。
そもそも白川郷って何?
白川郷とはもともと岐阜県の庄川流域を指す呼称として使われていた言葉です。具体的には岐阜県の大野郡白川村・高山市荘川町、さらに高山市清見町の一部を指します。さらに地元では白川郷のなかでも白川村の方のエリアを『上白川郷』と、それ以外のエリアを『下白川郷』と呼ぶようです。ただ、一般的に白川郷というと白川村を指すことが多いです。
白川郷の最大の特徴は合掌造りの集落です。21世紀の現代でも昔ながらのかやぶき屋根で作られた住居が現役で活躍しており、その原風景が大きく評価されて1976年に日本の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。さらに1995年には合掌造りの美しさが世界的に評価されるようになり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
岐阜・白川郷へのアクセス方法:自動車編
白川郷へ自動車でアクセスするなら高速道路を利用するのが便利です。白川郷は東海北陸自動車道の『白川郷インターチェンジ』を降りるとすぐに見えてきます。車で白川郷までアクセスする際にかかる所要時間の目安としては岐阜や名古屋からだと約2時間程度で、大阪からは4時間程度で、東京からの場合にはだいたい6時間程度を見ておくといいでしょう。
また岐阜からであれば高速道路を使わずに国道156号線を通って白川郷までアクセスすることも可能です。おそらく「下の道で行くと時間がかかるのでは」と考える人が多いと思いますが、実際には約3時間とそこまで所要時間に大きな差はありません。もちろん、東京・大阪・名古屋からだと使いづらいルートではありますが覚えておいて損はないでしょう。
白川郷のみを観光するなら高速道路でのアクセスがおすすめ
高速道路と一般道という白川郷までの2つのアクセス方法のうち、どちらが最適かは自分自身の目的によって変わってきます。例えば、旅行の目的が白川郷を観光することとピンポイントに限定しているのであれば高速道路を使って東京・大阪・名古屋から一気に白川郷インターチェンジまで行くのがおすすめです。信号がないのでストレスがないのも魅力です。
白川郷以外の観光地も周りたいなら一般道でのアクセスもあり
これに対して、白川郷以外の観光名所も回りたいのであれば国道を使った方がいいかもしれません。名古屋は岐阜はその特性上、日本史の教科書にも載るような歴史的名所が数多く存在しています。織田信長が作ったことで有名な岐阜城や豊臣秀吉が一夜にして城を作り上げたことで知られる墨俣などが好例です。
臨機応変にふたつのアクセス方法を使い分けよう
それこそ東京や大阪といって遠方から行く場合、いろいろなところを回ってみたいと考えるのが普通だと思います。ですから白川郷へ車でアクセスする場合には必ずしも高速道路にこだわる必要はなく、自分たちの目的やその時の交通状況などを考慮しながら上手に高速道路と一般道を使い分けるのがおすすめです。
岐阜・白川郷へのアクセス方法:バス編
白川郷へはバスを使ってもアクセスすることができます。東京や大阪といった大都市からはもちろん、最近ではそのほかの地域からも白川郷へ行ける便が増えているのでこのアクセス方法もおすすめです。ちなみにバスを使って白川郷までアクセスする際のメリットとしては肉体的・精神的な負担が小さく、気軽に旅行できる点が挙げられます。
バスを使って白川郷へアクセスすると非常に楽
例えば、自動車で白川郷まで行く場合、その道のりは当然自分自身で運転しなければいけません。岐阜や名古屋といった近郊の都市からでも2時間とそこそこ距離があり、何時間も運転をし続けるのは思った以上に大変な作業です。これに対して、バスであれば座席に座っていればあとは運転手さんが白川郷まで連れて行ってくれるため圧倒的に楽です。
バスなら白川郷周辺で駐車場を探す必要もない
また、駐車場の心配をしなくて済むのもバスで白川郷までアクセスする方法の長所です。白川郷にはきちんと駐車場が整備されているのですが、近年観光客が急増していることから絶対にスペースを確保できるという保証はありません。さらに、駐車場は基本的に有料なので出費がかさむ点も旅行する人にとってはマイナスでしょう。
バスで白川郷まで行く場合、これらの心配点が瞬く間に解消できます。バスの駐車料金はもちろん旅行会社が負担してくれるので自分自身で支払う必要はありませんし、駐車場を探して何時間もうろうろする心配もありません。自動車と違ってプライベートな空間を作ることはできませんが、バスでのアクセスにはそれ以上の価値が十分にあります。
東京から白川郷へバスでアクセスするなら名古屋経由がおすすめ
バスで東京から白川郷までアクセスする場合にはいくつかの選択肢があります。一つ目は名古屋まで高速バスで移動し、そこで乗り換えて白川郷を目指すという方法です。このアクセス方法のメリットとしてはバスの便数が多い点でしょう。両者が東京・名古屋という大都市だけあって昼夜を問わずバスが走っており、スケジュール調整が楽なのも魅力です。
最速で白川郷までアクセスするなら高山飛騨バスセンター経由
二つ目が高速バスで高山飛騨バスセンターまで移動し、そこから一般道のバスを使って白川郷までアクセスする方法です。この方法の利点は何といっても白川郷の目の前までバスで連れて行ってもらえる点です。しかも、名古屋経由で行くと合計で10時間程度はかかるなか、高山飛騨バスセンター経由だとだいたいその半分くらいの所要時間で到着できます。
富山経由のバスだと白川郷までの運賃を抑えてアクセスできる
三つ目は富山まで高速バスで移動し、そこで一般のバスに乗り換えて白川郷へアクセスする方法です。この方法のメリットは前述した二つのアクセス方法と比べて運賃を安く抑えられる点でしょう。名古屋経由だとだいたい6000円程度、高山飛騨バスセンター経由だと7500円程度の運賃がかかるなか、富山経由の場合には4000円程度で白川郷まで行けます。
大阪から白川郷へのアクセスは名古屋経由のバスを選択
バスで大阪から白川郷までアクセスする場合にはまず名古屋まで行き、そこで乗り継ぎをして白川郷を目指すのがおすすめです。大阪から名古屋までの所要時間は高速バスを利用するとだいたい2時間30分くらいです。また、名古屋から白川郷までのバスの所要時間はこちらも同じく2時間30分程度を見ておけばいいでしょう。
岐阜・白川郷へのアクセス方法:電車編
東京や大阪から電車を使って白川郷へアクセスすることも可能です。それこそ2015年に北陸新幹線が開通したことから、東京から白川郷まで電車で行く際の選択肢はかなり増えました。電車で白川郷まで行く際のメリットとしては時間を計算できる点が大きいでしょう。自動車やバスで行く場合、どれくらい所要時間がかかるかはかなり運に左右されます。
例えば、観光シーズンになると高速道路であっても渋滞が発生する可能性が高く、それに伴って到着するまでにかかる時間も増えてしまいがちです。そのため出発した当初は2時間程度で着くと思っていたのに実際には倍以上の時間がかかったというケースも決して珍しくありません。予定が狂うとストレスがたまりますし、何より観光できる時間が減ります。
一方、電車であれば基本的に所要時間がずれる心配はありません。もちろん、悪天候等で便が結構になるケースもないわけではありませんが、ほかのアクセス方法と比べると圧倒的に少ないです。そのため白川郷でやりたいことがたくさんある場合には時間を計算できる電車でのアクセスが圧倒的におすすめです。
電車を使って東京から白川郷へのアクセスなら富山経由がおすすめ
東京から電車を使って白川郷へアクセスする場合、名古屋を経由するか富山を経由するかのふたつの選択肢があります。所要時間に関してはどちらも4時間程度とそこまで違いはありませんが、電車に乗っている時間の方が長いかバスに乗っている時間の方が長いかという点がこの二つの大きな違いとなっています。
名古屋まで電車で行く場合、新幹線に乗っている時間は約1時間30分とそこまで長くありません。しかし、名古屋から白川郷まではバスで行くことになるのですがそこでかかる所要時間が約2時間30分と少々長めです。これに対して、富山まで電車で行く方法は新幹線に乗っている時間は2時間30分と少々長めですが、乗り換えたバスは1時間30分と短いです。
もちろん、どちらにも良さがあるのですがおすすめは富山まで電車で言ってそこでバスに乗り換える方法です。やはりバスと新幹線とでは圧倒的に電車の方が乗り心地がよく、肉体的な負担が小さくなる傾向にあるからです。車両も広くてほかのお客さんとの距離も取れますし、トイレや洗面所などの設備も整っているためこちらの方が快適に移動できます。
大阪から電車で白川郷を目指すアクセスルートは二つ
大阪から電車で白川郷へ行く場合、所要時間の短さを優先するのであれば名古屋経由の一択です。新幹線に乗って名古屋まで行き、そこで白川郷行きのバスに乗り換えて目的地を目指します。大阪から名古屋までは新幹線だと50分程度と1時間もかかりませんし、バスに揺られている2時間30分程度の時間を足しても4時間もかからずに白川郷まで行けます。
ただ、快適さの方を優先したいのであれば高山まで電車でのアクセスをおすすめします。具体的には新大阪から新幹線に乗って米原まで行き、そこから鈍行で岐阜を目指します。そして岐阜からは高山まで特急が走っているのでそれに乗り、最後に高山から一般道を走るバスを使って白川郷へと到着します。
乗り換えが多いので一見すると大変そうですが、新幹線や特急とかなり快適な環境のなかで移動できるまで総合的に見るとこちら側の方が肉体的な負担は小さいです。しかしながら、所要時間に関しては5時間以上かかってしまうためその点は注意が必要です。とは言え、楽に移動できるのはかなり大きな魅力なので年配の方等には非常におすすめのルートです。
白川郷に行ったら合掌造り集落は外せない
白川郷にはいろいろな観光スポットがありますが、そのなかでも絶対に外せないのが合掌造りの集落です。実際、ほとんどの観光客が足を運ぶ一番人気のスポットとなっています。現代の日本のほとんどが洋風の住宅となっていますが、ここ白川郷には昔懐かしいかやぶき屋根の建物が数多くの残っています。
合掌造りを見ることで懐かしい気持ちに浸ることもできますし、昔の人たちがどういった形で生活していたのかを知ることもできるので歴史の勉強にもなります。そのため白川郷と聞くと年配の人たちが行く観光地というイメージが強いですが、家族で行くスポットとしてもおすすめです。またかやぶき屋根はインスタ映えするため若い人にもおすすめです。
白川郷ホワイトロードはドライブ好きにはたまらないスポット
白川郷には合掌造り集落以外にも見どころのあるスポットがたくさんあります。そのひとつが白川郷ホワイトロードです。白川郷ホワイトロードとは岐阜県の白川郷から石川県の一里野温泉へと続く有料道路のことで、白川郷の景観を一望しながらドライブを楽しめるという運転が好きな人にとってはたまらない名所となっています。
有料道路という言葉からもわかるようにこの白川郷ホワイトロードを楽しむためには自動車が必須になります。ただ、必ずしもマイカーを用意する必要はなく、最近ではこの白川郷ホワイトロードを通過するようにルート設定をしている観光バス等もあるようなのでそういったサービスを利用するのもひとつの手でしょう。
ちなみに白川郷ホワイトロードを最も楽しめる季節は秋です。山間部を通り抜ける道路だけあって白川郷ホワイトロードの周辺には紅葉する木々が多く植えられており、秋になると赤や黄の綺麗なグラデーションのなかを車でドライブすることができます。もちろん、ほかの季節にも見どころはありますがせっかく足を運ぶなら秋がおすすめです。
お土産を買うなら道の駅・飛騨白山
旅行へ行くと多くの人がお土産を購入すると思いますが、白川郷の周辺でお土産を探すのなら道の駅・飛騨白山がおすすめです。道の駅・飛騨白山には白川郷に関する特産品が多数並んでおり、豊富な選択肢のなかからお土産を選べるので旅行客にとってはかなりありがたいスポットとなっています。
また、この道の駅・飛騨白山には『しらみずの湯』という温泉施設が併設されており、それを利用することで運転の疲れを癒すこともできます。もちろん、温泉で全身を癒すのが一番ですがそこまでするのが難しい人の方が多いでしょう。そんな人向けに道の駅・飛騨白山には足湯もあり、こちらならより気軽に疲れを取れます。
目的に応じて岐阜・白川郷へのアクセス方法を使い分けよう
このように岐阜・白川郷へアクセスする方法は車やバス、さらに電車と非常に選択肢が多いです。それぞれに長所があり、これらを上手に使い分ければ旅行の道中をより快適なものにできます。旅行というとどうしても到着後のことに意識を向けがちですが、移動手段にまで目を向けることでより思い出に残る素敵な旅にできることでしょう。
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