京都拉麺小路ではご当地ラーメンを堪能できる！全店をランキングで紹介

日本全国には美味しいラーメン店が山ほどありますが、そんな絶品ラーメンを食べ歩けるスポットが京都駅内にあります。それが京都拉麺小路。京都駅というアクセスの便利な場所に名店が勢ぞろいし、それぞれに味を競い合っているという場所。この記事では、そんな名店をランキングにまとめました。

京都拉麺小路とは、京都駅ビルに出来たラーメン通りです。全国各地のご当地ラーメンの名店が9店舗入っており、北は北海道、南は博多の絶品ラーメンを食べ比べることができます。一口にラーメンと言っても、それぞれ地域によってこんなにも違うものだということを再確認できる場所でもあります。

そして外国人観光客も多い京都という土地柄、京都拉麺小路のインテリアは素敵な日本風!石庭や格子天井があり、ここが多くの人が行きかう京都駅内であることを忘れてしまいそうなほど落ち着いた空間に仕上がっています。また、アクセスが非常に簡単なところも人気の秘密です。京都観光の最後、電車の待ち時間にさっと食事を済ませることも可能です。

京都拉麺小路があるのは、京都駅ビルの10階です。京都駅と言えば、京都タワー側、中央コンコースのそばにある大階段が印象的ですが、その大階段のところにあるエスカレーターで10階までアクセスするとすぐ目の前に京都拉麺小路が広がります。ラーメンのいい香りが漂ってきますのでそれを目印にするのもアリ!

また、京都駅から直結しているデパートの伊勢丹の中にあるエレベーターを使ってもアクセスが可能です。京都駅の2階にある南北自由通路から伊勢丹の2階入口に入り、左手の奥にある南エレベーターで10階まで行ってください。エレベーターを降りるとそこはもう京都拉麺小路です。

では早速ランキングのご紹介に入りましょう。まず第9位となったのは、これぞ大阪のラーメンといった味で勝負している「あらうま堂」です。大阪駅で長い間愛されてきた「あらうまらーめん」が人気。大量の豚骨と鶏ガラを煮込んで作られるスープはかなりこってり。そこに太くもなく細くもなく、スープにちょうど合うサイズのストレート麺を合わせます。

豚骨ベースでこってりと聞くと、すぐお腹がいっぱいになりそうですが、なぜかあっさりと食べられるのもこの「あらうま堂」の特徴で、替え玉をするのもおすすめです。また、テーブルにはキムチが置いてあり食べ放題になっています。ラーメンに入れて食べるとまた味が変わっておすすめです!

「あらうま堂」の一番人気のメニューはもちろん「あらうまラーメン」で値段は780円です。他には、玉ねぎやニンニクなどの旨味をぎゅっと凝縮して作った「たまゆ」がたっぷりと使用された「たまゆらーめん」もあり、こちらも780円です。また、その癖になる辛さにリピーターも多い「担々麺」もおすすめ。値段は900円です。

他には、こってり豚骨スープで食べる「豚骨つけ麺」もあり、ひやあつ、あつもりから選ぶことができます。値段は200グラムが880円、300グラムが980円です。ラーメン以外には、「餃子定食」や「天津焼飯セット」などがあるほか、「ぎょうざ」や「からあげ」、「豚マヨ丼」などもあります。営業時間は午前11時から午後10時までです。

電話番号:075-342-3066

続いてランキング第8位となったのが札幌のご当地ラーメン店「白樺山荘」です。「味噌ラーメン」の名店として人気が高いのですが、かなり特徴的なスープで、白糀味噌と白味噌を独自の割合でブレンドしたものに、ごま油、にんにく、オイスターソースなどを加えて作ります。濃厚ながらすっきりとした後味が評判。

麺はスープによく絡む中細の縮れ麺、そこにチャーシューやキクラゲ、海苔、メンマに加えてたっぷり野菜がのってくるのも人気の点です。テーブルには、おろしにんにくやブラックペッパー、胡麻などが置いてありますので、自由に使って味を楽しむことができます。また、ゆで卵も無料サービス!

「白樺山荘」と言えばの一番人気メニューはもちろん「味噌ラーメン」で、値段は850円です。他には、コクのあるスープが人気の「正油ラーメン」が850円、香り高い「塩ラーメン」も850円です。辛いラーメンが食べたい人におすすめなのが「辛口味噌ラーメン」で値段は950円です。

かなりお腹が空いている人にはチャーシューがたっぷり乗った「チャーシューメン」もあり、値段は1050円です。辛いのがお好みなら「辛口味噌チャーシューメン」1150円をどうぞ。サイドメニューには札幌らしい「カニイクラご飯」や「サケイクラご飯」があるほか、「パオギョーザ」や「焼きシューマイ」なども。営業時間は午前11時から午後10時までです。

電話番号:075-352-5155

続いてご紹介するランキング第7位は富山県のご当地ラーメン店「麺家いろは」です。富山のラーメンと言えば、インパクトの強い真っ黒なスープ!そんな噂の富山ブラックの名店が京都駅ビルの中で食べられてしまいます。スープの黒さの秘密は長時間煮込んだ魚醤。見た感じはかなり辛そうですが、飲んでみると意外とさっぱりしているのが特徴のスープです。

そんなスープに合わせるのは、中細のちぢれ麺です。お店独自の深層水麺ですが、スープをしっかり吸っているので少し黒く染まっているのも他のお店と違うところ。ラーメンが運ばれてくる瞬間からふわっと立ち上る魚介系の香りも味への期待が高まります。また、口コミで多かったのがそのホロホロと崩れるほど煮込まれたチャーシュー!ぜひお試しを。

「麺家いろは」の一番人気メニューはもちろん富山ブラック系のメニューです。一番オーソドックスな「富山ブラックらーめん」が850円、「富山ブラック味玉らーめん」が880円、「富山ブラック肉盛そば」が1100円、「富山ブラック肉盛そば」の味玉入りが1200円となっています。また、京都らしく富山ブラックの「京都九条ねぎらーめん」もあり、980円です。

そして意外と知っている人が少ないのですが、富山には富山ブラック以外に富山白エビラーメンというのがあり、それもこちらのお店で食べることができます。「白エビらーめん」は800円、「白エビ味玉らーめん」が900円です。これ以外には、激辛タンタン麺や鶏白湯ラーメンなども揃っています。営業時間は午前11時から午後10時までです。

京都拉麺小路のおすすめラーメン店ランキング第6位は、新潟のご当地ラーメンが食べられる「東横」です。これぞ新潟ラーメンといった超濃厚な味噌ラーメンを楽しむことができます。特徴的なのがその麺。新潟の絶品コシヒカリを使用しているので極太でどっしりとした食感の自家製麺。ストレートタイプでスープをよく吸い上げます。

スープはかなりこってり濃厚なタイプ。もちろん濃いだけでなく旨味もたっぷりで、塩分もかなり強めです。そこで登場するのが割りスープです。濃厚なスープを割りスープを使って自分の好みの濃さまで薄めて食べるのが「東横」スタイル。麺が隠れるぐらいたっぷりと乗せられた野菜も美味しさの秘密です。

「東横」の一番人気メニューはもちろん味噌系の「野菜味噌ラーメン」で値段は並が840円、大が950円です。その他に味噌系は「野菜味噌チャーシューメン」、「味噌チャーシューメン」、「味噌ラーメン」があり、どれも割りスープがついてきますので自分でスープの濃さを調整しながら食べることができます。

味噌系以外にも「醬油チャーシューメン」や「塩バターチャーシューメン」などのメニューもあるほか、サイドメニューとして「焼きぎょうざ」や「チャーシュー丼」もあります。コーンやメンマ、味玉、バター、わかめなどのトッピングメニューも豊富に揃っています。営業時間は午前11時から午後10時までです。

電話番号:075-343-3232

今では多くのラーメン屋で当たり前のように食べることができるつけ麺ですが、その元祖ともいえるのが東京から出店の「大勝軒」です。なんと京都には初出店!昭和36年に東池袋の地にオープンして以来、改良に改良を重ねて現在の味にたどり着きました。その知名度から常に行列の絶えない人気店でもあります。

こだわりのスープは、げんこつ、豚足、そして鶏ガラをベースとしたものに煮干しや野菜、さばぶしなどを加えて豚骨と魚介のバランスの良い仕上がりです。そしてやや太めのストレート麺はしっかりコシがあり、噛めば噛むほど味がしみだしてくるような味わい深い麺で、熱いスープにつけて食べるのにぴったりです。

「大勝軒」の一番人気メニューはもちろん「濃厚魚介つけ麺」です。サイズは、大と並と小が選べ、値段は大が980円、並が880円、小が780円です。「元祖つけ麺」は大が880円、並が780円、そして小が680円、様々なトッピングがついた「デラックスつけ麺」は大が1230円、並が1130円、小が1030円となっています。

「大勝軒」と言えばつけ麺というイメージが非常に強いですが、実は隠れたファンが多いのはシンプルな「東京ラーメン」です。奇をてらわない分、実力がはっきりと分かる正統派のラーメンは大が880円、並が780円、小が680円です。サイドメニューには、「チャーシュー丼」や「豚そぼろ丼」などがあります。営業時間は午前11時から午後10時までです。

電話番号:075-365-5066

ラーメン店ランキングの第4位に入ったのは、博多から出店の「博多一幸舎」です。濃厚というよりもクリーミーといった表現がしっくりくる豚骨スープが人気の秘密。豚骨本来の旨味をじっくりと長時間かけて引き出しました。そんなこってりスープに合わせるタレは福岡の地元醬油3種類と魚系の出汁6種類。

「博多一幸舎」のスープをよく見てみると表面に細かな泡がたっているのが分かりますが、これが美味しい豚骨スープの印なのだとか。そしてそこに合わせる麺はもちろん極細のストレート麺です。特注の麺は、平打ちしてから切り出しているのでスープとよく絡み、食感も最高!麺は固めのオーダーがおすすめです。

「博多一幸舎」の一番人気のメニューは「味玉ネギチャーシューメン」で値段は1150円です。器からはみ出るほどの巨大チャーシューが乗った見た目にも迫力たっぷりのメニュー。二番人気も同じくチャーシューがたっぷりの「味玉チャーシューメン」で値段は1050円です。三番人気は「味玉黒ラーメン」で値段は950円。

真っ黒なスープがインパクト抜群のメニューですが、マー油を使用しているので色が黒くなります。そして博多ラーメンと言えばの替え玉もあります。替え玉は150円、もう少しだけ食べたいという時にぴったりの半替え玉は100円。他には店長おすすめの唐揚げなどがあります。営業時間は午前11時から午後10時までです。

続いてご紹介するランキング第3位は地元京都の名店「ますたに」です。昭和23年創業という長い歴史を持つこちらのラーメン店は背脂豚骨系ラーメンの元祖とも呼ばれています。鶏ガラのしっかり利いたスープにたっぷりとまぶされた背脂。濃厚な見た目ですが、スープはあっさりなので最後まで美味しく食べられます。

そこに合わせる麺は細目のストレート麺。表面がつるっとしているタイプの麺なのでいくらでもするすると入っていきそうな感じです。そしてトッピングでついてくるチャーシューは程よく脂っぽさはあるものの、しつこくない仕上がり。どこか懐かしいタイプのラーメンが好きならこちらのお店がおすすめです。

「ますたに」では北白川本店の味をしっかりと再現したメニューが勢ぞろい。一番人気はもちろん基本の「中華そば」です。値段はミニが450円、大が750円です。「特製厚切りチャーシュー麺」は1000円、旨辛具合にファンも多い「担々麺」は850円です。「特製厚切りチャーシュー麺」も「担々麺」もプラス100円で大盛りにすることもできます。

トッピングも充実しており、「温泉玉子」や「味付煮玉子」、「ワンタン」があるほか、ご飯ものでは「焼飯」の人気が高いです。1パック2食入りで350円というお土産用のラーメンも販売していますので、美味しい京都土産にもぴったり!営業時間は午前11時から午後10時までです。

福島県の喜多方で半世紀以上も人気を博しているのが「坂内食堂」です。キラキラと輝きを放つ透き通ったスープと、分厚く豪快に切られたチャーシューが特徴。醬油風味の塩味スープは、豚骨の旨味がしっかりと凝縮された感じでどこか昔懐かしい、ほっとする味が嬉しいラーメンです。

麺は、手もみで作られたやや太めの平打ち麺が採用されており、スープにしっかり絡むほか、そのシコシコした食感とツルツルののど越しが癖になります。そしてチャーシューは口に入れた瞬間にとろけるようなブルブルの仕上がり。このチャーシューを目当てに「坂内食堂」に通い詰めるというファンも多いとか。

「坂内食堂」の一番人気メニューは、麺が見えないほどチャーシューがぎっしりと乗せられた「焼豚ラーメン」です。これだけチャーシューが乗って普通サイズが940円、大盛りが1090円のコスパがいいのも人気の秘密。他には、オーソドックスな「喜多方ラーメン」もあり、普通が650円、大盛りが800円となっています。

お腹がとっても空いているという人におすすめなのが、ラーメンと丼もののセットメニュー。「炙り焼豚ご飯と焼豚ラーメンセット」や「炙り焼き豚ご飯とねぎラーメンセット」、「炙り焼豚ご飯と喜多方ラーメンセット」などがあり、どれもボリュームたっぷりです。営業時間は午前11時から午後10時までです。

電話番号:075-365-5070

そしておすすめラーメン店ランキングの堂々第1位に輝いたのは徳島のラーメン店「ラーメン東大」です。すき焼きを作るイメージで甘く煮つけられた豚バラ肉、そこに生卵を乗せるという他にはないタイプのユニークなラーメン。ちなみに生卵はセルフサービスとなっており、何個入れても無料です!

大量の豚骨を長い時間じっくりと煮込んだ濃厚なスープと醤油ダレ、合わせる麺はやや細めのストレートです。徳島ではこのラーメンと白ご飯を一緒に食べるのが人気の食べ方だとか。人気店が揃う京都拉麺小路の中でも常に行列の出来ている超人気店ですので訪れる際には時間に余裕をもってお出かけください。

「ラーメン東大」の人気メニューはもちろん「徳島ラーメン」です。値段は普通サイズが700円、大盛りにもすることができます。また、「徳島ラーメン」には味玉を入れたり、肉増しにしたり、味玉も肉増しもしたりとお腹の空き具合によって調整することも可能です。お店の名前を冠した「東大スペシャル」はお店一番のに人気メニューです。

他には、「徳島ギョーザ」もあり、8個入りが330円、16個入りが660円、そして24個入りが990円となっています。ギョーザは持ち帰りも可能ですので、自宅で美味しいギョーザを食べたい時におすすめ。他には子どもさん向けに小さいサイズの「徳島ラーメン」や「鶏白湯ラーメン」などの用意もあります。営業時間は午前11時から午後10時までです。

電話番号:075-344-3802

京都拉麺小路はその名のとおりラーメン店がメインの小路なのですが、実は甘味処も1店だけ入っています。その名前は「茶筅」。抹茶をたてる時に使う茶筅(ちゃせん)が店名になっていることからも分かるように、抹茶をメインとした焼き窯抹茶スイーツ専門店です。京都滞在の締めくくりのデザートを食べるのにぴったりの立地です。

メニューはデザートを中心に数多くありますが人気はやはり抹茶系のスイーツ。「京都栂ノ尾山・抹茶パフェ」や「京丹波・きな粉パフェ」はボリュームたっぷりの和風パフェ。色彩も美しく、外国人観光客にも人気のメニューです。ケーキ系もあり「抹茶チーズタルト」や「宇治の焙じ茶パウンドケーキ」などがあります。

そしてお店で一番人気なのはインスタ映えも抜群の「お抹茶・玉手箱スイーツ」で値段は1300円です。浦島太郎の物語に登場する玉手箱を開けると中からは京懐石をイメージして作られたスイーツの数々が登場します。変わり種としては、「京のお抹茶ピッツァ」や「クルミと胡麻ゴルゴンゾーラのハニーピッツァ」などのスイーツ系ビザ。

暑くなってくると人気も高まるかき氷も充実しており「抹茶ふゎふゎクリーム氷」や「きな粉ふゎふゎクリーム氷」、「宇治金時の氷」、「マンゴー果実の氷」などがあります。ふゎふゎ氷とは、かき氷の上にふゎふゎの生クリームがトッピングされた「茶筅」オリジナルの氷。ぜひ試してみてください。

電話番号:075-352-3401

北海道から博多までのラーメンの名店が勢ぞろいしている京都拉麺小路。中には京都初出店のお店もあり、京都駅内でこれだけのレベルのラーメン店が揃っているのはラーメン通でなくとも嬉しくなるもの。人気のためランチタイムやディナータイムには行列が出来ていることもあるので、時間には少し余裕を持ってお出かけするのがおすすめです。