京都の庭園ランキング11選！おすすめの穴場からランチも！

京都には、歴史のある庭園が数多く、古くは平安時代の「池泉周遊式庭園」「浄土式庭園」、鎌倉時代の「池泉回遊式庭園」、室町時代にの「枯山水庭園」、安土桃山から江戸時代の「池泉鑑賞式庭園」「露地庭園」、明治時代の「借景庭園」などが作られました。そんな京都の有名な庭園から穴場まで、周辺のランチ情報なども交えながら、おすすめランキングをご紹介します。

京都駅から西へ歩いて15分ほどの梅小路公園内には、建都1200年を記念して造られた日本庭園「朱雀の庭」があります。約9000平方メートルの池泉回遊式庭園で、入園料は200円（小学生以上）。市街地の中心の公園にある庭園は、ちょっとした穴場的スポット。

水鏡は、昼は空の青や草木の緑など四季折々の景色、夜はライトアップされた木々が、まさしく鏡のごとく水面に美しく映しだされます。また約6mの落差で流れ落ちる滝は、夏には清涼感を、秋は美しい紅葉に彩られます。

同じく梅小路公園内にある、京野菜のヘルシーなランチが楽しめるレストラン。セルフサービスでお好みのデリを選ぶランチは1000円からと、お手頃価格です。

西賀茂の山中にある正伝寺の小堀遠州が手がけたといわれる庭園。白い土塀に囲われた庭は、白砂と刈り込まれたサツキとツツジで構成され、海に浮かぶ島影にも見えます。壁の向こうにある境内の針葉樹林が両脇から中央に向かって低くなり、中央に比叡山を見せる借景式の枯山水。観光客も少なく、静かに庭園を鑑賞したい人におすすめの穴場です。 【拝観料】高校生以上400円・中学生300円・小学生200円 

住所：京都府京都市北区西賀茂北鎮守菴町72

正伝寺から歩いて10分ほどのお店は、全品香り高い十割なのにリーズナブルな、穴場のお蕎麦屋さん。せいろそばは890円からと、お手頃価格で楽しめます。 

住所：京都府京都市北区大宮北箱ノ井町33-6 セルリアンハイツ1F

日本最大の禅寺として知られる妙心寺の、山内に46ある塔頭の1つ。JR東海のキャンペーンで使われた、紅しだれ桜が有名な退蔵院ですが、実は紅葉の穴場でもあります。

中根金作氏が手がけた余香苑（よこうえん）は、全国でも有数の昭和の名園です。紅しだれ桜、藤、サツキ、蓮、金木犀、楓など、四季ごとの彩りが楽しめます。

枯山水の庭園は、黒砂の陰の庭と白砂の陽の庭に分かれ、物事の二面性が表現されています。桜の花びらが散り始める頃の、波紋に浮かんだ花びらがキレイです。

室町時代の画聖として知られる狩野元信が手がけた庭園は、自分の描いた絵を立体的に表現し直された絵画的な枯山水。 

住所：京都府京都市右京区花園妙心寺町35

退蔵院から歩いて8分ほどにあるお店は、1階がカウンターで2階が落ち着ける雰囲気のテーブル席がある穴場的カフェ。パスタが人気で、単品からセットメニューもあります。

歴代天皇の陵墓があり、皇室の菩提寺とされる御寺泉涌寺の御座所庭園は、池泉鑑賞式。低い築山を中心に、モミジやマツなどの高木、サツキツツジ、ドウダンツツジ、ウメモドキなどの低木で構成され、小さいながらも季節ごとに違う姿が楽しめます。秋の鮮やかに色付くモミジは華やかで、比較的人も少ない穴場でもあります。 【拝観料】500円・中学生以下300円・庭園は別途、特別拝観300円

住所：京都府京都市東山区泉涌寺山内町27

泉涌寺から歩いて10分ほどのお店は、カウンターのみの小料理屋さんのような雰囲気。オーダーしてからブロック肉を切る、こだわりのとんかつは、分厚いのに柔らかくて、粗めの衣はサックサクです。

住所：京都府京都市東山区泉涌寺五葉ノ辻町13-14

続いて紹介するのは、第7位の「桂離宮」にある池泉舟遊・回遊式庭園です。非日常的なこの庭園はきっとあなたの疲れを癒してくれるでしょう。

住所：京都府京都市西京区桂御園

桂離宮から歩いて2分ほどのお店は、小寺農園直営のカフェで、季節の新鮮な京野菜が楽しめます。2階にはソファー席もあって、ゆったりとしたランチタイムが過ごせそう。 

住所：京都府京都市西京区桂久方町103-1

東本願寺の渉成園は、全敷地の6分の1を占める印月池をはじめ、春は梅や桜、夏は菖蒲や睡蓮、秋には紅葉と四季の花が咲きほこり、十三景ともいわれる池泉回遊式の庭園です。 【拝観料】500円・高校生以下250円

渉成園から歩いて5分ほどのお店は、京野菜の創作料理が楽しめるビストロ。和風モダンでおしゃれな雰囲気の店内で、ちょっとリッチな気分になれる、びすとろランチはいかがですか？

世界遺産に登録されている仁和寺は、桜や紅葉の名所としても知られ、皇族や貴族とのゆかりが深く、御所風建築物が特長的。 【御殿拝観料】500円・中学生以下300円 

住所：京都府京都市右京区御室大内33

宸殿の南側にある南庭は、さざ波状の砂紋をつけた白砂に、左近の桜、右近の橘が植えられ、御所・宸殿前の儀式の庭を継承した貴族的なデザインが特徴です。

宸殿の北側にある北庭は、中央の池を中心に築山とさまざまな石組や大小の植木、その奥には中門や五重塔がそびえる池泉鑑賞式の寺院的な庭園です。

仁和寺から歩いて5分ほどにあるお店は、昭和レトロな雑貨が所せましと並ぶ、不思議な空間のカフェ。9種のスパゲッティと、2種のカレーのランチセットが楽しめます。 

住所：京都府京都市右京区龍安寺西ノ川町3-31

京都最初の禅寺で、俵屋宗達作の風神雷神図（国宝）が有名です。 【拝観料】500円・中学生以下300円 

住所：京都市東山区大和大路通四条下る小松町

クロマツの幹や枝、石組を包み込む低木の形や足元の苔、白川砂の砂紋などが、禅の心を感じる枯山水式庭園。

中央に三尊石、その東には坐禅石、回りに紅葉を配置した、どの位置から見ても味わいのあるの禅庭です。

禅宗の四大思想（地水火風）を、四角（地）、円（水）、三角（火）で象徴した枯山水式庭園。

建仁寺から歩いて5分ほどのお店は、昭和5年の創業から変わらない味わいの、ふわとろ親子丼が人気。他には、うどんや蕎麦メニューも豊富です。

住所：京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町484

2014年に国指定名勝に登録され、東福寺本坊庭園という名前に改められました。鎌倉時代庭園の風格を基調に、現代的構成を取り入れた近代禅宗庭園として、世界的に有名です。 【拝観料】400円・中学生以下300円 

住所：京都府京都市東山区本町15丁目812

柱石を利用した北斗七星を、雲文様地割に配置して小宇宙空間を表し、後方には天の川に見立てた植栽が配置されています。

東に巨石で四神仙島、その周りの波紋は八海、西の築山は五山を配置して、蓬莱神仙の世界が表現されています。

葛石の切り石を縁石にして井の字に組み、正方形に刈り込んだサツキと白砂で市松模様を作り、井田市松（せいでんいちまつ）を表現しています。

苔地に敷石を小市松模様に配置して、東へ移るほど市松紋が次第にぼかされ、西から東へ仏法が広がる様が表されています。

東福寺駅近くのカフェは、築100年の町家を改装したアンティークな雰囲気がすてきなお店。こだわりの食材で作られた、オーガニック料理のランチが楽しめます。 

住所：京都府京都市東山区本町13-243-1

石庭とも呼ばれる方丈庭園は、白砂を敷き詰めて石を配置しただけのシンプルな枯山水ですが、無駄を省いて巧みな技術で構築された石庭は、禅の境地を思わせる名庭として世界的にも有名です。「虎の子渡しの庭」や「七五三の庭」の別名もあり、作庭者、作庭時期、意図ともに、さまざまな説があります。 【拝観料】500円・中学生以下300円 

住所：京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13

龍安寺境内にある西源院では、湯豆腐や精進料理を楽しむことができます。お庭を眺めながらのランチは、さらに美味しさが増しそうですね。

約700年前に夢窓国師が作ったといわれる庭園は、今でも当時の面影をとどめています。中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園で、嵐山や亀山を取り込んだ借景式庭園でもあります。四季によってさまざまな表情が楽しめる名庭は、シーズンごとに訪れてみたいものですね。 【拝観料】500円・中学生以下300円 

住所：京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

天龍寺から歩いて7分ほどの桂川沿いにあるお店は、お蕎麦を中心とした単品やお膳が楽しめます。すばらしいロケーションをバックに、美味しいお蕎麦に舌鼓をうつ優雅なランチはおすすめです。

住所：京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3

京都の庭園ランキングは、いかがでしたか？まだまだ、ご紹介しきれない、すばらしい庭園がたくさんある京都ですが、ぜひ庭園巡りの旅を計画して、日本庭園や和の心の神髄を感じてみてくださいね。