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地底湖とは?日本各地の洞窟・鍾乳洞の神秘の世界を探検しよう!

地底湖とは?日本各地の洞窟・鍾乳洞の神秘の世界を探検しよう!
投稿日: 2017年9月13日最終更新日: 2020年10月7日

地底湖、と聞いて何を思いうかべるでしょう。探検や冒険かもしれませんし、神秘的で幻想的な光景かもしれません。でも、日本にはそんなものは無いと思っていませんか。この記事では日本でも見られる地底湖について、紹介していきたいと思います。

神秘的な世界!日本各地へ訪れてみよう見出し

日本各地に点在する洞窟や鍾乳洞。その中には地底湖が存在するものもあります。そんな地底湖では日常では見られない神秘的な光景や、ちょっとした冒険や探検気分を味わうことができます。この記事では日本各地の観光できる地底湖を紹介していきたいと思います。

日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞1「龍河洞」見出し

高知県東部の香美市に存在するのが日本三大鍾乳洞の一つ龍河洞です。総延長約4キロメートルの鍾乳洞には約1キロメートルの通常コースと冒険コースが設定されており、観光することも可能となっています。1934年には国の天然記念物及びに史跡に指定されています。さらには、2007年には日本の地質百選にも選ばれています。

地底湖だけじゃなく冒険もできる龍河洞

鍾乳洞内に設定されている冒険コースでは、隘路を進んだり時には道なき道を進んだり、真っ暗闇を探検したりと探検気分が味わえます。しかし、その特性上ナビゲーターさんは必須。なので冒険コースを体験するためには一日以上前に予約しないといけません。

洞窟内で見られる時間の神秘

龍河洞からは数十点にのぼる弥生式土器が出土しており、また鍾乳洞の出口付近には弥生時代の穴居式住居の痕跡も発見されています。特に鍾乳洞の中には、鍾乳石と一体化した弥生土器が見られる場所があり、これは「神の壷」と呼ばれ世界的にも珍しい鍾乳洞の神秘を体験できる場所です。

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日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞2「秋芳洞」見出し

山口県美祢市秋吉台にあるのが国の特別天然記念物、日本最大級の鍾乳洞、秋芳洞です。秋芳洞の総延長は10.3キロメートル。洞窟としても国内第3位の非常に大規模なものとなっています。秋芳洞の探検は今もなお続けられています。また洞内に設定されている観光コースでは様々な神秘的な光景を見ることができます。

様々な要因で形造られた神秘の洞窟

百万年にわたる地下水に溶食作用や地下水位の低下など、複数の要因によって造られた秋芳洞。その内部には水と鍾乳石による神秘的な光景が広がっています。高さ30メートル、幅100メートルから200メートルにも及ぶ「千畳敷」や、「百枚皿」と呼ばれる巨大で神秘的なリムストーンプールなど、観光の名所には事欠きません。

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日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞3「龍泉洞」見出し

日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞。岩手県下閉伊群岩泉町にあるこの鍾乳洞は、天然記念物に指定されています。洞窟の総延長は現在3600メートルですが、いまも探検は継続中で推測では未知の部分を含めると5000メートルを超えると言われます。うち公開され観光できるのは700メートルです。

青く澄んだ地底湖

龍泉洞で現在発見されている地底湖は8つ。うち公開されているのは3つ。今後の探検で、さらに地底湖が発見される可能性もあります。世界有数の透明度を誇る龍泉洞の地底湖は青く照らし出され、とても神秘的な光景を見ることができます。ちなみにこの地底湖、1985年に名水百選にも選ばれています。

公開されている第一から第三地底湖は、いずれも調査済みです。洞窟探検が始まったのは1920年代。第一地底湖は1959年に行われています。第二地底湖は1962年の、第三地底湖は1967年の潜水調査でそれぞれ発見されています。どの地底湖も水深が30メートルを超えるものばかりで、最も深い第三地底湖は水深96メートルにも及びます。

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日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞4「小平鍾乳洞」見出し

群馬県みどり市大間々町小平の小平の里。その一角に存在するのが、小平鍾乳洞です。この鍾乳洞は昭和59年、古い言い伝えをもとに発掘調査が行われ、昭和63年四月に一般公開された、全長93メートルの自然の神秘に満ちた鍾乳洞です。

約百年の眠りから目覚めた鍾乳洞

こちらの小平鍾乳洞、かつても一般観光に公開されていました。明治7年、石灰岩の採取中に発見され、一人160文の入洞料で公開されていました。しかし、その後10年ほどで何らかの理由で入り口が閉じてしまいました。その理由は今でも不明です。昭和59年に再発見に至るまでは、幾度もの調査がありましたがいずれも失敗でした。

自然の神秘に満ちた小平鍾乳洞

小平鍾乳洞洞内では、壁を流れる地下水からできたフローストーン、天井や壁から帯状に垂れ下がるカーテン。つらら石などの二次生成物が見られます。他にも床面から上方に伸びた石筍、つらら石と石筍がつながった石桂、様々な形をしたリムストーンなど、貴重な自然生成物を見ることができます。

日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞5「日原鍾乳洞」見出し

東京都西多摩群奥多摩で、かつては山岳信仰で栄えたのが日原鍾乳洞です。総延長は1270メートル、高低差は134メートルと、瀧谷洞とならんで関東では最大級の鍾乳洞となっています。東京都の指定天然記念物となっており、、現在では信仰のためではなく観光のために人々が訪れる場所となっています。

洞内に見る山岳信仰の名残

洞窟深部に流れる川に付けられた三途の川や、地獄谷、賽の河原。他にも、自然に生成された大空洞に銘打たれたあみだの原や死出の山など、かつての信仰の地を想起させる銘をみることができます。

日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞6「昇竜洞」見出し

昇竜洞は鹿児島県大島郡知名町にある、鹿児島の指定天然記念物になっている鍾乳洞です。1963年に発見された比較的新しい鍾乳洞で、その大きさは上洞・主洞・中洞・下洞4つの洞穴を総計すると3500メートルにもなります。本土の鍾乳洞と比較して、平坦で支洞の数も少ないのも特徴です。

洞内に見られる様々な鍾乳石

昇竜洞は全体として鍾乳石の発達が素晴らしく、特にフローストーンの規模は全国でも最大級のものになっています。洞内のフローストーンには様々なめいしょうがつけられており、中でも叩くと長さ、厚さ、幅の違いにより各諧調の音叉のような音を奏でる、音楽堂は大変貴重なものです。

日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞7「あぶくま洞」見出し

福島県田村市滝根町のあぶくま洞。およそ8000万年という、遥かな時間によって育まれた総延長3300メートルの鍾乳洞は、東洋一ともいわれる鍾乳石の数と種類を誇ります。あぶくま洞の発見は1969年。4年後の1973年には観光用に洞内が整備され、一般公開されることとなりました。

地下水によって育まれたあぶくま洞

あぶくま洞は地下水の溶食作用によって形造られた鍾乳洞です。洞内にある様々な鍾乳石には各々名前が付けられ、自然の造形美を楽しむことができます。また、あぶくま洞を形なした地下水によって造られる地底湖には洗心の池、という名前が付けられています。

日本初の鍾乳洞内舞台装置「月の世界」

あぶくま洞観光の最後を彩るのは、洞内の主な鍾乳石をすべて観察できる「月の世界」です。この場所では色が自然に変わる調光システムを用いて舞台演出がなされています。夜を表す暗闇から、日が昇り沈むまでを表現する様は幻想的な洞窟観光のラストを彩ります。

日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞8「不二洞」見出し

群馬県多野郡上野村の不二洞は、川和自然公園内にある鍾乳洞で県の天然記念物にも指定されています。洞窟の全長は約2200メートルと、関東では最大の規模を誇る鍾乳洞です。発見されたのは約1200年前のことで、鍾乳洞の近くでサルが騒いだため発見されたとされています。

かつては僧の修行の場でもあった不二洞

不二洞は日本国内でも珍しい、洞内の縦穴が観光ルートに組み込まれた鍾乳洞です。空穴、と呼ばれる40メートルの縦穴を登ると、不二洞の主洞部に到達します。また、この不二洞、400年ほど前には僧たちの修行の場として利用されていました。その証左の様に、洞内の鍾乳石には仏教にちなんだ名前が幾つも付けられています。

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日本各地の地底湖もある洞窟・鍾乳洞9「石垣島鍾乳洞」見出し

日本最南端に位置する県沖縄の石垣島。石垣島に3つある鍾乳洞の一つが石垣島鍾乳洞です。かつては海底に位置し、20万年という長い時間をかけて現在の形になった石垣島鍾乳洞は、石垣島最大の鍾乳洞で全長は約3200メートルにも及びます。

洞内にある様々な設備

この石垣島鍾乳洞は、世界で初めてイルミネーションを導入した鍾乳洞と言われています。仙境の広場と呼ばれるその場所では、イルミネーションと鍾乳石の幻想的なコラボレーションを楽しめます。また、洞内には泡盛の酒蔵も設置されており、注文にあわせてこの酒蔵で寝かせて、泡盛の古酒として販売するそうです。

日本一の成長速度の石垣島鍾乳洞の鍾乳石

通常鍾乳石の成長はとても遅く、10~20年に1ミリの成長と言われます。しかし、この石垣島鍾乳洞での鍾乳石の成長速度は3年に1ミリというハイスピードで、日本一を誇ります。また、洞内の鍾乳石は観音像や七福神、トトロなど様々な形として楽しむことができます。

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ここは行っておきたい日本各地にある地底湖見出し

この記事では、日本各地の地底湖もある鍾乳洞、ということで様々な場所を紹介してきました。しかし、ここで紹介できたのはごく一部です。もし、これで興味わいたのならば是非気になる鍾乳洞を見つけて、冒険・探検気分で出かけてみるのをおすすめします。

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投稿日: 2017年9月13日最終更新日: 2020年10月7日

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