バーベキューなら無人島の「猿島」で決まり!
バーベキューといえば夏の思い出ですが、近年はアウトドアウェアやグッズの発達で寒い季節でもレジャーとして親しまれています。そんなバーベキューですので、できれば思い出になる場所で楽しみたいものです。そこでおすすめなのが「猿島(さるしま)」です。
猿島は東京湾に浮かぶ無人島です。東京都内からのアクセスもよく、人気のスポットで、夏は海水浴、寒い季節は歴史的な史跡巡りが楽しめます。そんな猿島で人気のバーベキューをここでは紹介していきます。アクセス方法だけでなく、道具はどんなものが持ち込めるのかがわかりますので、必見です。
猿島のバーベキューは手ぶらで可能!
猿島でのバーベキューは「完全手ぶら」であるのでおすすめです。というのは、猿島は公園になっているため、バーベキューに使うコンロや炭などは持ち込み禁止になっているからです。バーベキューに必要な道具は猿島でのバーベキュー用のレンタルショップにて調達します。食材などもすべて揃うので、本当に手ぶらで来ることが可能です。
レンタル道具の食材や機材の予約は後述しますが、手ぶらでアクセスできる上に、ゴミなどもレンタルショップが引き受けてくれるので、帰りも楽ちんなのはおすすめです。用具、食材、すべてが揃い、気軽に来られること、また無人島というシチュエーションが思い出になることから、猿島バーベキューは今関東甲信越近辺では人気のスポットになっています。
猿島はどこにある?
猿島は東京湾に浮かぶ無人島です。アクセスがいいのは、都内から近いという事情があるからです。そんな猿島がある場所は、神奈川県の横須賀市になります。電車でもアクセス可能ですし、猿島に渡る直前の桟橋付近には駐車場もありますから、車で訪れることも問題ありません。バーベキューをするには最適の場所でもあります。
猿島はバーベキューのほかにもたくさんのレジャーが楽しめます。いくつかの歴史的な史跡を散策できますし、夏場なら海水浴、春と秋には植物の観察、それからオールシーズンで釣りなども楽しむことが可能です。猿島はバーベキューだけでなく、さまざまなレジャーを一度に楽しめるので、一日中飽きずに遊べる点は大きな魅力になります。
東京湾の無人島だから猿島のバーベキューは楽しい
猿島の魅力は無人島であることです。自然公園になっていますので、入島料などがかかりますが、面積は横浜スタジアムのグランドの約4倍もありますので、広大で飽きずに楽しむことができるのは間違いありません。せっかくのバーベキューですので、大自然の中で楽しみたいものです。そんな願いを猿島は叶えてくれます。
猿島は東京湾唯一といわれる自然の島になります。植物や地形など、東京からアクセスもいい上で本物の自然に触れ合えますから、バーベキューをするわけではなくとも人気の観光スポットです。広大な広さがありますので、何回来ても新しい出会いがあります。猿島はドローン撮影禁止なので、すべてを知るには時間が必要です。それも人気の理由になります。
猿島そのものの見所とは?
猿島はかつては旧日本海軍の要塞として使用されていました。そのため、一般人の立ち入りは終戦までできなかった場所です。レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧日本軍の施設もまだ残っていて、ちょっとした探検気分を楽しむことができます。
猿島は実は猿島は仮面ライダーのショッカー基地として撮影が行われたこともあるくらいです。人気のスポットはフランス積みと呼ばれる「レンガのトンネル」と、そこから坂を登っていくと現れる「展望台」です。展望台は猿島の観測所として造られたものです。
ほかには森の中に明治時代に造られたれんが造りの要塞が残っています。また、横須賀や東京湾を眺望できる展望広場もあり、バーベキューだけでなく、ピクニックや散策も楽しめるようになっています。猿島の観光スポットは豊富なのです。
猿島は以前は豊島と呼ばれていました。周囲に大小併せて10ヶ所の浅瀬や岩礁があり、「十の島」から「豊島」となりました。そんな人気の猿島にはたくさんの伝説もあります。こういったネタもまたバーベキューの会話に役立つことでしょう。
例えば、猿島の名前の由来です。日蓮上人が舟で東京湾を渡ったときに濃い霧で場所がわからなったとき、突如現れた白猿の案内で島に辿り着いた伝説から「猿島」になったとされます。ほかには「猿島春日神社の大蛇」の伝説もあり、守護神として猿島の北側の洞窟に住んでいたとされます。
猿島へのアクセスはこちら
猿島へのアクセスを紹介します。まず、猿島は自然公園で、入島料がかかります。中学生を除く15歳以上は200円、小学生と中学生は100円です。このほか、車で来ても電車で来ても猿島に渡るための船の料金がかかりますので、忘れないようにしましょう。
電車の場合、最寄り駅は「京急横須賀中央駅」か「JR横須賀駅」になります。そこから三笠桟橋まで向かいます。京急なら徒歩15分、JRの駅からは徒歩30分です。三笠桟橋からの乗船料は大人1300円、小学生650円になります。15人以上なら団体料金で大人1170円、子ども580円です。
車の場合は横浜横須賀道路横須賀ICから、本町山中道路経由三笠桟橋まで約3キロとなります。三笠桟橋からの船は猿島まで10分ですが、季節によって運航時間が違います。3月~11月は8:30~17:00(毎日)、12月~2月は9:30~16:00(土日・祝日)になります。帰りの時間などが変わりますので、注意してください。
住所 | 神奈川県横須賀市猿島1 |
猿島のバーベキューは予約から始まる!
東京や横須賀からアクセスがよく、しかも手ぶらでバーベキューが堪能できる人気の観光スポット猿島ですが、やはりバーベキューの機材レンタルは予約が必須です。猿島バーベキューは予約が第一歩と思ってもらってもいいほどです。では、どのように予約をすれば人気の猿島バーベキューを楽しめるのでしょうか。
猿島バーベキューの予約はインターネットから可能です。検索サイトで「猿島、バーベキュー」と打ち込めば、すぐに予約サイトが出てきます。ここでバーベキューに必要な機材が予約でき、機材そのものは猿島に到着したら受け取れます。終わったら洗わずに返していいので便利です。
注意!猿島バーベキューの食材は別予約
前項で紹介している猿島バーベキューでの機材レンタルですが、これはあくまでも機材の貸し出しのみです。そのため、場所の確保は自分たちでする必要がありますし、食材も別に用意しなければなりません。ただ、食材は横須賀の三笠桟橋まで届けてくれる業者がありますので、そこを利用すると便利です。
横須賀の三笠桟橋に「住よし」といった食材業者があり、あらかじめ予約をしておけば食材を桟橋まで配送してくれます。ですので、横須賀までは間違いなく手ぶらでもOKです。レギュラーセットが1780円、海鮮セットが1980円など、1人前が980~2500円で揃います。
猿島バーベキューの予算はこれくらい
ここまでざっと猿島バーベキューのアクセスや予約方法などを見ましたが、結局のところ、予算はどれくらい見るといいかということになります。まず、横須賀側で受け取る食材がレギュラーで1人前1780円とすれば、それ掛けることの人数分です。4人家族とすれば、食材だけで6000円くらいを見ましょう。
予約できるレンタル機材ですが、最低限でいえば、コンロ・網・炭バサミ・まな板・包丁・トング・ゴミ袋3枚がセットになった「バーベキューセット」が3500円、炭3キロ1300円、テーブル1000円になります。これで計5800円になります。ただ、保証金として2000円を置く必要があります。
このほか横須賀までの交通費、横須賀の桟橋からの船の料金、猿島の入島料がかかります。そう考えると、大人2人、子ども2人の4人家族では2万円程度の予算を見た方がよさそうです。家族でこの値段ですので、レジャーとしては安く、だからこそ、猿島バーベキューは人気になっています。
猿島のバーベキューが手ぶらが必須の理由とは
猿島バーベキューをより安くするなら、手持ちのバーベキューの道具などを持っていこうと考える人もいることでしょう。しかし、それはできません。なぜなら、猿島はバーベキューなどに使うコンロなどは持ち込み禁止になっているからです。一応自然公園ですので、そういった禁止事項があり、そのあたりはしっかりと遵守しなければなりません。
かつて猿島もコンロ持ち込みは可能でした。しかし、2014年に持ち込みが禁止となり、機材や食材は予約が必要になっています。ただ、レンタルショップができたため、手ぶらで来られるようになったので、便利度は上がったと評判です。アクセスもよく、東京や横須賀から手ぶらで入島できますので、より人気が高まっています。
場所取りは必要?猿島でバーベキューができるビーチ
猿島のバーベキューで注意したいのは、機材の予約はあくまでも機材の確保であり、場所を確保できているわけではありません。そのため、機材とは別に到着したら場所取りは必須です。もしグループで来る場合は、猿島に到着したら機材を受け取るグループと、場所を確保するグループに分かれることをおすすめします。
それから最も大切なことですが、猿島はすべての場所でバーベキューができるわけではありません。自然公園ですのでさまざまな禁止事項があり、バーベキューはビーチだけでしかできないと決まっています。海水浴などを楽しむビーチでならバーベキューができますので、展望台や山の中でバーベキューをすることだけはしないようにしてください。
猿島バーベキューでしか飲めないビールがある!
特に暑い季節なら猿島バーベキューでなくても、飲みものの確保は大切です。ただ、猿島内には売店がありますので、水分の確保は問題ありません。そんな中、おすすめしたいのが、バーベキューにもぴったりの飲みものです。それはビールです。なんと、猿島の地ビールが存在するのです。
猿島に渡る船会社が販売するのが、猿島の地ビール「SARUSIMA 無人島」です。地ビールといっても、製造業者を見ると岩手県のようですので、猿島で醸造しているわけではないようです。しかし、ここでしか飲めないという点では非常にプレミアムになっています。
この猿島のビールですが、アルコール度は5%とバーベキューにぴったりの感じです。また、成分を見てみると麦芽とホップだけになっているので、本物のビールそのものになっています。これはぜひ飲みたい逸品です。ただし、ビールを飲んで海水浴をするのは危険ですので注意してください。
猿島バーベキューのお土産はこれ
せっかく猿島までバーベキューをしにき来たのですから、観光気分で帰る前にはお土産も買いたいところです。先の猿島のビールも重いですが、いい思い出になりますし、ほかには横須賀側に来れば横須賀名物の海軍カレーなどといった土産物も手に入ります。
ほかに猿島の名物としては「猿島物語サブレ」などもあります。お菓子ですので、万人受けしますから買いやすいジャンルともいえます。お菓子ならほかに「猿島チップス」もおすすめです。さらに珍しいものでいえばカップラーメンの「猿島わかめラーメン」もあります。バーベキューが終わったら売店散策も楽しんでみましょう。
ふるさと納税で猿島バーベキューセットがある!
気に入った地方自治体を直接応援できるふるさと納税の制度ですが、実はこれにも猿島に関係したものが存在しています。2018年10月現在はすでに受付中止をしており、いつ再開するかわかりませんが、猿島に関連する返答品が横須賀市に納税するともらえるようになっていました。
一時期募集していたものは、例えば三笠桟橋から猿島への往復チケットが用意されていました。また、ほかには猿島のバーベキュー・コンプリートセットもあります。これはレンタルグッズ一式のほか、食材、乗船料、入島料などがすべて含まれているものです。横須賀に納税するだけで、猿島バーベキューが完全に楽しめるものになっています。
猿島でのバーベキューは関東屈指のスポット
猿島は東京湾唯一の自然公園の島です。つまり、自然の島でバーベキューできるのは東京湾でも唯一ここだけということになります。いろいろなバーベキュースポットは関東だけでも無数にありますが、思い出に残るバーベキュースポットはここだけといっても過言ではありません。次のバーベキューパーティーはぜひ猿島を検討してください。
RELATED
関連記事
RELATED
- 横須賀の温泉で日帰りOKな施設は?宿泊するならどこがおすすめ?
横須賀市には意外と温泉施設がたくさんあるってご存知でしたか。横須賀市は中心部からも近くアクセスしやすい場所ですから、日帰り...
Koharu
- 横須賀といえば海軍カレー!おいしいお店は?ランキングで紹介!
海の町、神奈川県は日本でも主要な都市である横浜を有しています。その中で横須賀市は、アメリカ海軍が基地を置く最も海と繋がりの...
さんや
- 横須賀バーガーはココがおすすめ!テイクアウト可能な人気有名店などもあり!
横須賀のご当地グルメと言えばまず頭に浮かんで来るのがボリューム満点の「ヨコスカ ネイビーバーガー」。今度の休みには本場のバ...
savannah
- 横須賀を観光するならどこ?人気のおすすめスポットを紹介!
横須賀市は海と大自然に恵まれ、また都心の人気のお出かけスポットが数多く点在しています。神奈川県の中でも横須賀はデートや家族...
mdn
- 横須賀のグルメおすすめランキング!絶対に食べたくなるものばかり!
美しい海や自然に囲まれている神奈川県の横須賀。そんな横須賀には、おいしいグルメがたくさん勢揃いしています。横須賀ならではの...
erierieri1
- 横須賀の人気カフェ特集!海の見えるおしゃれな店や隠れ家的な店も!
東京からも約1時間と気軽に行けることでも人気の自然豊かな街、横須賀。海に囲まれた横須賀には海沿いにおしゃれなカフェがたくさ...
なお
- 横須賀デートでおすすめのプランは?ディナーなどの情報あり!
美しい海に囲まれた人気の街、横須賀。そんな横須賀にはカップルにおすすめのステキなデートスポットがたくさんあるのをご存知です...
erierieri1
- 三浦半島グルメ旅!お土産や海鮮ランチにカフェ等穴場もご紹介
神奈川県の三浦半島は、多くの方が訪れる観光スポットとして人気の地で、豊富な自然と歴史的文化を持つ魅力的な観光スポットとなっ...
katsu23
- 横須賀でネイビーバーガーがおすすめのお店10選!人気店ばかりを網羅!
アメリカ海軍の中でのみ食べられていたネイビーバーガーのレシピを、横須賀市が米国第七艦隊横須賀基地から友好の証しとして譲り受...
kuma10
- 横須賀でおすすめの釣り場は?子連れでも楽しめるポイントはある?
神奈川県の三浦半島に位置する中核地「横須賀」には観光スポットはもちろん、多くの釣りポイントが存在することで人気となっていま...
katsu23
- 三浦半島の観光スポットはどこ?おすすめのグルメなども紹介!
三浦半島は神奈川県南東部にある半島で、太平洋に向けて突き出し東京湾と相模湾とを分けています。三浦半島を初めて訪れる方におす...
南真州
- 津久井浜観光農園とは?いちご狩りやみかん狩りの料金やランチ等の周辺情報もあり
津久井浜観光農園という農園をご存知ですか?ここでいちご狩りやみかん狩りなどを楽しむことができる人気スポットです。そこで津久...
しばなる
- 横須賀のラーメンで深夜まで営業しているのは?おすすめのお店は?
横須賀は多くの海や自然に囲まれたところです。観光やドライブもおすすめですが、おいしいラーメン屋さんを探してみるのはどうでし...
神楽あかね
- 三浦半島なら温泉!日帰り・宿泊どちらも可能なホテルやおすすめの秘湯をご紹介
三浦半島は神奈川県南東部にある半島で、歴史的な景勝地や海の幸、温泉等に恵まれ、見どころの多い観光スポットでもあります。ここ...
南真州
- 横須賀で銭湯!24時間営業のスパやサウナ付きの人気温泉等をご紹介
横須賀市は実は温泉や銭湯が充実している街だということをご存知ですか?街の中にはいたるところに銭湯や温泉があります。今回はそ...
ねこのめ
- 横須賀の居酒屋で飲み放題!個室や宴会でも使えるおすすめの安いお店を紹介
横須賀は歴史があり、海に面した活気のある街です。昔から港町として栄えてきたので新鮮な魚介類が豊富で、おすすめの居酒屋がたく...
Tmax
- 横須賀ランチが最高!安い海鮮料理やおしゃれで子連れ可能な個室店等をご紹介
神奈川県の三浦半島に位置する横須賀市。綺麗な海に囲まれているので海を一望できるロケーション抜群のお店がある横須賀市。そんな...
Koharu
- ツキコヤは横須賀・追浜の山の上の古民家カフェ!おすすめメニューご紹介
ツキコヤは山の上のお茶室をリノベーションした古民家カフェです。ツキコヤは口コミを大切にしているので看板がありません。オーナ...
ryuryu61
- 横須賀の花火大会情報!気になる日程やチケット無しでも見れる人気の穴場等を紹介
毎年大盛況の「よこすか開国祭」。そのフィナーレを飾るのが「横須賀開国花火大会」です。横須賀花火大会の日程や大人気の有料チケ...
rikorea
- 三﨑マグロを漁港近辺で!寿司に漬け丼などおすすめランチメニューもあり!
三浦半島の南端にある三崎漁港は、マグロの水揚げ量が全国でもトップクラス。漁港周辺には、美味しい三崎マグロが食べられるお店が...
工藤祐子
- 横須賀海辺つり公園のポイント紹介!無料駐車場もある最高スポット!
横須賀にある海辺つり公園は誰でも無料で利用出来る釣りスポット!公園の中にある、駅近のアクセスしやすい人気のアウトドアスポッ...
小鉄