ドイツ旅行は魅力がいっぱい
今回ドイツと日本の時差などをご紹介する前にドイツの魅力について少しだけお伝えしておこうと思います。ドイツはヨーロッパでも中心的な国の1つでその歴史も古く、ヨーロッパ文化と伝統に溢れた国です。また産業でも自動車産業をはじめとして世界に名だたる工業国家でもあります。日本でもフォルクスワーゲンやメルセデスなどが有名です。
またドイツは料理も有名です。ドイツと聞いて真っ先にイメージするのがビールとソーセージという方も少なくありません。ジューシーなソーセージに冷たいビールはまさにドイツ料理の醍醐味です。他にもワインも美味しく豊富です。ワインはフランスやイタリア、スペインなどのラテン系ヨーロッパ諸国が浮かびますがドイツワインも評価が高いワインです。
ドイツには首都のベルリンや大都市ミュンヘン、国際空港を備えるフランクフルトなど観光に適した都市が多数存在しています。歴史も古く古城めぐりや聖堂めぐりなどヨーロッパ文化を学ぶにも最適な国です。他にもクラシックを中心とした音楽の文化や、多くの哲学者を輩出した学問の府としての側面など魅力がたっぷりと詰まった国です。
ドイツと日本の時差の計算方法
観光にも留学にも適したヨーロッパの先進国ドイツですが、時差について認識をしておかないと到着した後で時間的な混乱を招いたり、体調を崩したりする場合があります。体調を崩してしまってはせっかくのドイツ旅行が水の泡になってしまいます。そんな事態にならないように日本とドイツの時差の関係をしっかりと把握しておきましょう。
そもそも時差とは、文字通り大陸や地域の間で起こる時間の差のことです。各国で標準時間というものが定められているため日本の標準時間とドイツの標準時間は異なります。地球には自転や公転があるため、飛行機の飛ぶ方角によって時には時間をさかのぼったり、時間を飛ばしたりして目的地の標準時刻に合わせた移動をしなければなりません。
飛行中に時間の移動をくり返すため、人間の身体がその移動に着いていけなくなることがあります。それが時差ボケと呼ばれる現象です。時差ボケは英語でjetlagと呼ばれ飛行時間による影響で体調不良などを引き起こす原因となります。せっかくのドイツ旅行が時差ボケで嫌な思い出に変わらないようにするためにはこの時差を認識しておく必要があります。
経度差を用いて計算する
この海外旅行につきものになるやっかいな時差問題ですが、飛行機に乗る前からしっかりと対策をしておけばそれほど苦しまずにすむことができます。それは日本とドイツの時差を理解しておき、日本にいるときからドイツの時差に合わせた生活をしておくことです。それでは日本とドイツの時差はどのようにして把握できるのご紹介していきます。
まず時差は経度を使って計算することができます。ごく一般的な計算なので、ご家庭でも個人でも計算をおこなって時差問題に対策を打つことが可能です。経度で日本とドイツの時差を調べたい場合はインターネットを活用する手立ても存在しているのでご自宅のパソコンやスマートフォンからでも計算することができます。
経度は緯度と合わせて地球上の座標を示すポイントとなる基準線の一つです。南北の座標として使われる緯度に対して経度は東西の座標を示すものとして使われます。中学校の授業などでも習います。時差を求める場合、地球の自転の方向の関係から各国の標準時間はこの経度を用いて定められています。経度の差を調べることで時差も計算することができます。
それでは経度を使った時差の計算の仕方をご紹介します。難しい公式は必要ありません。覚えておくことは一つだけです。それは基準とする経度が15度ずれると1時間の時差が生まれるということです。ただし、アメリカやロシアのように国全体が広大な場合は国内でも時差が生じるため基準となる経度のポイントをしっかりと把握しておくことが大切になります。
日本とドイツの時差は8時間
それでは今回のテーマであるドイツと日本の時差はどれくらいあるのかご紹介していきます。日本は標準時間のポイントが東経135度を通る兵庫県の明石市に定めらていますのでここを基準とします。ドイツの時間は首都のベルリンを基準とします。
ドイツは国土が東西にあまり広くはありませんので、アメリカやロシアのように国内で大きく時差が発生するということはありません。首都であるベルリンの標準時間さえ把握できていれば大きな問題はありません。
日本の明石市はおよそ東経135度となっています。ドイツのベルリンはおよそ東経13度でここから計算ができます。この日本の135度からドイツの13度を引くと経度の差は122となります。
15度で1時間の時差が生じるので日本とドイツの経度の差である122を15で割ると、約8時間がドイツと日本の時差という事がわかります。自転の方向から考えてドイツは日本より遅れて日付変更線を超えるので、ドイツの現在時間は日本からマイナス8時間となります。
ドイツと日本の時差のときにサマータイムを考慮
ドイツと日本の時差は8時間であることは計算で求められることができますが、1つ気を付けておかなければならないことがあります。それが今からご説明するサマータイムです。サマータイムを知っておくと海外旅行に役立ちます。
サマータイムとは読んで字のごとく夏時間を意味します。サマータイムとは夏場と冬場とでは太陽の日照時間が大きく違うため、日照時間に合わせて生活のリズムを構築できるよう取り入れられている制度です。
このサマータイムですが最近日本でもよく耳にすることがあります。企業が夏の一定期間のみ出勤時間と退勤時間を1時間早めるなどの取り組みのことですが、ドイツではなんと時計ごと1時間早めてしまうのです。
勤務時間だけでなく暮しも含めて国が全体的に時計を早めてしまう大胆な政策がサマータイムなのです。とくに夏場に海外旅行に訪れる際にこのサマータイムの存在を知っておかなければなりません。
ドイツのサマータイムの期間
サマータイムはヨーロッパ、アメリカなどを中心に取り組まれている制度ですが、各国によってサマータイムの期間は異なります。例えば北半球の国と南半球の国とではそもそも夏の季節が違います。
ドイツのサマータイムは他のヨーロッパ諸国と統一で導入されているサマータイムと同じ期間で実施されています。3月の最終日曜日の午前1時から夏が終わる10月の最終日曜日の午前1時までとなっています。
日本の現在時間から現地時間を計算する方法
ここまでドイツと日本の時差について経度からの計算方法や、ドイツのサマータイムの説明などを行ってきましたが、ドイツと日本の時差をその都度、経度を調べて計算するというのは中々難しく複雑な作業になります。ここからは経度を用いずに簡単にドイツと日本の時差について計算できる方法をご紹介します。
ドイツと日本の時差とサマータイムを考える
まずは日本でゴールデンウィークや夏休みなど海外への渡航者が増えるサマータイム期の時差についてご紹介します。サマータイムではドイツの時計が1時間早められているため日本の現在の時間から7時間をマイナスした時間がドイツの現在の時間となります。例えば日本がお昼の12時ならばドイツではそこからマイナス7時間の早朝5時ということになります。
サマータイムがない場合の計算
サマータイム期間が終了した冬期にもドイツではクリスマスイベントやニューイヤーイベントなどがあり旅行者の期待を裏切りません。サマータイムが終了した後は日本の現在の時間からマイナス8時間してください。サマータイムが終了し、時計が1時間進められ本来の時間に戻ったという認識で臨めば、大きな混乱は招かないものと思われます。
ドイツと日本のフライト時間
ドイツと日本の時差がわかったところで次にもう一つ重要な課題であるドイツと日本の飛行時間についてご説明していきます。飛行時間は旅行を計画する上で必ず考えなければなりません。飛行時間の確認は国内旅行ならばそれほど気になりませんが、大陸間を飛行する海外旅行では必須事項といっても過言ではありません。
ドイツと日本間ではいくつかの飛行ルートが存在しています。それぞれ飛行時間などが異なりますので、ご自身の旅行計画に応じた飛行機を探すことが大切です。インターネットなどを使えば各航空会社の飛行機の時間についての情報などが得られますので積極的に活用することをおすすめします。早めに確認しておくと混乱なく計画を立てることができます。
ドイツには首都であるベルリンの他にもハンブルクやミュンヘン、ブレーメンなどの各主要都市に空港が整備されています。旅行の目的地や計画などに沿って最寄りの空港を下調べしておくことをおすすめします。なおフランクフルト国際空港、ミュンヘン国際空港、デュッセルドルフ国際空港はハブ空港となっており、様々な飛行機が離着陸しています。
直行便の場合は約12時間
ドイツへと旅行を計画する際に気になるのは飛行時間です。計画を立てやすいのはやはり時間がはっきりとわかる直行便です。日本とドイツを直接結ぶ直行便なら空港で待機などといった時間的な制約を受けずに旅行を満喫することができます。ここでは日本とドイツを結ぶ直行便とその飛行時間をご紹介していきます。
日本とドイツを結ぶ直行便を調べたい場合は、基本的に3つの空港を抑えておけば問題ありません。それは先ほどご紹介したフランクフルト国際空港、ミュンヘン国際空港、デュッセルドルフ国際空港です。それぞれ日本航空や全日空、ルフトハンザなどが直行便を運航しています。気になる所要時間ですが、直行便だとおよそ12時間のフライトを要します。
往路と復路で飛行時間が違う
もう一つドイツと日本をフライトするにおいて知っておかなければならないことがあります。それはドイツと日本間の便では実は往路にかかる時間と復路にかかる時間が異なるという点です。これは気流の関係によってドイツへ行く時間よりも日本に戻る時間の方が短くなるのです。だいたい1時間程度の違いがでてきます。
日本から出発する場合は多くは羽田空港や成田空港からの出立になると思います。帰りも直通便なら同じ日本の空港に着く方が送迎の計画などは立てやすいと思います。ご家族などに送迎を依頼する場合、日本からの往路と日本までの復路でフライトしている時間が違うことを伝えておくこともおすすめします。
ドイツと日本の時差ボケ対策
美しい街並みを備えたドイツですが、旅行の際に大敵となるのが日本とドイツの時差によって生じる時差ボケです。時差ボケに陥ってしまってはせっかくのドイツ旅行も台無しになってしまいます。ここからはドイツと日本の時差をもとにしながら時差ボケの対策についてご紹介していきます。
日本で時差になれた生活をする
せっかくのドイツ旅行を時差ボケで台無しにしてしまわないように対策をしっかりとしておきましょう。まずもっとも時差ボケを起こさないようにする方法はドイツの時差の生活リズムに合わせる方法です。ドイツと日本の時差は先ほどご紹介した通り8時間ですので、この時差を考えた生活を心がけましょう。
ドイツと日本の時差を乗り越え、時差ボケを未然に防ぐために旅行前から日本での生活のリズムをドイツの時差と合わせておくと時差ボケが軽減できます。例えば起床時間や就寝時間をできるだけドイツ時間に合わせておくとか、食事の時間をドイツ時間に合わせて取るなどいう生活習慣が日本でも取れると時差ボケの対策にあります。
人間の身体にはバイオリズムがあり、例え日本であってもドイツの生活習慣に近づけることにより身体のバイオリズムが緩やかに変わっていきます。もちろん何事も無茶な取組みは身体を壊してしまうので、あくまで日本の生活を守れる範囲内でドイツとの時差に慣れていく生活を心がけましょう。
早寝早起きは必須
日本での生活習慣をドイツ時間に合わせて生活するのは仕事や家庭の関係でどうしてもできないという方にも時差ボケで苦しむことがないよう最低限心がけてほしいことがあります。それは早寝早起きをしっかりとするということです。早寝早起きは生活リズムの基本です。まず第一に心がけましょう。
ドイツと日本の時差はおよそ8時間です。日本にいるころから睡眠時間が少なかったり、起床時間がバラバラ、深夜遅くまで夜更かししていると時差ボケに対応できるどころか身体を壊してしまうリスクが高まります。8時間という時差を十分考慮して早寝早起きを意識して出発前の日本でもしっかりと体調を整えておきましょう。
日本と時差が大きいドイツ旅行の注意ポイント
日本との時差が8時間もあるドイツでは前述した時差ボケの他にも気をつけておかなければならないことがことがあります。もちろん時差ボケと合併症的に重なってしまっても大変なので時差ボケの対策と同じようにしっかりとケアする必要があります。ここからはその主だったものを2つをご紹介します。
気候に注意
海外に旅行に行く際に、行き先の国の気候を調べることとはとても大切です。日本では豊かな四季があり、気候は四季によって確認することができますが、日本とは違って常夏の国や寒さが厳しい国もあります。南半球では日本と四季が逆になります。気候については日本との違いを知っておくことが大切です。
気候を知ろう
時差ボケと合わせて対策をしておきたいポイントの1つ目は気候への対応です。ドイツは気候的にはまだ過ごしやすい国ではありますが、温帯で湿潤、夏は気温がそれほどまではあがりません。冬はかなり冷え込む場合ががありますので注意が必要ですが、極寒の地といったわけではなく、過ごしやすい気候の国の一つであることは間違いはありません。
ドイツが気候的に過ごしやすい国だからと言って油断は禁物です。もちろん日本との寒暖の差や気流の違いによって生まれる天候の違い、湿度の違いなどがあります。この気候の差を甘く見ていると時差ボケなどと相まって体調を崩す原因にもなりかねないのです。日本にいる時から体調を整え万全の状態でドイツ旅行に備えておきましょう。
旅行先の天候もチェック
ドイツへの旅行で気候について気を付けておかなければならないことがもう1つあります。それは目的地の天候です。雨や雪の影響や、日差しの強さなど旅行には天候は気になるものです。天候によって目的地が絶好のロケーションになったり、あるいはその逆になったりします。ドイツの天候についてしっかりとチェックしましょう。
ドイツはいわゆる極寒の地や灼熱の国といった極端な気候の国ではありませんが、冬では寒さ対策が必要です。とくに雪が降る国なので冬の旅行は注意しておくことをおすすめします。夏は比較的過ごしやすいですが、春先などは晴れた日と雨の日で気温差がかなり生じますので、持ち物に1枚上着を追加するなどして対策しましょう。
エコノミークラス症候群に注意
海外旅行をする際にもう1つ気を付けておかなければならないことがあります。それはエコノミークラス症候群です。エコノミークラス症候群は近年、メディアなどにも多数取り上げられ、医療関係者やコアな旅行者だじけでなく一般の方にも馴染みのある疾患となりました。ここではエコノミークラス症候群の説明と対策をご紹介します。
エコノミークラス症候群は怖い疾患です
エコノミークラス症候群は別名旅行者血栓症と言われるほど旅行者に圧倒的に罹患することが多い症状です。具体的に言えば、長時間同じ態勢であまり身体を動かさずにいると下半身が圧迫される状態が続き、血流が悪くなり血栓と呼ばれる血の固まりができ、その血栓が静脈を詰まらせてしまう疾患です。これは重症化すると呼吸困難などに陥る危険な疾患です。
エコノミークラス症候群は、とくに座席の感覚が狭いエコノミークラスで頻繁に起ったことから名付けられました。日本からドイツ間のフライトも12時間はかかりますので十分エコノミークラス症候群を発症する可能性はあります。ドイツ旅行を台無しにしないためにもしっかりと対策を整えておきましょう。
エコノミークラス症候群を防ぐ対策
エコノミークラス症候群を予防するためには原因をしっかりと理解することと、その原因を起こさないための予防策を行うことが大切です。エコノミークラス症候群の原因は血液の粘度と血流の硬直化があります。血液の粘度が高いと血が固まりやすくなり、長時間の同じ姿勢が血流を硬直させてしまいます。
ドイツと日本の間でかかるフライトは12時間ですので、しっかりとエコノミークラス症候群の対策をしておきましょう。対策の1つとしては水分をしっかりと摂るということです。水分は血液の粘度を下げ固まりにくくする効果があります。水分不足は血液の粘度を上げる要因になりますのでこまめに水分を摂取するようにしておくことが大切です。
摂取するのにおすすめの水分ですが、アルコール系飲料など利尿作用がある水分はあまりおすすめできません。水分が体内に保ちにくくまた血管の伸縮なども起こるので注意が必要です。体内に水分を長く保持できるイオン系飲料や水などがおすすめです。エコノミークラス症候群の予防としてしっかりと水分を摂りましょう。
ドイツ旅行をする場合に日本との時差を考えておこう!
いかがでしたでしょうか。今回はドイツと日本の時差や時差ボケに対応する方法などをご紹介してきました。しっかりと体調を整えてあなたにぴったりの有意義なドイツ旅行にしてください。食に観光に音楽に哲学、ドイツは旅行者の目的にそって様々な顔を見せてくれる魅力あふれる国です。さぁ素敵なドイツ旅行があなたを待っています。
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