台北の小籠包の名店『京鼎小館』
台北といえば、小籠包。本来小籠包というのは上海料理のはずなのですが、現在特に台北で人気があり、世界中から台湾に人が集まるほどの名物となっています。そんな小籠包の名店、京鼎小館(ジンディンショウカン)をご存知でしょうか。京鼎僂の姉妹店で、日本からもお客さんの訪れる人気店の京鼎小館について、たっぷりとご紹介いたします。
行列必須の有名店
人気店である京鼎小館は特にランチタイムは行列必須となっています。台北のローカルなお店ですので、元々はお客さんも地元の台北の方が多かったのですが、周辺の日経企業の方たちが訪れるようになり、口コミがさらに人気を呼び、今では日本人の観光客も多く訪れる有名なお店となっています。
超有名店『鼎泰豊』で修業した点心師のトップが独立出店
そんな京鼎小館ですが、元々は店主のご兄弟3人で鼎泰豊で修行されていたとのこと。当時からいつか自分達のお店を持つことを夢としており、1998年についにお店をオープンさせたのです。その後姉妹店の京鼎僂をオープンさせ、日本にも支店をオープンしました。日本では京鼎僂の方が有名ですが、実は先にオープンしたのは京鼎小館だったのです。
台北の小籠包の名店『京鼎小館』での注文方法は?
海外での料理の注文は、特にローカル店ではその国独自の注文方法に従ってしないといけないこともあり、少々ハードルが高く感じてしまいます。中華料理の点心を頼む際などはお店ごとに様式が違っていたりと、特に難しいと感じる方も多いようです。さて、小籠包の名店京鼎小館の注文方法はどのようなものでしょうか。
メニュー表にチェックして渡すだけ
京鼎小館での注文方法はいたって簡単です。黄色いメニュー表がありますので、それに注文するものの個数を記入して店員さんに渡すだけです。人気のメニューには「超人気」のマークがついていますので、それをとりあえず注文してみても間違いなく美味しいものが選べてよいでしょう。
10個入りはハーフでも注文可
小籠包を含む点心はせいろに10個ずつ入って提供されます。そんなに沢山は食べられないけれど色んな種類を食べたいという方におすすめなのが、ハーフで注文する方法です。メニュー表に個数を記入する際に0.5と記入することで、ハーフサイズの点心を提供してもらうことができます。
日本語メニューあり!
漢字である程度わかるとはいえ、どのメニューが一体何なのかわからない、という方に朗報です。京鼎小館には日本語のメニューがあり、更に写真も付いているため、日本からの旅行の際でも安心して訪れることができます。日本人だとわかると店員さんが気を利かせて持ってきてくれるので安心です。
店員さんも日本語可
更に、京鼎小館には日本語で対応できる店員さんもいます。観光客や日本人の駐在員が多いことから、日本語での対応にも力を入れているようです。メニューでのわからないことがあったり、おすすめのメニューを知りたいときなどは日本語対応をしてくれる店員さんに話をしてみるといいでしょう。
台北の小籠包の名店『京鼎小館』の人気メニュー
中華点心の名店、京鼎小館ですが、おすすめのメニューはあるのでしょうか。実は京鼎小館は、小籠包だけでも沢山の種類があります。また、小籠包以外の点心や、点心以外のメニューもとても充実しています。地元の人の心を捉えて離さない、美味しい京鼎小館のメニューをたっぷりお伝えしましょう。
小籠包
まずは小籠包のご紹介です。鼎泰豊で20年にもわたって修行していたというだけあって、やはり小籠包は名物であり人気ナンバー1のメニューとなっています。小籠包だけでも実は5種類以上のものがあり、全部制覇しようとすると大変なほどの品ぞろえです。その中でも特に人気の3種類をご紹介いたします。
烏龍茶小籠包(10個)
まずご紹介するのは烏龍茶小籠包です。こちらは皮に烏龍茶の葉を練りこんでいるため、見た目にも緑で珍しい小籠包です。京鼎小館の名物として一番人気の商品となっています。台湾らしい烏龍茶の入った皮の味と、肉汁たっぷりのあんのお味がなんとも言えず絶妙なコントラストで、まずはじめにおすすめの1品です。
蝦仁絲瓜小包(10個)
続いてご紹介する蝦仁絲瓜小包は、エビとへちまの小籠包です。日本ではへちまを食べるということになじみがありませんが、実は台湾ではへちまはポピュラーな野菜なのです。さっぱりした瓜のお味と、しっかりと出汁の出たエビのお味とがマッチしています。日本ではなかなかないメニューですので、挑戦してみるのがおすすめです。
小龍湯包(20個)
小籠包、最後にご紹介するのは小籠湯包です。スープ餃子ならぬスープ小籠包で、スープの中に落として食べるものです。小籠包というと、ランチなどにがっつりと食べるイメージが強いですが、こちらは元々朝食として親しまれているメニューですので、あっさりとお口直しにもおすすめの一品です。
甘い小籠包『豆沙小包(10個)』
小籠包というと、お肉や海鮮などのあんやスープが皮を割るとジュワーっと出てくるイメージですが、京鼎小館にはデザートのような小籠包もあります。小籠包と同じ皮で、なんとこしあんを包んでいます。小籠包と異なり、スープは出てきませんが、甘くて暖かくて美味しいと人気のメニューです。
炒飯やスープもおすすめ
京鼎小館の人気メニューは小籠包や点心だけではありません。チャーハンは日本人の口に合うぱらぱら、薄味で、スープも酸辣湯などが人気となっています。鶏肉のスープも手羽先が入っていて、さっぱりとしているけれど濃厚と人気を呼んでいます。ローカル店なので、全体的にお値段もお安く、おすすめです。
台北の名店『京鼎小館』の小籠包のおすすめの食べ方
小籠包というと、皮からあふれ出る汁をこぼしてしまったり、やけどしてしまったりと食べるのがなかなか難しいものです。また、テーブルにある調味料もどのように使っていいのかよくわからないもの。せっかくなので京鼎小館の小籠包をより美味しく食べたいと、お店のおすすめの食べ方を調査しました。
やけどしないように!
まず気をつけなければいけないのが、やけどです。アツアツの小籠包に勢いよく端からかぶりつくのはスープが周りに飛び散ったり、やけどの原因になったりするので危険です。また、せいろから取り出す際もお箸で皮が破れてスープが飛び散ったりすることがあります。くれぐれも注意しましょう。
タレは酢と醤油をお好みで
小籠包のお店に行くと、テーブルの上に置いてある2種類の調味料ですが、あれが何だかご存知でしょうか。置いてあるのは酢と醤油です。小籠包を食べる際にはその酢と醤油の両方を使います。配分はお好みで、自分の美味しいと思うオリジナルのタレを作って食べてみましょう。
お店のおすすめは『黒酢多め+しょうゆ少なめ+ゴマ油を少したらす』
京鼎小館のお店としてのおすすめの食べ方は黒酢は多めに、醤油は少なめに、そして少しのごま油を加えて作るタレで食べる食べ方です。酢は多い方がさっぱりとしているので小籠包のスープやあんの味を消してしまうことがなく、またごま油を加えることで香ばしさがましてより美味しく召し上がれます。
【解説】小籠包の食べ方
小籠包の美味しい食べ方は色んな説がありますが、やけどせず服を汚さず美味しく食べられる方法をご紹介いたします。まず、小籠包をタレにつけてレンゲに乗せ、箸で皮を破ってスープをレンゲに溢れさせ、そのスープをすすります。その後、生姜を乗せて小籠包を食べます。この食べ方ですと、安全にかつ温かいままで食べられます。
台北の小籠包の名店『京鼎小館』が人気の理由
小籠包の名店、京鼎小館のおいしさの秘密はわかりましたが、なぜここまで人気なのでしょうか。味が美味しく、地元の人だけでなく観光客にも口コミなどで人気を呼んでいることは間違いありませんが、実は人気の理由はそれだけではありません。京鼎小館の人気の秘密をしっかりとお伝えしましょう。
駅チカ
まずは、駅から近くアクセスしやすいということが挙げられます。詳しいアクセス情報は後程ご紹介いたしますが、なんとMRTの最寄り駅から徒歩7分という立地にあります。徒歩10分とかからないので、土地勘のない観光客でも簡単にアクセスでき、道に迷うことがないので人気となっています。
オリジナルの小籠包がおいしい!
京鼎小館には先ほどご紹介した烏龍茶小籠包やエビとへちまの小籠包、また蟹みその小籠包など、珍しい変わり種のメニューが沢山あります。通常の小籠包を食べ飽きたという台北リピーターの方や、旅行最終日の方なども、京鼎小館のオリジナル小籠包だとまた違った味が楽しめると評判を呼んでいます。
テレビでも紹介された『烏龍茶小籠包』
烏龍茶小籠包ですが、京鼎小館の姉妹店京鼎僂が日本のテレビでも何度も取りあげられ、その際必ずと言っていいほど紹介されているメニューです。そもそも、烏龍茶小籠包自体が日本のテレビの企画から生まれており、ゲストのアドバイスにより開発されたメニューとなっています。そのため、日本人の間での知名度や人気が高いのです。
日本人が入りやすい
日本語のメニューや日本語のできる店員さんなど、日本人に向けたサービスも充実している京鼎小館では、日本人客も多く、台湾が初めてで不安な方でも入りやすいと評判です。味も、ローカル店ながら日本人の口に合うものが多く、初めての台湾で行くお店としてぴったりです。
台北の小籠包の名店『京鼎小館』への行き方は?
MRTの最寄り駅から徒歩7分という大変便利な立地の京鼎小館ですが、詳しいアクセス方法などはどうなのでしょうか。ガイドブックには載っているものと載っていないものがありますので、先にスマートフォンの地図アプリなどで場所を設定しておくとアクセスしやすくて便利です。詳しい店舗情報をご紹介いたします。
基本情報
京鼎小館は平日と土日で営業時間が異なります。平日はランチ営業も行っていますので、10時半から14時、17時から21時の営業で、ランチタイムは行列必至です。土日はディナーのみの営業で、17時から21時となっています。土日に間違ってランチタイムに訪れないようにご注意ください。
住所 | 台北市敦化北路155巷13号 |
電話番号 | (02)2546-7711 |
アクセス方法
アクセス方法ですが、まず一つ目の行き方はMRT「台北小巨蛋」駅出口1を出て、南京東路を背にして路地(53巷)を入り、155巷を左折し直進する行き方。もう1つはMRT「南京復興」駅出口6を出て南京東路を進み、敦化南路を左折、更に長春路を右折し少し進む行き方です。宿泊先などから近い方法でアクセスするとよいでしょう。
なんとさらに、日本から台北に訪れる際の玄関口の1つ、松山空港からも徒歩でアクセスできる距離にあります。徒歩だと17分ほどかかりますが、トランジットの少しの時間にも訪れることができるのはとても嬉しいものです。
日本でも京鼎小館の味が食べたい
台北の名店、京鼎小館の小籠包。勿論現地まで行けたら一番いいのですが、台北に行くにはお金も時間もかかり、中には難しいという方もいるはず。そんなとき、日本でその味を食べられたらなあと考える方も多いのではないでしょうか。京鼎小館は日本にも姉妹店京鼎僂があり、日本にいながらにして本場の味を楽しむことができるんです。
京鼎小館と日本の京鼎僂の店主は兄弟
最初に、京鼎小館は三兄弟でオープンさせたとご紹介いたしましたが、実は今現在京鼎小館を任されているのはその中の次男です。長男の方は京鼎僂をオープンさせ、三男はなんと京鼎僂の日本店を任されています。元々は三兄弟で同じお店から始まったものですから、味やメニューも大きな違いはありません。日本でも烏龍茶小籠包を食べられます。
京鼎僂の日本店はどこにあるの?
三男さんの切り盛りしている京鼎僂の日本支店ですが、場所はなんと日本全国に展開しています。東日本に15店、西日本に9店という店舗数ですので、皆さまのお近くにも気軽にアクセスできる店舗があるのではないでしょうか。小籠包のお店としてのみではなく、羽根つき焼き小籠包のお店も展開しており、日本国内のオリジナルを楽しむこともできます。
台北の小籠包の名店『京鼎小館』にいったら烏龍茶小籠包ははずせない!
いかがでしたでしょうか。今回は、台湾の名店京鼎小館の小籠包メニューやアクセス方法などを詳しくご紹介いたしました。台北に初めて行く方も、台北リピーターの方も、少し珍しい烏龍茶小籠包を召し上がってみてはいかがでしょうか。きっと新たな美味しい味に虜になるはずです。
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