白川郷の人気のお土産13選！お菓子や雑貨などおすすめのものをご紹介！

日本だけでなく海外からも観光客が押し寄せる大人気観光地の白川郷。美しい合掌造りが並ぶ様子は、まさに日本の原風景ともいえる心落ち着く一帯です。そしてそんな白川郷に行ったら忘れてはならないのがお土産。この記事では、白川郷のおすすめお土産をおいしいお菓子や雑貨も含めて13選ご紹介します。

雑貨などの人気おすすめお土産の紹介に入る前に、白川郷について簡単にご紹介しておきましょう。以前は日本人を中心とした人気観光地でしたが、ユネスコの世界遺産に登録された前後からは世界的な知名度も上がり、今では世界各国から観光客が訪れる場所となりました。

合掌造り集落の白川郷があるのは岐阜県白川村です。地図でいうと岐阜県の一番北の部分、福島県との県境にあります。村のなんと96パーセントが森林という自然にあふれた環境が特徴的です。

そして白川郷は1995年に世界遺産に登録をされました。現在は車の乗り入れが禁止されているなど、県を挙げて環境保全にも取り組んでいます。

自然に囲まれた白川郷。原生林の中からまっすぐに流れ落ちる白水の滝や白山国立公園の中にある白山湖など見どころの多い白山村ですが、一番の見どころはやはり合掌造りです。

印象的な急こう配の屋根の形が特徴的で、雪の多い地方で雪下ろしの手間を省くために考え出された形です。そしてそんな合掌造りが何軒も集まっているのが白川村にある合掌造り集落です。

ユネスコの世界遺産に登録されている絶景スポットとあって、一年を通じて観光客が訪れる人気の白川郷。日本だけでなく、海外からの団体も非常に多いです。ここからはそんな白川郷への一般的なアクセス方法をご紹介しましょう。景観保護のため白川郷への車の乗り入れは禁止されています。

白川郷へ公共の交通機関を利用してアクセスする場合ですが、白川郷には電車が走っていないため、近くの駅まで電車でアクセスをし、そこからバスで白川郷へ入ることになります。バスが出ている駅は名古屋駅、高山駅、高岡駅、金沢駅、富山駅です。

大体の所要時間ですが、名古屋駅からは岐阜バスで約2時間50分、高山駅からは濃飛バスなどで所要時間は約50分、高岡駅からは加越能バスで約2時間10分、金沢駅からは濃飛バスなどで約1時間15分、そして富山駅からは濃飛バスで約1時間25分となっています。

白川郷へマイカーを利用してアクセスする場合は、世界遺産の景観保全などの理由でマイカーの乗り入れが制限されている点に注意が必要です。マイカーは公共駐車場である「村営せせらぎ公園駐車場」に停めることになります。ちなみに駐車料金の一部は景観保全のために利用されます。

東京から白川郷へのアクセスには、中央自動車道を利用するのがおすすめです。高井戸ICから中央自動車道に入り、岡谷JCTで長野自動車道に入ります。そして、松本ICで一旦高速道路を下り、高山西ICで中部縦貫道、東北北陸自動車道へと進み、白川郷ICで下ります。

景観保全の取り組みが積極的に行われていることもあり、毎年数多くの観光客が訪れるのにもかかわらず美しい街並みが保たれている白川郷。一帯をのんびりと散歩するだけでも心が洗われるような風景を楽しむことが出来るのですが、合掌造りの中を公開している施設もありますのでぜひ訪れてみてください。

白川郷を紹介する時によく使用されている写真がありますが、それが撮られたのはこの城山展望台です。白川郷の合掌造り集落の中でも一番有名な萩町地区を見下ろすことが出来る展望台で、集落からは徒歩20分ほどで行くことができます。

どの季節に行っても白川郷の美しい景色を楽しむことができますが、一番のおすすめは冬の雪景色です。ライトアップもされますので、それに合わせて展望台に行くとぼんやりと照らされた合掌造りを鑑賞することができます。

白川郷には数多くの観光スポットがありますが、一番の見どころはこの萩町合掌造り集落です。集落をゆっくりと散策し、日本の原風景ともいえる美しい景色を楽しむのもおすすめですし、合掌造りの内部を公開している和田家や神田家を見学してみるのもおすすめです。

野外博物館合掌造り民家園では、県の重要文化財に指定されている9棟を含んだ合計25棟の合掌造りを公開しています。園内には売店や食事処もあります。

国の重要文化財に指定されている観光スポットが和田家です。萩町の合掌造り集落の中では最も大きな建物で約300年という歴史ある建物ですが、現在も住居として使用されています。館内にはガイドが常駐しているので、合掌造りについて説明をしてもらえたり、質問に答えてもらえたりもします。

こちらも国の重要文化財に指定されているスポットで、4層になっている造りが印象的です。建てられたのは1827年。1階が住居スペース、2階から4階までが養蚕に使用されていました。この住宅内で白川の古代米などを使用した料理を頂くという「遠山家ごはん」という人気プランもあります。

現在、白川郷にはマイカーでの乗り入れが出来ませんので公共駐車場である「村営せせらぎ公園駐車場」に停めることになります。その駐車場と白川郷集落を結んでいるのがであい橋です。全長は107メートルのつり橋で、幅があるものの歩くと少し揺れます。下を流れているのは庄川です。

環境保全のため、車は少し離れた駐車場に停めておかなければならない白川郷。必然的に観光の際にはたくさん歩くことになります。そうなると気になるのがランチスポット!白川郷にはおいしいランチスポットが数多くありますが、その中から特におすすめの2軒をご紹介します。

白川郷のおすすめランチスポットの一軒目は白水園です。合掌造りの店内には座敷席もあるので足を延ばして寛げます。そばやうどんなどのメニューから、白川郷の名物が楽しめる和膳などメニューが豊富に揃いますが、おすすめは熊肉料理です。思ったより臭みがないと評判で、熊の鋳物に入れて提供されます。

もう一軒おすすめのランチスポットが乃むらです。石挽き自家製粉を使用しているお店で店内は17席のカウンターのみです。しっかりとコシがあり、香りも高いそばが人気で、世界遺産の中にあるそば屋ということもあり、いつも行列が出来ています。予約はできませんので、時間に余裕がない場合はランチ時間を少し外してお店に行くのがおすすめです。

世界遺産に登録されてからはますます人気が高まっている白川郷。ここからはお土産のご紹介です。岐阜県の名産品を使用したおいしいお菓子や、白川郷でしか手に入らない雑貨などどれもお土産にぴったりのものばかり。販売店が1軒しかないお土産もありますので事前のリサーチが大切です。

白川郷の人気お土産1つ目は五平餅です。高速道路のサービスセンターなどで見かけることの多い五平餅ですが、道の駅白川郷にある「グランマ」と言うお店の五平餅は地元のコシヒカリを100パーセント使ったこだわりの逸品です。お店には飛騨牛コロッケネギみそバーガーという人気商品もあります。

白川郷の人気お土産の2つ目は紫蘇もなかです。田口製菓から発売されているこのお菓子は、合掌造りの形をしたもなかです。

中に入っているこしあんには紫蘇の葉がたっぷり入っているので甘すぎないところもおいしいと評判で、50年以上にわたって人気のロングセラーお土産です。田口製菓のお店か、合掌造りの集落でしか買えません。

白川郷の人気お土産3つ目は、飛騨の大吟醸酒である結心(ゆいごころ)です。飛騨で採れる酒米のひだほまれと、白川村の銘水を使用したおいしいお酒で、日本全国にファンを持つことでも有名です。

結心が販売されているのは白川村の今藤商店。店内には立ち飲みできるエリアも設けてあり、おいしいお酒の飲み比べも楽しむことができます。

白川郷の人気お土産3つ目は朴葉みそです。飛騨地方で昔から食べられている郷土料理が朴葉みそで、朴葉の上に味噌と一緒に様々な具材を乗せて焼いて食べます。砂糖やみりん、山椒が入っている味噌は懐かしい味がすると大人気。すでに味付けのされた味噌と朴葉がセットになったものがお土産として人気です。

白川郷の人気お土産5つ目は古代米です。日常食べているお米より細長い形をしており、色も紫っぽい黒や赤色をしています。モチ米の一種ですので、食感がもちもちしていておいしいと人気で、普通にお米を炊く時に少量混ぜるだけで調理も簡単です。古代米にはミネラルなどが豊富に含まれているので、おいしいだけでなく栄養的にもおすすめのお土産です。

白川郷の人気お土産6つ目はどぶろく羊羹です。白川郷では毎年9月の終わりごろに「どぶろく祭り」が開催されるほど、どぶろくとは縁が深い土地です。

そしてそんなどぶろくをおいしいお菓子にしたのがどぶろく羊羹です。一般的には甘い羊羹ですが、どぶろくを使用しているのでほんのりお酒の味がして甘さも控えめなのがおいしいと幅広い年齢層に好評です。

白川郷の人気お土産7つ目はみたらし団子です。いつどこで食べても昔懐かしい気分に浸ることが出来るお菓子のみたらし団子。

白川郷では、白川街道にあるいさなみというお店に人気のみたらし団子があります。注文を受けてから団子を焼き始めるので、出来立てのほくほくの味を楽しむことができます。食べ歩きにもおすすめです。

白川郷だけでなく日本各地にあるシリーズが「～に行ってきました」というお菓子。白川郷のお菓子は焼きまんじゅうで、もちろん合掌造りの形をしています。

中には白餡が入っており、コロコロとした形が可愛らしいです。また、個包装になっているお菓子なので職場などへ持っていくお土産としても大人気です。

白川郷の人気お土産9つ目は大田さん家のそばです。その名の通り大田さんというそば農家が作っているそばで、自家製のそばを干しそばにしてありますので持ち運びやすいですし、日持ちもします。白川村のそばと国産小麦を配合したそばは、販売所である長助のレストランで食べることもできます。

白川郷の人気お土産その10はどぶろく系のお菓子をもう一つご紹介しましょう。その名もどぶろくきんつばです。

白川郷名産のどぶろくを、なんときんつばの皮に混ぜてきんつばに仕上げました。きんつばを手に取るとふわりと漂うどぶろくの香りが特徴的です。このお菓子を売っているのは、白川郷の中にあるこだわりの白川郷土産めめんこだけですのでお見逃しなく!

白川郷の人気お土産その11はさるぼぼグッズです。ここまではお菓子などの食品が中心でしたが、雑貨にもおすすめお土産があります。その中でも一番人気の雑貨がさるぼぼ関連。さるぼぼとは、飛騨高山周辺で愛されている人形の形をしたお守りです。

さるぼぼは定番の赤のほかに、恋愛運を高めるとされるピンク、勉強や仕事運を高めるとされる青色など様々なさるぼぼ雑貨が揃います。誰かに贈るお土産としてはもちろん、自分へのお土産として願いを込めてさるぼぼ雑貨を買うのもおすすめです。

ちなみに白川郷にはさるぼぼ雑貨が豊富に揃いますが、白川郷の屋根の色をイメージした茶色の焦げ茶さるぼぼを扱っているのは今藤商店のみです。

白川郷の人気お土産その12は赤かぶ漬です。飛騨地方の伝統野菜である赤かぶは、実が柔らかいことが特徴です。

そしてそれを漬物にしたのが赤かぶ漬です。白川郷周辺でよく食べられている漬物で、いろんなお土産屋やスーパーなどで販売されていますので、食べ比べをしてお気に入りを見つけてみてください。

白川郷の人気お土産その13は合掌せんべいです。このお菓子の一番の特徴はそのパッケージ。なんと白川郷の合掌造りの形をしていますので、インパクト十分です。

もちろん味もおいしいと評判で、幅広い年齢層に受け入れられやすいクルミ入りの卵煎餅なのですが、この煎餅の形ももちろん合掌造りをしています。

白川郷で出来ることといえば、合掌造りの集落を散策したり、資料館へ行ったりというのが一般的ですが、実は白川郷には合掌造りの民宿が数軒あります。歴史のある建物ですが、中は現代的に改装されてウォシュレットなどが完備されている民宿もありますので、非常に快適に過ごすことができます。

昔懐かしのお菓子から白川郷周辺に伝わる伝統の雑貨まで、どれもこの白川郷でしか手に入らない人気お土産ばかりです。白川郷は日本の原風景と呼ばれていますが、そこで人気のお土産もどこか昔懐かしいものばかりです。白川郷へ旅行する際には、お土産選びの参考にしてください。