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青蓮院門跡は美しい庭園が人気!春・秋のライトアップもおすすめ!

青蓮院門跡は美しい庭園が人気!春・秋のライトアップもおすすめ!
投稿日: 2019年11月23日最終更新日: 2020年10月8日

京都の青蓮院門跡は、天台宗の祖である最澄が造った住坊の1つ「青蓮坊」が起源とされています。青蓮院門跡は室町時代に作られた美しい庭園や大舞台からの景観、春秋に行われるライトアップなど、見どころの多い寺院で、天台宗の三門関寺院の1つに数えられています。

青蓮院門跡の庭園を鑑賞しよう!見出し

Photo by wongwt

京都市東山の青蓮院門跡は平安時代に伝教大師・最澄によって造られた「青蓮坊」が起源とされる由緒ある寺院で、2つの庭園の美しさや春と秋に行われる幻想的なライトアップなど、見どころに溢れた寺院です。ここではそんな青蓮院門跡について、おすすめの庭や人気のライトアップなどの情報を交えながら紹介します。

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青蓮院門跡は京都のおすすめスポット見出し

Photo by wongwt

京都・東山の青蓮院門跡は、京都でも人気の高い寺院で、室町時代や江戸時代に作られた見事な庭園があり、桜の美しい春や紅葉の見事な秋にはライトアップが行われる他、飛び地の境内にある大舞台から望む素晴らしい景観など、様々な見どころに溢れるおすすめスポットがたくさんあります。

美しい庭園が人気の寺院

Photo by Ryosuke Yagi

青蓮院門跡には相阿弥の庭、霧島の庭という2つの美しい庭園があります。雑誌やCMなどでも度々取り上げられる人気の相阿弥の庭は池泉回遊式となっており、京都を代表する美しい紅葉が見られます。また、小堀遠州によって作庭されたおすすめの霧島の庭では、5月には真っ赤な霧島つつじが一面に咲き、見事な風景が現出します。

青蓮院門跡の概要見出し

Photo by wongwt

青蓮院門跡は天台宗総本山である比叡山延暦寺の三門跡寺院の1つとして京都・東山に建つ由緒と格式を持つ寺院です。

青蓮院門跡は粟田御所とも呼ばれ、江戸時代には仮御所としても利用されてきました。青蓮院門跡の住職は、平安時代から代々、皇室や摂関家の子弟によって受け継がれています。

青蓮院門跡の境内にある殿舎はすべて渡り廊下で繋がっており、本堂には本尊の熾盛光如来曼荼羅(しじょうこうにょらいまんだら)が祀られています。また、親鸞聖人が得度を受けたと云われる寝殿もあります。

更に、青蓮院門跡には、粟田山を借景にした池泉回遊式の相阿弥の庭とつつじの見事な霧島の庭があります。

青蓮院門跡から30分ほど東山を登ったところに飛び地境内の将軍塚青龍殿があります。この青龍殿には国宝の青不動が安置され、京都の街並みが一望できる人気の大舞台も新築されています。また、平安遷都の折、桓武天皇の命により築かれたおすすめの将軍塚も現存しており、見学することができます。桜や紅葉の時期にはライトアップも行われます。

門跡寺院とは

Photo by sayo-ts

京都・東山の青蓮院門跡は、大原の三千院、東山の妙法院と並び、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡寺院として並び称される由緒ある寺院です。門跡というのは、住職が皇室または摂関家によって代々受け継がれてきた寺院のことを言い、青蓮院門跡も、平安時代以来、住職が皇室あるいは五摂家の子弟に限られてきました。

青蓮院門跡の由緒

Photo by Ryosuke Yagi

京都東山の青蓮院門跡は天台宗の祖・最澄により比叡山に造られた「青蓮坊」という住坊が始まりとされており、平安末期である1150年に、行玄により山下に移され、青蓮院となりました。

鳥羽上皇の皇后・美福門院が青蓮院を祈願所とした頃から寺格が上がり始め、鳥羽上皇の第七皇子が行玄の弟子として入寺した後は、皇族や摂家の子弟が門主を務めるようになりました。青蓮院門跡は現在でも比叡山延暦寺の五箇室門跡の1つとなっている格調高いお寺です。

青蓮院門跡は粟田御所とも呼ばれ、江戸期には仮御所としても使われていました。本尊として祀られている熾盛光如来曼荼羅は、天台宗の修法「熾盛光法」の本尊に当たります。

 

青蓮院門跡の見どころ見出し

Photo by Kyoto-Picture

京都・青蓮院門跡は京都を代表する観光名所の1つであり、見どころも豊富です。親鸞聖人お手植えと云われる楠の大木や、相阿弥によって作庭されたおすすめの相阿弥の庭、江戸期の小堀遠州によって作庭された霧島の庭、蓮の襖絵が見事な華頂殿、豊臣秀吉公から寄贈された一文字手水鉢(ちょうずばち)など、見どころ満載です。

また、小御所の裏手にある本堂で参拝しますが、すぐそばには宸殿があります。このおすすめの宸殿は門跡寺院特有の場所で、主な法要はそこで行われます。

この場所は親鸞聖人が第三代門主・慈圓によって出家の儀式である得度を受けた場所でもあり、「お得度の間」とも呼ばれ親しまれています。

宸殿前の広い庭園は苔に覆われており、庭の真ん中及び左右に生える「右近の橘」、「左近の桜」、そして見事な楠の生い茂るさまを眺めることができます。

親鸞聖人お手植えとされる楠の大木

Photo by wongwt

青蓮院門跡の門前には5本の楠の大木が並んでいます。これらの人気の大木は親鸞聖人お手植えと云われており、京都の天然記念物に指定されています。

樹齢800年とも言われる楠の大木は、幹周りが6メートル弱、樹高が26メートルもあり、青蓮院門跡の白壁の前に枝を大きく広げ、威厳と風格を保っています。

青蓮院門跡の美しい庭園①:相阿弥の庭

Photo by Kyoto-Picture

華頂殿を奥へ進んだところには、見事な相阿弥の庭の景色が広がっています。この人気の庭は室町時代の絵師であった相阿弥によって作庭されたもので、粟田山を借景にした池泉回遊式庭園となっています。この一服の絵画をみ見るような景観は、テレビのCMや雑誌などでも度々取り上げられており、京都を代表する美しい庭園の1つに数えられています。

相阿弥の庭の真ん中にある龍心池の中央の大石は、重量が2000貫(約7500キログラム)もあると言われており、その姿は沐浴する龍の背中にも例えられています。

相阿弥の庭では、毎年紅葉の時期には一面ライトアップが行われ、ファンタジックな世界に浸ることができます。

青蓮院門跡の美しい庭園②:霧島の庭

相阿弥の庭と双璧を成す霧島の庭は小堀遠州によって作庭されたと伝わる人気の庭で、斜面一帯に霧島つつじが植えられており、5月初旬のゴールデンウイークの頃には斜面一面が真っ赤に染まります。

霧島の庭は、相阿弥の庭と比べると若干平面的ではありますが、大変調和の取れた見応えのある人気の庭です。また、つつじの咲き誇る時期にはライトアップが行われ、幻想的なつつじと庭の光景を楽しむことができます。

ダイナミックな蓮の襖絵「華頂殿」

青蓮院門跡の客殿・華頂殿にはアーティスト・木村英輝氏によって手掛けられたおすすめの蓮の襖絵があります。この青を基調としたダイナミックな蓮の襖絵は、アクリル絵の具によって60面の襖に描かれています。

また、青蓮院門跡の華頂殿から望む相阿弥の庭の絶景は、正に絵画のような趣があり、雑誌などで最も取り上げられている美しい風景です。

豊臣秀吉によって寄贈された「一文字手水鉢」

相阿弥の庭から小御所へと続く渡り廊下には大きな手水鉢があります。この細長い手水鉢は一文字手水鉢と呼ばれ、豊臣秀吉公によって寄贈されたものです。3月から4月にかけて手水鉢の上に紅梅が花開き、水面には見事な紅梅が映り出されます。

小御所からも相阿弥の庭を望むことができます。小御所からは、庭園の中央に位置する人気の龍心池や池の中を泳ぐ鯉の様子を手に取るように眺めることができます。

小高い丘の日吉神社からは寺院の全景が見渡せる

Photo by Kyoto-Picture

小高い築山の上には日吉神社があります。見晴らしの良いこの神社の前方からは、青蓮院門跡の全景を見渡すことができます。

青蓮院門跡の中を散策しながら種々の角度から眺めたり写真を撮るのもいいですが、この小高い神社の場所から人気の寺院の全容を写真に収めるのもおすすめの方法です。

青蓮院門跡の春と秋のライトアップ見出し

Photo by Ryosuke Yagi

青蓮院門跡では、毎年春と秋に夜間特別拝観が実施され、境内が美しくライトアップされます。特にゴールデンウイーク時のライトアップは、霧島の庭のつつじが見頃を迎えた時期と重なり、見応えのある斜面のつつじが暗闇と光の中から幻想的な光景を浮かべます。

また、秋のライトアップ時には、相阿弥の庭の見事な紅葉が、ライトアップにより更に美しさを増します。

青蓮院門跡の夜間特別拝観

Photo by Ryosuke Yagi

青蓮院門跡の夜間特別拝観が行われるのは、単に綺麗なだけでなく、御本尊の熾盛光如来曼荼羅が光そのものであり、その化身となる不動明王も炎を背負うなど、青蓮院門跡は光との因果が深いという理由から特別拝観やライトアップが行われているそうです。

天台宗と言うと密教や秘事などに想像が行きますが、そんなミステリアスなイメージも相まって、青蓮院門跡に対する魅力は益々強まります。

開催期間・時間

Photo by Ryosuke Yagi

青蓮院門跡の夜の特別拝観が開催される期間は、秋の場合、例年10月25日前後から12月初旬までとなっており、時間は18時から22時までとなります。

また、春の場合は、例年、3月上旬、3月末から4月上旬、4月末から5月上旬と3度ほど夜の特別拝観が行われます。

夜の特別拝観の受付は21時30分で終了となり、昼夜入れ替え制となります。開催時には大小1000もの証明器具によるライトアップが城内全域で行われ、拝観後は青い光に照らされた庭園の散策を行うことができます。

拝観料金

Photo by Ryosuke Yagi

夜間の特別拝観料金は大人800円、小中高生400円となっており、30名以上の団体は大人700円、小中校生300円となります。

また、10名以上の寺院団体は700円で拝観できます。夜間の受付は21時30分で終了となるため注意が必要です。

青蓮院門跡の基本情報見出し

Photo by Ryosuke Yagi

それでは次に青蓮院門跡の基本情報について説明しましょう。ここでは、青蓮院門跡の所在地や問合せ先、拝観時間、拝観料、アクセス方法などについて詳しく説明します。

また、青蓮院門跡の飛地境内である将軍塚青龍殿についての情報も併せて紹介していきます。

所在地

Photo by saitowitz

京都の青蓮院門跡は有名な寺社や史跡の多い東山に位置し、知恩院の北隣にあります。人気の八坂神社からも徒歩で10分ほどの場所にあり、アクセスしやすいスポットです。

御殿のように上品で特有な雰囲気を持つおすすめの青蓮院門跡は、京都への旅行の折には是非訪れたい名所と言えます。

問合せ先

Photo by saitowitz

青蓮院門跡は日中は勿論のこと、夜間の特別拝観が早春からゴールデンウイークにかけて3回ほど、また秋の紅葉のシーズンにも行われ、その時期にはライトアップが見られますが、年によって開催時期が微妙に変わります。

また、青蓮院門跡の飛地境内である将軍塚青龍殿は、青蓮院門跡から少し離れた場所にあるため、事前に行く先等を調べておくことをおすすめします。

拝観時間やライトアップの時期、将軍塚青龍殿の場所等、青蓮院門跡についての問合せは下記あてご連絡下さい。

住所 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
電話番号 075-561-2345

拝観時間

Photo by Ryosuke Yagi

青蓮院門跡の拝観時間は9時から17時までとなっており、16時30分で受付が終了します。春秋のライトアップ時の拝観時間は18時から22時で、昼夜入れ替え制となっています。また、21時30分には受付が終了します。

青蓮院門跡の飛地境内である将軍塚青龍殿の拝観時間も9時から17時までで、受付は16時30分で終了となります。また、春と秋には日没からライトアップが行われます。

拝観料金

Photo by Ryosuke Yagi

青蓮院門跡の拝観料は大人が500円、中高生が400円、小学生200円となっており、30名以上の団体の場合は割引により、大人450円、高校生350円、中学生300円、小学生200円となります。

また、10名以上の寺院団体は400円で拝観できます。飛地境内である将軍塚青龍殿も青蓮院門跡の拝観料と同額となっています。

交通アクセス

Photo by Richard, enjoy my life!

青蓮院門跡へ電車とバスでアクセスする場合は、京都駅から京都市営バス5・46・100系統に乗車し、神宮道で下車後、徒歩約3分でアクセスできます。

また、地下鉄東西線の東山駅で下車しても、徒歩5分で目的地にアクセスできます。青蓮院門跡は知恩院の北隣に位置し、門前の大楠が目印となります。円山公園からも徒歩10分ほどでアクセスできます。

青蓮院門跡の飛地境内である将軍塚青龍殿へは、京都駅からタクシーで約20分、東西線・蹴上駅からタクシーで約5分でアクセスできます。また、青蓮院門跡から東山トレイルを歩いて登れば、徒歩30分ほどでアクセスできます。

Photo by yuppie922

京都駅から青蓮院門跡に車でアクセスする場合は、烏丸五条を右折後、河原町通に入り、河原町五条を左折後河原町三条を右折、山上神宮道を右折すれば目的地に到着します。

車でアクセスするもう1つの方法は、京都駅から河原町通に入り、川端通、三条通から神宮道にアクセスする方法です。通常なら10分程度でアクセスできますが、混雑する場合はかなり時間がかかるため、注意が必要です。

青蓮院門跡で美しい庭園のライトアップを楽しもう!見出し

Photo by Ryosuke Yagi

京都・東山の青蓮院門跡は京都でも人気の高い寺院で、美しい庭や大舞台からの景観など、見どころに溢れた寺院であり観光名所でもあります。この寺院では春と秋に夜間拝観とライトアップが行われ、人気の庭園はミステリアスな景観を現わします。ここではそんな青蓮院門跡について、おすすめの庭園や人気のライトアップなどの情報を取り入れながら説明してみました。

投稿日: 2019年11月23日最終更新日: 2020年10月8日

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