臼杵観光におすすめ！ランチ・カフェなどのグルメ情報や人気スポットも

大分県臼杵市(うすきし)は、関ヶ原の戦いによって国替をされた稲葉家と伴われて来た岐阜商人たちが創った街です。彼らが臼杵の商人として開いた商店は技術とともに連綿と引き継がれ、江戸時代から近代にかけて造られた多くの武家屋敷や建造物も当時のままの姿を残しています。臼杵市はそんな城下町の風情から国宝石仏や鍾乳洞等、多くの観光地があります。それでは、臼杵の観光とおいしいグルメご紹介します。

臼杵駅からバスで約20分。なだらかな臼杵市の里山には推定1000年前にその岩壁を掘って造られた60体以上の石仏があります。当時の記録を記した史料がない為に、謎に包まれた国宝石仏は「大日如来像」を中心に、まるで木で彫ったかのように精巧で柔和な造りです。色彩を残した「地蔵十王像」等、臼杵石仏は当時の信仰の深さを伺うことができます。

国宝臼杵石仏前の公園は、春の芝桜の季節を過ぎると、次は一面のハス畑になります。「石仏の里蓮まつり」は毎年7月上旬から8月中旬頃まで行われています。また、8月最終土曜日に開かれる「国宝臼杵石仏火まつり」では、19時になると約1000本の松明とかがり火に一斉に火が灯されて、石仏周辺に幻想的な景色を見ることが出来ます。

住所:臼杵市大字深田804-1 電話番号:0972-65-3300

臼杵駅から徒歩10分。今では埋め立てられて陸続きになっていますが、臼杵城はかつては臼杵湾に浮かぶ丹生島に築かれた四方を海に囲まれる断崖絶壁の海城だったそうです。春には1000本の桜の木が咲き、桜の名所としても有名な場所です。くねくねとうねる様に造られた臼杵城の塀等、見どころの多い観光地です。

臼杵駅から徒歩で10分。3500平方メートルの敷地と庭園を持つ明治35年に建築された旧臼杵藩主、稲葉家下屋敷は、杉や檜などの上質の素材を使用した当時の格式の高い建築様式で、隣接する江戸時代後期の建築様式を今に残す上級武家屋敷の旧平井家住宅とともに、国登録有形文化財、県指定有形文化財となっています。

稲葉家下屋敷にある茶房「下屋敷」は敷地内の蔵がカフェになっています。注文した食べ物は下屋敷の敷地内で食べる事ができ、大名屋敷の日本庭園を眺めながらお座敷で抹茶と季節の和菓子がいただけるカフェはおすすめです。飲み物と甘味で600円から。優雅な時間が味わえますよ。

住所:大分県臼杵市臼杵6-6 電話番号:0972-62-3399

まるで時間が止まって入るかのようなノスタルジックな気分になる二王座では、石畳と漆喰の壁、武家屋敷やお寺等の重厚感のある瓦屋根からモダンな洋館までが、当時のままに立ち並ぶ美しい町並みを見ることが出来ます。江戸時代の古地図で散策が楽しめるこの二王座界隈は、毎年11月の第1土曜日と日曜日に行われる祭「うすき竹宵」が有名です。

毎年11月の第一土曜日・日曜日に行われる祭「うすき竹宵」は、約2万本の竹ぼんぼりを二王座界隈は一帯に灯されます。この催しものは近年始めらたお祭りで、般若姫伝説に基づいているとか。美しく神秘的な光景が臼杵の街の風情によく合っています。

臼杵駅から徒歩約10分。二王座にある茶房「長屋門」さんは、稲葉藩の上級藩士の屋敷だった場所です。こちらでは店内から手入の行き届いた広い庭を眺めながら美味しい甘味や軽食、お茶を楽しめます。こちらのお店のお庭も「うすき竹宵」の時には庭中に美しい竹ぼんぼりが灯され、幻想的な空間になります。

住所:大分県臼杵市二王座212-5 電話番号:0972-63-5985

臼杵駅から徒歩約10分。「啄木茶房ふしみや」さんは、石川啄木と交流があった平山良太郎氏の子孫が経営している茶房です。情緒ある建物のお店の中には啄木の直筆の手紙や添削原稿などが残っています。おすすめは啄木ぜんざい500円、そして啄木の直筆恋文はファン必見です。

住所:大分県臼杵市唐人町1 電話番号:0972-62-2237

臼杵駅から徒歩10分程度。可兒孫右衛門（かにまごえもん）さんが創業した「カニ醤油合資会社」の鑰屋(かぎや)さんは、創業1600年(慶長5年)から同じ場所で営業されている九州で最も古い醤油の老舗です。今でも伝統の味を守りながら味噌や醤油の製造をされていて、こちらの「鑰屋の醤油、鑰屋の赤味噌」が特に有名です。店内では軽食、ランチも頂く事が出来ますよ。

老舗のおすすめグルメは「味噌ソフト」。さらさら味噌パウダーとサクサク味噌クランチにあまじょっぱい味噌ソースがトッピングされた一品です。また、おすすめランチは、「醤油屋のまかない飯」。もろみとちりめん、ネギに海苔のまかない飯にだしをかけてお茶漬けで頂きけます。その他、美味しいお味噌を使った「味噌カレー」他、オリジナルランチが頂けます。

住所:大分県臼杵市大字臼杵218 電話番号:0972-63-1177

臼杵駅より徒歩15分程。小手川商店は、文久元年(1861年)の創業当時から続く老舗の味噌・醤油屋さんです。今は「フンドーキン」の名で味噌や醤油の販売とそれらを使った独特な郷土料理を提供されており、ランチがてらにお土産も買えるスポットです。また向かいには、同じ創業一族で焼酎を醸造している「小手川酒造」もあります。

特に自慢のお味噌を使った「卵の味噌漬け」や旬のマグロを使った「きらすまめし」。また、くちなしの実で色を付けた「黄飯」他、どれもシンプルに見えつつも手の込んだお料理がお手ごろな価格でいただけるおすすめランチスポットです。また、こちらもおすすめの小手川商店さんのお味噌を使った「味噌ソフト」はレギュラーサイズで300円です。

住所:大分県臼杵市臼杵浜町1 電話番号:0972-62-3333

臼杵駅から20分程の場所にある一見ファミリーレストランに見える「やま咲」さんは、臼杵の人なら皆が知ってる地元のレストラン。レストランメニューから宴会メニューまで幅広く、老若男女に愛されるお店です。「ふぐ天丼」や「ふぐバーガー」などの変わりメニューもお手軽価格で頂けますよ。

住所:大分県臼杵市大字戸室あすとぴあ10−9 電話番号:0972-63-5357

臼杵駅から8分程。地元の方にも人気の「こだわりうどん甚兵衛」さんは、家族で経営されておられ、30年から続く手打ちうどんのお店です。お店の名前通り、こだわりの北海道産の国産小麦を使用した麺と、素材にこだわった無添加のお出汁で美味しいおうどんを頂けます。また、こだわりの蕎麦も数量限定で手打ちしておられますよ。

住所:大分県臼杵市井村2145-1 電話番号:0972-63-5536

毎年4月末頃に行われる「うすき赤猫まつり」。質素倹約で財を成した昔の臼杵の商人にあやかって行われており、赤猫に扮した子供たちが八町大路商店街を踊りながらパレードをします。福良天満宮では神事、式典が行われ、福を招く「招福」、商売繁盛「商福」、笑う門には福来たる「笑福」の三つの福をもたらすお祭りです。

大正15年に発見された国指定天然記念物「風連鍾乳洞」。奥行き500メートルで閉塞型の鍾乳洞の内部は、ほとんど風化するこの無く、無数の鐘乳管は純白のまま成長し続けています。ここは、日本で一番美しい鍾乳洞と言われており、手前から奥へ、金世界、銀世界、そして一番奥の龍宮城には競秀峰と呼ばれる輝く100本以上にのぼる石筍群があり必見です。

住所:大分県臼杵市野津町泊 電話番号:0974-32-2547

毎年、田植え前の季節、夜になると川辺にはたくさんの「ほたる」が飛んでいます。「ほたる」が見れる場所として観光地にはなっていませんが、市内でも川辺ではこの時期に蛍を見ることが出来るそうです。田植え前に観光に行かれる場合は、是非、川辺も散策してみて下さいね。

いかがでしたでしょうか?大分県臼杵市は長い日本の歴史を感じる場所です。美しい自然と、情緒豊かな町並み、そして神秘的な数々の遺産はきっと満足のいく旅になることでしょう。是非、臼杵市を訪れてみて下さいね。