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大崩山(おおくえやま)は高難易度の秘境!初心者登山の装備やルートは?

大崩山(おおくえやま)は高難易度の秘境!初心者登山の装備やルートは?
投稿日: 2017年4月30日最終更新日: 2020年10月7日

大分県と宮崎県にまたがりそびえたつ大崩山標高1,644mは、この大崩山にチャレンジしようと、日々全国各地からたくさんの登山者が訪れる名峰中の名峰です。初心者が、この大崩山を登る装備やルートは?確認事項や注意点は?大崩山の人気の秘密と合わせてご紹介していきます。

大崩山は登山者を魅了する高難易度の山見出し

花崗岩で形成された雄大さと美しいさを持ちながらも、大自然の力を見せつける険しい山『大崩山』。多くの岸壁を抱え、ロッククライミング・アイスクライミングなどの対象にもなり、高難易度を極めるルートの数々は上級者向けとしてあまりにも有名です。山名は、遠くから望む姿が崩れたように見える為につけられたとか。

小さくスリリングな橋を渡る場所がいくつも存在しますが、橋のない場所もあります。水量の関係や準備不足・装備不足ではルート変更を余儀なくされる事もしばしばあるそうです。秘境と呼ばれる大崩山に相応しい難関が、驚くほど待ち構えています。心の準備はいいですか?そんな大崩山について詳しくご紹介します。

大崩山は『快』『難』を併せ持つ山見出し

登山口のスタート地点から、ロープや梯子の連続で登山が進みます。そそり立つ岸壁に立ち向かう度、高難易度の大崩山へと向かう登山者たちは、挑戦・挫折を繰り返します。しかし、突破した時の達成感は大崩山を称賛し、魅力的なルートをもっともっとと、魅了されていくのです。初心者の登山愛好家のみなさんも、間違いなくそうなるでしょう。

数十㎝しかないような足場も当たり前に存在します。しかもそれは、心配になるほどのスリリングな絶壁や斜面に存在することも。熟練された登山者の方でも、集中力を持って行かねば命の危険もあると注意を促すほどの山。だからこそ、上級者向け・秘境と呼ばれるのです。

難所はいくつもいくつも存在します。一本のロープだけを頼りに進んで行く道も数知れず。足を滑らせれば、何が待っているかはお分かりですね?他にも岩の狭いすき間を縫うように歩いたり、木の枝や根に手助けしてもらいながら登ったりする個所も多数存在します。高難易度を極めた大崩山。挑む前のワクワク感を抑えられないあなたも、現地に行けば身を引き締めていかなければならない事がきっと分かるはずです。

大崩山は初心者でも登れるのか見出し

初心者が利用しやすいのは、宇土内谷方面から登るルートです。小学生でも頑張って登れるコース。森の中を進むコースで、難所もそう難しいものではなく初心者向けです。ただ、ちょっと頑張る登山といった感じで、いい達成感と山が好きになるはじめの一歩が踏み出せるかもしれません。ルートによっても難易度は異なります。ベテランの方やガイドの方などに、相談して挑戦するルートを決めましょう。

女性の登山家たちも、この大崩山に多数チャレンジされています。男性を女性も、日頃からの準備運動を欠かさずに大崩山登山に挑んで下さい。ケガや体調不良があっても下山も難しいルートです。また、一緒に登山するパーティーで、しっかり声を掛け合って進みましょう。体力自慢の初心者さんも、大崩山を侮ってはいけません。

大崩山登山計画は抜かりなくしよう見出し

登山の予定を計画したら、どの登山口から、どういうルートで進むのかを明確にします。また、出発時間から見た予想到達時間や、迷った時の別ルートも確認しておく必要があります。地図は紛失しないよう数枚用意しておきましょう。今は便利なアプリで、難易度別の登山ルートや登山記録などが出来るものもあります。出発前の入念な計画で、大崩山登山に臨みましょう。

登山者には便利な登山・ハイキング用の地図も購入して計画すると良いでしょう。前もってに正確な地図で登山道や周囲の状況を把握しておくことも重要です。見やすくより詳しい情報が記載されています。また、実際に自分が登った時の記録用としてもいいですね。地図に追記していって、自分用の登山地図が作れます。

出発の前には、行き先ルート・パーティーのメンバーの名前や連絡先・スケジ ュールなど家族や関係者に知らせておかなければなりません。また、迷ったと思ったら間違った地点まで戻ることが基本です。また、目印を残すことも大切です。万が一の事を考え、備えておいても尚、遭難や山岳事故は絶えず発生しています。入念な計画と準備、そして装備が大切なのです。

大崩山に初心者が登山する時の『注意点』見出し

大崩山の絶景を眺める迫力のある人気ルートは、祝子側からのルート(ワク塚~坊主尾根)。このルートは沢を渡る必要があり、増水していれば渡れない事もあります。天候に不安がある日は入山を控えないと、行けても帰りは戻れなくなる場合もあります。天候には大丈夫だろうと甘んじることなく、入山することが必要です。夏場でも下山目標時間を早めに設定することをおすすめします。冬季となればなおさら、もっと早く下山しましょう。

ワク塚~坊主尾根のルートには、先にご紹介した通り、一枚岩のロープ登りやはしご登り、また岩壁のトラバースなど、気を緩めてしまうと命にかかわる危険なルートです。故に、通常よりも時間は多めにかかる事を予想しての入山が必要です。装備も万端にして下さい。また、現在位置をしっかり確認できる事が出来なければ、遭難事故につながる事も忘れずに。

大崩山に初心者が登山する時の『装備チェック』見出し

まず必須装備は地図とコンパス。日帰りでもヘットライトと充分なお水・レインウェアは必需品です。その他の基本装備品は、登山靴・ザック・レインウェア・ザックカバー・水筒・ヘッドランプ・予備電池・腕時計・山行計画書・携帯電話・エマージェンシーシート・筆記用具・ライター・タオル・てぬぐい・トイレットペーパー・薬類・行動食(おやつ)・非常食・健康保険証のコピー・ビニール袋・カメラ・日焼け止めなどです。

大崩山が秘境と呼ばれる訳part1【絶景】見出し

上祝子登山口付近のふもとにあるパワースポット「神さん山」。巨木と巨石は迫力満点。人と鳥居があまりにも小さく見えてしまう程の大きさです。登山前に、また登山終了後にでも手を合わせてみて下さい。無事安全に登山が出来た事への感謝を込めて…。

大崩山にテント泊が出来るような登山上級者には、大自然の恩恵があります。この素晴らしい朝焼け。素晴らしいですね。写真でこれだけの素晴らしさなら、実際はどれほどなのでしょう。大崩山と真剣に向き合って登ったものだけが見る事が出来る、絶景です。

天気が良ければ、視力の限り見渡せる高さの大崩山。頂上にたどり着かなくとも、その高さから見た景色に登山者達は何を思うのでしょうか。まさに秘境に住む仙人にでもなったかのような気持ちにさせてくれそうですね。特別な場所でどんな会話をしているのか、伺ってみたいものです。

大崩山が秘境と呼ばれる訳part2【水の清さ】見出し

大崩山の清流祝子川渓谷は、穏やかな場所も激流の場所もありますが、何といっても目を疑うほどの水の透明度に驚かされます。川底が見えない場所がないほどの美しい流れは、ずっと見ていても飽きないもの。自分が本当に同じ地上に存在するものなのかさえ、問いたくなります。

台風後や大雨後は数ある滝の水量もあって、迫力ある滝を見ることが出来ます。どこにいてもマイナスイオンだらけ。きつい道のりの登山の最中も、癒されながら歩く場所があります。山の恵みを感じながら、素敵な大崩山登山を楽しんでください。清い水の中には自然の川魚がたくさん泳いでいるんですよ。

大崩山が秘境と呼ばれる訳part3【満天の星空】見出し

麓でも十分に望める星空は、さらに高い山の上で見れば手が届きそうなほどに近く感じることが出来る絶好のロケーション。降り注ぐ星空を見ながら語らう夜。日帰りだけでは味わうことのできない、大崩山の魅力が朝から晩まで楽しめるテント泊は本当に魅力いっぱいですね。

大崩山が秘境と呼ばれる訳part4【美しい植物たち】見出し

こちらは「アケボノツツジ」九州のここ大崩付近と四国・紀伊付近にか生息しないというレアなツツジです。標高の高さなら、見頃もGWまで持つ場所もありそう。美しい花々も登山者を気持ちよく歓迎してくれそうですね。これを見たら、やっぱり天候に恵まれることを切に祈りたくなりますね。他にも「ササユリ」などが随所に自生していて、大崩山では初夏のころに見頃を迎えています。

大崩山の秘境を見よう!高難易度登山へ挑もう!見出し

登山家の憧れの山『大崩山』。私達を魅了するのは美しい景観や自然ばかりではなく、その自然の厳しさを越えてみたいという気持ちを奮い立たせてくれるところにあります。登山初心者でもその高難易度の大崩山に登りたいと思うのは、決しておかしなことではないのです。

大崩山以外でも初級者コース、中級者コースの登山を経験して登山の腕を磨いていきましょう。そして、また大崩山への想いも膨らませて下さい。いつか必ず上る山として、大崩山もきっとさらなる美しさと厳しさをもって、登山家たちを待っていてくれているはずです。

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