清里観光のおすすめスポットをご紹介！八ヶ岳周辺は子供にも人気

山梨県の八ヶ岳の南麓に広がる清里高原は、数十年前には「避暑地ブーム」の中心地でした。ブームが去った現在では、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しむことが出来る観光スポットが多く、夏休みには人気の観光地です。見どころはなんと言っても雄大な自然、八ヶ岳から見渡す絶景ですが、その他にも体験型観光やグルメなどがたくさんあります。そんな清里のおすすめ観光スポットについて、ご紹介していきます。

山梨県八ヶ岳の麓にある「萌木の村」は、雑貨ショップ、カフェ、ホテルなどが集まった観光スポットです。昭和46年(1971年)に清里で初めてオープンした喫茶店「ロック」に続く形で拡大した萌木の村は、季節ごとにハロウィンやクリスマスのイベントも開催されて、子供連れの観光にももってこいのスポットです。

喫茶店ロックでは食事と合わせて地ビールを飲むこともでき、併設されているショップではソーセージや生ハム、ビールなども販売しています。ロックでおすすめなのがビーフカレーで、オープン当時から変わらない味が自慢の人気メニューです。

萌木の村には森の中にメリーゴーランドがあり、子供だけではなく、大人にも人気のアトラクションになっています。森の中のメルヘンな雰囲気のメリーゴーランドは、テレビCMやミュージックビデオなどでも使われたこともあります。ちなみに馬以外の動物もいる、ちょっと変わったメリーゴーランドです。

萌木の村にはオルゴール博物館もあり、復元されたからくりオルゴールや自動演奏オルガン「リモネール1900」などの貴重なオルゴールが展示されていて、こちらも子供に人気があります。オルゴールの製作を体験もすることができます。その他にも、夏季には夜にバレエのパフォーマンスなどがり、見どころはいっぱいです。

山梨県の清里にある「清泉寮(せいせんりょう)」は、ロッジ、コテージ、レストラン、キャンプ場などから成る総合宿泊研修施設です。清泉寮は、昭和13年(1938年)に清里開拓の父と呼ばれるアメリカ人牧師・ポール・ラッシュによって設立されました。もともとはKEEP(Kiyosato Education Experiment Project:清里教育実験計画)というキリスト教の研修施設として始まりました。

赤い三角屋根が目印の清泉寮本館は、清泉寮の施設などの情報を提供する案内所ですが、平成21年(2009年)まではフロントとして宿泊客を迎えていました。清泉寮本館のレストランでは、地元の新鮮な野菜を使ったメニューを楽しむこともできます。授乳室も用意されているので、小さい子供が一緒でも安心して楽しめる観光スポットです。

清里でソフトクリームと言えば清泉寮とも言われるほど有名なソフトクリームは、清泉寮ジャージーハットで販売されています。シーズン中には長い行列ができますが、並んでも食べる価値はありと言われるほど美味しいソフトクリームです。清泉寮ジャージーハットテラスには足湯もあり、絶景を楽しみながらリラックスすることもできます。

山梨県の標高1250mの清里高原にある「吐竜の滝(どりゅうのたき)」は、落差10m、幅15mの滝で、絹の糸のように流れる様子から「吐竜の滝」という名前が付けられたそうです。吐竜の滝の周辺一体は、川俣東沢渓谷自然観察園で、渓谷沿いには遊歩道も整備されています。

吐竜の滝は、八ヶ岳の地下水が溶岩層を通って湧き出したところにできた滝なので、水は澄んで冷たく、水量も年間を通して一定しています。大河ドラマ「利家とまつ・加賀百万石物語」のオープニングで使われたことでも知られています。美しい滝が創り出す清涼なマイナスイオンを満喫できる観光スポットです。

「清里の森」は、八ヶ岳の南山麓に広がる約200ヘクタールの敷地に、ペンション、パークゴルフ、芝生広場、レストランなどからなる観光施設です。清里の森は、別荘やペンションなどが集まる「別荘区」と、テニスやゴルフ、ショッピングなどを楽しむことができる「センター施設地区」の2つのエリアに分かれています。

森の工房は、陶芸館・木工館・コミュニティー館からなり、木工・陶芸・アクセサリー作りの教室を開催する施設です。陶芸教室では、形成から着色までをすると、焼かれた作品を3か月ほど後に郵送してもらえます。シルバーアクセサリー教室では、訳と純金になる「アートクレイシルバー」を使って作るアクセサリーは、当日に持ち帰ることができます。

芝生広場は、ゆるやかな起伏が続く広大な芝生と池があり、子供に人気のアスレチックの遊具もあります。教会風の建物が目印の「森の音楽堂」では、クラシックコンサート、映画、公演などのイベントが不定期で開催されます。その他にもイタリア料理や洋食など、お食事処も充実しています。

八ヶ岳の南山麓に広がる「県立まきば公園」は、大正15年(1926年)に設立された県立八ヶ岳牧場の一部で、広大な牧草地の中にレストランやショップなどがある公園です。県立まきば公園には、「動物ふれあい広場」や「ポニー広場」などで動物たちを間近に見ることが出来る、子供連れには嬉しいアトラクションがあります。

県立まきば公園の中にある「まきばレストラン」は、甲州ワインビーフを使った「まきば特製ワインビーフシチュー」や「まきばバーガー」など人気の絶品メニューと、八ヶ岳、富士山、秩父山系、南アルプス連峰の360度のパノラマに広がる絶景を楽しめるレストランとして人気があります。山梨県の特産品を販売するショップもあり、お土産を買うにも便利なスポットです。

「ともにこの森」は、清里産の原料を使用した乳製品、大豆製品、ジャムなどの4つのファクトリーショップからなるモールです。「清里ミルクプラント」では、オーガニック・非遺伝子組み換え飼料で育てられた乳牛から生産される牛乳を使ったソフトクリームやヨーグルトなどを販売しています。

「清里ジャム」では自社農園で栽培されたブラックカシス、グースベリーなどのベリー類と、地元の農家で生産された白桃やブドウなどから作られたジャムを販売しています。イートインスペースでは、バターをたっぷりと使ったスコーンや、ビスコッティなどを食べることができます。その他にも大豆製品のお店「だいずや」なども人気です。

サンメドウズ清里ハイランドパークは、冬期には人工雪が主体のスキー場ですが、夏期には展望リフトや絶景パノラマが自慢の「清里テラス」などがあるハイランドパークとして人気の観光スポットです。山麓と標高1900mの山頂を結ぶ、全長1100mの展望リフトからは、富士山や南アルプスの山々をの絶景を楽しむことができます。

山頂の「清里テラス」では、デッキに並べられたソファやチェアに座って絶景を楽しむことができ、ゆっくりリラックスするのにはおすすめのスポットです。冬場は雪で埋まるゲレンデには、子供にはうれしいアスレチックやターザンロープがあります。センターハウス2階の「清幸高原ナチュラルビュッフェ」では、新鮮な食材を使ったヘルシーな料理を楽しむことができます。

「えほんミュージアム清里」は、世界の絵本や原画などを展示する博物館です。その中でも、「イメージの魔術師」とも呼ばれるイギリス人絵本作家・エロール・ル・カインの常設展示や、年に数回の1人の絵本作家にスポットを当てた企画展などを行っています。入館料にはサービスドリンクも含まれています。

山梨県の清里は、真夏の猛暑から逃れて涼しく観光ができる、夏休みにはぴったりの観光地です。もちろん紅葉の季節やスキーの季節など、時期によっても楽しみ方はいろいろありますが、こちらでは特に夏場に満喫できるスポットを集めてみました。富士山や南アルプスの山々が作り出す絶景と、高原らしい清涼な空気を楽しんでみてください!