台北の熱炒「居酒屋」特集！おすすめの台湾ビールが楽しめるお店などご紹介！

熱炒は、新鮮な海鮮料理や肉料理、炒め物や揚げ物などの美味しい家庭料理が楽しめる台湾式の居酒屋です。半屋外の造りになった店舗も多く、開放的な店内からは表の通りにまで熱気が漂います。台北を訪れたらぜひ、庶民の生活に根差した熱炒で、楽しい夜を過ごしてみませんか？　地元の人もおすすめする人気店8店をご紹介します。

オーナーのラッキーナンバーを店名にし、店内のテーブル数も33卓にこだわった同店は、熱炒の激戦区、長安東路でも人気のお店。店頭に設置された水槽には活魚が泳ぎ、氷の上に並べられた魚介類も新鮮、目が違います。海鮮料理はここで魚を指さしながら注文することもできますが、テーブル席に着いてからオーダー票に記入しても可。

熱炒は、店内の冷蔵庫から自分で飲み物を取って来るシステム。ビール会社のコスチュームを着た女性が店内で販促活動をしていることもあり、その女性に頼めばお酌してもらえることもあります。台湾は宴会の始まりだけでなく、飲むたびに乾杯し合ってその都度一気に飲み干す文化があるため、熱炒に生ビールジョッキはありません。

海鮮料理は魚の種類によって200から300元台が主流ですが、料理は基本1皿100元前後。青菜はどれも50元ほどで、写真上の地瓜菜はサツマイモの葉、台湾では身近な食材です。ニンニクの効いたあっさり塩味で炒めた、癖のない美味しい地瓜菜は台北を訪れたらぜひお試しを。アクセスは地下鉄中山駅、松江南京駅から徒歩約10分。

住所：台北市長安東路一段63-1號 電話番号：02-2563-3687

33区熱炒と同じ長安東路沿いにある同店は、2005年開業。別名「熱炒通り」とも呼ばれるこの激戦区で、ブームを引っ張ってきた存在としても有名です。このエリアは地下鉄善導駅からのアクセスも徒歩約10分程度。1階と地下とあわせて約200席ある広い店内でも、週末の夜などは満席になることも多い人気店です。

同店の代表的な台湾料理と言えば、ビールのお供におすすめな蒜泥白肉100元。茹でた豚ばら肉にすりおろしニンニクのソースをかけたものです。皮蛋とピーナッツの唐辛子炒め、宮保皮蛋100元も人気メニュー。牡蠣のスープ、蚵仔湯120元やハマグリのスープ、蛤仔湯100元は、貝の出汁が美味しいあっさり塩味のスープです。

熱炒には輸入ビールもありますが、台湾料理にはやっぱり台湾ビールが相性も良くおすすめです。賞味期限が18日の台湾生ビール、ヨーロッパ産の極上小麦を使用した白ビール、1919年生まれの台湾ビールクラシック、2015年に発売されたばかりの台湾ビールプレミアムのほか、苦みを抑えたラガービールの金牌や、フルーツ風味のビールも。

住所：台北市長安東路一段67號1F&B1F 電話番号：02-2567-3331

熱炒激戦区の長安東路のなかでも、ひと際ド派手なネオンが存在感たっぷりの同店。アクセスは地下鉄中山駅、松江南京駅、善導寺駅からそれぞれ徒歩10分程度です。熱炒はどこも同じシステムで同じような料理を扱うお店が多いのですが、台北市民に言わせると、やはり料理の好みが分かれ、それぞれにお気に入りの行きつけがある様子。

おすすめの台湾料理は菜脯煎蛋100元。切り干し大根のポリポリした歯ごたえが美味しい卵焼きで、この料理は台北のどこで食べてもまずハズレがなく、日本人に好まれる味です。三杯鶏腿150元の三杯とは、醤油、ごま油、酒という3種類の調味料のことで、鶏もも肉を生姜や葱、唐辛子、台湾バジルなどと一緒に濃い目に味付けしたもの。

住所：台北市長安東路一段52號 電話番号：02-2523-2017

大安森林公園脇にも、熱炒が数店集まった一角があります。そのなかでも同店は、2階のオープンスペースが公園に面していて夜風が気持ち良くおすすめの熱炒です。ちなみに熱炒は、そのほとんどが喫煙可能。従業員に伝えれば、紙コップに水を入れた簡易灰皿を用意してくれます。

同店は店名にもある通り、炭焼きの海鮮、野菜、肉の串焼きなどがおすすめの熱炒です。大きなハマグリの炭焼きは1つ200元から、ピーマン、エリンギ、コーンなどの野菜は70元から、鶏、豚、牛、羊肉の串焼きは1本100元からあります。アクセスは地下鉄大安森林公園駅から徒歩約6分。

住所：台北市新生南路二段28號 電話番号：02-2391-4619

安くて美味しいのが当たり前の熱炒、こちらは地下鉄中正紀念堂駅の3番出口から徒歩30秒というアクセスの良さも手伝って、連日混雑している人気店です。居酒屋とはいえ、熱炒にはノンアルコール飲料も豊富で、純粋に食事だけを楽しむ人も多いので、お酒が飲めない人にもおすすめです。

台北を訪れたらハマる日本人も多いおつまみが、100元の鹹蜆仔と呼ばれるシジミの醤油漬け。醤油と砂糖にニンニクや唐辛子が入ったたれが、半生のシジミに良くしみ込んで、お酒に合う一品です。また、春から夏にかけて季節限定の緑竹筍沙拉120元は、日本では食べられない生のタケノコに台湾の甘いマヨネーズがかかった美味しいサラダ。

住所：台北市羅斯福路一段43號 電話番号：02-3322-5589

地下鉄忠孝復興駅からアクセス徒歩5分の同店は、カラオケをしながら熱炒が楽しめる面白いお店。ただし、カラオケ個室は20人までの大部屋で、熱炒の最低消費8000元プラス1人500元の料金で4時間歌えるとのこと。会社勤めの人たちが宴会などで利用することが多いようです。

人気メニューは招牌口水鶏150元。冷製のジューシーな鶏肉に、花椒などが入った麻辣醤やピーナッツと一緒に食べる四川料理です。また、エビのフリットとパイナップルの盛り合わせ、鳳梨蝦球100元も台湾料理の定番。甘いマヨネーズにカラフルなチョコスプレーがかかっているのが、日本人には不思議な一品。

住所：台北市市民大道四段20號 電話番号：02-2711-0985

屋台や熱炒が200mほどの通りの間に林立する遼寧街夜市で、きらびやかな看板が目を引く同店は、ガチョウ肉と海鮮料理がおすすめの熱炒。地元の台北市民も通い詰めるという、人気の台湾式居酒屋です。アクセスは地下鉄南京復興駅から徒歩約6分、忠孝復興駅からは徒歩約12分。

看板メニューのガチョウ肉2種は、同店を訪れたら必ず食べたい一品。程よい弾力で噛み応えのあるガチョウ肉は、塩味と燻製の2種類。添えられた千切り生姜や台湾バジルと一緒に、甘辛いタレか辛いタレをつけて食すのが台湾式です。新鮮な魚類はそのときの仕入れによって時価ですが、300から500元ほどで蒸し煮や塩焼きにしてもらえます。

住所：台北市遼寧街77號 電話番号：02-2752-2142

鵝肉城活海鮮と同じ遼寧街夜市にある同店は、日本人アーティストもよくライブを行なう台北アリーナからも徒歩約10分と、アクセス便利な場所にあります。30年続く老舗だと書いてある、黄色い看板が目印。かなりのローカルムードが漂う店内で、屋台の多い夜市にあるせいか、店先の外にまでテーブルを出していることも。

台湾料理の定番、蚵仔酥はカキフライのことで、小ぶりで新鮮なカキが台湾バジルやせんべいと一緒に揚げられた料理。熱炒のメニューはすべて漢字のため、料理名でなんとなく内容がわかるものもあるのですが、なかには日本で馴染みのない漢字も。酥や炸の字が付くものはすべて揚げ物という意味なので、覚えておくと便利です。

住所：台北市遼寧街61號 電話番号：02-2777-2327

台湾は小籠包に牛肉麺、火鍋に各種中華料理など、美味しいグルメがたくさんあり過ぎる国。そのなかでも、安くて美味しい台湾小皿料理がいろいろと楽しめる熱炒は、台北のエネルギッシュな夜を感じられるおすすめのスポットです。あなたもぜひ、台湾風情の濃い熱炒で台北の夜を楽しんでみてください。