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「琉球ガラス村」特集!体験もできて大人から子供まで楽しめる!

「琉球ガラス村」特集!体験もできて大人から子供まで楽しめる!
投稿日: 2017年6月10日最終更新日: 2020年10月7日

琉球ガラス村は糸満市にあり、県内最大の琉球ガラス工房です。沖縄の海や花を思わせるカラフルなガラス製品を見て楽しむのはもちろんですが、体験プランも多いのが特徴。今回は琉球ガラス村の楽しい体験プランなどを、いろいろと紹介してみたいと思います。

琉球ガラス村で沖縄体験見出し

沖縄のお土産の定番ともいえる、琉球ガラス。沖縄の海を思わせる深い青や花を思わせるカラフルな色調は、お土産としても大人気の一品です。今回はこの琉球ガラスを作る体験もできる、糸満にある琉球ガラス村を紹介します。

琉球ガラスの歴史見出し

沖縄には多くの伝統工芸品がありますが、そのほとんどが琉球王国と深い関わりを持ちます。南方諸国や中国、朝鮮半島などとの交易を通じてさまざまな技術が到来し、それが沖縄の伝統工芸品の技術にいかされているのです。しかし琉球ガラスは、それらのものよりも歴史が新しい伝統工芸品なのです。

確かに、もとになるガラスの技術そのものは、比較的早い時期に沖縄に到来しており、少なくとも明治期にはガラスの製造が始まったと言われています。この時期には薬瓶など、いわゆる生活用品が作られていました。いわゆる琉球ガラスが本格的に作られるのは、第二次世界大戦後となります。

第二次世界大戦で地上戦の舞台となった沖縄は、戦後米軍の統治下におかれたうえ、深刻な物資不足に陥りました。その中、米軍で使用済みとなった飲み物の瓶などが廃棄され、それを溶かして新しいガラス製品を作り始めます。

このガラス製品は、いわゆるリサイクル品だったことから、厚手でもろいものでした。また気泡が入り、一般的には不良品とされるものが多かったようです。しかし、空き瓶を溶かして作るために出てくる多様な色彩と、厚手の材質や気泡が、逆にアメリカ人を中心に大人気となります。

軍人たちは、帰国する際のお土産品として琉球ガラスを求めるとともに、さまざまなタイプの製品を注文するようになりました。このことが、琉球ガラスの技術の向上につながります。加えて冷蔵庫が普及し、泡盛をロックで飲むことが広まると、琉球ガラスの気泡が涼しげで泡盛にあうとされ、観光客などにも大人気となり、現在に至っています。

琉球ガラス村とはどんな体験施設?見出し

琉球ガラスを作っている工房は沖縄本島各地にありますが、琉球ガラス村は糸満にある、県内最大のガラス工房です。もともとはガラス工房なので、ガラス製品の生産はもちろん行っていますし、実際に作っているところを見学することもできます。また、ガラス製品の販売も行われています。

でもそれ以上に琉球ガラス村で大人気なのは、ガラスづくりを体験できること。ガラス製品を作るというと、大人しか体験できないと思いますが、実は子供でも体験できるプランがあり、所要時間も5分程度のものから、ゆっくり時間をかけられるものまであります。思い出づくりの定番として大人気です。

琉球ガラス村のアクセス見出し

琉球ガラス村は沖縄県糸満市にあります。沖縄本島の最南部にあり、喜屋武岬からの美しい海が眺められます。近くにはひめゆりの塔や平和祈念公園があり、修学旅行などで訪れたことがある方もいるのではないでしょうか。

琉球ガラス村へのアクセスですが、基本的には車によるアクセスとなります。那覇空港から南下し、糸満ロータリーからひめゆりの塔に向かって進むと、その途中にあります。沖縄自動車道を利用する場合は「豊見城・名嘉地IC」が最寄りとなり、そこから南下します。那覇空港からは約25分、沖縄自動車道からは約20分です。

路線バスでアクセスする、という場合は乗り換えが必要になります。まず、那覇バスターミナルから「89番糸満線」に乗り、糸満バスターミナルまで行きます。糸満バスターミナルに着いたら、そこで「82番玉泉洞糸満線」か「108番南部循環線」に乗ります。そして「波平入り口」で降りると徒歩1分で到着できます。

琉球ガラス村の見どころや体験見出し

琉球ガラス村でまず見たいのは、実際にガラス製品を作っているところです。琉球ガラスは「吹きガラス工法」と言い、調合した原料を1300度から1400度にもなる坩堝に入れて溶かし、それを成形して作っていきます。実際に真っ赤に熱せられたガラスが、目の前でさまざまな形に変化していくのを見るのは、やはりガラス作りの定番の見どころと言えるでしょう。

また、琉球ガラス村の中のショップは、完全ハンドメイドの工房直売店ということで、定番商品だけでなく、ここでしか購入できないガラス製品を手に入れることができます。アウトレットの専門店もあり、お土産を選ぶならここは外せません。

また、「琉球ガラス美術館」や「相田みつを言葉の森」などでは、美しい琉球ガラスをゆっくりと見学することができます。琉球ガラスは吹きガラス工法なのですが、その吹いたガラスに「押し込み(押し型)成形」や「フチ起こし成形」などのさまざまな技法が使われ、製品が作られていきます。それを実際に見ることができます。

いろいろ見て歩いて一休みするなら、レストランで。2階にあり、沖縄料理の定番である「沖縄そば」「タコライス」をはじめとする、沖縄の雰囲気たっぷりの料理が食べられます。また、シークワーサーのジュースなどは沖縄ならではということで大人気です。

琉球ガラス村で体験見出し

琉球ガラス村に行ったらガラス作りは絶対に体験しておきたいところ。琉球ガラス村の体験プランは、実際にガラスを吹いたりする体験だけではなく、子供でも安全な体験プランも準備されています。所要時間もさまざまなので、予定に合わせて体験することも可能です。

実際にガラスを吹いたりしてみたい、という方には、お皿やグラスを作る体験がおすすめです。特にオリジナルグラス作り体験は大人気の体験プラン。グラスの場合は好きな色を選んで、ガラスを吹き、口の部分を洋バシで広げて形を整える作業が、お皿の場合は吹いたガラスを広げて、成形していく作業が体験できます。

この体験は熱せられたガラスを使うため、危険が伴う作業の部分は工房の職人が担当します。また、グラスのほうは小学生以上、お皿は中学生以上の年齢制限があります。とはいえ、プランの中では一番、ガラス作り体験らしい体験ができますし、時間も5分から10分程度と短時間ですみます。

一方、小さな子供が一緒の場合は、危険が少ない体験プランが大人気です。アクセサリーやフォトフレーム、ジェルキャンドル、万華鏡などを作る体験プランは、琉球ガラスのかけら(カレット)やガラスの魚、貝などを飾りつけるので、保護者同伴であれば小さな子供でも体験できます。

また、シーサーなどの色つけ体験もできます。これは魚や風鈴など、いくつかの種類から選んで、自分で好きな色を塗って仕上げるというもので、時間は体験プランの中ではかかるほうですが、家族でワイワイ楽しみながら作品を作ることも可能です。

体験したら琉球ガラス村の定番お土産も見出し

琉球ガラス村の定番お土産と言えるものは、やはりガラス製品ということになります。体験プランで作ったものはもちろんお土産になります。でもやはり工房で作られたものは色も形も種類も多様なので、いろいろ見て決めるのもいいですね。

ガラス製品はどうしても重さがありますので、お土産として点数が必要ならば、全国発送もしてもらえます。われものでもあるので、専門の店で送ってもらったほうが安全ですよね。定番のコップやお皿のほかにガラスでできた花やアクセサリーなどもあります。ぜひ、お気に入りの一品をお土産にしてみては?

琉球ガラス村で体験する時の注意見出し

琉球ガラス村は、糸満のこの場所のほかに、那覇と西崎の営業所があります。那覇は問題ないのですが、西崎の営業所は同じ糸満市にあるため、カーナビなどで間違ってしまうことがあるようです。電話番号やマップコードなどが公式サイトにあるので、カーナビを使う場合は確認しておきましょう。

また、体験プランは予約が必要です。ただし、当日は1時間前から受付をし、その順に体験をすることになるので、予約した時間よりも少なくとも20分前までには受付を済ませておく必要があります。混雑していたりすると待ち時間が発生することもあるので、時間には余裕を持たせましょう。

吹きガラスの体験プランの場合、形をつくったあと、冷ます工程が必要なので、当日に受け取ることはできません。3日後にもう一度受け取りに来るか、宅配を頼むかになります。また、他の作品も乾くまで時間がかかったり、倒さないようにしたりなど注意する必要があるので、担当のスタッフの注意をしっかり確認してください。

体験後は琉球ガラス村周辺の観光もおすすめ見出し

ひめゆりの塔

ひめゆりの塔と平和祈念資料館は、元ひめゆり学徒隊の証言を通じて第二次世界大戦のことについて知ることができる場所です。ひめゆり学徒隊は、沖縄戦で沖縄陸軍病院に動員され、激しい地上戦で多くの命が失われました。命の大切さ、平和の尊さを学ぶ貴重な施設として、多くの若者たちの心をゆさぶっています。

琉球ガラス村で体験など楽しいひとときを見出し

琉球ガラス村は体験プランが多く、雨などの時でも十分に楽しむことができます。琉球ガラスのお土産はもちろんですが、どうせなら体験プランでオンリーワンの製品を作ってみてはいかがでしょうか。きっと旅のよい思い出になりますよ。

沖縄でおすすめの体験観光しよう!琉球ガラスやシーサーなどのものづくり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
沖縄でおすすめの体験観光しよう!琉球ガラスやシーサーなどのものづくり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
国内旅行人気ナンバーワンと言えば沖縄ですが、沖縄に来たら何をして過ごしますか?マリンスポーツ、レジャー様々ある中で、おすすめはものづくり体験です。工房によって体験メニューも豊富でおすすめです!旅の前の計画にお役立てください。

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