冬時期の沖縄でホエールウォッチング!
沖縄ではザトウクジラが回遊してくる時期に、ホエールウォッチングができるんです。暖かい海を求めてやってくるクジラたちが見せてくれるパフォーマンスは、超大迫力!尋常じゃないほど、しぶきをあげたかと思うと、優しく船と一緒に泳いでくれることも。こんな体験は、間違いなく一生の思い出。服装と船酔いには注意して、船に乗り込もう!
沖縄のザトウクジラはどこから来るの?
北半球に生息するザトウクジラは、6月から9月の間は北極海周辺やアラスカの海域で過ごしています。11月頃から南下し始めて、ハワイやメキシコ沖、そして沖縄の暖かい海にやってきます。そして、この暖かな海では、出産と子育ての時期を過ごして、また北の海へと戻っていくという大移動を繰り返しています。
沖縄のザトウクジラの特徴は?
沖縄で見られるクジラは、主にザトウクジラです。体長は平均約13メートルで、およそ30トンほどあります。胸ヒレが5メートルと長いのもザトウクジラの特徴で、尾ひれの模様は個体によって違います。また平均寿命は50年。集団で移動し、他のグループとは交流を持ちません。また、パフォーマンスの多いクジラとしても有名です。
沖縄のホエールウォッチングをもっと楽しく
パフォーマンスを知ってさらに楽しもう
クジラの潮吹きは、「ブロー」と呼んでいます。哺乳類のクジラは、私たちと同じく肺呼吸をしています。しかも一度に肺の中の空気の90%を交換するのです。その呼気が一気に冷えて、潮を吹いているように見えるんですね。このブローでクジラを発見しましょう!数十秒間に3、4回ブローをして海に潜り、再浮上するのは15から20分後です。
冬の沖縄は、
— おきなわLikes (@okinawa_likes) January 21, 2017
ホウェールウォッチングの季節♪
実は、クジラが見せるパフォーマンスには名前&レア度があるんです(^o^)/
1番レアなのがこの写真の『ブリーチ』
巨大な体がそのまま空中へジャンプし、回転しながら一気に水面に落下する、迫力満点の技(°_°) pic.twitter.com/f1ljbH7cpM
このダイナミックなパフォーマンスは、「ブリーチ」と呼ばれています。海面から飛び上がって宙に浮かび、胸びれを側面に突き出しながら、トルネードスピンしつつ海にダイブ!ザトウクジラの大きさや迫力を感じられるこのパフォーマンス。ホエールウォッチング中にぜひ見たいですね!
尾ひれを海面から持ち上げるパフォーマンスは、「フルーク」と呼ばれています。息継ぎ後に深く海へ潜る時の動作なんですね。腹側の模様が見られると、フルークアップ。模様が見えないときは、フルークダウンと呼び分けています。船の上からこのパフォーマンスが見られると、今から潜るんだな、とわかりますね。
頭部から3分の1くらいを海面から出し、そのまま自分の体を海面に叩きつけるようにして水しぶきを上げるパフォーマンスを「ヘッドスラップ」と呼んでいます。ほかのクジラへの威嚇の動作のようですが、この水しぶきが船まで飛んでこようものなら、大感動!歓声ものです!嬉しいけど、服装には十分注意です!
5mの長い胸びれを、横向きになって海面に打ちつけるパフォーマンスを「ペックスラップ」と呼んでいます。もうこれは、いうなれば哺乳類最強の平手打ち!でもこれは、クジラが機嫌のいい時に行う動作なんですって。ぜひ、近くで見たいでですね。腹側を海面に向けて、両胸びれを打ちつけることもあります。
沖縄のホエールウォッチングおすすめ時期
そういや言ったかもしれんけど
— なつめ (@natujj3) May 13, 2017
3月に沖縄行ってホエールウォッチングしたんすよ pic.twitter.com/sjXi7Ofgq1
ザトウクジラは、12月下旬から4月中旬頃まで、沖縄の近海にいます。ホエールウォッチングは、1月中旬から3月末がシーズンとなっており、海が安定する2月から3月がホエールウォッチングの時期としては、ベストシーズンになります。このベストシーズンなら、遭遇率100%ですので、ほぼ間違いなく見ることができるので、おすすめです!
ホエールウォッチングおすすめ事前準備
おすすめの持ち物
撮影にはカメラがあるとベターですが、スマホ利用であれば、防水ケースに入れておくのをおすすめします。その他持ち物は、雨具、タオル、サングラス、日焼け止めや帽子、ペットボトル飲料や飴、そしてもう一枚羽織れる服装か脱げるような服装だといいですね。最後に、船酔い時のもしもの時のビニール袋があれば、完璧です!
前日からの船酔い対策をおすすめします
ホエールウォッチングの最大の敵は、ズバリ船酔い。体調を万全にすべく、前日は十分に睡眠をとりましょう。そして当日は、指示されている時間に酔い止めを飲みましょうね。船に乗り込んだら、なるべく遠くを見て。下を向いて、本やスマホを見ていては船酔いしやすくなります。また船尾のほうが揺れは少ないです。船酔いしませんように!
ホエールウォッチング船上での注意
服装は徹底的な防寒をおすすめします
いくら沖縄といえども、ホエールウォッチングを体験できるのは冬時期ですので、寒さに耐えうる服装で。日中はポカポカと暖かくても、海上は思いのほか気温が低いので、服装には十分注意しましょう。防寒プラス雨具の利用で防水もできると完璧です。波が高い時や急な雨、嬉しいけどクジラからの水しぶきがかかるなんてことも。
沖縄本島でホエールウォッチングならココ!
クジラを間近でみたいなら北部発がおすすめ
本部港から出発するホエールウォッチングは、船の数が少なく、クジラの近くまで船が近づける確率が高いのです。那覇市から80km以上離れているため、アクセスは良いとはいえませんが、例えば美ら海水族館に行く予定がある、というのであれば、逆にぜひぜひおすすめです!
中部発は北谷や恩納村から
念願のホエールウォッチング行ってきました!北谷発だったけど結構近場で見れた〜!船酔いでクジラ見れないかと思ったけど、吐いて復活しましたww pic.twitter.com/5nyLKnQiZ3
— nae✯*° (旧Vega*) (@xVega_7x) February 13, 2015
北谷町はアメリカンビレッジ近くの港からの出航になります。また恩納村は万座毛のすぐ隣の港からの出航。どちらも西海岸のリゾートエリアに滞在している方にはとっても便利ですね。この海域のザトウクジラは、決まったポイントに集まっていることが多く、遭遇率が非常に高いです!
アクセスで選ぶなら那覇発がおすすめ
那覇市内にある港から船が出るので、那覇近くに滞在している方にはおすすめです。ホテル送迎してくれる会社もありますよ。とにかくアクセスが便利なので、沖縄到着日や出発日でもホエールウォッチングできちゃうんです。冬の沖縄のおすすめアクティビティを体験せずには帰れない!
沖縄ホエールウォッチングの料金
料金は、ざっくりと大人は4000円から5000円程度です。クーポンなどの利用ができたり、もしも見られなかったときには全額返金とうたっていたり、もう一度無料でチャレンジできたりと、各社様々なサービスがあるようです。またホテル送迎サービスも料金に含まれていたりして、これは嬉しいですね。
ホエールウォッチングの聖地!慶良間諸島
座間味島を含む慶良間諸島への行き方は、那覇市にある泊港(とまりん)から出ている高速船かフェリーで向かいます。座間味島までは、高速船で50分(往復5970円)、フェリーで90分(往復4030円)なので、船酔いする前に着いちゃいますよ。そして、こんなに近いのに、この美しい海の色!そう、これが「ケラマブルー」と呼ばれる海なのですね。
ホエールウォッチングの始まりは座間味島
座間味島の港では、ザトウクジラのモニュメントがお出迎えしてくれるんですよね。これを見ると、座間味島に着いた!と一気にテンションが上がります。ビーチエントリーからでも海亀と会えることで有名な場所ですが、冬のホエールウォッチングもすごいんです。
実は、その昔、捕鯨によって沖縄の海からクジラがいなくなってしまったという歴史があったんです。二十数年たった1986年にクジラが戻ってきてくれ、少しずつ数が増えていったんですね。現在では1シーズンに200頭以上のザトウクジラが確認されるまでになっています。
座間味島をおすすめする理由
沖縄のホエールウォッチングは、1990年に座間味島で始まりました。翌1991年には座間味ホエールウォッチング協会が設立され、ホエールウォッチングの自主ルールが設けています。クジラにストレスをかけないように、船との距離を決めたり、エンジン音を切って近づくなど、クジラに優しいホエールウォッチングに取り組んでいるのです。
ホエールウォッチングで有名な沖縄の座間味島へ、パワーチャージの旅。今まさにシーズン!海の美しさにも感動です。http://t.co/N86HY2lRb7 pic.twitter.com/tKz7h1GzEh
— トリッププランナー (@tripplanner_jp) January 28, 2015
自主ルールで、クジラから50m(親子クジラには100m)以内には近寄らない、としているのですが、停泊していると逆にクジラから近寄ってくることも。これは、日頃のクジラへの優しい取り組みのたまものなのではないでしょうか。クジラを大切に保護してきた座間味島の優しさが伝わります。
山の上から… 超遠かったけど…#沖縄 #ケラマ #渡嘉敷島 #ホエールウォッチング #展望台 から #ブリーチング #2ポット #3頭 https://t.co/ZXsPjSLugr pic.twitter.com/zGokA3BWws
— 鳥蔵 (@torizou12) March 25, 2017
座間味島のホエールウォッチングは、監視担当者が展望台からブローを確認してウォッチング船に知らせるというシステム。これはホエールウォッチングに来た観光客への配慮でもあります。さらに座間味島の北側にクジラが集まるスポットがあるため、とにかく遭遇率が高いんですね。
ダイビング後の嬉しいオマケでした(≧▽≦)♪ #やっと会えた !,#クジラ,#大きいね(≧▽≦)!, #ダイブイン浜,#沖縄,#慶良間,#座間味,#世界が恋する海,#国立公園,#海 ,#写真,#ザトウクジラ,#ホエールウォッチング,#民宿,#TG3, pic.twitter.com/sBGI1GEuuI
— ダイブイン浜 (@Dive_inn_HAMA) January 27, 2017
そして、このケラマブルーの海!人生の一大イベントである出産と子育て。それをこの美しい海で行おうと、ザトウクジラたちは、座間味島近海を選んでいるのではないのでしょうか。この美しくて、人の温かみが感じられる座間味島で、いつまでもザトウクジラと出逢えることを願ってやみません。
沖縄の感動アクティビティナンバーワン!
沖縄の冬時期のおすすめアクティビティ「ホエールウォッチング」船酔いなんて薬さえ飲んで、クジラに遭えれば、もうへっちゃらですし、寒さだって服装さえ気をつければ、問題なし!沖縄では出産と子育ての時期を過ごすザトウクジラ。つまり親子クジラの微笑ましいパフォーマンスが見られるんです。今度の沖縄は、冬時期で決まりですね!
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