ザビエル公園は心霊スポット！鹿児島の観光地が夜は怖い！アクセスや駐車場は？

日本に3つあるザビエル公園のなかでも、ザビエルが1年間鹿児島で暮らしたことにちなんで建てられたのが鹿児島のザビエル公園です。フランシスコ・ザビエルといえば歴史の教科書でもおなじみ、日本にキリスト教と西洋文化を伝えた重要人物です。そんな彼の名前がついた公園とはどんな場所なのでしょうか。また、そんなザビエル公園が今では心霊スポットになっているとか。夜のザビエル公園についてもご紹介します。

フランシスコ・ザビエルはイスパニア出身のキリスト教宣教師です。まだキリスト教が日本に伝来していなかった頃、鹿児島祇園之洲に上陸。布教活動のほか、様々な西洋文化を日本に伝えました。教科書でおなじみの人物画とはおもむきの違う、聡明で凛々しい表情の胸像が設置されています。

鹿児島ザビエル公園内に保存されているアーチは、旧ザビエル教会の一部です。旧ザビエル教会は明治になってから彼の功績を称えるために建てられました。地域の人々の信仰を集めていましたが、第二次世界大戦で焼失。今ある一部を残すのみとなりました。現在のザビエル教会は公園のむかい、ザビエル渡来400年を記念して再建されたものです。

鹿児島ザビエル公園は周囲をビルに囲まれた比較的にぎやかな場所にあり、24時間開放されています。前を大きな道路が走っており、カゴシマシティビュー城山・磯コースのバス停留所にもなっていますので、バスや車の窓から眺めることもできます。

住所:鹿児島県鹿児島市東千石町4-9

旧ザビエル教会の一部とザビエルの胸像の前に、ザビエルの功績を称える石碑が設置してあります。昭和24年の記載がありますので、現在のザビエル教会が再建された頃に設置されたようです。

鹿児島ザビエル公園にはザビエルのほかに、キリスト教布教に尽力した二人の日本人の像も設置してあります。左からヤジロウ、ザビエル、ベルナルドです。ヤジロウは鹿児島の出身で、マラッカでザビエルに出会います。ザビエルに日本での布教を決意させたのはこの出会いがきっかけといわれています。ベルナルドは鹿児島でザビエルから洗礼を受け、後にヨーロッパへ渡りローマ教皇との謁見を果たした日本人です。

鹿児島ザビエル公園近くの公衆電話ボックスは、ステンドグラスがかわいいザビエル調です。公衆電話を使うことはないかもしれませんが、ご当地ならではの趣向が凝らされているのはおもしろいですね。ぜひ、見にいってみてください。ライトも雰囲気があります。

鹿児島ザビエル公園へはカゴシマシティビュー城山・磯コースがおすすめです。鹿児島中央駅から主要観光地をまわって城山、仙巌園へもアクセス可能です。ザビエル公園へは鹿児島中央駅から所要時間10分足らずで到着できます。また、30分間隔で運行されていますので、気軽に途中下車できますよ。お問い合わせは鹿児島市交通局バス事業課まで。

電話番号:099-257-2117

鹿児島市電を使えば、鹿児島中央駅から最寄駅高見馬場まで所要時間は10分とかかりません。高見馬場電停から徒歩5分ほどでザビエル公園に到着できます。路面電車にのんびり揺られて町の景色を楽しみながら向かうのも、おもむきがあっていいですね。

ザビエル公園は、鹿児島市の中心部天文館からのアクセスもよく、歩いていける距離にあります。鹿児島市内の主要な観光地からのアクセスもいいので、ぜひとも、鹿児島の観光プランに組み込んでおきましょう。

鹿児島ザビエル公園には駐車場がありませんが、鹿児島市内中心部で天文館や照国神社など観光地からも近いので、有料の駐車場もたくさんあり、駐車場に困ることはないでしょう。鹿児島市内の観光地をまわるなら、車よりレンタサイクル「かごりん」がおすすめです。簡単な登録だけで24時間利用が可能でとっても便利。かごりんをうまく使って観光地をお得にめぐりましょう。

鹿児島ザビエル公園は24時間開放されています。夜は、ザビエル、ヤジロウ、ベルナルドの像がライトアップされ、明るい昼間の観光地とは雰囲気が違います。静かで落ち着いた空気のなかで、ザビエルの足跡に思いを馳せることができそうですね。ただし、周囲は真っ暗で人通りもないので、ひとりで行くと怖い思いをするかもしれません。十分、気をつけてください。

鹿児島ザビエル公園で心霊体験をしたという人もいるようです。夜な夜な女性が現れてすすり泣くのだそうです。その女性の胸に大きな穴が空いているのを見たことがある人も。怖いですね。焼失した旧ザビエル教会の悲しい運命と、キリシタン禁教の長い歴史を連想して、あり得ないものを見てしまう人もいるのでしょう。それぐらい、夜のザビエル公園は怖い場所です。怖い思いをしたくない人は、夜は避けた方が無難です。

鹿児島市電涙橋電停付近は、かつて処刑場があったことで知られる心霊スポットです。処刑される者とその家族が最後の別れを惜しんだ場所であったことが地名の由来です。付近を流れる川の上に、女性が立っているのを見た人や、すすり泣く女性の声を聞いた人がいるなど、怖い噂が絶えません。今でも線路に飛び込む人がいるなど、死とは切っても切れない因縁のある場所です。

草牟田(くさむた)墓地はかなり古い墓地らしく、荒れています。そのせいで心霊スポットと呼ばれていますが、今は心霊現象の噂はないそうです。ただ、墓地はたくさんの人々の魂が眠っている場所です。いつ心霊現象に遭遇して怖い思いをするかわかりません。興味本位に訪れるのはやめましょう。

西南戦争の激戦地、城山公園も心霊スポットとして知られています。無念のまま亡くなった多くの人の魂がいまだに辺りをさまよっているのでしょうか。また、展望台で首つり自殺があったこともあり、その周辺での目撃情報が多くなっています。心霊写真が撮れることでも有名ですが、夜は真っ暗で危険です。怖い思いをしないように気をつけてくださいね。

トンネルの真上にある墓地で首つり自殺があったそうで、その霊がトンネル内に現れるという心霊現象の噂があります。墓地のとなりの神社には多数の慰霊碑もあり、怖い噂に拍車がかかります。トンネル内の心霊現象はどこの土地でも目撃談が多いですね。

鹿児島の繁華街、天文館はザビエル公園から歩いてすぐのところにあります。観光地めぐりの後のお食事は天文館がおすすめ。名物の黒豚を使ったしゃぶしゃぶや豚カツを、薩摩焼酎と一緒にどうぞ。デザートは天文館むじゃきのかき氷「白くま」を食べて、疲れた体を癒しましょう。

照国神社は幕末期の薩摩藩主島津斉彬公がご祭神。幕末に活躍した名君が今も鹿児島を見守っています。境内のあちらこちらに島津家の家紋「丸に十文字」が配置されているのが印象的です。今では結婚式や新生児のお宮参りのスポットとして市民に愛されています。広い敷地内に駐車場がありますので車でのアクセスも便利です。

鹿児島市城山の西郷隆盛像は、鹿児島を訪れたら必ず訪れたい場所です。幕末明治に活躍した西郷隆盛は、東京での仕事を辞して故郷鹿児島へ戻りますが、やがて周囲の武士に担がれて西南戦争を起こし、この城山で自刃します。東京上野の西郷さんと違って、軍服を着て大きく凛々しい姿は、鹿児島市民の誇りとなっています。駐車場はありません。

城山公園からは鹿児島市内が桜島まで見渡せます。現在も活発に活動を続ける桜島の姿は、毎日違って見えます。何度か来て、その景色を比べてみるのもいいでしょう。また、西郷洞窟や西郷終焉の地など西南戦争の戦績も充実していて見どころたっぷりです。無料の駐車場がありますが、展望台までは坂道を歩いてのぼります。

日本にキリスト教と西洋文化を伝えたフランシスコ・ザビエルの功績は偉大です。どのような人物で何をしたのか、ザビエルが暮らした町で、彼のことを深く知るいいチャンスになることでしょう。心霊スポットであるなど、怖い噂もありますが、観光地めぐりにも最適な場所ですので、ぜひ足を運んでみてください。