オーストラリアの食べ物まとめ！家庭料理から有名なお菓子まで！

オーストラリアは、ヨーロッパやアジアからの移民が多い国ということもあり、実は大変多国籍な食文化を持つ国なのです。また、OECD加盟国の肥満率順位において、男性･女性共に5位という肥満大国でもあります。そんなオーストラリアの名物家庭料理や、有名なお菓子など、マナーなども含め、オーストラリアの食文化をご紹介いたします。

オーストラリアの名物で、1家に1つ必ずある食べ物が｢ベジマイト｣です。ベジマイトは、日本でいう納豆のような存在で、幼い頃から食べていないとその強烈な味になかなか慣れないかもしれません。ベジマイトの味は、エビオス錠等の酵母製剤に類似した香があり、塩辛いです。トーストの上にバターなどと一緒に塗られることが多いです。

オーストラリアでは、ベジマイトを塗ったトーストが代表的な朝食として出てくるので、ホームステイなどをする方は、体験できるかもしれません。個性的な味なので、好き嫌いが分かれる食べ物ではありますが、オーストラリアの名物であり、食文化の違いが分かる食べ物なので、是非一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。日本でも購入可能です。

日本ではあまり聞きませんが、｢ヌテラ｣はイタリアが原産国で、ヘーゼルナッツのペーストを主に、ココアや砂糖などを混ぜた大変甘いチョコレート風味のスプレッドで、朝食のトーストに塗るのが、オーストラリアの家庭料理の定番となっています。保存料や着色料は入っていないので、小さなお子様でも安心して美味しく食べることができます。

ヌテラはオーストラリアの家庭料理としてだけではなく、欧米を中心とする160カ国もの国で愛されている有名な食べ物です。トーストに塗るのはもちろん、その他お菓子作りとしても使われることが多いそうです。日本人には甘すぎると感じる方が多いかもしれませんが、疲れている時など、たまに甘いものが食べたくなった時に、おすすめです。

オーストラリアの名物お菓子である｢ラミントン｣。日本ではあまり見かけませんが、カステラ風のスポンジに、ココナッツとチョコレートをまぶしたお菓子です。オーストラリアの伝統的なお菓子として、小学生のお子様のおやつとして家庭で作られるような食べ物です。想像の通り、とても甘いですが、ほっこりする美味しいお菓子ですよ。

ラミントンは、オーストラリアだけではなく、隣国ニュージーランドでも食べられる家庭料理です。日本の伝統的なお菓子というと、餡子や御饅頭などの和菓子ですが、オーストラリアではチョコレートを使った洋菓子と、食文化の違いが改めて分かるお菓子ではないでしょうか。有名な食べ物なので、機会があれば、是非食べてみてください。

日本でも有名で度々見かける｢ラップ｣。レタスやトマト、シーチンに卵などなど、様々な野菜やお肉をラップし、シーザードレッシングなどをかけた食べ物で、とても美味しいですよね。このラップ、実はオーストラリア名産の食べ物で、オーストラリアのランチで定番のメニューなのです。野菜やお肉を一気に取れるので、ランチにぴったりですね。

オーストラリアと日本では、お弁当の食文化も異なります。日本のお弁当というと、料理した野菜炒めやお肉、卵焼きなどのおかずに白米やおにぎりなど、手の込んだお弁当が多いですが、オーストラリアでは、サンドイッチや、ラップなど、野菜などをサンドしたパンと、お菓子にフルーツなどが一般的です。本場のラップも、是非食べてみて下さい。

どうしてオーストラリア人が肥満大国の上位に入っているのか理解ができるような人気の食べ物｢フィッシュ&チップス｣。元々はイギリスからきた食べ物ですが、ニュージーランドやオーストラリアでも、至る所に専門のお店があり、オーストラリアの定番の家庭料理ともなっています。しかも大変お安いので、皆さん気軽に購入が可能です。

フィッシュ&チップスとは、その名の通りフライドポテトと、白身魚をフライにして、タルタルソースをつけて食べる食べ物で、沢山食べると胸焼けを起こしそうですが、イギリスのものよりかは、脂少なめで、あっさりしているようです。日本の食文化とは違い、とても脂分が多く食べすぎると肥満の元なので、美味しいですが程々に食べましょう。

｢ミートパイ｣は、オーストラリア名物の家庭料理の1つです。パイ生地の中にビーフやミンチが入っているパイが主流となっており、どこのお店でも売られているような、オーストラリア人に愛されている国民食です。最近では、変わった味のカレー味なども出ており、バリエーションが豊かになっているそうです。旅行に行ったら食べてみましょう!

オーストラリアのパイは、年間2億7000万個が市販されていると言われるほど、国民から親しまれている食べ物です。日本ではそこまでポピュラーではないですが、都内などで開かれるマーケットなどでオーストラリアのパイが紹介されたりなど、徐々に知名度が高くなり、有名になりつつあります。とても美味しいので、本場の味を食べてみて下さい。

日本人の中には抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、オーストラリアではカンガルー肉が普及しており、地元のスーパーマーケットなどで当たり前のように販売されています。日本では普段食べないお肉なので、食文化の違いに驚かれるかもしれませんが、味は豚肉とほとんど変わらず、低脂肪なので、ダイエットには最適にお肉です。

オーストラリア名物のカンガルー肉は、食感は柔らかく、濃厚な風味があり、赤身が好きな方におすすめです。そのまま焼いて食べると少し臭みが残るので、調理は必要です。現在オーストラリアではカンガルーが増え続けて困っていることもあり、カンガルー肉の輸出を意欲的に行なっているそうです。一度食べてみてはいかがでしょうか。

最近日本でも売られていることが多く、世界的にも有名な名物お菓子｢ティムタム｣は、オーストラリア発のお菓子です。ビスケットをチョコレートで包んでいる甘いお菓子で、1個あたり100カロリーあるので食べ過ぎ注意のお菓子ですが、美味しくてついつい癖になる大人気のお菓子です。オーストラリアでは、とてもお安く手に入ります。

ティムタムの通の食べ方として、まずはティムタムの上下の部分を数ミリほどかじり、暖かいミルクティーに浸して、そのままミルクティーをストローのように吸い上げると、ミルクティーの甘みと、とろりと溶けたチョコの新食感を味わえます。日本ではお値段がお高くなっているので、気に入ったらオーストラリアでまとめ買いがおすすめです。

日本でも食べられますが、オーストラリアのデザートといえば｢ババロワ｣です。家庭で作られる定番のデザートとも言えるでしょう。卵の白身を使用し作られるケーキで、外側はカリッと歯ごたえがよく、中はふんわりとしていて甘くてとても美味しいです。それぞれの家庭で味も違うので、オーストラリアの家庭で食べられる母の味です。

オーストラリアの食事のマナーについていくつかご紹介させていただきます。例えば、パスタなどの麺類を食べる時や、お茶やコーヒーを飲む際、ズルズルッとすするのはマナー違反です。日本ではラーメンやそばを食べる時、音を立ててすすって食べたり、お茶を飲む時音を出したりしますが、オーストラリアではマナーが悪いとみなされます。

また食事中にくちゃくちゃと音を立てて食べるのもマナー違反です。これは日本でも嫌がられることなので、多くの方がしないかとは思いますが、注意して食べることをおすすめします。鼻をすすることなど、日本では当たり前と思って行なっている作法でも、実はオーストラリアではマナーが悪いと思われてしまうこともあるので、注意しましょう。

いかがでしょうか?今回は、オーストラリアで食べられている家庭料理から有名なお菓子などの食べ物、そして食事をする際のマナーなどをご紹介させていただきました。国が違えば、もちろん食文化も異なります。オーストラリアへ観光に行ったら、どんな食事が出るのか、ワクワクしながら是非現地で本場の味を楽しんでいただければと思います。