キュランダ観光は高原列車がおすすめ！熱帯雨林を満喫しよう！

オーストラリアにあるキュランダという地域は、「世界最古の熱帯雨林」として知られています。キュランダは世界遺産にも登録されており、世界中からその貴重な熱帯雨林を一目見ようと多くの人が集まります。「世界の車窓から」でお馴染みの鉄道、キュランダ高原列車や、キュランダ村など、キュランダ観光のおすすめをまとめてご紹介します。

オーストラリアのケアンズから北西34キロのところにある地域「キュランダ」。キュランダは、この地域の熱帯雨林の中に隠れるように位置しています。キュランダはかつて、木材を運ぶ拠点として栄えていた小さな村でしたが、人口わずか700人程度の村でありながらも、現在ではケアンズでもグレートバリアリーフと並ぶほどの大人気観光地となりました。

世界遺産にも登録されている、キュランダの世界最古の熱帯雨林には見どころがたくさん詰まっています。キュランダ観光で一番有名なのはやはり、日本のテレビ番組「世界の車窓から」でもお馴染みの鉄道「キュランダ高原列車」です。他にも、車窓から眺める絶景や生い茂る熱帯雨林、希少動物との触れ合いなど、数々の魅力を持ち合わせています。

キュランダ観光といえば、「世界の車窓から」でお馴染みの鉄道「キュランダ高原列車」です。なんとこのキュランダ高原列車、「世界の車窓から」のオープニングで10年間にも渡って利用されてきたんだそう。知っている方も多いのではないでしょうか。キュランダ高原列車の距離は約33キロで、観光用の鉄道です。途中に二つの停車駅があります。

キュランダ高原列車の二つの停車駅に停車した際、ツアー参加者は鉄道から降りてその周辺の風景や、有名な巨大瀑布「バロンフォール」などを撮影することができます。キュランダ高原列車の車内はレトロな内装になっており、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。キュランダ観光の際は、このキュランダ高原列車での観光がおすすめです。

キュランダ観光で最大の見どころといえば、なんといってもキュランダ高原列車の鉄道の車窓から眺める絶景です。ケアンズからキュランダ村へと伸びる鉄道、キュランダ高原列車の車窓からは、世界遺産にも登録されている世界最古の熱帯雨林の絶景を眺めることができるんです。大自然の中をゆっくりと走る鉄道も、とても絵になりますよね。

キュランダ高原列車が走る山中には、主に生い茂る木々やトンネルしかありませんが、それがいきなりパッと開けた瞬間、視界いっぱいにキュランダの絶景が飛び込んできます。そのタイミングで、鉄道の車内アナウンスで「ここはビューポイントです」とお知らせが入ります。鉄道の先頭車両が差し掛かったときに流れるので、後部車両に乗るのがおすすめです。

続いてキュランダ観光でおすすめなのが「スカイウェイ」というロープウェイです。キュランダのスカイウェイは、完成当時、世界で一番長いロープウェイでした。現在では世界で二番目に長いロープウェイとして知られています。スカイウェイは、キュランダの山の上から世界最古の熱帯雨林の上を通過し、約1時間半かけて麓まで降りて行きます。

ただ、スカイウェイはケアンズまでは繋がっていないので、ケアンズ市内からロープウェイ乗り場まではツアーバスで移動する必要があります。スカイウェイは、世界最古の熱帯雨林の上を通過するロープウェイですが、熱帯雨林に傷をつけてしまわないように配慮して建てられています。空からキュランダの誇る熱帯雨林を眺めてみてはいかがでしょう。

キュランダの世界遺産、世界最古の熱帯雨林の中を疾走する水陸両用の「アーミーダック」も、キュランダ観光では大人気です。アーミーダックとは、軍事用に造られた水陸両用の車両で、爆音を上げながら走るのが特徴です。アーミーダックに乗るには、キュランダ村からツアーバスに乗って、さらに20分ほど移動する必要があります。

アーミーダックには、キュランダの熱帯雨林を観光客に紹介している「レインフォレステーション」で乗車します。爆音を上げながら熱帯雨林を走り、川を渡り、丘を越え、様々な違う角度から世界遺産の熱帯雨林を楽しむことができます。アーミーダックで走りながら、キュランダに生息している珍しい動物や熱帯植物なども紹介してもらえます。

アーミーダックの乗り場にもなっている「レインフォレステーション」では、なんと希少動物であるコアラに会うこともできるんです。レインフォレステーションはテーマパークで、アーミーダックを楽しめる「Army Duck Rainforest Tours」、コアラやカンガルーと触れ合える「Koala&Wildlife Park」などから成り立っています。

レインフォレステーションでは、かわいいコアラを抱っこして写真撮影をすることもできます。また、コアラの他にも赤ちゃんワニも抱っこできるんです。写真は有料で2000円と少しお高いですが、シドニーではコアラを抱っこして写真を撮ることはできないので、キュランダ観光の際は記念にコアラとのツーショットを撮ってみてはいかがでしょう。

キュランダ観光の際は、幸せを呼ぶ青いアゲハ「ユリシス」を探してみましょう。ユリシスとは、キュランダの熱帯雨林に生息する、極めて貴重な青いアゲハです。キュランダでは、このユリシスを見つけると幸せになれるとうい都市伝説があります。遭遇率を上げたければぜひ、「Australian Butterfly Sanctuary」に足を運んでみてください。

Australian Butterfly Sanctuaryは、オーストラリア最大級の蝶園です。この蝶園には、その名の通り、蝶と蛾しか生息していません。幸せを呼ぶ青いアゲハ、ユリシスも生息しているとのことなので、見つけることができるかもしれません。入場料は少しお高めで2000円ほど。せっかくの機会に、幸せをもたらす幻の青いアゲハを探してみてくださいね。

キュランダ村のヘリテージマーケット内にある野鳥園「バードワールド」もおすすめです。バードワールドでは、56種類のオーストラリアの鳥や、世界各国の珍しい鳥たちを鑑賞することができます。バードワールドの目玉といえば、最近ではあまり見ることのできなくなったキャソワリ。日本名で「火喰鳥」という名を持つ巨大な珍鳥でしょう。

キャワソリは、日本ではあまり知られていない巨大な珍鳥です。キャワソリの生息地は、パプアニューギニアとオーストラリアのごく一部の地域に限られており、世界中に1200羽のみを残している絶滅危惧種です。地球上で熱帯雨林が生まれる何億年も前から、その守護神として姿を変えずに現代まで生き残っているという、大変貴重な珍鳥なのです。

キュランダ観光の際は、キュランダ村のキュランダマーケットでショッピングやグルメも楽しんでみてください。キュランダ村は大変小さな村なので、一時間もあれば全て見て回ることができます。キュランダマーケットでのおすすめは「KURANDA HOMEMADE TROPICAL FRUIT ICECREAM」手作りのアイスクリームショップです。

キュランダ村で有名なソーセージ屋さん「GERMAN TUCKER」や、軽食を食べるのにぴったりな「KURANDA’S CYBER CAFE」などもおすすめです。キュランダマーケットでは、工芸品、革製品、アクセサリーなどが豊富に取り揃えてあります。雑貨好きの人にはたまらないでしょう。絵画や洋服、ハチミツ、石鹸、オパールなども充実しています。

いかがでしたでしょうか。世界遺産にも登録されている、世界最古の熱帯雨林、キュランダについてご紹介しました。「世界の車窓から」でお馴染みの鉄道、キュランダ高原列車やキュランダ村をはじめ、キュランダには訪れるべき魅力を持つ観光名所が満載です。オーストラリアを訪れる際は、キュランダで世界的に有名な熱帯雨林を満喫しましょう。