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オーストラリアの言語事情!英語だけではない?多文化な歴史も影響!

オーストラリアの言語事情!英語だけではない?多文化な歴史も影響!
投稿日: 2017年8月30日最終更新日: 2020年10月7日

日本からも多くの人が観光で訪れているオーストラリア。オーストラリアでは英語が通じることが知られていますが、実は英語以外にも様々な種類の言語が話されています。多文化なオーストラリアで話される割合の多い言語の種類や、オーストラリアの英語の特徴などをご紹介します。

オーストラリアの言語事情は?見出し

Photo by yuko_okuy

日本からも多くの人が観光で訪れているオーストラリア。オーストラリアでは英語が通じることが知られていますが、実は英語以外にも様々な種類の言語が話されています。歴史的にも色々な国からの移民が訪れ、文化も混じり合っているオーストラリアですが、実際の言語事情はどうなっているのでしょうか?オーストラリアで話されている割合の多い言語の種類やその歴史的背景やオーストラリアの英語の特徴などをご紹介します。

オーストラリアの言語:英語を話す人の割合は?見出し

Photo byCleverpix

様々な民族の人々が暮らす多国籍国家の代表格として知られているオーストラリア。オーストラリア英語が主な言語ではあるものの、オーストラリアでは公用語が指定されていません。約80パーセントと多くの割合の人が英語を使っていますが、それ以外の約20パーセントの人々が英語以外の様々な種類の言語を家庭で使っています。

Photo by Lenny K Photography

20パーセントというとかなりの割合ですしそれが様々な種類となると興味深いですね。これは歴史的にオーストラリアに様々な国の人が移住してきたという背景からもきています。様々な国の人が暮らし、文化的にも混ざり合り、自然も多いことからオーストラリアに暮らす人はおおらかな人が多いのかもしれません。

ちなみに2011年に行われたオーストラリアで使われている言語に関する調査によると、クイーンズランド州の家庭において話されている第二言語8位は、日本語だそうです。オーストラリアで日本語がそんなに話されているところがあるなんて驚きですね。オーストラリア話されている言語の上位5ヶ国語は、いったいどの国からきているのかその種類や割合を見ていきましょう。

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オーストラリアの言語:中国語見出し

なんとオーストラリアで話されている言語の中で英語以外で一番割合が多いのは中国語(マンダリン)なんです。これはオーストラリアに住む中国人の人口が圧倒的に多いことに由来します。オーストラリア以外の国にもチャイナタウンがある国は多いですよね。

タスマニア州を除く各州にチャイナタウンがあり、オーストラリア全では12ヶ所にも及ぶチャイナタウンが点在しています。歴史をたどれば、出稼ぎなどのためにヴィクトリア州へ移民した中国人が多かったようです。チャイナタウンであればその中で中国語が通じるため、そのまま中国語を話続ける人やそのチャイナタウンへ移民してくる人も多かったのでしょう。

オーストラリアの言語:イタリア語見出し

オーストラリアで話されている割合の多い英語以外の言語第2位はイタリア語です。オーストラリアの多くがイギリス領だったことは知られていますが、イタリアもオーストラリアに関係しているというのは結構意外ではないでしょうか?しかしイタリアとオーストラリアは歴史的に深く関わりがあります。

その歴史の始まりは1770年。クック船長率いるエンデバー号がシドニーにたどり着きました。そしそこをイギリス領と宣言した後に入植を開始しました。当時エンデバー号にはイタリアの家系をもつ乗組員がいたため彼らはシドニーに住み着きました。そのためその後もイタリアの家系を持つ人たちがオーストラリアを訪れ、イタリア語が多く話される言語の一つとなりました。

オーストラリアの言語:アラビア語見出し

オーストラリアで話されている割合の多い英語以外の言語、第3位はアラビア語です。オーストラリアにはアラビア語を話す人々も多く暮らしていますが、その大多数が今から1985年頃からオーストラリアへ移住を開始し始めたそうです。アラビア語を話す人々は歴史的に見ると比較的最近増えていると言えます。

当時はエジプト、レバノン、シリアなどからオーストラリアへの移民が多かったようですが、90年代になってスーダン、ソマリア、スーダンからの移民も増えました。イスラム教に関しては文化の違いが多くあり、そんな人々も暮らすオーストラリアはまさに多国籍国家の代表ですね。

オーストラリアの言語:広東語見出し

オーストラリアで話されている割合の多い英語以外の言語の第4位は広東語です。マンダリン(中国語)との違いが気になるところですが、これに関してはいろいろな意見があり、書き言葉は特によく似ています。

そのため、マンダリンと広東語では書きだして意思の疎通を図ることもできると言われています。言い回しであったり、同じ文字でも読み方が違ったりするところがとてもおもしろいです。オーストラリアにはやはり中国系の人々がとても多いというしるしですね。

オーストラリアの言語:ギリシャ語見出し

オーストラリアで話されている割合の多い英語以外の言語、第5位はギリシャ語です。オーストラリアには1850年代の「ゴールドラッシュ」で様々な国から多くの人々がオーストラリアでの一攫千金を夢見て移住してきました。

ゴールドラッシュの際ヴィクトリア州に移民したギリシャ人の数は約150人とそう多くはなかったものの、その後にレストランやカフェなどの店を開く人々がいたため、今ではオーストラリアで話されている英語以外の言語第5位にあたるほどの人口数になっています。

オーストラリアの言語:英語の特徴見出し

歴史的に様々な国の人が移住し、英語以外の種類の言語も多く話されているオーストラリアですが基本的には英語圏なの英語は通じます。しかし、英語にもイギリス英語、アメリカ英語があるように、オージー英語(オーストラリア英語)が存在し、発音やイントネーションに違いがあります。

オーストラリアで話されてる英語は基本的にはイギリス英語に近いので単語やスペルもイギリス英語を基本としています。しかし、オージー英語と名前がつくほど、オーストラリアの英語は単語やイントネーションが違います。日本の学校(中学校・高校)で習う英語はアメリカ英語が基本になっているので、学校で学んだ英語とはちょっと違うオージー英語に戸惑うこともあるかもしれません。

オーストラリアの人々は比較的早いスピードでしゃべるのも特徴です。オージー英語には略語が多く、英語になれていても何を言っているか分からないことが多くあります。例えば「Thank you(サンキュー)」の事を「Ta(タ)」と言うことがあります。

短くて感謝をつげられているのが分からずぽかんとしてしまいます。「you(ユー)」のことを「ya(ヤ)」と略すことも多いので「See ya」と言われたら「See you」、「How are you?」は「How are ya?」になります。

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日本語に方言や訛りがあるように、英語にも話されている国や地域で様々な違いがあります。日本人が学校で習うのはアメリカ英語なので旅行などでオーストラリアに行くとその違いに驚くかもしれません。今回はオーストラリア英語特有の表現や発音、アメリカ英語との違いを解説します。

オーストラリアの言語:発音の特徴見出し

オージー英語の特徴は発音にも表れています。一番有名なのは「A」(エイ)の発音をオージー英語では(アイ)と発音すること「name」(ネイム)は(ナイム)となったり「day」(デイ)は(ダイ)となったりします。曜日も「サンダイ」「マンダイ」と発音されます。

イギリス英語の発音とそこまで違いが大きくないようにも感じますが日本人が学校で学ぶ英語の発音と少し異なるだけで何を言っているか分からないほど聞き取れないこともしばしばです。何を言ってるか分からなくてよくよく聞いてみると簡単な単語だったということも多々あります。発音が違う事を分かっていれば何を言っているか推測することができます。

オージー英語はイギリス英語と発音など様々な違いがありますが、英語が話せる人ならさほど心配しなくても大丈夫です。英語が苦手な人も自分が出来る英語力でコミュニケーションをとる努力をしてみましょう。様々な民族の人が暮らす国なので、お互いの言葉がすぐに通じないことにも慣れている人も多いです。そんな中少しでも会話が出来たりオージー英語が聞き取れたら、旅行の貴重な思い出になりますね。

また、オーストラリアはとてもグローバルな国なので、ご紹介した話されている割合の多い様々な種類の言語の人たち以外にもたくさんの国の人と交流ができます。他の国の人たちがもつ価値観や文化にも目を向けて、考えを共有しあっていけたら、自分だけでは見つけられない新しい世界が見つかりそうですね。

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オーストラリアでは英語以外の言語も楽しもう!見出し

Photo bypattyjansen

オーストラリアで話されている英語以外の言語やその歴史歴背景やオーストラリアで話されている英語の特徴をご紹介してきましたがいかがでしたか?歴史的にも様々な国の人が訪れ、その文化が混ざり合っているオーストラリア。エアーズロックやシドニーなど多く観光地のあるオーストラリアですが、旅行に行った際は観光だけでなくその文化や歴史、様々な言語も味わいたいですね。

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投稿日: 2017年8月30日最終更新日: 2020年10月7日

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