台湾の世界遺産＆候補地！おすすめの絶景スポット16選を紹介！

東京から飛行機でわずか三時間ほどのところにある国「台湾」。日本と台湾は古くからとても深い繋がりを持っており、親しい間柄です。親日国かつ台湾人の明るく親切な人柄もあり、旅行先として大人気。また台湾は絶景スポットの宝庫としても知られています。世界遺産候補にもなっているおすすめの観光スポットやツアー情報などをまとめました。

多くの魅力溢れる絶景スポットを持つ国として知られる台湾ですが、実は台湾には世界遺産が一つも登録されていないのを知っていましたか。世界遺産の登録を担う団体であるユネスコは、正式には国連が取りまとめている組織になります。その国連が、現時点で台湾を正式に国家として認めていないことから世界遺産の登録も行われていないのです。

こういった背景があるため、この先も国連が台湾を正式な国家として認めない限り、台湾の素晴らしい絶景や遺産の数々が世界遺産の仲間入りを果たすことはないのです。世界遺産には登録されていないものの、台湾には世界遺産級であり世界遺産の候補地となっているスポットが数多くあるんです。16の観光スポットとツアー情報を合わせてご紹介します。

「台湾鉄道旧山線」は台湾の苗栗県にある三義駅から台中市の豊原北駅へと走っていた鉄道です。かつては台湾西部を走る主要鉄道の一つでしたが、1998年に廃線となっていました。しかしその素晴らしい景観をもう一度見たいという人々の声に応え、2010年に観光路線として復活しました。旧山線に乗って各地の名所を回るツアーが大人気です。

「蘭嶼(ランショ)」は台湾の南東部に位置する離島です。全周40キロほどの小さなこの島には、タオ族と呼ばれる民族が生活しています。タオ族の人々は「チヌリクラン」という独自の伝統的な船を造る技術を持っており、青い海に華やかなチヌリクランがよく映えます。蘭嶼は常夏の島で海がとても綺麗です。ダイビングツアーが特に人気でおすすめです。

「阿里山森林鉄道」は台湾の嘉義と阿里山の間を走る鉄道です。阿里山森林鉄道が走る区間には、ヒノキやバナナの木が生い茂っています。世界三大登山鉄道にも登録されており、自然豊かで険しい山道を進んでいくのが特徴です。阿里山森林鉄道に乗って古代の森を観光するツアーや、台湾のパワースポットを回るツアーなどがおすすめです。

「馬祖島」は中国福州の対岸で、台湾の西北に位置する列島です。たくさんの小さな島々から成り立ち、中国文化の影響を強く受けている地域としても知られています。馬祖島はかつての台湾の軍事拠点であった地で、1999年までは外国人の立ち入りは一切禁止されていました。馬祖島で見られるという、幻の絶景「青の涙」を鑑賞するツアーがおすすめです。

背景にうっすらと中国大陸が見えるほど中国から近いのが「金門島」です。馬祖島同様に、金門島も台湾の軍事拠点としての役割を担っていました。特にこの金門島は過酷で激しい内戦の最前線に立っていた島なのです。未だに続く対立の歴史を感じさせる戦跡や、古民家群など知られざる島の歴史をじっくりと辿っていく訪問ツアーがおすすめです。

「澎湖(ポンフー)」は台湾本土から西へ約50キロのところにある島です。常夏の島でリゾート地としても有名。そんな澎湖の海には、古代から伝わる漁の仕掛け「石滬(シーフー)」が点在しています。石滬の中にはハート形に見えるものもあるんです。ロマンチックでデートスポットとしても大人気。他にも見どころの多い島なので、島内一周ツアーがおすすめです。

「屏東(ヘイトウ)」は高雄よりもさらに南、台湾の南端に位置する地域です。屏東には「排湾(パイワン)族」と呼ばれる台湾の原住民が生活しています。そんな排湾族の人々は伝統的な石板屋造りの建造物を建て、住居や集会所として活用してきました。豊かな自然や美味しい農産物や海産物も有名で、屏東の魅力を丸ごと楽しめるツアーが人気です。

「烏山頭ダム」は台南市にある、台湾最大規模のダムとして知られています。実はこの烏山頭、日本人技術者八田與一さんによって造られたダムなのです。台湾では数々の工事を成功させてくれた日本人として語り継がれている偉人です。烏山頭ダムツアーでは、台湾最大と言われる巨大なダムの見学と共に、「八田與一記念館」にも立ち寄ることができます。

台北市から電車で40分ほどのところにある地域「桃園」。桃園国際空港が位置することでも知られています。桃園は豊かな水辺を持つ地域で、その水の恵が作り出した自然景観が大変美しいのです。その水辺の数はなんと約3000。中でも蓮の群生地の美しさは見ものです。桃園にはローカル市場「桃園観光市場」もあり、ツアーでは自然もグルメも堪能できます。

「金瓜石集落」は台湾の北部に位置する観光スポットです。金瓜石はその名の通り、金がたくさん採掘される宝の山でした。日本統治時代から栄えていたことで知られています。まるで金鉱山時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができるのが魅力です。台湾の代表的な観光スポットである九份とよくセットでツアーが組まれています。

「日月潭(リーユエタン)」は、台湾で最も大きな湖として知られています。湖の北側が太陽の形のようになっていて、南側が月の形に見えることから日月潭と呼ばれるようになったそうです。日月潭は、古くから夕日と月の名所として親しまれてきました。台中市から日帰りで行けるツアーがおすすめです。台湾一美しいといわれる湖は見応えありです。

「玉山」は、台湾のほぼ中央に位置している標高3952メートルの山です。台湾最高峰で、日本の富士山よりも高い山なんです。玉山登頂のハイライトである山頂からのご来光にはきっと感動させられますよ。海外登山で不安な点といえばやはり言葉の壁ですよね。英語や中国語が話せなくても、日本人添乗員が同行するツアーがあるので安心です。

「太魯閣(タロコ)」は、台湾一のパワースポットとして知られています。太魯閣は、日本統治時代から三度も「台湾八景」に選ばれた名勝地です。切り立った崖や、大理石で出来た岩なども見ることができます。大理石の中には、パワーストーンの翡翠や猫目石も含まれておりパワースポットとして大人気。台北から日帰りで行けるツアーが販売されています。

「迪化街(ディーホワチェ)」は、台湾最大の乾物街として知られています。観光客はもちろんのこと、地元台湾の人々も日常的に利用しているローカルなエリアです。乾物をはじめ、漢方やドライフルーツ、お茶、フカヒレ、アワビといった高級食材まで並び、お土産選びにはこの迪化街がぴったり。台湾人ご夫婦が主催の無料ガイドツアーが人気です。

「士林夜市」は、台湾名物のナイトマーケットです。士林夜市はとても有名なので知っている人も多いのではないでしょうか。台北観光の定番スポットとして知られ、日々多くの人が集まり賑わいを見せています。このナイトマーケットの最大の魅力はなんといっても屋台フード。士林夜市の絶品グルメと台北101の夜景を一気に楽しめるツアーが人気です。

最後にご紹介するのは、言わずと知れた台湾の名所「九份」です。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所として有名です。九份に立ち寄らずに台湾を観光することは出来ないといっても過言ではないほど。ノスタルジックな雰囲気で、まるで過去にタイムスリップしたかのような気分にさせられます。台北からのバスツアーがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。絶景スポットの宝庫、台湾のおすすめ観光スポットやツアー情報など、台湾観光に関する情報をまとめてご紹介しました。世界遺産に登録されてはいないものの、候補となっている世界遺産級の魅力溢れるスポットが満載の台湾。東京からも飛行機でわずか三時間程度と近いので、ぜひ台湾の魅力に触れてみてくださいね。