台湾のファッション街『五分埔商圏』でお買いもの！値段も安い！

台湾と聞くと、最初にイメージするのはグルメではないでしょうか。小籠包、火鍋、かき氷など有名なものはたくさんありますが、実はファッションも熱い国なのです。今回はファッションにスポットをあてて、台北にある問屋街「五分埔商圏」をご紹介します。きっとお洋服を買いに行きたくなるはずです！

台北とは台湾の首都で名前の通り北に位置している都市です。気候は1年通して温暖ですが、冬・特に12月から2月にかけてはまれに寒波に襲われることもあります。台北には「台北松山空港」（国内・国際線ともにあり）がありますが、日本では羽田からしか運行便がないため、台湾にある「桃園国際空港」からバスや鉄道を使って来ることができます。（上記画像は桃園国際空港）

台北はファッション文化が盛んです。2006年より開催されている「Taipei IN Style」では台湾のデザイナーブランドはもちろんのこと日本や韓国などアジアのブランドが集まり、ランウェイショーやブースを設けてのイベントが行われます。今年2017年は11月に開催が予定されています。ファッションが盛んなこともあり、特に台北の女性は流行に敏感です。

台湾一大きいと言われるファッション街「五分埔（ウーフェンプー）商圏」。台湾の夜市やアパレル店で取り扱われている服飾も、この五分埔商圏で買い付けていると言われるほど有名な場所です。台湾のファッションはもちろん、日本や韓国のトレンドも取り入れたような洋服も集まるファッション街になっています。ブランド品に近いものが見つかることも！ウィメンズ服が多いですが、メンズ服、ペットのお洋服などもあります。

ちなみに午前中はほぼお店が開いていないので、13時すぎに行くのがおすすめです！基本年中無休ですがお店によって定休日などがあります。全体を回るのには1日ほどかかると思います。沢山商品を見たい！買いたい！というのであれば、1日予定を空ける勢いで行きましょう！

「五分埔商圏」の最寄駅はMRT（台湾の地下鉄）「後山埤」駅です。下車するとすぐ一番出口看板に大きく「五分埔商圏」と書いてあります。そこから地上に出て標識通りに進み、台湾の人気ドラッグストア「康是美」まで進みます。「康是美」が見えたら、左折し路地に入りましょう。道沿いに服屋が広がっていますので、すぐにわかります。

大きく分けて、アーケードがあるゾーンとないゾーンがあります。ないゾーンでは雨の日に濡れてしまいますので、傘を持参するようにしましょう。また両脇にお店があり、なおかつ洋服が外に溢れていたりするため道が狭いです。そしてその狭い道を搬入のトラックやバイクが勢いよく通りますので気をつけてくださいね。

また「五分埔商圏」の中ではトイレが少ないです。あっても数が少なくすごく混むため、ホテルかMRTの駅ですませておくのがよいでしょう。沢山買う予定の方はエコパックを持参されると重宝します。ショッピングを存分に楽しむために準備はぬかりなく！

どうですか、この服の量！問屋街のため洋服が綺麗にディスプレイしてあるというよりは、在庫倉庫のようにケースや袋に洋服が詰めてあるといった状態です。ただ全ての洋服が詰められているわけではなく、数十着は店内に飾られており、ある程度そのお店が扱う洋服のテイストがわかるようになっています。

直に服の入ったケースや袋から探すのではなく、店内の服を見て気に入ったものがあれば、店員さんに伝えて在庫を出してもらうというスタイルが一般的です。試着は基本NGなお店が多いですが、靴やジャケットはOKなお店もあります。トップスはハンガーにかかっているものなどである程度サイズを合わせてみると良いでしょう。

ちなみにここでのショッピングの一つの心得は「迷ったら買おう！」です。五分埔商圏は路地でお店が両脇にずらりと並んでいます。特徴のある外観や目印を見つけておかないと、元の場所に戻ってくることは難しいです。商品を即決せずに離れる場合は、しっかりと場所を覚えておきましょう！

ブランド店の商品そのものがあるわけではありませんが、日本や韓国で人気のブランドの服と同じ型のものであったり、台湾のデパートで売られているようなものがもっと安く売っていたりするようです。トレンドものですが、台湾の皆さん特に女性は流行に敏感でトレンドがめまぐるしく変わるようです。問屋街に行く前に本屋でファッション雑誌をチェックしたりして今のトレンド・ブランドを見ておくのも良いですね！

台湾では台湾元（または台湾ドル）が流通通貨です。1台湾元が約3.6円（2017年9月現在）なので1台湾元が約4円ほどと考えておけば良いでしょう。五分埔商圏での洋服の値段は物によって違いますが、一番安い投げ売り商品（お店の一番外にでているもの）で1着100元。ブラウスやワンピースなどは500元ほどでみつかります。ちなみに台湾語で「服」は「件（ジエン）」です。

問屋街では普通の洋服店舗と異なり、値段が表記されていないこともしばしばあります。必要最低限の言葉を覚えてショッピングのときに使ってみましょう。最初話しかける時にすみません、そして最後にお礼を言うのは日本でも同じですよね。「すみません」は「不好意思（ブーハオイース）」、「ありがとう」は「謝謝（シェイシェイ）」です。

「いくらですか」は目当てのものを指差して、または持って「多少錢（ドーシャオチェン）？」といいましょう。気になる値段交渉ですが、投げ売り商品・特価商品は本当に最安値設定のため値段交渉は難しいです。交渉するときはある程度服の点数か値段をまとめて、例えば値段は500元ほど点数は4.5着ほどで値段交渉すると良いでしょう。

ある程度欲しい服のイメージを持っておくと見るお店を絞りやすいです。あれもこれもと目移りして全然回りきれなかった…とならないようにしましょう！ワンシーズンしか着ないだろうというトレンド色の強いものを探すのもおすすめです。その時期のトレンド品は多くのお店が取り扱っていることが多いので見極めて、お安くゲットしましょう。

またどのお店も商品は新しい在庫品をだしてくれることがほとんどですが、商品はかならず袋から出して確認しましょう。まれに縫製が甘かったり靴だとどちらも左足だったりということがあるようです。あとは先ほども書きましたが、即決をしない場合はしっかりお店の場所を覚えておくことです！

靴やバッグ、アクセサリーといった小物類は専門店がおすすめです。量・種類も豊富で、まとめ買いすると安くなるお店も多いです。専門店のためお気に入りを見つけるのは一苦労ですが、根気強く探しましょう！

ずっと商品を吟味していると、あっという間に時間が過ぎることも…。五分埔商圏の中ではちょっとした食事もとることができます。五分埔商圏の近くに小さなお寺があります。その付近に飲食屋台が何軒か連なっています。

小吃（シャオチー）という一品料理を食べることのできる場所や、ジュースを売っている屋台もあります。ちなみに上写真は「苦茶之家」というお店のドリンクです。店舗の名の通りとても苦いけれども健康に良いというお茶が看板メニューです。疲労回復、睡眠不足、肌荒れなど様々な効能があるようです。

台湾の人気グルメを楽しむこともできます。写真は「魯肉飯」（ルーローファン）という料理です。日本の肉そぼろをご飯にのせたような料理ですがこれが美味しい！五分埔商圏の中にある「鬍鬚張」は日本にも店舗を構える有名チェーン店です。ショッピングに疲れた時、一息つきたい時にドリンクやご飯はいかがですか？

いかがでしたか。台湾最大のファッション街「五分埔商圏」では本当に沢山の服飾品が販売されています！山のような商品の中から探すのはとても大変ですが、根気強く探せばブランド顔負けの商品や、トレンドの商品をお安く手に入れることができます。みなさんも是非、「五分埔商圏」でお気に入りの商品を見つけてください。

住所:MRT台北地下鉄「後山碑」駅と「松山」駅の間一帯、各駅より徒歩約5分