秩父は紅葉スポット沢山！見頃の時期やおすすめスポット紹介！

首都圏から近い観光スポットとして人気の秩父は自然に溢れており、登山やハイキングなどで訪れる方々で時季問わずに賑わっています。そんな秩父ですが、特におすすめしたいのは紅葉の時季。そこで今回は、秩父エリアでおすすめの、紅葉の景色が美しい場所とその見頃、アクセスなどをご紹介します。

中津峡は南天山と白泰山の間を、十文字峠から流れる中津川が削ってできた峡谷です。峡谷の奥側の中津川周辺から大滑トンネルまでのおよそ10kmは県の名勝地に指定されています。100mもの絶壁は特に人気のおすすめ絶景スポットですが、今回ご紹介するのは、中でも紅葉が美しい場所です。

中津峡ではモミジ、カエデ、ナナカマド、ブナなどの紅葉が楽しむことができます。見頃は10月の下旬から11月の上旬です。10月20日から11月19日までは、奥秩父大滝紅葉祭りは開催されていますので、そちらも合わせてお楽しみください。特におすすめのスポットは大滑トンネル付近や持桶女郎モミジ、永世戸山です。

中津峡からアクセスのいい場所には、いつくか温泉旅館などもあります。紅葉狩りで少し冷えた体を温めに、日帰りで温泉を楽しむのもいいですし、思い切って温泉宿に一泊するというのもおすすめです。せっかくの紅葉ですから、急いで一日で回ってしまうよりも、時間をかけてゆっくり眺められたら心も体もリフレッシュしそうです。

中津峡へのアクセスですが、電車でお越しの際は秩父鉄道三峰口駅から西部観光バスでおよそ50分ほどかかります。車でお越しの際には、関越自動車道に乗っていただき、花園伊ICから国道140号線を経由して1時間40分ほど。もしくは、中央自動車道の勝沼ICから国道140号線を経由して1時間ほどです。

滝川渓谷は深いV字谷になっており、その川の落差はなんと1000mにもなります。渓谷の長さが約6kmですので、かなりの勾配です。こちらは新緑の季節も人気のスポットですが、紅葉の時季もかなりの人気。切り立った岩戸と紅葉のコントラストが美しくおすすめです。紅葉の見頃は10月の下旬から11月の中旬頃になります。

滝川渓谷は紅葉はもちろん、滝巡りのスポットとしても大変人気です。特に、国道沿いからかなり奥にまで入っていったところにある不動滝は人気のスポットで、江戸時代などでは修行する場所として用いられたそうです。滝の水滴を感じながら真っ赤な紅葉を見るというのもまた、乙なものかもしれません。

景色がいいおすすめのポイントは豆焼橋で、赤い橋から見渡す紅葉は、まさに絶景です。滝川渓谷へのアクセスは、公共交通機関の場合、秩父鉄道三峰口駅から西武観光バスで秩父湖までいき、そこから川又行きに乗り換え、川又から徒歩10分ほどになります。車の場合、「彩甲斐街道出会いの丘」に駐車場があります。

三峰山、とくに三峰神社はテレビでCMが流されたことなどもあり、かなりの人気スポットになっています。景色が良いことはもちろん、三峯神社の神聖な空気の中で紅葉を眺めるのとまた、一段と紅葉が赤く映えているような気がしてきます。ですが、紅葉のシーズンには混雑が予想されますので、ご注意ください。

三峯神社は標高1100mの地点にあり、関東の中でも屈指のパワースポットとして人気の観光名所です。三峯神社では味噌田楽が名物ですので、高いところに来て少し寒いな、と感じたら是非食べていただくことをおすすめします。熱い味噌田楽を食べれば、お腹の中からポカポカと温まってきます。

特に紅葉のおすすめスポットは、鳥居の付近です。珍しい形の三ツ鳥居の周りにかぶさるように紅葉が見えますので、まるで紅葉に出迎えられているような気分になります。また、駐車場の付近の紅葉も見事なので、混雑時の渋滞を抜けて見る紅葉は、また一段と格別に綺麗だと感じられます。

紅葉の見頃は10月下旬から11月の上旬です。三峰山、三峯神社へのアクセスは、秩父鉄道の三峰口駅から西武バスに乗り換え終点三峯神社か、もしくは西武鉄道の西武秩父駅から三峯神社行きの急行バスが出ています。車の場合、三峯神社に駐車場がありますが、中には前日から車中泊をしている方もいらっしゃるくらい混雑が予想されます。

大血川渓谷は金蔵落としの渓流と呼ばれています。国道140号線から渓谷を下りながら進むと、紅葉を見上げるようにして景色を楽しむことができます。特にモミジが多く、遊歩道から真っ赤な紅葉を眺めていると、疲れがリフレッシュされます。こちらは渓流釣りでヤマメやイワナを釣って食べるのもおすすめです。

ちょうど紅葉の時季にも、渓流釣り場は営業しています。10月と11月は8時から16時まで営業しており、道具がなくてもこちらで貸出もしていますので、手ぶらで来ても楽しむことができます。紅葉の中、川に釣り糸を垂らしていると、まるで仙人にでもなったような気分が味わえます。

また、予約が必要ですが、この場でバーベキューをすることもできます。釣った魚をバーベキューで焼いて食べながらお酒を飲み、紅葉狩りができるとなれば、なかなかこれ以上の休日を演出することは難しいかもしれません。川を流れる一枚の紅葉を眺めながら一息つけたら、明日への活力が湧いてきます。

紅葉の見頃は11月上旬から11月の中旬です。公共交通期間をご利用の場合は、西武鉄道三峰口駅からタクシーのご利用で約25分で到着します。また、車のお越しの際には関越自動車道花園ICから国道140号線です。三峰渓谷大血川ドライブイン跡に数台、その先すぐのところを左折した場所にも数台車を止められる場所があります。

雁坂トンネルは山梨県と埼玉県の境にあるトンネルです。こちらは有料道路になるので、バイクツーリングの方に大人気のスポットです。ETCやクレジットカードでの支払いはできません。現金か回数券でのお支払のみになりますのでご注意ください。回数券は山梨県側の管理事務所で購入できます。

雁坂トンネルの紅葉の見頃は10月下旬から11月中旬で、その期間は付近で奥秩父大滝紅葉まつりが開催されています。雁坂トンネルへのアクセスですが、こちらは有料道路ですので、車かバイクなどでのお越しが前提になります。自転車や徒歩は禁止されていますので、ご注意ください。

秩父ミューズパークはイチョウの並木がきれいなことで有名な公園です。とても広い公園で、秩父市から小鹿野町にまでまたがっています。紅葉以外にもゲンジボタルが生息していることや、花が咲き乱れていることからとても人気の公園です。一日で回りきるのは難しいかもしれません。

公園内でおすすめの景色は、やはりイチョウ並木で、多くの方が写真におさめている姿が見られます。スカイトレインという公園内を走る汽車型の移動遊戯施設に乗って、のんびり景色を眺めるのがおすすめです。また、自転車のレンタルもありますので、紅葉の季節は公園内をサイクリングしても気持ちがいいです。

イチョウ並木の見頃は10月下旬から11月上旬です。アクセスは、電車でお越しの方は秩父駅で下車していただき、そこから秩父ミューズパーク循環バスのぐるりん号が走っていますので、そちらが便利です。夕方にはバスが終わってしまいますので、時間が気になる方には車でのご来場をおすすめします。

城峯山には、標高500mの高台に城峯公園があり、そちらがおすすめのスポットになります。こちらにはキャンプ場などもあり、周辺の観光をする際には城峯公園を起点にするのが得策です。この公園では、秋に花を咲かせる珍しい桜と紅葉を夜のライトアップとともに楽しむことができ、県内でも屈指の人気の紅葉エリアです。

紅葉の見頃は10月下旬から12月上旬で、晩秋からは秋の桜を一緒に眺めることができます。夜間ライトアップはありますが、営業時間は20時までですので、ご注意ください。アクセスはJR本庄駅から朝日バスの神泉総合支所行きに乗り、終点で町営バスの冬桜の宿神泉/矢納行きに乗り換え、城峯公園下車です。車の場合、無料駐車場があります。

月の石もみじ公園は長瀞町にあり、もみじの名がついている通り紅葉の名所として有名です。何十本もの木が密集していますので、その景色は圧巻です。ここでは夜間、紅葉のライトアップがあり、とてもロマンチックな雰囲気の中紅葉を楽しめますので、デートにはもってこいです。期間は11月12日から26日の17時から21時となっております。

ところで、月の石もみじ公園の月の石の部分について気になっている方もいらっしゃるかと思いますが、俳人の高浜虚子が呼んだ句が元になって名付けられました。やはり景色がきれいな場所ですと、自然と句が出てくるものなのでしょう。紅葉の下を歩いていると、そんな気分になってきます。

月の石もみじ公園は、アクセスが良いこともポイントのひとつです。秩父鉄道の上長瀞駅から徒歩で5分と、ご紹介している中では駅から最も近い紅葉の名所になります。車でお越しの場合も、公園に有料駐車場と上長瀞駅、長瀞駅にも駐車場がございますので、そちらをご利用ください。紅葉の見頃は11月上旬から11月下旬です。

秩父御嶽神社は東郷平八郎の銅像が建てられていることで有名な東郷公園を神苑とした神社で、毎年おこなわれるもみじまつりが毎年盛況です。2017年は11月25日に前夜祭、11月26日に本祭がおこなわれます。前夜祭ではモミジのライトアップや、ジャズの演奏、各種演芸などがあり大賑わいです。

紅葉の見頃は11月上旬から11月下旬まで。是非、もみじまつりで紅葉を楽しみたいところです。アクセスは西武鉄道の吾野駅から徒歩25分程度、タクシーのご利用ですと飯能駅とJR高麗川駅から25分ほどです。車でお越しの場合には、第一駐車場と第二駐車場あわせて100台駐車できます。

長瀞の金石水管橋も、秩父でおすすめの紅葉スポットです。橋の上から荒川沿いの紅葉を一望できるので、遠くまで続く長い紅葉の道を楽しむことができます。また、長瀞紅葉まつりではこの周辺もライトアップされますので、綺麗な紅葉の夜景を楽しむことができ、ドライブデートにおすすめです。

こちらは穴場の紅葉スポットになっていますので、混雑せず静かに紅葉を楽しめるのもまたおすすめポイントです。秩父鉄道の野上駅から徒歩で10分程度で着きますので、比較的アクセスも良いです。ただ、この近辺にはコインパーキング等が少ないため車よりは電車をおすすめいたします。自転車の方には特に人気があります。

宝登山は、山頂から紅葉が始まり、徐々に荒川の河原まで伸びていくため、紅葉の変化をダイナミックに楽しむことのできるスポットです。宝登山のロープウェイからの景色がまた圧巻で、真下に広がる紅葉を眺めることができるので、ハイキングももちろんおすすめなのですが、ロープウェイに乗ることもおすすめします。

宝登山はロープウェイだけでなく、宝登山神社も紅葉の景色が綺麗なことで有名です。宝登山神社の境内も、長瀞紅葉まつりの一環でライトアップされますので、21時まで紅葉狩りを楽しむことができます。光に照らされた本殿や鳥居、モミジやクヌギの赤と黒い陰のコントラストが非常に美しい景色を作り出しています。

宝登山へのアクセスは、秩父鉄道の長瀞駅が最寄りの駅になります。そこから徒歩ですと10分から15分程度かかります。また、車でお越しの際には宝登山ロープウェイ付近に有料駐車場があるのと、宝登山神社に無料の駐車場がありますので、そちらのご利用をおすすめします。

荒川沿いは紅葉の景色が非常に綺麗なスポットだということは、さきほど紹介した宝登山からの景色でお分かりいただけたと思いますが、こちらはなんといっても紅葉の景色と共に、SLが走る姿を一緒に楽しめるというその希少さに価値があります。白煙を上げるSLが真っ赤な紅葉を背に走る姿は勇猛さを感じます。

荒川橋梁は観光スポットとしては地味かもしれませんが、その穴場感が逆に旅好きの心をくすぐります。こちらへのアクセスは秩父鉄道の上長瀞駅か親鼻駅から徒歩で10分程度です。長瀞紅葉まつりの期間に車でお越しの方はリバテラス長瀞に有料駐車場がありますので、そちらをおすすめします。

こちらは名前の通り、大きな岩畳で有名な観光スポットです。長瀞の中心地にあり、長瀞の観光をする際には外せない場所です。大規模な地殻変動でできたこの地形は、訪れた瞬間に自然の雄大さを感じることができます。そこに鮮やかな紅葉がかかると、岩畳がまるで額縁のように紅葉を引き立てます。

岩畳の紅葉は、是非ライン下りから楽しむのがおすすめです。ライン下りの会社は3社ありますので、事前に予約なさってからいらっしゃるのが無難です。車でお越しの場合には、ライン下りの申し込みをなさった会社の駐車場がありますので、そちらのご利用をおすすめします。コインパーキング等はかなり遠い場所になります。

秩父の絶景紅葉スポットはいかがでしたでしょうか。秋は気候もちょうどよく、ハイキングなどの行楽、観光にはもってこいの季節です。このチャンスに、紅葉という四季を感じられるイベントを逃さず堪能しておきたいものです。秋の観光は是非、秩父での紅葉狩りをおすすめします。