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福岡と博多が違うって知ってました?
皆さんは「福岡」と「博多」が同じだと思っていませんか?もし「YES」と思う方は必読ですよ。そもそも海に近い港町である「福岡」は「博多」と呼ばれていましたが、戦国時代に紆余曲折があり「福岡」と呼ぶようになりました。しかし、昔から博多で商いを行っていた人たちの反対もあり、「那珂川」を挟んで西側を「福岡」、東側を「博多」と呼ぶことにしたそうです。
福岡地区のグルメスポット
写真の川の西側はかつては城下町であった「福岡」です。福岡には有名な学生街も多く、「西新」をはじめ「親不孝通り」「天神西通り」と言ったランチや名物のB級グルメの価格帯も比較的安いお店が目立ちます。また夜となれば那珂川付近の「西中洲」地区がおすすめのスポットとして、夜毎ビジネスマンや観光客が名物料理に舌鼓を打つ光景が見られます。
博多地区のグルメスポット
那珂川の東側「博多」地区の名物スポットといえば、「中洲」が一番に浮かびますよね。2012年の統計では2,481店舗もの飲食店がひしめいています。また博多商人の象徴「川端通商店街」も見逃せないB級グルメスポットとして外せません。さらに東へ歩を進めて行くと「呉服町」「博多駅前」などビジネスマンのランチ、ナイトスポットが点在します。
福岡の人気グルメ1:元祖長浜家
ラーメン店の総数が約1,700軒と日本第3位を誇る福岡、博多地区は仕込みが始まり開店前になると、ありとあらゆるところから豚骨スープの匂いが風に乗って鼻孔をくすぐり、一気に食欲が湧いてきます。それぞれに工夫とこだわりが見え隠れする「豚骨ラーメン」は自信を持って福岡、博多の名物グルメと言えるでしょう。ラーメン屋のはしごもおすすめですよ。
福岡地区の長浜には魚市場があり、早朝の仕事が終わった人たちが手早く食べられるようにと提供されたのが、豚骨ラーメンの由来とも言われています。そんな豚骨ラーメンの名物店がこちら「元祖長浜屋」。表の券売機で券を購入して扉を開けると店員さんが「はい、何杯」と厨房に声をかけます。それはメニューがラーメンしかないからです。
最近流行の麺の茹で方を「バリ硬」「硬」「やわ」などと呼ぶのも福岡、博多から始まったものでしょう。こちらにはトッピングとして「替え肉」という小皿に入ったチャーシューがあり、店内で現金でのやり取りもしてくれます。最初から替え肉を買っておけば即興のチャーシュー麺にもなります。中太ストレート麺にコクがあるのにあっさりスープが人気です。
福岡の人気グルメ2:一蘭
今では日本全国にその名を知らしめた同店の総本店が川を渡った博多地区にあります。まさに博多名物「豚骨ラーメン」を世に広めた功績は誰もが認めるところであり、ランチタイムには海外からの観光客が大挙として来店する名物スポットとして観光コースにも入っているお国もあると聞きます。B級グルメの代表格として本日も「ちかっぱい」営業中です。
博多でラーメンの「味の濃さ」「辛さ」等をお客様に選んでもらい、オリジナルの味を作るという「遊び心」を作り出したのも同店が初めてではないでしょうか。またカウンターを一人ずつ仕切りで区切り、より女性客が入りやすく工夫を凝らしたのも同店からでは。ひと際目立つ看板が、博多グルメの象徴を自負するお店の気概の表れでしょう。
福岡の人気グルメ3:万十屋
福岡、博多地区においていち早く全国区となったB級グルメと言えば「もつ鍋」でしょう。鍋と言えば冬に仲間と囲んで楽しむものとして定番メニュー。しかし夏場に汗をかきながら冷たいビールのお供に召し上がるのもおすすめの食べ方ですよ。春キャベツの甘いエキスや冬場の締まった葉っぱとプリプリのホルモンがマッチした名物料理の一品です。
こちらのお店こそ福岡B級グルメの発祥の地と言われています。店名を見ると「ん?和菓子屋さん」と思われるでしょうね。実はその通り、前身は万十屋という和菓子屋さんだったのですが、戦後の砂糖などの原料不足によって、お隣佐賀県からモツを仕入れて煮込んでみると思いもしない仕上がりになり、それを機にお客様に提供するようになったそうです。
「もつ鍋」のスープには2つのバージョンがあるのをごぞんじでしたか?こちらのお店ではすき焼き風のコッテリ煮込んだ、野菜たっぷりの「モツ煮込み」をイメージして下さい。他店では醤油ベースのあっさり系が多いようですが。休日のランチタイムともなると駐車場に収まり切れないほどの「万十屋渋滞」になりますのでご注意ください。
福岡の人気グルメ4:もつ幸
こちらのお店、博多地区では知る人ぞ知る創業40年の老舗としておすすめの一店です。夕方5時前から行列が出来だし、6時になるともう店内の待機スペースでは入りきれず外にまで人が溢れる状態で、この光景も一種の名物となっています。ご来店の際は事前に予約を入れることをおすすめしますが、遅刻すると即キャンセル扱いになってしまいますからご注意を。
もつは鮮度が命、分かっていることですが「普通のことをキチンとこなす」のがこちらのお店。B級グルメとしておすすめするのは若干心が痛みます。人気の理由はスープ、水炊きのような鶏から抽出したあっさりスープを酢醤油で頂く、斬新さは名物料理の域を越えていますよ。具材は至ってシンプル、モツ、キャベツ、ニラ、豆腐のみ。シンプルイズベストとは良く言ったものですね。
福岡の人気グルメ5:博多祇園 鉄鍋
日本全国民の人気B級グルメとして、ランチタイムや晩酌のお供に最高の相棒となっている「餃子」。その餃子も福岡、博多地区では様々な特徴を活かしたお店が多数あります。全体的には小ぶりの「一口サイズ」が主流なので、いつまでも飽きずに食べることが出来ます。そんな自慢の餃子を提供してくれるスポットをご紹介していきましょう。
博多で餃子と言えば、まず「焼き餃子」がおすすめですが、中でもこちらのお店はB級グルメの代表として自信を持っておすすめできる一店です。夕方宵の口には30人ほどの行列が出来上がっていますのでごちゅういくださいね。その訳は注文されてから鉄鍋にギッシリ餃子を並べ焼きに入るので、思った以上に時間がかかってしまうのですが、そこはご理解下さい。
こんがりキツネ色に焼き上げられた餃子は、一口大の中に野菜のエキスがギュッと凝縮されています。それを九州産の柚子胡椒でさっぱり頂くのがおすすめ。鉄鍋の余熱でいつまでも熱々なので最初は口の中を火傷しないようにして下さいね。ちょっと厚手の皮はパリパリに焼かれていてモチモチ、ニラとニンニクのパンチが効いたお味は博多名物b級グルメの代表格です。
福岡の人気グルメ6:テムジン
一見ランチもやってそうな趣なのですが、開店は17時からですのでご注意ください。但し土日祝日はやってますので、観光でお越しの際には狙い目です。餃子をメインに脇を固めるメニューも、「和牛ハツ焼」や「チャーハン」などB級グルメスポットとして連日賑わいをみせています。餃子も焼きを中心に「水餃子」や「スープ餃子」のバリエーションも楽しめます。
福岡では定番の「一口サイズ」の焼き餃子の中には、珍しい牛肉ミンチと野菜たっぷりの具が詰められていて、一個ずつ食べるのは面倒だという方が2、3個一気に頬張る光景もチラホラ見受けられますよ。薄い皮なのにモチモチ感があり、肉汁タップリなのでランチやほろ酔い気分の時などは一人で20個くらいペロリと頂ける名物スポットです。
福岡の人気グルメ7:かわ屋 警固店
庶民の味方であり、知らない人とのコミュニケーションを取るためには必須アイテムとして、外すことが出来ないB級グルメが「焼き鳥」じゃないでしょうか。福岡、博多では飾らない接客、開放的な店内の雰囲気の中で、串を食べながら焼酎を飲めば、知らず知らずのうちに隣に座った人はすでに仲間になっているという不思議なスポットです。
様々なメディアで紹介される「かわ屋」さんは、焼き鳥業界のニューウェーブ系B級グルメとして注目を集めています。6日間の仕込みを経て提供される自慢の鳥皮はパリパリに焼かれていて、お味もタレが染みてとってもジューシー。もちろん定番の串ものも用意されていますが、同店の絶対的存在を示す鳥皮を食べながら焼酎をあおるのもおすすめです。
一見すると「甘そうだな」という印象を受けがちの鳥皮ですが、一口食べると「あれ?そうでもないね」というところが魅力のひとつでもあります。これだったらということで、お一人さん平均10本はいけるそうですよ。1本100円なのでお財布にも優しい福岡が誇るB級グルメです。可能であれば予約を入れて来店されることをおすすめします、店内は日々戦場のようです。
あー最近ヤバイらしいっすね〜御意_φ(・_・ RT @naidenho: 次回の博多弾丸ツアーにはぜひ「かわ屋」のとり皮を加えて下さい!たぶん二千円でお釣りが来ます(笑) pic.twitter.com/k9Y3WASD15
— 指南役 (@cynanyc) February 4, 2017
福岡の人気グルメ8:信秀 本店
昭和39年創業以来、博多商人の街「川端通」に店を構え、夜毎博多っ子のストレス発散や喜び悲しみを受け止めてくれる、なくてはならない存在の一店です。焼き鳥店専用のネタケースを見ながら好きなものを注文したい方にはカウンターをおすすめします。時折、手の空いた大将が話しかけてコミュニケーションを取ってくれるのでカウンター越しの垣根がない情緒あふれるB級グルメ店です。
博多の焼き鳥店のスタイルである、大皿にキャベツと酢ダレをかけた上に焼きあがった串を、次から次へと乗せていく提供方法が同店から始まったということは有名な話です。大将が1本ずつ心を込めて串を打ち、焼くという一連の作業の中に老舗の歴史と情熱を感じずにはいられません。場所柄「出張で来た」と言うビジネスマンの方も多いということは既に全国区なんですね。
福岡の人気グルメ9:博多華味鶏 祇園店
「水炊き」は、福岡、博多のB級グルメの代表として常にラインナップされますが、いざ「どこで食べようか」となると考えものですよね。福岡地区にも多くの水炊きを提供してくれるお店はありますが、ここはひとつ博多情緒を楽しみながら堪能できるお店を紹介しましょう。家庭では味わうことの出来ないこだわりと秘伝の味を体験できることでしょう。
博多ブランドの地鶏「華味鶏」を徹底的に味わえるお店です。まず、こちらのお店も来店の際には予め予約を入れていくことをおすすめします。チェーン展開しているとは思えないほど個店の味を提供してくれるクォリティの高さと、個室でのんびりとした雰囲気の中で給仕してくれる店員さんとのコミュニケーションに、博多商人の人情を感じることでしょう。
有名な話ですが、「博多で水炊きを食べる時は、まず最初にスープを飲ませてくれる。」と言われます。それは出汁に自信がないと出来ないことであり、今ではそれが水炊きを食べる仕来りにもなっています。おすすめはコース料理を注文すればひと通りの物が頂けますが、追加として一品料理を注文することで華味鶏を隅から隅まで堪能できますよ。
福岡の人気グルメ10:博多水たき元祖 水月 本店
「水炊き発祥の地」と言われるのがこちらのお店です。創業はなんと明治38年、現在は三代目が継承しているとのこと、歴史と伝統を感じるお店ですね。福岡地区にもこれほどのお店が潜んでいたのは驚きです。さすがと唸らせてくれる鮮度抜群のとり刺し、九州独特の醤油に柚子胡椒をつけて頂くと「これが福岡の味なんだろうなぁ」と感じさせてくれますので、是非足を運んでみてください。
「水炊き」のスープというと白濁スープをイメージしがちですが、こちらの売りは店名のように「水面に映る月のように」澄み切ったスープです。かなりの時間をかけてここまでの透明感を出せるお店はないのでは?と思ってしまいます。給仕は担当の仲居さんが全て仕切ってくれますが、たった一つの驚きは鍋には白菜でなくキャベツを入れることです。いきなり行って驚かないでくださいね。
福岡の人気グルメ11:うどん和助 本店
福岡、博多のソウルフードは「ラーメン」と思われている方、それは大きな間違いなんですよ。某番組で武田鉄矢さんが言っていましたように、県内ではラーメン店より「うどん屋」の方が多いのです。それが何故かは多くの書物が出版されていますが、博多駅近郊にある承天寺の境内に「饂飩蕎麦発祥之地」という石碑があるそうですから、あながち間違いではないようです。
昨今注目を集めているうどん店のひとつですね。ランチタイムになると行列ができるほどの人気店になってしまいました。また麺の仕上げ方もラーメンのように「裏打ち会」という北九州が発祥となるコシがある系列のものを提供していて、今まで福岡、博多で親しまれてきた「うろん」のようなコシのないものから変化の兆しが見えつつある事を象徴しているお店です。
福岡、博多地区でうどんを食べる人は昔から「ごぼう天」をトッピングしていましたが、その「ごぼう天」までが変革してきました。昔からあったでしょうが、メディアで取り上げられると更に人気急上昇の一品となりました。丼の蓋のような大ぶりのごぼう天はサクッとした食感と、小さくなってきたら汁に浸して柔らかくなった食感を楽しめる人気メニューです。
福岡の人気グルメ12:牧のうどん
休日のランチタイムには広いテーブル席や座敷は、家族連れや団体さんでパンパン状態になるB級グルメの雰囲気満載の人気店です。その人気の秘密は「食べても食べても減ってくれない」と言われる麺にあります。普通盛りを注文しても他店の大盛りほどの量があり、さらにある事をすることで「あら、不思議」さっきまで食べてたうどんが元の量に戻っている摩訶不思議さが受けています。
牧のうどん加布里本店行ってごぼう天中めんかしわ飯で(^o^)
— ゆき@夏まで旅とRDG原稿 (@ryohmizu) February 25, 2017
ポスターは入って左手前奥にありました。(掲載許可貰うの忘れたから載せませんごめんなさい!)
座敷席すぐ横だからお客さんいないときじゃないと写真は無理。 pic.twitter.com/Hc7NMaFpXe
「ねぎはお好きなだけ入れて下さい。」とテーブルに置かれていて、うどんのすめ(出汁)もやかんで持って来られます。まずうどんを半分ほど食べて、かしわご飯を頂く。その間に出汁を吸った麺が膨れ上がり、元の量に戻っていますから、感覚的にはいくら食べても減らない感覚になるんですね。食べ盛りの方にはコスパ最高のソウルフードです。一度お試しください。
福岡の人気グルメ13:せいもん払い
福岡、博多地区は玄界灘に面した港町という側面も持っているのはご存知の通り。新鮮な魚介類を食したくて日々観光客や地元の人が夜の街を彷徨っています。九州以外の地方から来られた方がまず驚くことのひとつに、「生のサバを刺身で食べてる」という部分ですね。関サバなどのブランド物ではありませんが日常的に生のサバは食べます。そんな鮮度と味が売りのお店を覗いてみましょう。
まずお店の前を通ると天然魚が泳ぐ水槽が目に飛び込んできます。この光景を見ただけで「今夜はここに入ろう」と心に決めてしまいますが、こちらは18時半までの予約しか受け付けてくれないという、非常に高いハードルを設定しています。当日キャンセルなどの空きが出た場合のみ飛び込みのお客様を受け入れてくれるシステムで運営されています。全ては新鮮な魚を次の日に回さないために。
店舗の近くには「博多祇園山笠」で有名な「櫛田神社」があります、まずそこで山笠に対する知識を入れてからご来店頂きたいと思うのは博多商人の本音でしょう。さて無事来店したら、迷わず「呼子の水イカの活き造り」を注文しましょう。捌いた直後のイカは透明なんだということを証明してくれる逸品です。そして擦りゴマと醤油で和えた「胡麻サバ」を食べないと博多に来た意味がありませんのであしからず。
博多「せいもん払い」の赤ムツ?の煮付け。身が柔らかくて脂が乗ったトロトロの食感!絶品の味。お代わりしてしまった。 pic.twitter.com/MkJ6VTwlZM
— Fukuchi (@Fukusmo) February 20, 2013
福岡の人気グルメ14:稚加榮 本店
店内に入って驚かないでくださいね、コの字のカウンターの真ん中には日本でも屈指の大きさを誇る生け簀があります。注文を受けたら、職人さんが生け簀から魚をすくいそのまま奥の調理場で料理してくれます。昼間のランチタイムには近隣のビジネスマンや観光客で店内はごった返しています。夜は接待などで若干穏やかな仲居さんも昼間は必死の形相になるほどです。
写真をご覧ください、こちらがランチタイムに提供される和定食の全貌です。なんとこれだけのクオリティの定食が1,500円で頂けるとあって、この定食を求めてお客さんがひっきりなしに店内に吸い込まれていきます。そば定食と併せて500食限定、毎日完売とあって料亭でありながらおすすめの一品です。またオリジナルブランドの明太子をお土産に購入されると、もらった方に幸せのお裾分けも出来ますよ。
福岡の人気グルメ15:ちんや
すき焼きを食べるなら中途半端な所には行かず、しっかりとしたお肉を扱っているお店に行きたいものですよね。何か特別な時にしか食べない料理ランキングがあったら、恐らくランクインするであろう一品ですから。また食べ方も地方によって千差万別で、まず肉だけを頂いて、その肉汁をベースに野菜や豆腐を割り下と煮込む方法や、全部一気に煮込む方法など。あなたはどちら派でしょう?
「博多で美味しい黒毛和牛を食べたければここへ行け」と60年前から言われていたそうです。もともと精肉店を営んでいた同店が、せっかくのお肉だからより美味しく調理して提供しようとということで店舗2階に、ランチでもリーズナブルに頂けるすき焼き丼や各種ステーキセットなどを味わえる飲食スペースを設けました。ランチタイムは近隣のビジネスマンで賑わっています。
お座敷の個室で一家団欒の時間を過ごすも良し、大切なお取引の接待に利用するも良し、もちろん大切な人との貴重な時間を過ごすも良し、とこちらのお店は毎夜様々な方がお気に入りの時間を過ごされています。仲居さんの給仕の間、ワクワクする感覚が襲ってくるのを我慢するのにひと苦労ですし、仲居さんの口上も料理には大事なエッセンスだと感じさせてくれます。
【ブログ更新しますた〜!正統派の焼肉定食】高級肉屋さんの焼肉定食760円がヤバすぎ!博多中洲すき焼きの名店!ちんや(福岡) http://t.co/kObILucGuU pic.twitter.com/aTDZFa82qN
— りっきー67 (@Rickie_67) April 4, 2015
福岡の人気グルメ16:泰元 今泉店
福岡地区ですき焼きを堪能したいのなら是非こちらに足を運んでみてください。自慢のお肉は鹿児島県出水市産の「泰元牛」を使用して、すき焼きのみならず、ステーキから焼肉までバラエティに富んだ料理を提供してくれます。店内も落ち着いた木目調で、テーブル席、個室、座敷とその日のシチュエーションに合わせて選ぶことが出来、ゆっくりと肉の味を楽しめる雰囲気づくりが施されています。
「泰元牛」を扱う畜産農家直営店舗として、その肉のお味はお墨付き。こちらのすき焼きは一風変わった食べ方をお楽しみ頂きます。あらかじめ割り下に付け込んであるお肉を網で焼肉風に焼いて、定番の卵を付けて頂きます。割り下が肉に染み込んでいますので、お味はすき焼きそのものです。鍋をつつくのが苦手な方、特に女性のお客様に人気の召し上がり方です。
福岡の人気グルメ17:小金ちゃん
福岡、博多地区には屋台地帯が数か所あります。代表的なところでは中洲、天神、春吉、昭和通り、長浜などでしょうか。陽が西に傾きかけた頃になると、「引き屋さん」という屋台の駐車場みたいな所から、委託された屋台を大通りなどで屋台の基本形であるリヤカーを引く光景が見られます。これもまた福岡、博多地区ならではの風情であり、味わいでしょう。
「小金ちゃん」を知らずして屋台を語るべからず。と言っても過言ではない福岡地区で長く営業する、超有名店でその名は全国にまで知れ渡っています。「焼きラーメン」の元祖と言った方が分かりやすいかもしれませんね。大将の顔が描かれた暖簾が目印、いやむしろ屋台の中では収まり切れない行列を目指して歩いていくと、簡単に辿り着けるかもしれません。
屋台は回転が命、長居は無用です。屋台営業のルールとして一代限りとなっているため、ただでさえ年々屋台の数が減少傾向にある反面、屋台目当ての観光客は増加の一途。これを解消するには、ある程度節度を持った飲み方をしなければ周りの方にも迷惑をかけてしまいます。ただ悪いことばかりではなく、屋台には様々な出会いがあり、思いがけない幸せやチャンスが転がっています。
博多屋台 小金ちゃん(博多:ramen:天神)
— まゆと1013 (@mayuto1013) September 5, 2016
明太玉子焼き&おでん&焼きラーメン。
細麺に豚骨スープと牛スジタレをかけて鉄板焼きに:exclamation:️
コレは芋焼酎のロックがすすみます:joy:
おでんもヤバ旨でした〜(^-^)/ pic.twitter.com/B5dWAWHRhj
福岡の人気グルメ18:呑龍
看板に偽りなしの創業から70年余、中洲屋台の顔として君臨しています。気さくなおばちゃんと息子さんらしき二人で切り盛りしている姿が情緒を感じます。また博多名所のキャナルシティに近いこともあり、夜毎観光客と地元の人の社交の場として賑わっています。ただし、老舗の性としてもれなく行列への並びが必要となりますので、タイミングを見てご来店下さい。
おすすめは締めに注文してほしい「ラーメン」。あっさりとした白濁スープが飲んだ後の胃に優しく染みわたります。これも屋台やお店によって違いがありますので好みは千差万別、あまりイメージだけで注文するのはおすすめしません。時折「イメージと違って残念」と言われていますが、それは飲食店の宿命として受け止めているようです。イメージと違った方には食べ歩きをおすすめします。
福岡の人気グルメ19:吉塚うなぎ屋 本店
福岡県として大きな括りの中で、川下りで有名な「柳川市」という街があり、この街の鰻が広く有名です。澄み切った水の中で育った天然の鰻は柳川ブランドとして日本でも指折りの一品です。日本人の大好物「鰻料理」は福岡、博多地区でも同じです。今回はご当地自慢のお店も多数ある中で博多地区代表と、本場柳川代表の2店舗をご紹介します。
有名芸能人も「博多に行ったらここへ行け」という暗黙の情報交換があるほど、名店中の名店です。明治6年創業で現在は五代目が伝統のタレを守って切り盛りしています。独特の焼き方で身から出る脂を利用し、ふっくらと仕上げる技が人気の秘密です。「うな重」は鰻とご飯が別盛りになっていますので、最初から乗っている方がお好みの方は「うなぎ丼」を注文してください。
休日は行列覚悟で足を運んでくださいね、30分程度は。博多のうな重はご飯と鰻が別盛りと書きましたが、さらにはタレも別なんですよ。これはお客様の好みに合わせて分量を決めて味わって頂くための言わば「お客様ファースト」の精神から来ているんですね。さすが老舗は細かい気配りが行き届いています、この鰻を召し上がるためだけに博多へ行く価値はあると思いますよ。
福岡の人気グルメ20:御花
水郷の街「柳川」の顔として有名な「御花」。こちらは初代藩主「立花宗茂」が別邸として建立し、明治43年に伯爵となった立花家によって、現建物として結婚式場やレストランなどの施設が完成し、現在では柳川の観光スポットとして知れ渡るようになりました。庭園などもあり散策の後に名物「鰻のせいろ蒸」を召し上がってください。
柳川名物「せいろ蒸し」は、鰻の下にあるご飯までタレが染みこんで、鰻の身と一体化されていて食べ応えは十分。更に鰻の上に乗せてある錦糸卵があっさりとしていて、お口の中の微妙なバランスを保つ役割を果たしています。高温で蒸し上げることで、鰻の皮までふんわりと、鰻が苦手な方に「多い皮と身の間の脂」も身に染みていて抵抗なく頂ける一品です。
福岡の人気グルメ21:番外編
シロウオ
博多の春の風物詩といえばシロウオ! pic.twitter.com/AmJukNi4af
— Ken Maxita (@kenken0024) April 6, 2013
博多の街に春が来たことを教えてくれるシロウオは、博多湾へ流れつく街の中を流れる川の河口で採ることが出来ます。名物の「踊り食い」も長い冬を乗り越えて、春の訪れを知らせてくれる、その時期だけの食べ方です。是非一度ご体験ください。
おきゅうと
蜘蛛蜥蜴:spider:博多グルメツアーズ番外編
— 蜘蛛蜥蜴 (@kumo_tokage) February 11, 2017
博多のソウルフード、ザ・おきゅうと pic.twitter.com/JirLrv5g0R
まさに「豚骨ラーメン」、「うどん」と並ぶ福岡、博多地区のソウルフードとして多くの方に親しまれています。原材料はエゴノリ、イギス、テングサ、これらを天日干しして数々の手間を経て出来上がる心のこもった一品です。主に家庭の朝食のひと品として出されることが多く、ポン酢をかけて食べるとより美味しさが増します。
あぶってかも
博多3「浅草」人形小路の店を「えびちゃん」から薦められ、一杯。刺身で喰っても全然旨くないというあぶってかも(雀鯛)の塩焼きは鱗も肝もそのままいけて、酒がむちゃ進む。#福岡 #一時帰… https://t.co/zlWtB1tXHE pic.twitter.com/8JRiVvTDfE
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) June 13, 2016
ひと言で言えば「スズメダイ」の塩焼きのことですが、名前の由来が「あぶってすぐに食べたら鴨の味に似ている」というところからきているそうです。スズメダイは小ぶりな魚のため、塩焼き(炙り)でしか食べられません。博多以外の地方では食べる習慣がないそうなので、博多へお越しの際には是非ご賞味ください。
福岡・博多のグルメを満喫しに来んしゃい
いかがでしたか?福岡や博多に住んでいる方にとっては「普通に食べている物」であっても、他の地方から見ると「贅沢な食生活だな」と思われがちです。一説には転勤で福岡や博多に来ると、「離れたくない」と言うほど、住みやすく、食べ物も充実しているそうです。まだ「関門海峡」を渡ったことのない方は、是非一度福岡、博多の料理を堪能してみてください。
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