伊豆・松崎の観光スポットまとめ！歴史を感じながら街歩き！おすすめグルメも！

伊豆・松崎町は、3方を海に囲まれた小さな港町です。そんな港町伊豆・松崎には、昔から変わらない風光明媚なところや、歴史的・文化的にも貴重な建物などに出会えます。ここでは、そんな松崎町の待ち歩きにおすすめな見どころポイントなどをご紹介します。さらにランチ・ディナーにおすすめなグルメ情報もあります。

伊豆のなかでもひっそりと上品な港町として大人の方に人気のエリア松崎町には「なまこ壁」という独特の建物があります。名前のゆらいは目地がナマコの形に似ていることから、そう呼ばれるようになりました。このなまこ壁は壁面に平瓦を並べて貼って、瓦の目地に漆喰をかまぼこの形になるように盛り付けて塗るという工法がとられています。

この塗り方で作られた壁は雨や風などに強く、昔は土蔵の腰壁(こしかべ)などに使われていました。まさに、海に囲まれた街にとって最適な壁といえます。そしてこの街には、日本でも有名な左官の名人「入江長八」の作品がいたるところで見られると有名です。入江長八は江戸幕府のお抱え絵師の一族狩野派から絵を学んだ人です。

狩野派から絵を学び、彫塑の技を高めた彼の作品は、漆喰とコテで絵を描くというオリジナルの芸術作品へと結びつきました。なお、入江長八は江戸でも活躍した職人ですが、相次ぐ震災・戦火によって江戸にある作品はほとんどが消失してしまいました。そのため、現存する彼の作品はここ松崎町にしかほとんど残っていません。

西伊豆一の絶景スポットともわれる「雲見浅間神社」は、地元の人にとっては信仰の対象となる神社でもあります。勿論、その景色の美しさから観光で訪れる人をも魅了します。車で訪れる際には、烏帽子山の登り口に雲見浅間神社の駐車場があるので、そちらに駐車します。しかしここは神社の参拝客ようの駐車場となるので注意してください。

もし神社を参拝しない場合や、駐車場が満車だった場合には近くに雲見海岸の駐車場があるのでそちらに駐車も可能です。130段の階段を登りきると、雲見浅間神社の拝殿に到着します。拝殿から海方向に細い道があるので、そちらに行くのもおすすめです。こちらからの絶景ポイントはぜひ体験していただきたいおすすめスポットです。

晴れていて空気が澄んでいるときは、運がよければ富士山を見ることもできます。拝殿のほうに戻ると、さらに上へ登る階段があります。なんと320段となっていて、なかなかハード。体力に自信のある方にはおすすめです。がんばって登りきると、中之宮にたどり着きます。そこからの海の眺めは、先ほどとは変わってより全体を見られます。

烏帽子山から続く道にある「千貫門」は自然が作り上げた奇跡のパワースポットとして有名。烏帽子山から向かいますが、遊歩道はしっかりと舗装されているので、女性やお年寄り・小さなお子様でも安心して行けます。烏帽子山山頂から見た千貫門と海岸も美しく、絶景を眺めながらの散歩もおすすめです。

海岸沿いは透明感が高く、宝石のようにキラキラと輝きます。岸に降りるとゴロタ石と、崖から崩れ落ちた赤い石が風情あります。独特のアーチ型の千貫門は、火山の地下から通ったマグマの跡だからです。のマグマの通り道が地殻変動などで隆起して地表に出たものを「火山の根」とも読んでいます。

地上に隆起した部分が、長い年月を経て波や風に侵食されて、今の姿となりました。この周辺は、人気のシュノーケリングスポットともなっているので、カップルや家族に大変人気の場所でもあります。

勿論、見ているだけでも大変癒されるので、誰でも気軽に訪れることが出来る松崎町のおすすめスポットといえます。

松崎町に残る、漆喰の名人・入江長八の作品を見るならここ、「伊豆の長八美術館」がおすすめです。こちらの美術館は、伝統の左官技術を伝えることをコンセプトとした美術館です。入江長八は、西洋のフレスコ画にも引け劣らない施術作品として、世界でも評価が高いです。日本の伝統的技法の最高峰を間近に見られるまたとない機会となります。

美術館自体がとてもおしゃれで、フォトジェニックな被写体といえます。日本の伝統技法である漆喰塗りの技術と西洋式の左右対称な造りがなんともマッチしています。館内には入江長八の代表的な作品から晩年の作品まで50点以上が展示されています。作品の近くには、作品の説明だけでなく背景など詳しく載っているので分かりやすいです。

松崎町役場の程近くにある「民芸茶房」は、早朝から営業しているお店です。毎朝7時30分から営業しているので、こちらで朝の元気をチャージするにはもってこいです。

散策に疲れたランチとしての利用ももちろんおすすめ。ランチタイムで人気は「さしみ定食」です。旬の魚7種のお刺身が楽しめるお店イチオシランチとなっています。

地元の人にも親しまれているお店ですが、グルメ通もうならせる料理の数々と口コミで人気となり、遠方から足しげく通う常連さんもいるほどです。やはり海に囲まれた土地なら、魚介グルメは外せません。そのほかにも「煮魚定食」や「ミックスフライ定食」などもあるので、その日の気分やお腹の減り具合でチョイスするのも良いです。

松崎役場の近くにある「アサイミート」は、地元でも有名のお肉屋さんですが、ただのお肉屋さんではありません。こちらでしか味わえない絶品グルメ「川のりコロッケ」はぜひ食べてみてください。川のりころっけは、注文が入ってから揚げるので、いつも揚げたて・アツアツのコロッケを楽しむことができます。

1個から購入可能なので、小腹が減ったときにもおすすめ。ホクホクのジャガイモの中に、磯の香りがフワっと香ってなんとも言えない美味しさが口いっぱいに広がります。ランチを食べた後でも入ってしまう美味しさといわれています。そのほかにも「ひじきコロッケ」や他のお店では見たことのないようなメニューもあります。

松崎町の中でも知らない人はいないとされるほどの超有名店「小邨」は、絶品お蕎麦が食べられるお店です。グルメ雑誌や地元のメディアでも紹介されたことのある名店です。

お店は、たくさんの木々に囲まれた閑静なところにあります。空気も美味しく、店内も天井が高く開放感があるので、落ち着いてグルメを堪能できます。

こちらのお店一番人気は「盛りそば」です。口に含むと、つるっとしたのど越しと、後で追いかけてくるような上品なソバの香りがします。食感は硬めで、ソバの旨み・香りを楽しめます。ツユは、甘み・酸味が少なめで、ソバの風味を損なわないのが特徴。ランチにも人気ですが、ディナータイムもおすすめなお店です。

伊豆・松崎の漁港で水揚げされた海の幸を和食以外で味わうなら「プロヴァンス ド すずき」がおすすめ。アラカルトの種類も豊富ですが、ランチならコース料理がおすすめです。お店で人気のコースランチは「Bコース」。前菜2種・メインとデザート・ドリンクがついています。全国のグルメ通をうならせるプロの味を堪能できます。

Bコースの場合、前菜は2種なので冷たいものと温かいものが出されます。その時期旬の魚や野菜を使うので、何が出てくるかはお楽しみです。

フレンチではありますが、日本人の舌に合うような味付けと、素材の持つ味わいや香りを重視した料理が特徴です。松崎特産のアカカマスやイサキなど、珍しい魚などにもお目にかかれます。

松崎町役場の裏の路地に入ったところにある「うなぎ 三好」は、地元でも有名なうなぎ料理専門店です。こちらで提供されるメニューはシンプルで、うな重や蒲焼、白焼きと肝焼きなどです。

日本酒や焼酎なども提供しているので、お酒が大好きな人にもおすすめのお店です。店内は清潔感があって落ち着いているので、一人でも気軽に入れます。

こちらで提供されるうなぎの蒲焼やうな重のタレな甘すぎることなくサラっとしているのが特徴です。うなぎは焼きムラがなく美しい焼き加減。身はふんわりとしていて口のなかでほどけていくような食感が楽しめます。うな重を注文すると付いてくる肝吸いは、うなぎの旨みを濃縮させたようなふくよかな味わいが楽しめます。

伊豆・松崎のおすすめ観光スポット特集はいかがでしたか伝統工芸である漆塗りで有名な作家の作品を見られるところや、海を一望できるスポットなど伊豆・松崎には見どころポイント尽くしです。今回ご紹介したところ以外にも、伊豆・松崎にはまだまだ見どころスポットが目白押しなので、ご自身でぜひその素晴らしさを体験してみてください。