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グリル一平は新開地が本店!おすすめメニューなど洋食の名店を徹底紹介!

グリル一平は新開地が本店!おすすめメニューなど洋食の名店を徹底紹介!
投稿日: 2017年11月22日最終更新日: 2020年10月8日

「グリル一平」は神戸っ子なら知らない人がいないと言われるほどの有名店です。創業は1952年。以来、多くの人たちに愛され続けてきました。阪神淡路大震災を乗り越えて、洋食の名店が揃う神戸にあって、正統派「街の洋食屋」として知られる店。それがグリル一平だ。

「グリル一平」を徹底解剖見出し

創業の地は、当時、西日本一の歓楽街と呼ばれていた新開地。現在は元町、三宮にも店舗を持つグリル一平は、神戸っ子なら知らない人がいないと言われるほどの名店だ。人気の秘密は創業以来守り続けられている秘伝のデミグラスソース。いまも昔も、味にうるさい神戸っ子の胃袋を満足させ続けている。そんなグリル一平を徹底解剖する。

神戸と洋食の歴史見出し

すべては1868年の神戸開港から始まった

おしゃれな街、グルメな街として知られる神戸。特に西洋料理という点に関しては横浜と並ぶ二大都市と言ってもいいだろう。その背景には1868年の神戸開港がある。日本の中でもいち早く海外航路が整備されたことで、豪華客船が神戸港に着くようになり、それに伴い、船舶の厨房で働くコックたちが陸に上がって店を開くようになった。

海外渡航の手段が船舶だった頃、豪華客船の厨房で働くコックは料理人の中でも腕の覚えのある者ばかり。彼らの間ではソースやブイヨンを代々受け継いでいく慣習があり、さらには船を超えて様々な情報や、それぞれの味を交換し合うということも行われていた。そうした背景が神戸に洋食文化を広げることにつながっていった。

西洋各国の料理をルーツに持ち、それぞれが混じり合い、日本人に合う味にアレンジされた料理は洋食と呼ばれ、昭和の高度成長期に庶民の間で少しばかり贅沢な味として広がっていくのだが、神戸では既に大正期から昭和初期にかけてランチで洋食を楽しむ姿が見られたとされている。その文化が現在の神戸洋食を作り上げてきたと言える。

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「グリル一平」秘話見出し

震災の影響で一時は閉店の危機に

1952年の創業当時から、腕の良い料理人が提供する味で新開地で名店として知られていたグリル一平。だが、かつて閉店の危機に追い込まれたことがある。それは1995年の阪神淡路大震災で店舗が半壊してしまった時のことだ。現在3代目シェフを務める山本隆久さんも、当時はまだ駆け出しの料理人。一時は店をたたむことも考えた。

厳しくも温かい常連客の支えられるグリル一平

ところが常連客が店舗跡の更地に簡易店舗を建築。「店造ったったから、はよ再開せえ」との要請を受ける。そして、常連客の厳しくも温かい叱咤激励を受けて、山本隆久さんは老舗の名店の3代目シェフとしてグリル一平を復活させた。現在では新開地本店のほかに、三宮、元町にも店舗を構え、洋食を通じて神戸っ子に笑顔を届け続けている。

デミグラスソースこそ「グリル一平」の命見出し

守り続けるグリル一平創業以来の味

洋食屋にとってデミグラスソースは店の味を決める命。グリル一平が名店と呼ばれて人気を集めるのも、創業以来、守り続けられてきた秘伝のデミグラスソースがあればこそだ。下準備から完成まで5日間もかけてできあがる濃厚な味わいのデミグラスソースがシェフの腕前を一層引き立て、人気メニューの味を支えている。

「グリル一平新開地本店」はこんな店見出し

新開地駅から徒歩3分

最寄駅は神戸高速鉄道「新開地」。3番出口から出て目の前にある新開地二丁目商店街のアーケードを進んで徒歩3分。右手にあるリオ神戸の2階にグリル一平の看板が見える。市営地下鉄利用なら「湊川公園」から徒歩6分程度。カウンター5席、テーブル席28席の店内はファミレスのような気楽な雰囲気。いつも大勢の客で活気にあふれている。

新開地の明るく温かな空間

グリル一平の営業時間はランチタイムが11時30分から15時半まで。ディナータイムは17時から20時30分まで。人気店らしく開店前から人が並ぶこともある。個室の準備はなく店内は全面禁煙。定休日は毎週木曜日と第3水曜日。定休日と祝日と重なった場合は、定休日は翌日の木曜日に振り替えられる。

住所:兵庫県神戸市兵庫区新開地2-5-5リオ神戸2F 電話番号:078-575-2073

新開地本店のおすすめメニュー1:マカロニ・イタリアン見出し

ジュウジュウと焼ける音と匂いが食欲を刺激する

グリル一平新開地本店の名物のひとつとして数えられるメニューが「マカロニ・イタリアン」。熱々の鉄板にデミグラスソースをたっぷりと身にまとったマカロニが、これもまたたっぷりと盛られて供される。粉チーズの下に生玉子が落とされているのもグリル一平の特長。ジュウジュウと鉄板の上でマカロニが焼ける音と匂いが食欲を刺激する。

これぞ日本の洋食の味

その味はまさに洋食。適度な歯ごたえを残しながらもアルデンテなどという言葉とは無縁の柔らかな食感と濃厚な味に、思わずオン ザ ライスで食べたくなる。そして中央の生玉子を崩せば、濃厚なデミグラスソースがマイルドな味に変化するのも楽しい。人気のメニューであることに誰もが納得するはずだ。ビールのアテにもおすすめ。

新開地本店のおすすめメニュー2:スパゲッティ・イタリアン見出し

たっぷり絡んだレッドソースが嬉しい

こちらも人気のメニュー。グリル一平に来たら、まずは食べたい一品だ。マカロニ・イタリアン同様に、熱々の鉄板にこんもりと盛られて供される。たっぷりと見にまとうのはトマトの酸味と玉ねぎの甘さを生かした濃厚なレッドソース。中央の粉チーズの下にはマカロニ・イタリアン同様に生玉子が落とされている。

パスタじゃなくてスパゲッティ

濃厚なソースに負けないように、使用されているのは太さが2ミリほどあるソフト麺。それはパスタではなくスパゲッティ。昭和の洋食を代表する日本で生まれたナポリタンだ。濃厚なソースが、口の中だけではなく唇にもまとわりつくのをお構いなしに食べるのが流儀。そして、玉子をほぐせば、まろやかになったスパゲッティが味わえる。

新開地本店のおすすめメニュー3:ハンバーグステーキ見出し

グリル一平の看板料理

おすすめメニューの黒板の一番上に書かれているのが「ハンバーグステーキ」。洋食の定番中の定番メニューは、グリル一平でも自慢の料理。多くの人たちから愛されている人気のメニューだ。こちらは目玉焼き付き。それぞれの料理に玉子が付いてくるのは、玉子がぜいたく品だったころの名残りなのかもしれない。もちろん人気の一品だ。

肉汁とデミグラスソースのコラボレーション

程よく焼きあがったハンバーグが、ポテト、人参、いんげんと一緒に鉄板で供される。自慢のデミグラスソースがたっぷりと注がれた中心にハンバーグステーキが鎮座し、そのうえにハート形の目玉焼きが乗せられている。そして、強火で旨みが閉じ込められたハンバーグにナイフを入れれば肉汁がたっぷりとあふれだす。さすがは自慢の味だ。

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三宮で神戸牛の絶品ハンバーグおすすめ店をご紹介!人気のランチもあり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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新開地本店のおすすめメニュー4:ヘレビーフカツレツ見出し

ビフカツは神戸洋食の代表料理

神戸特有の洋食メニューとして知られているのがビフカツ。牛のカツレツのことで明治時代にフランス料理として伝わり、その後、日本では安価に手に入る豚のカツレツへと変わっていったのだが、牛肉文化の関西圏ではビフカツが残り、今も神戸を中心に多くの人に親しまれている。もちろん、グリル一平でも看板料理として提供している。

グリル一平で提供しているビフカツは、肉厚のヒレ肉を使った「ヘレビーフカツレツ」と、叩いて薄く伸ばした肉を使用した「ビーフカツレツ」(オールドスタイル)の2種類。人気が高いのは、外をサクッと、中をレアに仕上げた「ヘレビーフカツレツ」。たっぷりとかけられたデミグラスソースと牛のヒレ肉が織り成す味は絶品だ。

新開地本店のおすすめメニュー5:オムライス見出し

これこそグリル一平を代表する味

グリル一平一番の看板料理と言えばオムライス。昨今、様々なタイプのオムライスがあるが、創業以来の作り方と味をかたくなに守り続ける正統派オムライス。その味を求めて、いまも多くの人たちがグリル一平を訪ねる。そのオムライスには、3代目シェフの山本隆久さんはもちろん、65年にわたって受け継がれてきた巧みの技が凝縮されている。

熟練の技が生み出すおいしさ

使用する玉子は1人前で2分の1個。熱したフライパンに玉子を流しいれて鮮やかに形を整える。包み込むライスの具はロースハムと玉ねぎのみ。それをケチャップとオニオンペーストを合わせたレッドソースで奥深い味に仕上げる。出来上がりにかけるのは秘伝のデミグラスソース。65年の技が凝縮されたオムライスが旨くないはずはない。

絶品メニューは食べたいものばかり見出し

ランチメニューも充実

もちろん、老舗の技と味は看板メニューだけに生かされているわけではない。何を食べても納得の味。それがグリル一平だ。写真はランチメニューのミックスランチ。エビフライ2匹と、チキンカツとメンチカツがひとつずつ。老舗の味が一度に3つも味わえる何とも贅沢なランチメニューだ。

洋食と言えばハヤシライス

洋食と言えばハヤシライスも欠かせない一品。味の決め手はデミグラスソース。各店のこだわりが最も反映されるメニューでもある。そういう意味では、創業以来のデミグラスソースの味を守り続けるグリル一平のハヤシライスが旨いのは当然のこととも言える。写真はカツハヤシ。たまにはトッピングを加えて贅沢なランチを楽しむのもいい。

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新開地でグルメ一平の洋食を堪能しよう見出し

さて、グリル一平の魅力を紹介してきたが、老舗の名店の味は語りつくせるものではない。グリル一平の魅力を堪能するには、やはり足を運ぶのが一番。人気店につき並ぶこともあるが、並ぶだけの価値は十分にある店。是非、グルメ一平に足を運んでみてはいかが?

投稿日: 2017年11月22日最終更新日: 2020年10月8日

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