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地獄のぞきは千葉の絶景スポット!スリルも味わえる人気の秘密を徹底解説!

地獄のぞきは千葉の絶景スポット!スリルも味わえる人気の秘密を徹底解説!
投稿日: 2017年11月29日最終更新日: 2020年10月8日

千葉ある絶景スポット、地獄のぞき。鋸山山頂にせり出した岩山の先まで行けることで、足がすくむようなスリル満点の気分を味わいながら美しい景色を楽しむことができる人気の場所です。地獄のぞきの他にも、見どころ満載の鋸山や日本寺についても紹介します。

地獄のぞきはスリル満点!見出し

地獄のぞき、という名前だけ聞くと恐ろしいもののように感じますが、断がい絶壁から見下ろすスリルを味わえる絶景スポットとして知られている千葉の名所です。海外旅行客にも知名度が高く、そのスリルを味わおうといつも賑わっている人気のスポットです。地獄のぞきのある鋸山(のこぎりやま)には、他にも必見の名所がたくさんあります。

千葉にある鋸山とは?見出し

鋸山は房総半島の南部、千葉県安房郡(あわぐん)鋸南町(きょなんちょう)と富津市の境に位置する標高約330メートルの山です。山は凝灰岩(ぎょうかいがん)という火山灰が堆積してできた岩石から成っていて、建築資材として適しています。古くは房州石(ぼうしゅういし)と呼ばれ、良質石材の産地として盛んに採石が行われてきました。

江戸時代から石材の産地として採石されてきた結果、露出した山肌の岩が「のこぎりの歯」のように見えることから、鋸山と呼ばれるようになりました。鋸山からの絶景は素晴らしく、東京湾から伊豆大島まで見渡すことができます。地獄のぞきをはじめ、鋸山の見どころとなっているところは、ほとんどが日本寺(にほんじ)の敷地の中にあります。

地獄のぞきって一体なに?見出し

恐怖感をあおるような名称がついていますが、地獄のぞきとは鋸山の頂上付近にある展望台のこと。絶壁の上に突き出した岩場から約100メートル下を見ることができます。もちろんスリルを味わうことだけが目的というのではなく、地獄のぞきに立って周囲を見渡せば、断崖絶壁からの美しい景色を望むことができるという人気のスポットです。

地獄のぞきへのアクセス見出し

地獄のぞきのある千葉の鋸山へはいくつかのアクセス方法があります。歩いて山頂を目指す場合は、JR内房線の「浜金谷駅」もしくは「保田駅」から登ることができます。保田駅からの道が日本寺の表参道となりますが、こちらの登山道は石段がたくさんあって少し大変です。浜金谷駅からは登山道に加え、ロープウェイを利用することもできます。

車の場合は、富津館山道路「富津金谷インター」から国道127号線を館山へ向かいます。この先は複数の方法がありますので、目的に応じて選ぶのが良いと思います。ロープウェイの手前で車を置いて行くか、または無料の「鋸山観光自動車道」で日本寺境内に直接入るルートに加え、有料の「鋸山登山自動車道」を通っていくこともできます。

地獄のぞきを目的に行く場合は、山頂専用駐車場に車を停めれば山頂までは歩いてすぐです。その場合は、有料の鋸山登山自動車道(1000円)を使って山頂付近の西口管理所から入るのがおすすめ。無料の鋸山観光自動車道を利用する場合は、東口管理所からのアクセスとなり大仏広場が近くとなります。尚、駐車場は無料のところが多くあります。

鋸山の駐車場情報まとめ!混雑する時間帯や料金などを詳しく紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
鋸山の駐車場情報まとめ!混雑する時間帯や料金などを詳しく紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
千葉県房総半島の富津市に位置する「鋸山」に登山する為に、登山道に近くて便利で無料の駐車場をご紹介。標高329mの鋸山は、断崖絶壁の地獄のぞきとも言われ千葉県屈指の観光パワースポット。天候により東京湾や伊豆諸島まで見渡せるとあって駐車場の混雑にはご注意下さい。

鋸山ロープウェイ見出し

絶景が楽しめる鋸山ロープウェイに乗るのもひとつの楽しみという人もいるかもしれません。ハイキングも楽しいけれど体力がちょっと、という人や地獄のぞきを目指して早く登りたいという人にもロープウェイがおすすめです。鋸山ロープウェイの営業時間は9時から17時ですが、11月16日から2月15日の冬季期間中は16時までとなります。

料金は大人片道500円、往復930円、小学生は片道250円、往復450円です。ロープウェイ山麓駅は浜金谷駅から徒歩10分くらいのところにあります。ロープウェイは15分間隔で運転しており、山頂駅までは約4分で到着です。ロープウェイからは富士山を臨む絶景が楽しめるのも人気のポイント。山頂駅から地獄のぞきまでは徒歩20分ほどです。

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鋸山絶景ロープウェイ!アクセスは?観光やハイキングのおすすめポイント! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
房州石の産地で鋸の歯のイメージそのままのダイナミックさが人気の鋸山。山頂へのアクセスにはロープウェイが便利です。今回は鋸山やロープウェイ乗り場までのアクセス方法、大仏、地獄覗き、下山後におすすめ金谷温泉など観光スポットを余す所なくご紹介します!

地獄のぞき以外の見どころ1:日本寺見出し

千葉の日本寺は、725年に聖武天皇の勅詔を受けて、行基(ぎょうき)によって開かれた関東最古の勅願所(ちょくがんじょ)です。勅願所とは天皇の命を受け、国家鎮護・皇室繁栄などを祈願してつくられた寺院などのこと。正式には「乾坤山(けんこんざん)日本寺」といい、岩肌に掘られた大きな大仏があることでも知られている曹洞宗の寺院です。

日本寺は1300年の長い歴史の中で、法相宗、天台宗、真言宗、曹洞宗とかなりの宗派の偏移を経てきています。また、1939年には登山者の過失による山火事で仏像や本堂を焼失し、第二次世界大戦では鋸山が軍の要塞として使われたこともあって復興が遅れ、今なお復興中という状態とのこと。変化の激しい歴史をたどってきたことが伺われます。

拝観料は大人600円、小人(4才から12才)400円。日本寺は鋸山の南側斜面の役10万坪ほどを境内としており、大仏だけではなく石切り場跡に彫られた百尺観音や羅漢像など見どころがたくさんあります。拝観時間は8時から17時までとなっていますが、山麓まで歩いて戻る場合は、遅い時間になると周りがかなり暗くなるので注意が必要です。

境内は山頂エリア、羅漢エリア、大仏広場、中腹エリア、表参道エリアの5つのエリアにわかれていて、入り口も何箇所かあります。敷地もかなり広いので、どこから入ってどのようなルートにするのかは、予め決めておくと良いと思います。また基本は山の中なので階段も多く結構歩きます。スニーカーなど歩きいやすい靴で行くことをおすすめします。

地獄のぞき以外の見どころ2:百尺観音見出し

百尺観音は、戦没者や東京湾周辺の航海、航空、交通犠牲者の供養のために発願され、1960年から6年の歳月をかけ1966年に完成しました。かつては石切り場だった崖岩に彫刻された観音像は、その名の通り百尺(約10.3メートル)とかなり見応えがあります。航海、航空、陸上交通の安全を守る本尊で、交通安全のご利益があると言われています。

山肌を彫ってつくられた大観音石像は、その大きさに圧倒されますが、パワーだけでなく癒しももらえます。周囲の緑溢れる静かな雰囲気で心を落ち着かせることができることから、千葉のパワースポットとしても人気の場所です。また、岩に囲まれて音響効果もあり、百尺観音前の岩広場ではコンサートなどが開かれたこともあるそうです。

地獄のぞき以外の見どころ3:石切り場跡見出し

先述の通り、鋸山は質の良い房州石の産地として、江戸時代から明治時代にかけて建築資材を中心とした様々な用材として切り出されました。鋸山の房州石は軟らかくて火に強いという特徴があり、靖国神社や早稲田大学などの建築に使われていたり、東京湾の砲台跡や草加煎餅の窯といった実用的な目的でも使用されている歴史のある石です。

明治時代には大量に切り出されて用材として使われてきた鋸山の房州石ですが、そのうちセメントや大谷石にとって代わられ、自然保護規制の強化もあって1982年には採石を終了し、観光スポットとしての役割を果たすようになりました。鋸山では今でも様々な石切り場跡を見ることができ、当時の産業に触れることができる興味深いスポットです。

直角に切り出された跡は芸術的にも見える独特な空間です。当時切り出した石材の搬出に使われたものと思われる錆びた機械もいくつか残されています。複数の石屋さんの石切り場跡があるのですが、「安全第一」と掘られているところもあります。中には40メートル以上も掘られているところがあったり、要塞のような迫力のある光景が見られます。

絶景スポット!地獄のぞき見出し

地獄のぞきと呼ばれるのは、垂直に切り立った岩壁の頂上から突きだした岩の先。スリルを味わおうとここまで来ても、実際には見下ろすことができない人もいるそうです。足がすくむような高さはスリル満点。先端部分の幅は想像以上に狭くなっているので、宙に浮いているような感覚さえおぼえます。高所恐怖症の人には絶対におすすめしません。

真下を見ると恐怖なのですが、周りは絶景!広い水平線と山々、東京湾や房総半島、富士山も見ることができます。元旦は朝5時より開門してご来光を拝めるそうです。人気の地獄のぞきですが、実は石切職人の遊び心から生まれたものだとか。展望台の岩壁には職人の石切り場の屋号がうっすら残っているので、訪れたらチェックしてみて下さい。

地獄のぞきでの注意点見出し

千葉の人気絶景スポットである地獄のぞきは、スリルを味わいたいという人で混雑していて、観光シーズンなどは2時間待ちの列ができていることもあります。近くまで来たけれど地獄のぞきには行かずに帰ったという話もよく聞きます。別の場所からも絶景は楽しめますが、先端まで行きたい人は時間に余裕を持って訪れた方が良いかもしれません。

地獄のぞきには、安全を考え手すりが設置されています。昔は手すりもなかったとかいう話もあり、それではスリル満点どころの話ではありません。この手すり、実際に見ると何となく頼りない感じがして、余計にスリルを感じるという声も。写真撮影については、地獄のぞきの先端にいるところを手前の山頂から撮ってもらうのがおすすめです。

地獄のぞき以外の見どころ4:千五百羅漢見出し

日本寺の人気の見所のひとつである千五百羅漢(せんごひゃくらかん)は、鋸山のの中腹から頂上にかけてまつられてある合計1553体の羅漢像のことを指します。羅漢とは阿羅漢(あらかん)とも呼ばれ、仏教において尊敬を受けるにふさわしい聖者のことで、悟りを開いた高僧のことも指します。中には少年時代の聖徳太子像も見ることができます。

千五百羅漢は、江戸時代の名工・大野甚五郎英令(おおのじんごろうひでのり)が門弟らと共に21年かけて彫ったものだそうです。羅漢像に用いた石は、遥々伊豆から運んで来たもの。羅漢像は外からの風雨から守るためか岩陰に隠れるように何箇所かにまとまって置かれていますが、聖徳太子像のように単独で置かれているものもあります。

これだけの数があるのにひとつとして同じものはありません。表情も身につけている衣も全て異なります。中には劣化して表情がわかりづらくなっている羅漢像もありますが、それぞれの表情を見て歩くのはとても興味深いものです。千五百羅漢道には自分に似た石仏が必ずいるとも言われていますので、是非じっくり見て探してみて下さい。

地獄のぞき以外の見どころ5:薬師瑠璃光如来見出し

日本寺の象徴としても知られる大仏は、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)の大仏で、1783年に完成したといわれています。日本寺大仏は、千五百羅漢を彫ったのと同じ木更津の名工・大野甚五郎英令とその門弟により3年間かけて彫られ、高さは31.5メートル。岩肌に彫られた大仏としては日本最大で、何と奈良の大仏の1.7倍あります。

日本寺大仏は岩を彫刻した大仏であったこともあり、江戸時代末期に風化によって頭部の半分が崩れ落ちてしまい、長い年月の間そのままにされていたそうです。その後、1966年から1969年にかけて崩壊した部分の復元工事が行われ、現在の状態になりました。実はこの復元のための修繕により、原型より約7メートル低くなったそうです。

地獄のぞき以外の見どころ6:お願い地蔵尊見出し

大仏広場には、千葉の人気パワースポットのひとつと言われている「お願い地蔵尊」があります。その名の通り、お願いごとを聞いてくれるお地蔵さまのこと。売店で販売されている小さな「御願い地蔵さん」(500円)に名前を書き、お願いごとをしながら奉納すると願い事がかなうそうで、周りには小さなお地蔵さまがたくさん奉納されています。

ひとつのお地蔵さまに書くのは名前もお願い事もひとつだけです。また、お地蔵さまの足の裏に名前を書くと願い事がつぶされてかなわないそうなので、背中に書くようにします。大仏広場の一角には、お願い地蔵の他にインドの聖地ブッダガヤの聖菩提樹もあります。これはお釈迦さまがその木の下で坐して悟りを開いたといわれているものです。

ラピュタの壁とは?見出し

千葉にある鋸山の石切り場は、ジブリの人気映画「天空の城ラピュタ」に出てくる風景に似ているということから「ラピュタの壁」と呼ばれているところがあります。石を直角に切り出した跡や石の壁に生えているコケなど、古い遺跡のような風景があちこちで見られ、この壮大な景観が天空の城ラピュタの世界を連想させるということのようです。

天空の城ラピュタのモデルとなったと言われている場所は世界中にいくつかあります。鋸山の石切り場跡は、実際にラピュタのモデルになったという訳ではありませんが、現地に足を運んで見るとそのように呼ばれている理由がわかると思います。特に新緑の季節に訪れると、植物の生え方などがそのような雰囲気を出してくれることでしょう。

地獄のぞきで度胸試し!見出し

スリル満点の地獄のぞきは千葉の絶景スポットとして人気ですが、鋸山にはそれだけではない多くの魅力的なスポットがあります。日本寺は広大な敷地なので、全てをじっくり見て回るのは大変ですがまずは目的を決めて行って見ると良いと思います。気候の良い時期には、爽やかな雰囲気の中を絶景を楽しみながらハイキングするのもおすすめです。

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千葉にある鋸山は、気軽に登山をしながら絶景を楽しめるおすすめの山です。鋸山おすすめの登山道や所要時間、そして鋸山登山に適した服装や持ち物、見どころなどを一挙ご紹介いたします。鋸山登山をする前の参考にしていただければ嬉しいです。

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