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仙丈ケ岳は日帰り登山もできる!紅葉シーズンは特におすすめ!

仙丈ケ岳は日帰り登山もできる!紅葉シーズンは特におすすめ!
投稿日: 2017年12月11日最終更新日: 2020年10月8日

南アルプスの一つ、仙丈ケ岳は美しいカールが特徴の標高3033mの山です。交通アクセスも比較的よく、行程も比較的危険度も低いので登山初心者でも非常に歩きやすく人気です。日帰りも可能で紅葉シーズンは特におすすめの仙丈ケ岳。おすすめのルートをご紹介します。

仙丈ケ岳とはどんな山?見出し

南アルプスの標高3,033mの仙丈ケ岳は日本百名山の一つです。南アルプスの女王とも呼ばれる仙丈ケ岳の特徴は、何といってもその巨大なカールの美しさ。そして南アルプスの山々の中でも、交通アクセスも便利で初心者が登りやすい山として人気です。日帰りも可能で紅葉シーズンは特におすすめ!日帰りにおすすめのルートをご紹介します。

「南アルプスの女王」仙丈ケ岳の魅力見出し

仙丈ケ岳の周囲には甲斐駒ヶ岳をはじめ北岳、間ノ岳、鳳凰三山など標高3000mの山々が連なります。同じく南アルプスの男性的で岩々しい山容の北岳や甲斐駒ヶ岳に比べると、仙丈ケ岳は優美で穏やかな山容で女性的な印象の山です。仙丈ケ岳の特徴はその巨大なカールの美しさ。夏には高山植物の宝庫に。大仙丈沢、小仙丈沢などで花畑を見ることができます。

仙丈ケ岳は初心者にも最適!葉シーズンは特におすすめ見出し

仙丈ケ岳は交通アクセスも比較的よく、日帰りも可能なので、南アルプスの3000m級としては初心者が最も登りやすい山とされています。9月最終週あたりから10月上旬くらいにかけては特に紅葉も綺麗で登山するにはおすすめのシーズンです。巨大カールの美しい南アルプスの女王、仙丈ケ岳をたっぷり満喫できるおすすめのルートや山小屋情報などご紹介します。

仙丈ケ岳を日帰り登山できるおすすめのルート見出し

甲斐駒ヶ岳とならぶこの仙丈ケ岳は、登山口となる北沢峠まではバスでアクセスでき、行きは早朝初のバスに乗り、帰りは夕方最終の北沢峠発のバスに間に合えば日帰りも可能です。日帰り出来て眺望も堪能できるおすすめのルートは、北沢峠から5合目の大滝ノ頭の分岐で小仙丈ケ岳の稜線を歩き仙丈ケ岳の山頂に到達し、馬の背ヒュッテを周って大滝ノ頭の分岐に戻ってくるルートです。

この小仙丈ヶ岳を周るルートは稜線歩きが楽しく、眺望も抜群でとてもおすすめです。標高差は約1000m、全体を通して危険度も低く、急な勾配の変化も少ないので、登山初心者でも非常に歩きやすいルートとなっています。ただし標高3000mを超えるので高山病にかかる危険もあるので、決して無理をしない計画で登山をすることをおすすめします。

仙丈ケ岳登山口「北沢峠」までのアクセス見出し

仙丈ケ岳登山口の北沢峠まで行くには、マイカー規制があるのでバスに乗る必要があります。長野県伊那市の仙流荘前(350台無料駐車場有り)から南アルプス林道バスに乗り、北沢峠までは約55分。山梨県の広河原側からバスでアクセスする方法もありますが、途中で乗り換えが必要になるのと駐車場のキャパがこちらの方が広いので、仙流荘前からバスに乗るのをおすすめします。

仙丈ケ岳日帰り登山には早朝のバス乗車が必須条件!

日帰り登山をするうえで一番重要な条件が、「バスの始発に乗ること」です。というのも仙丈ケ岳の日帰りコースタイムは約7時間。早朝のバスに乗って早い時間に登山口に着かないことには、下山の時間が最終のバスに間に合わなくなり、その日のうちに帰ることが出来なくなってしまう危険があります。ご自身の歩くペースや体力に見合った計画で余裕を持って行動しましょう。

特にハイシーズンは大混雑!駐車場には早めに出発しよう

夏の登山シーズンや紅葉シーズンの休日ともなると、バスが非常に混雑するため、午前4時頃からバス待ちの行列も出来るとか。早朝のバス待ちの列が多くなると定刻より早く北沢峠行のバスを発車してくれます。仙流荘前からのバスの時間は曜日や季節で変動するので、バスの時間は「南アルプス林道バス」でお調べの上お出かけください。またバスに乗車する前に必ず登山届の記入を!

決して無理のない計画で出かけよう

日帰り登山するには帰りのバスの時間に間に合うように行動する必要があるため、ご自身の体力や当日の体調をみながら、決して無理をしない計画でお出かけください。特に寝不足は登山には大敵!高山病にかかるリスクが高くなるだけでなく、行き帰りのバス酔いにも影響します。前日は出来るだけ睡眠をとって万全の体調で仙丈ケ岳の登山をお楽しみください。

登山ルート紹介1:北沢峠から樹林帯の登山道を歩く見出し

仙流荘からバスに乗って約55分、北沢峠に到着したらいよいよ登山の開始です。5合目の大滝ノ頭まではひたすら樹林帯を進みます。急登を歩きつつ振り返ってみれば木々のすきまから甲斐駒ヶ岳の勇ましい姿を拝むことができます。稜線に出るまでひたすら原生林の中を上るのも南アルプスの魅力でしょう。1時間ほど歩けば5合目の大滝ノ頭に到着します。

登山ルート紹介2:樹林帯を抜けて展望の良い稜線歩きを楽しむ見出し

5合目の大滝ノ頭を過ぎて標高2700mくらいになると、樹林帯を抜けて徐々に視界が開けてきます。ハイマツの稜線を歩きつつ後ろを振り向けば岩々しい甲斐駒ヶ岳の雄姿が。左側には日本第二位、三位の標高を誇る北岳と間ノ岳も拝むことができ、それは素晴らしい絶景です。

標高2864mの小仙丈ケ岳からの仙丈ケ岳の山頂の姿は素晴らしく、眺望抜群の稜線歩きを楽しむことが出来ます。小仙丈ケ岳を通過すると目の前に小仙丈沢カールが現れ、紅葉シーズンになるとカールも赤や黄色に色づいて大変素晴らしい絶景を味わいながら仙丈ケ岳山頂までの道を歩くことが出来ます。

登山ルート紹介3:仙丈ケ岳山頂からの絶景を拝む見出し

小仙丈ケ岳から気持ちの良い稜線づたいを歩き、ついに仙丈ケ岳山頂へ!山頂からは間近に見える甲斐駒ヶ岳、鋸岳や、南の方には遠くに塩見岳、東には富士山、白峰三山、北には早川尾根、八ヶ岳連峰、またはるかかなたには北アルプスの山並みまで見渡すことが出来ます。頂上での眺望での素晴らしい絶景を堪能しましょう。

登山ルート紹介4:馬の背ヒュッテ経由で大滝ノ頭へ戻る見出し

山頂での景色を堪能したら、仙丈小屋に立ち寄って休憩をして馬の背ヒュッテ方面へ下山しましょう。馬の背ヒュッテの方へ周らず、登って来たルートをそのまま下山するのももちろん有りです。馬の背ヒュッテに立ち寄ったり、赤色や黄色にきれいに色づいた山道を楽しみながら気を付けて下山しましょう。

バスの中からの紅葉も絶景!見出し

北沢峠と仙流荘間の南アルプス林道の紅葉も、シーズンになると本当に素晴らしいです。黄色や赤色に染まった南アルプスの山々の景色は素晴らしく圧倒的なスケール感。北アルプスの紅葉で有名な涸沢を凌ぐほどとも言われています。登山中も紅葉を楽しめますが、バスの中からの絶景もぜひおすすめしたいポイントです。

仙丈ケ岳の山小屋情報1:仙丈小屋見出し

ここで、仙丈ケ岳を登山する際に休憩ポイントとしておすすめの山小屋についてご紹介します。仙丈小屋は小仙丈尾根の分岐から下り10分程、藪沢カールの中にある標高2900mの場所にある山小屋です。仙丈小屋から仙丈ケ岳山頂までは約30分程です。

小屋の目の前には甲斐駒ヶ岳から八ヶ岳、北アルプスの壮大な絶景パノラマも楽しめます。仙丈小屋にはテント場はないのでご注意ください。定員55名の比較的小さめの山小屋なので、宿泊する際には前もって予約していくのをおすすめします。

仙丈ケ岳の山小屋情報2:馬の背ヒュッテ見出し

藪沢上流の標高2640mの場所にある馬の背ヒュッテ。山小屋裏から見えるご来光は最高です。名物メニューのオリジナルカレーはこちらに立ち寄ったらぜひご賞味いただきたい逸品です。営業期間は7月中旬から10月中旬。こちらの小屋も宿泊する際は予約していくのをおすすめします。

仙丈ケ岳の山小屋情報3:こもれび荘見出し

仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳の登山口である北沢峠にはいくつかの山小屋がありますが、中でもバス停に一番近いのがこちらの「こもれび荘」。日帰り登山の予定がやむを得ず宿泊が必要になったり、日程に余裕があって次の日に甲斐駒ヶ岳に登りたい!という方にはこちらに泊まるのをおすすめします。

地ビールをはじめ、食事や喫茶のメニューも充実しており、山バッジや登山グッズも豊富に揃っています。とても清潔な小屋で下界に近いくつろげる雰囲気ではありますが、他の山小屋同様、お風呂はありません。こもれび荘の美味しい食事と快適な室内で登山の疲れを癒しましょう。

日程に余裕があれば甲斐駒ヶ岳にも登ろう!見出し

仙丈ケ岳も甲斐駒ヶ岳も、ともに日帰りができる山なので、もし日程に余裕があれば北沢峠にテント泊あるいは山小屋泊をして、翌日に甲斐駒ヶ岳に登るのもおすすめします。登山口の北沢峠まではマイカーのアクセスが出来ないので、せっかくここまでバスで来たのなら仙丈ケ岳も甲斐駒ヶ岳も両方いっぺんに登れたら最高でしょう!

南アルプスの女王「仙丈ケ岳」が待っている!見出し

南アルプスの女王仙丈ケ岳を日帰り登山するのにおすすめのルートや山小屋情報などをご紹介しましたがいかがでしたか?仙丈ケ岳は南アルプスの3000m級の山々の中でも交通アクセスも比較的便利で初心者でも登りやすく挑戦しやすい山です。紅葉シーズンは朝夕の寒暖差が大きく大変冷え込みますので防寒対策は万全にしていってください!

千畳敷カールは長野屈指の紅葉スポット!見頃時期からアクセスまでご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
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駒ヶ岳・『千畳敷カール』は、長野県屈指の紅葉スポットです。中央アルプスの最高峰、標高2956m木曽駒ヶ岳・千畳敷カールでは素晴らしい紅葉を見る事が出来ます。駒ヶ岳ロープウェイからも絶景が眺められます。おすすめの『千畳敷カール』についてご紹介したいと思います。
投稿日: 2017年12月11日最終更新日: 2020年10月8日

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