星空を見に行こう！一年中きれいな夜空！全国の天体観測スポット25選！

星がきれいな全国の天体観測スポット25選を、紹介していきます。仕事や日常生活で息が詰まるような思いをしたり、落ち込んだりしてしまうことってありますか。そんなときは星を眺めにいきましょう。空一面に広がる雄大な天体ショーを目の当たりにすれば、悩んでいたことも忘れて、きっと元気になるはずです。

天体観測といえば、望遠鏡などの専門道具が必要だったり、星座などの専門知識を持っていなければ楽しめない、敷居の高いものというイメージがあるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。ただきれいな星空を見上げているだけで心が癒やされて元気をもらえる、これこそが天体観測の醍醐味です。

都会に住んでいるから空を見上げても星が見えない!という方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、都市部から手軽にアクセスできる星空スポットもご用意しました。もちろん、本格的に天体観測を楽しみたい方のために、全国的に有名な星の名所もどんどん紹介していきます。

"野辺山高原"は、天文ファンから星の聖地と呼ばれているほど星空がきれいな場所です。標高が高く大気中のゴミやチリや水分が少ないため"日本星名所三選"にも選ばれている野辺山高原はでは、星空の下で天体観測をしながら音楽やグルメを楽しめる"手ぶらde星空観賞会"というイベントも開催されています。東京から2時間ほどというアクセスのよさも人気の理由のひとつです。

ドライブコースとしても人気の"美ヶ原高原"。標高2000メートルまで車で登ることができ、頂上は雲より高いところにあるため迫力のある星空に圧倒されること間違いありません。特に美ヶ原のシンボルと言える"美しの塔"周辺は有名な天体観測スポットで、塔のシルエットと星空のコラボレーションが生み出す幻想的でフォトジェニックな風景は、天文ファンだけでなくカメラ好きにも人気です。

岡山県の"美星町"はその名が示すとおり星の美しい町で、"日本三選星名所"の一つにも選ばれています。美星町では天体観測を妨げる公害を防止するために日本初の"光害防止条例"を制定し、屋外照明の使用制限や投光器の配光基準を設けています。これにより夜の闇は一層深くなりました。天体観測にぴったりな条件が揃っている美星町にはたくさんの人が訪れています。

"美瑛町"は美しい美瑛の丘や広がる白雲岳や十勝岳のパノラマが人々を魅了し、年間100万人以上の観光客が訪れる観光名所ですが、星空スポットとしても有名です。冷たく澄んだ空気と人口の明かりが少ない条件は天体観測をするぬは最適です。また、星空スポットでありながら最寄り駅から徒歩で行ける手軽さも魅力です。360度の大パノラマで美しい星空を楽しみましょう。

山梨の星空スポットとして有名なのが"山中湖パノラマ台"です。ここは富士山を見られる絶景スポットとして人気ですが、標高1000メートルにある山中湖パノラマ台は市街地の光から遠く、天体観測をするのにもおすすめのスポットです。周りに視界をさえぎるものは何もないので360度の大パノラマを楽しめます。富士山と山中湖と同時にきれいな星空が見えるなんて贅沢なロケーションです。

"阿智村"は人口7000人程の小さな集落ですが、環境省が行っている全国星空継続観測で"星が最も輝いて見える場所"の1位に認定されている、星愛好家にとって憧れの場所となっています。"富士見台高原ヘブンスそのはら"にある"スタービレッジ阿智"では天体望遠鏡を使った天体観測やアーティストによる星空ライブなど、さまざまなイベントが開催されています。

岐阜県の"旧藤橋村"は合併して名前が変わってしまったため、あまり馴染みのない場所かもしれません。しかしこの旧藤橋村は知る人ぞ知る日本屈指の星空スポットです。その理由はとても珍しいプラネタリウムにあります。実はこの旧藤橋村にある"西美濃プラネタリウム"は、城の中に設置されている日本で唯一のプラネタリウムなんです。ユニークなプラネタリウムで城と星空のコラボレーションを楽しみましょう。

"鶴姫公園"は標高1000メートルに位置している奈良を代表する星空がきれいなスポットです。公園の一部が高野龍神国定公園に指定されているため、自然の豊かさに疑いの余地はありません。街の喧騒から遠く離れて、しっかりと星の光を味わうことができます。おすすめは頂上駐車場で、公園内で最も標高が高く視野を限定されることがないので思う存分きれいな空を眺めることができます。

"西はりま天文台"兵庫の人気ナンバーワンを星空スポットで、大学の研究にも使用される本格的な天文台です。西はりま天文台の魅力は、天文台南館にある世界最大級の望遠鏡の"なゆた"です。天文台の施設は一般解放されているので、実際の研究で使われている本格的な施設を使っての天体観測が楽しめます。また、宿泊施設も完備されているので、一晩中きれいな星空を見ることもできます。

"久住高原"はくじゅう連山に広がる高原で、雄大な自然のなかを走れるドライブルートとしても人気があります。国立公園内にあるので光害が排除され、澄んだ空気と広がっていく大草原は天体観測にはうってつけのスポットです。知る人ぞ知る九州でナンバーワンの星空スポットで、天体観測ツアーも行われているので初心者の方は気軽に参加してみましょう。

長野県にある"原村"は標高1300メートルにあり、空が近く街の明かりがほとんど届かないため、まるで降ってきそうな満点の星空を楽しめます。原村では定期的に天体観測のイベントが行われていて、手ぶらで参加可能です。毎年8月に開催される"サマーホリデーin原村星まつり"は天文グッズの販売や天体観測の講座や講演などが行われ、日本各地から沢山の人が訪れる村の一大イベントです。

福島にある"浄土平"は約6000個の星や天の川が肉眼でもくっきりと鑑賞できるため、天文ファンから聖地と呼ばれている天体観測スポットです。天文台では天体観測会も行われていて、気軽に参加することができます。標高1600メートルに位置し四方を山に囲まれているため空気が澄み切っており、関東からのアクセスも良いので天気が良い日にお出かけして東北屈指の星空を楽しみましょう。

"奥多摩"は東京屈指の天体観測スポットで都内とは思えないほど星空がきれいです。なかでも"奥多摩湖ダムサイトパーキング"は最高の天体観測を楽しむことのできる絶好の星空スポットとして有名で、天文ファンだけでなくカップルや親子連れまでたくさんの人が訪れる、言わずと知れた星空の名所です。都心からのアクセスが良い点も見逃せません。

日本屈指のサーフィンのスポットとして有名な千葉県の九十九里浜。実は天体観測スポットとしても有名で、街から離れていて明かりが少ないため、きれいな星空を見ることができます。とりわけ、九十九里浜の南側にある"東浪見海岸"は天ノ川を観測できるスポットとして人気で、県外からも沢山の人が訪れています。鳥居と天ノ川のコンビネーションは幻想的です。

"高峰高原"は標高2000メートルにあって雲の上から天体観測を楽しめるため、天体ファンに人気の場所です。豊かな自然に囲まれているので天気の良い夜には、天の川をはじめたくさんの星を見ることができます。近くの温泉地で宿泊してきれいな星空を楽しむ人もいます。最寄りのインターチェンジからわずか30分で行くことができるので、アクセスも良好です。

沖縄にある"波照間島"は88星座のうち84星座を観測できる天体観測の名所です。また日本で唯一、南十字星を観測できる場所としても知られていて、南十字星を目的に波照間島へ訪れる観光客もいます。たくさんの人が天体観測のイベントに訪れたため、宿泊施設が足りなくなってしまったこともあります。アクセス手段は船のみなので事前に時刻表などを確認しておくと安心です。

"堂平天文台"は巨大な天体望遠鏡がトレードマークの埼玉県にある天体観測スポットです。冬の晴天率が高く、春と冬には星空鑑賞会を実施しています。ログハウスやバンガローが併設されている宿泊施設には、それぞれに星の名前が付けられていて天文ファンからの人気も高いです。東京からアクセスが良いことも手伝って、週末になるとたくさんの人が訪れます。

"四国カルスト"は緩やかな斜面が続く日本三大カルストのひとつで、見上げる星空は絶景そのものです。標高1000メートルを超えるカルスト台地に草原地帯が広がっているため視界を遮る高い木が少なく、360度の大パノラマで満天の星空を見渡すことができます。夏の時期は肉眼でも天の川が見えるほどで、四国だけではなく日本全国から多くの方が足を運んでいます。

東京都小笠原諸島の小笠原村にある"コペペ海岸"は環境省が実施する"全国星空継続観察"で平成22年と23年に日本一の星空に認定されている星の名所です。きれいな空気でないと観測できないと言われているるイルカ座が観測できるのもコペペ海岸なら納得です。観光客向けに天体観測をすることができるツアーも用意されているので、利用してみるのもいいかもしれません。

"ホテル立山"は標高2450メートルにある日本で最も星空に近い宿泊施設です。標高が高く水蒸気が少ないため空気が澄んでおり、人里離れた場所に立地しているため光害の影響が少なく、間近に迫ってくるような星空は迫力満点です。ホテルで開催されている天体観測ツアーは無料で参加できるため宿泊客から人気を集めています。星空についてわかりやすくの説明してくれるので、初心者にも安心です。

神奈川にある"菜の花台"はヤビツ峠へ向かう途中にある星空の名所です。駐車場が整備されていて車で簡単にアクセスできるので週末は多くのカップルで賑わっています。周りが真っ暗なので天体観測には最適のスポットで、施設内にはベンチが多数用意されているのでベンチからも星空を眺めることが出来ます。晴れた日には江ノ島、箱根山そして富士山まで一望できる絶景スポットでもあります。

山梨県と長野県の県境にある"清里高原"は、標高が1400メートルを超えている星空がきれいな場所として知られていますが、ここにある"清里高原ホテル"は"天空のリゾートホテル"と呼ばれていて、天体観測をするには日本で最高のホテルです。ホテルの4階には天文台も設置されているだけでなく、毎日開かれている星空観察会には宿泊者なら無料で参加できます。

岩手の山間部にある"室根山"は2007年に日本一の星空になったこともある、天文ファンなら誰もが知っている有名スポットです。室根山にある"きらら室根山天文台"は山開きの時期にのみ利用できる天文台で、天体ドームに口径50cmの反射望遠鏡を備えた本格的な施設です。都会の光が届かない絶好の天体観測スポットで壮大な岩手の星空を楽しみましょう。

愛知の"茶臼山高原"は圧倒的な人気を誇っている星空の聖地で、日本全国からたくさんの天文ファンが集まるためメッカとも称されています。自然が豊かでなだらかな斜面が続いているのがその理由です。おすすめの天体観測スポットは高原道路沿いにある"面の木園地"というパーキングエリアです。天文ファンに人気のスポットで視界が開けているので星空観測にはもってこいです。

伊豆は関東で"きれいな星空"と言えばすぐに名前が上がってくるほど有名な星空スポットです。そんな伊豆の中でも特におすすめなのが、"西伊豆スカイライン"です。標高800メートルに位置する土肥駐車場に車を停めて空を見上げれば、普段見ることのできない星たちがあなたを迎えてくれるでしょう。車の交通量も少なく静かな環境は天体観測には最適です。

きれいな星空を見るためには①標高が高い、②360度見渡せるポイントがある、③星の光を邪魔する光害が少ないという、3つの条件が揃っている必要があります。これらの条件を満たしていても、気象条件や月の満ち欠けによって星の見え方が大きく変わってくるので、事前に情報をしっかり集めておきましょう。

ここまで全国の天体観測スポット25選を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。ここで紹介した星空スポットはまだまだ一部分です。自分だけの星空を探しに出かけてみましょう。もしかしたらあなたの身近なところにも驚くような魅力を放つ星空スポットがあるかもしれません。