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石上神宮はパワースポットとして有名!ご利益やアクセス方法もご紹介!

石上神宮はパワースポットとして有名!ご利益やアクセス方法もご紹介!
投稿日: 2017年12月15日最終更新日: 2020年10月8日

石上神宮は奈良県天理市に鎮座し、日本最古の神宮といわれる人気のご利益パワースポットです。ここではその石上神宮について、アクセス方法・駐車場情報のほか、最近ブームとなっている御朱印のことも含め、授けていただけるご利益など詳細をご紹介します!

人気のパワースポット石上神宮でたくさんのご利益を拝受!見出し

奈良市内中心部の南側に位置する天理市に鎮座する石上神宮(いそのかみじんぐう)は、日本書紀にも伊勢神宮とともに記載があり、日本最古の神宮として知られる人気のパワースポット。ここでは石上神宮の歴史のほか、そのご利益・お守り・御朱印などに加え、アクセス方法・駐車場情報など含め、以下に詳細をご紹介します!

奈良のパワースポット石上神宮1:歴史見出し

石上神宮は、第10代崇神天皇7年の創建と伝わる歴史ある神宮です。奈良時代の720年に完成した歴史書「日本書紀」の名前は誰もが目にしたことがあるはずですが、その中に記載を確認できる神宮は伊勢神宮と石上神宮のみで、その記述内容によれば、石上神宮が日本で最も古くに設立された神宮になるようです。

この日本最古の神宮にお祀りされている神様は、これも歴史の教科書などで誰もが目にしたであろう蘇我氏と対立していた物部氏の総氏神。健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就のご利益を授けてくださる守護神として広く信仰を集めていた神様で、現代でもそのご利益を授かりたいと多くの参拝者が訪れているパワースポットです。

奈良のパワースポット石上神宮2:主祭神(しゅさいじん)見出し

主祭神は、布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)・布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)・布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)の三柱。布都御魂大神は、古事記・日本書紀の中に記述されている神話に登場する武甕雷神(たけみかづちのかみ)がお持ちになって国土平定の功績をおさめた神剣「韴霊(ふつのみたま)」に宿る御霊です。

布留御魂大神は、「亡くなられた人をも蘇らす」という十種の神宝「天璽十種瑞宝(あまつしるしとくさのみづのたから)」に宿る御霊。布都斯魂大神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が出雲で八岐大蛇(やまたのおろち)の退治に使用した天十握剣(あめのとつかのつるぎ)に宿る御霊です。このように、刀・宝に宿る神様をお祀りする珍しい神宮です。

奈良のパワースポット石上神宮3:配祀神(はいししん)見出し

配祀神として宇摩志麻治命(うましまじのみこと)・五十瓊敷命(いにしきのみこと)・白河天皇・市川臣命(いちかわおみのみこと)の四柱がお祀りされています。宇摩志麻治命は、天璽十種瑞宝を受け継いで初代神武天皇に忠誠を尽くした神様。五十瓊敷命は、第11代垂仁(すいにん)天皇の皇子で、石上神宮の神庫(ほくら)を管理していた神様。

白河天皇は、歴代天皇の中でも特に石上神宮への崇敬が強かったといわれている第72代天皇。市川臣命は、第5代孝昭天皇の皇子の子孫で、石上神宮社職の祖にあたる神様です。これら三柱の主祭神・四柱の配祀神により、上にも紹介した健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就というご利益がもたらされているのです。

奈良のパワースポット石上神宮4:拝殿・本殿見出し

拝殿は、鎮魂祭をもよおす場所として、上にも紹介した第72代白河天皇が寄進されたと伝わるものです。建立されたのは、その建築様式から鎌倉時代初期と考えられ、現存する拝殿の中で日本最古のもので、国宝にも指定されており、石上神宮の中でも見逃せないポイントの1つです。

元々は石上神宮に本殿はなく、御神体である神剣「韴霊」は土の中にお祀りされていると伝わっていましたが、実際に調査をおこなったところ、明治7年に多数の玉類・剣・矛などとともに神剣「韴霊」が発掘され、伝承は正しかったと証明されています。これを受けて神剣「韴霊」を奉安するための本殿が大正2年に建立された形です。

奈良のパワースポット石上神宮5:禁足地・神庫(ほくら)見出し

拝殿の後方にある東西44.5メートル・南北29.5メートル・面積約1300平方メートルの土地は禁足地と呼ばれ、石に「布留社」と刻字された剣先状のもので取り囲まれています。神剣「韴霊」がお祀りされていた場所がこの禁足地であり、その発掘後も、石上神宮の神域の中でも最も神聖な場所とされています。

神庫は、名前の通り、神が宿る御神宝を収蔵する校倉造(あぜくらづくり)の庫で、上にも紹介したように、第11代垂仁天皇の皇子が管理していた場所です。元々は拝殿の西隣にありましたが、本殿の建立を受けて、明治45年に現在の場所である禁足地南西側の隅に移設されています。なお、毎年12月31日に神庫祭が開催されています。

奈良のパワースポット石上神宮6:摂社 出雲建雄神社見出し

出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)は、元々は、永久年間(1113~18)に創建された大寺院である内山永久寺の鎮守社住吉社の拝殿でしたが、神仏分離令により明治9年に内山永久寺は廃絶。住吉社の建造物はそのまま残されましたが、その後の明治23年に住吉社の本殿は放火で焼失してしまい、荒廃したまま拝殿が取り残された形でした。

そこで、この住吉社を石上神宮の摂社出雲建雄神社として、その拝殿を大正3年に現在の石上神宮の地に移築したものです。なお、建造物遺構として歴史的にもとても貴重なもので、国宝にも指定されていることから、これも石上神宮の中で見逃せないポイントの1つとなっています。

奈良のパワースポット石上神宮7:その他の摂社・末社見出し

摂社の天神社・七座社は、大直日神(おおなおびのかみ)があわせてお祀りされていることから、「わざわい・けがれ」などに対するご利益を授けて下さる神様として信仰を集めており、鎮魂祭とも深い関係がある社です。末社の猿田彦神社は、「みちひらき」の神様として知られる猿田彦神(さるたひこのかみ)がお祀りされている社です。

末社の神田神社(こうだじんじゃ)は、御神体の神剣「韴霊」を天皇から奉った高倉下命(たかくらじのみこと)をお祀りしている社で、毎年6月30日に「神剣渡御祭(しんけんとぎょさい)」が斎行されています。なお、境内にある「烏帽子岩(えぼしいわ)」は、布留川の珍石だそうで、遠い昔から珍重されているもののようです。

奈良のパワースポット石上神宮8:七支刀(しちしとう)・宝物見出し

社宝の七支刀は、特異な形状の鉄製の剣。全面が鉄さびで覆われており、製作された時期は、銘文からの解釈によれば、西暦369年と考えられています。また、日本書紀に記載がある百済から献上された「七枝刀(ななつさやのたち)」にあたるとされており、石上神宮では御神体と同様のものとして取り扱われており、国宝にも指定されています。

古墳時代の技法に似た形で5世紀後半頃に製造されたと考えられている鉄盾(てつたて)や、足利尊氏が奉納したものと伝えられている色彩豊かな仕上げの色々威腹巻(いろいろおどしはらまき)は、国の重要文化財に指定されています。また、小狐丸(こぎつねまる)と呼ばれる太刀や超大型須恵器の厳甕(いつべ)は奈良県の指定文化財です。

また、上にも紹介したように禁足地からも、教科書のどこかで見たことがあるような社宝が多数出土しています。硬玉勾玉(こうぎょくまがたま)・碧玉管玉(へきぎょくくだたま)・琴柱形石製品(ことじがたせきせいひん)・銅境・鏡形銅製品などのほか、国の重要文化財に指定されているものが非常に多く、その長い歴史を強く感じることができます。

奈良のパワースポット石上神宮9:楼門見出し

拝殿手前の入り口にあたる部分には、2階建てで上部に屋根をもつ楼門が設けられています。鎌倉時代末期にあたる1318年に建立されたもので、国の重要文化財にも指定されているものです。ちなみに、正面に掲げてある木額には「萬古猶新(ばんこゆうしん)」という字が見えますが、これは有名な山縣有朋(やまがたありとも)によるものだそうです。

奈良のパワースポット石上神宮10:ニワトリ見出し

石上神宮で一番の人気者がニワトリで、参拝者がお子さんとともにエサをあげている姿が名物となっています。ニワトリは1970年代頃に奉納されたもので、高知産で天然記念物にも指定されている東天紅(とうてんこう)や、同じく天然記念物の烏骨鶏(うこっけい)のほか、レグホン・ミノルカなど約30羽が現在も参道や境内で過ごしています。

ちなみに、イタチやタヌキなどの小動物からの襲撃を避けるため、ニワトリたちは暗くなる前に高い枝に飛び上がり、そこで夜を過ごすそうで、羽数が大きく減ることなく現在まで生息を続けてきています。なお、烏骨鶏やレグホンは高く飛び上がることができないそうで、石上神宮により専用の鶏舎が設けられています。

奈良のパワースポット石上神宮11:鏡池のワタカ見出し

手水舎(ちょうずしゃ)の近くにある鏡池は、江戸時代には石上池と呼ばれていたようですが、奈良県の天然記念物に指定されているワタカが生息していることで知られています。日本特産のコイ科の淡水産硬骨魚で、別名「馬魚(ばぎょ)」とも呼ばれていますが、様々な由来・伝説があるようで、ここにも長い歴史があることを感じさせます。

ちなみに、馬魚と呼ばれていることからもわかるように、顔が馬に似ているほか、草を食べることも特徴の1つです。なお、摂社出雲建雄神社の中でも紹介した内山永久寺の本堂にあった池から大正3年に移してきたもので、同時に、東大寺の中門前にある鏡池にもこのワタカが移されたそうです。

奈良のパワースポット石上神宮12:神杉・イチイガシ・大イチョウ見出し

石上神宮の境内には、万葉集に「石上布留の神杉」と詠われているように、境内には昔から多くの杉が生息していたようで、樹齢300年を越えると考えられる巨大な杉が今現在も数本あって「神杉」と呼ばれています。特に、東側神杉は高さ30メートル・樹齢350年を越え、西側神杉は高さ35メートル・樹齢は400年前後といわれています。

また、楼門前から東への参道左手にあるブナ科の常緑高木イチイガシは、高さ約25メートル・樹齢は約300年といわれています。さらには、このイチイガシの近くには大イチョウがそびえ立ち、高さ約30メートル・樹齢は約300年といわれ、最寄り駅であるJR天理駅のプラットホーム2階からも見える壮大なものです。

奈良のパワースポット石上神宮13:お守り・授与品見出し

たくさんのお守りが授与されており、特に人気が高いお守りは、七支刀が描かれている「御神剣お守り」。その他にも、勝負事のお守りである「勝守」のほか、安産のお守り・厄除けのお守り・学業成就のお守り・合格祈願のお守り・交通安全のお守り・身代わりのお守りなど、願い事に応じてピッタリのお守りが見つかるはずです。

お守り以外にも、言うまでもないかもしれませんが神札(おふだ)も授与されており、当然のことながら御祈祷を申し込むことも可能です。ちなみに、伊勢神宮の神札「神宮大麻」も授与されています。また、キーホルダー型のお守りのほか、最近では携帯・スマホなどにも付けることができるストラップタイプのお守りも人気となっています。

奈良のパワースポット石上神宮14:御朱印・御朱印帳見出し

最近ではテレビや雑誌などのメディアでも多数取り上げられ、「御朱印ガール」という言葉が生まれほど大人気で、アートなご利益・お守りともいえる御朱印ですが、もちろん石上神宮でも授与されています。1つはオーソドックスなタイプの御朱印となりますが「石上神宮」という文字によるもので、一般的な御朱印価格の300円で拝受できます。

もう1つが、他の神社仏閣にはない特別な御朱印で、上にも紹介した「七支刀」の印が押された御朱印です。価格は700円と御朱印としては少し高めとなりますが、石上神宮を参拝したのであればぜひ拝受しておきたい御朱印です。ちなみに、石上神宮オリジナル御朱印帳も用意されているので、御朱印帳の購入を考えておられる方はぜひどうぞ!

奈良のパワースポット石上神宮15:アクセス・駐車場見出し

電車でのアクセスは、近鉄奈良線大阪難波駅から奈良行き快速急行で大和西大寺駅へ。天理行きに乗り換えて天理駅にアクセスする形で所要時間約60分。京都からのアクセスは、近鉄京都線京都駅から天理行き急行で天理駅に直接アクセスでき、乗車時間は約60分。天理駅からのアクセスは、奈良交通バス苣原行きで石上神宮前で下車する形です。

車でのアクセスは、名阪国道の天理東インターから約5分・西名阪自動車道の天理インターから駐車場まで約15分のアクセス時間です。なお、4つの無料駐車場が用意されており、第1駐車場は20台・第2駐車場は50台・第3駐車場は80台・第4駐車場は50台が利用できる駐車場スペースが設けられているので、車でのアクセスも便利なスポットです。

住所:奈良県天理市布留町384 電話番号:0743-62-0900

駐車場も完備の石上神宮で深く歴史を感じてご利益も拝受!見出し

奈良の人気パワースポット石上神宮の情報はいかがでしたでしょうか?日本最古の神宮といわれていますが、視覚的にもこれだけ今なお歴史を感じることができる神社仏閣は希少です。電車でも大阪・京都から60分ほどですし、駐車場完備で車でのアクセスもしやすいので、ぜひ参拝してたくさんのご利益を拝受してください!

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投稿日: 2017年12月15日最終更新日: 2020年10月8日

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