野反湖キャンプ場特集！釣りや天空のバンガローで旅の思い出作り！

野反湖(のぞりこ)は群馬、長野、新潟3県の県境にまたがる人造湖で、湖の透明度が大変高く、水中を泳ぐ魚の姿までくっきりと見ることができます。また、周囲には弁天山、八間山などの山々が聳え、ノゾリキスゲ、コマクサなどの高山植物が至る所に見られます。ここでは、そんな野反湖について、キャンプ場やバンガロー、おすすめの釣りスポットなどの情報を交え紹介します。

天空の湖、野反湖へ都心から電車で行く場合は、東京駅から高崎駅まで上越新幹線で50分、高崎駅から吾妻線で中之条駅まで55分、中之条駅から長野原草津口駅まで吾妻線で45分、そして長野原からはバスで60分ほどで着きます。車の場合は、都心から関越自動車道を通り、渋川･伊香保インターで国道353号に入り、国道145号、国道405号線を乗り継いで走れば、約2時間半で終点に着きます。

車の場合、野反湖付近は急坂でカーブが連続し、狭い道が長く続きますので、ドライバー初心者はマイカーを避けた方がよいでしょう。湖畔の駐車場を探すと、野反湖展望台に未舗装の広い駐車場があり、白砂山の登山口になっています。また、ダムの上を渡っていくと野反湖ロッジ･キャンプ場があり、舗装された広い駐車場がありますが、ここは6月から10月までの営業となっています。

天空の湖、野反湖キャンプ場の開設期間は5月上旬から11月中旬となっており、積雪状況により変更がありますので事前の確認が必要です。また、標高の高い場所にあり天気が変わり易いため、服装や装備をしっかり整えるとともに、高山病の薬等も用意しておいた方がよいでしょう。人気のキャンプ場には宿泊や食事に関するレンタル品がフルに装備されていますので持ち物の心配は要りません。

天空の湖、野反湖キャンプ場には、テントやバンガローの宿泊施設が充実しており、テントやシーツを含むレンタル品が充実していますので、手ぶらで出かけても十分キャンプを楽しむことができます。人気のバンガローエリアには、40棟以上のバンガローがあり、定員4名のバンガローが6500円、定員8名のバンガローが17500円で借りられます。

4人用バンガローの広さは約5畳で、板の間にゴザ敷きとなっています。電灯、掛布団、敷布団が4組み備わっており、寝袋もあり、携帯充電用のコンセントもあります。2棟ある8人用のバンガローの広さは約11畳＋ロフト約8畳で、クッションフロア敷きとなっており、約5畳のベランダが付いています。電灯、コンセント、掛け布団敷布団８組、シーツ、掛カバー、枕がついています。

炊事の利用は10時から15時までとなっており、バンガローエリア内の5カ所の炊事場、バーベキュー棟を利用します。また、トイレはバンガローエリアの共同トイレを使用します。この他にも、受付事務所1階にはコインシャワーやコインランドリーがあり、シャワーは10分で200円、ランドリーは、洗濯1回で300円、乾燥器は10分100円となっています。

天空と言われる湖、野反湖のテントエリアでは、敷地内に50張までが可能です。1張1500円で借りられますが、その他に施設使用料として1名当たり500円が必要となります。人気のあるテントエリアは広い場所にありますので、見晴らしの良い絶好の場所を選んで張ることができます。標高1500メートルを超えるこの場所には300種類以上の高山植物が咲いており、キャンプをする人の心を癒してくれます。

受付事務所から人気のテントエリアまで徒歩約10分かかりますが、荷物運搬用のリヤカーを無料で借りられますのでそれを利用します。チェックインは10時から17時15分までとなっています。テントエリアまでの道路は外灯が無いため、時間外のチェックインはできません。炊事場は2カ所あり、宿泊利用の場合は無料で使用できます。

天空の湖、野反湖キャンプ場の炊事場は、屋根照明付きの施設で、水道、調理台、かまどがあります。かまどでは、売店で購入した薪を使って煮炊きができます。ガスコンロがないので、もしガスコンロを使いたい場合は持ち込み品を使用します。また、テラスには食事用のテーブルとイスが設置されています。

天空の湖、野反湖では雄大な自然の中で釣りを楽しむことができます。野反湖キャンプ場、野反峠休憩舎野反湖展望台などに、1日遊魚料の自動販売機が設置されており、大人1000円、子供500円で購入することができます。ニジマスが年に数回放流される他、イワナ、鯉、鮒、ドジョウなどの釣りを楽しむことができます。

野反湖は湖面全域がキャッチアンドリリース区域に指定されていますので、あらゆる場所で釣りを楽しむことができます。いくつか人気のポイントを挙げると、湖北西のニシブタワンドは魚も釣り人も多い超1級ポイントですし、同じく北西のカメヤマ沢も第1級ポイントです。東側の北沢放水口は導水管からの水が流れを作るためおすすめのポイントです。

同じく東側のワラビ平からイカ岩ワンドにかけては、イワナがつき易いポイントです。南側の禿の下からどじょう小屋にかけては、成魚放流のニジマスが多いおすすめポイントです。また、西側の押出し落としでは、時々湖岸近くを泳ぎ回るイワナを見ることができますし、同じく西側のカモシカ淵はイワナの多いドン深ポイントとなります。

天空の湖、野反湖を眺めながら野反湖西側を取り巻く山々を1周するコースが一般的なトレッキングコースとしておすすめです。まず野反湖キャンプ場のバンガロー群を抜けて宮次郎清水経由で三壁山まで約1時間半で登ります。三壁山山頂からは苗場山や白砂山を眺望できます。次に高沢尾根経由で高沢山まで40分、そして高沢平経由でエビ山まで50分で登ります。

三壁山もエビ山も｢ぐんま百名山｣に数えられている人気の名山です。エビ山山頂は広いので、八間山や白砂山の景色を眺めながらゆっくり昼食を取るのもいいでしょう。エビ山登頂後は、エビ平分岐･湖畔道分岐経由で弁天山まで1時間10分ほどで登ります。弁天山の山頂からは浅間山や草津白根山が良く見えます。その後、野添峠までは10分ほどで行けます。

野反湖1周ハイキングコースは、湖畔の北端のビジネスセンターから南端の展望台兼無料休憩舎を経て野反湖を1周するコースで、約12キロメートルの距離を歩きます。距離は長いですがコースは平たんなため、山登りに比べてかなり楽に歩けます。ニッコウキスゲやレンゲツツジの大群落が見られ、2000メートル級の雄大な山々を眺めながら大自然を満喫できるおすすめのコースです。

野反湖の北側にある野反湖展望台には食堂があり、地元産まいたけ使用のまいたけうどんやそば、まいたけご飯などがあります。野反湖の南側にある野反湖富士見峠休憩舎では、手作りピザ、手作りケーキ、うどん、そばなどが美味しく味わえます。野反湖キャンプ場にある野反湖ロッジでは、釜飯やうどん、そばなど、人気のメニューが揃っています。

花敷の湯は中之条町の国道405号線沿いにあるおすすめの温泉で、野反湖から近い場所にあります。この宿のある花敷温泉は、源頼朝により発見されたと言われる由緒ある温泉町です。花敷の湯は花敷温泉から源泉を引いた1件宿で、部屋が5室しかありませんがそれぞれ異なった造りで、全室15畳以上2間続きとなっています。樹齢数百年の大木を使用した独特の建物が魅力的な宿です。

食事は、囲炉裏を囲んで名物囲炉裏深山懐石料理を堪能できます。花敷きの湯には、露天風呂、内風呂の他に貸切風呂が2つあります。泉質は弱アルカリ性低調性高温泉で、神経痛、リュウマチ他、数々の病気に効果があります。この人気の温泉にゆっくり浸かれば、キャンプやトレッキング等で疲れた体を十分リフレッシュできます。

六合赤岩温泉･長英の隠れ湯は中之条町の赤岩地区にある温泉です。つるつるとした肌触りの良い温泉で、日帰り入浴が楽しめます。露天風呂はありませんが、内湯のみでも疲れた体を癒すには十分な気持ちの良い温泉です。泉質はアルカリ性単純温泉です。施設内に食べ物を持ち込めるため、入浴後は大広間でゆったりと寛げます。帰り道沿いにありますので、立ち寄りをおすすめします。

野反湖では300種類以上の高山植物が咲き乱れます。5月中旬に咲き始める7万7千株のシラネアオイをはじめとして、イワカガミ、ショウジョウバカマ、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、コマクサ、ウスユキソウ、マツムシソウ、エゾリンドウなど10月初旬頃まで種々の高山植物を観賞することができます。

野反湖は群馬県吾妻郡にある透明度の高い人造湖です。野反湖は上信越高原国立公園内にあり、標高1513メートルの位置にあります。この湖は天空の湖とも呼ばれる絶景の湖で、この碧い湖の湖畔でキャンプを楽しむ人が多く見られます。ここでは、そんな野反湖のキャンプ場を中心に、バンガローやおすすめの釣りスポットなども含めて説明してみました。