志る幸は京都の味噌汁専門店！人気メニューやおすすめランチもご紹介！

京都にある味噌汁専門店の「志る幸」は、京都に来たら必ず訪れるという方も多い人気の老舗店です。他県から来たお客様や友人、仕事関係の人などを連れて行くと喜ばれる京都らしい風情のあるお店です。今回は志る幸のおすすめメニューや人気のランチメニューなどを中心にご紹介いたします。アクセス情報も合わせてご覧ください。

京都の志る幸は昭和7年に創業した歴史のある老舗店です。たった一杯の味噌汁にでも精一杯のおもてなしの気持ちを込めるという想いが、「志る幸」の名前に込められているそうです。日本古来の精神が伝承され続けているのは素晴らしいです。お店の造りは能舞台を囲むようにできていて京都らしい風情を感じます。ランチにもディナーにも最適のお店です。

志る幸へのアクセス方法は電車かバス、車です。駅からのアクセスの場合は、阪急京都本線の河原町駅からわずか徒歩2分です。バス亭からのアクセスは福山四条河原町または京都線四条河原町、四条京阪前からいずれも徒歩3分以内です。ICからのアクセスは、阪神高速8号京都線の鴨川東ICから車で9分です。阪急京都本線の電車を使ってのアクセスが一番スムーズです。

車でのアクセスの方は、志る幸には専用駐車場はありません。お店の周辺に有料パーキングがあるので、車でのアクセスの方はそちらを利用して下さい。志る幸の営業時間はランチタイムは11:30から14:40、ディナータイムは17:00から20:30までです。ランチの予約は不可となっています。定休日は毎週水曜日ですが、祝日の場合は営業します。

住所:京都府京都市下京区西木屋町四条上ル真町100 電話番号:075-221-3250

志る幸には全部で10種類の具のお味噌汁が揃っています。味噌は基本は京都特有の白味噌です。上品な味わいの中に甘さがあるのが特徴で、他県から来た方はその味噌の美味しさに驚かれます。京都らしさを味わいたい方は、まずは白味噌がおすすめです!そして志る幸には、大人気の珍しい具があるのでご紹介しましょう!

志る幸で一番人気の具は「おとしいも」です。新鮮な大和芋をたっぷり擦って、それを丸めて味噌汁の中にふんわりとおとしています。おとしいもは粘り気があり、食感は柔らかくこれが味噌の味とばっちり合います。上にふりかけてある白ごまが香ばしくて、これまた良いアクセントになり美味しさを引き立てています。

丼ものやお弁当などの汁物セットメニューを注文すると、とうふのお味噌汁がついてきます。たっぷり入ったとうふはシンプルですが、とても美味しく味噌の味を引き立ててくれます。志る幸の味噌汁は、お店の敷地内の綺麗な井戸水を使用し、鰹とこんぶで出汁をとっています。とうふとの相性もピッタリです。

京都と言えば湯葉が美味しいと有名です。それなら是非湯葉の味噌汁も試したいところです。まろやかな味噌ととろんとした湯葉が口の中で溶け合い絶品です。他にも鯛、なめこ、柚子麩、旬菜、しじみなどなど10種類の具から選べるので、是非お好みの具の味噌汁を堪能して下さい。

冬期限定で登場する人気メニュー「お雑煮」です。毎年12月から2月頃まで味わうことができます。具は鶏肉、うど、三つ葉、海苔、餅でアクセントに柚子皮がのっています。餅は関西風に全てが丸く収まるようにと縁起を担いで丸い餅になっています。わざわざ雑煮だけを食べに行っても価値があるくらい絶品です!

お雑煮は白味噌の他にも赤味噌や合わせ味噌、おすましにも変更できます。お雑煮のメインの具もお好みで選べるのが嬉しいです。家庭のお雑煮もいいですが、プロが作る京都風のお雑煮も是非味わってみたいです。志る幸のメニュー表記には、旧かな使いで「そうに」と書かれていますので、雑煮を食べたい方はそちらを注文して下さい。

初めて志る幸を訪れる方は、メニューをどれにしようか迷ってしまうかもしれません。そんな時は、人気の「利久辨當」(りきゅうべんとう)がおすすめです。かやくご飯と5品のおかずとお味噌汁がついています。ご飯の形が扇形に型どってあるのが可愛く京都らしい感じがします。一品一品丁寧に味付けされていてどれも美味しいです。

おかずは季節に応じて少し変わることがあり、それも何が出てくるか楽しみです。卵、肉、魚、お野菜が程よいバランスで出てくる京都のおばんざい風です。どれも濃すぎず品の良い味付けで出汁がよく効いています。ランチに利用する方も多いです。もちろん夜でもOKで1日中いつでも食べれるのが嬉しいです。

利久辨當には、具が豆腐の味噌汁がついてきます。追加料金を払えば、具の種類を変更することができます。またお味噌も白味噌の他に赤味噌、合わせ味噌、おすまし、時期によってはお雑煮に変更することも可能です。飲み物のメニューは作成されていないようですが、注文すればお酒を含めて大抵のものは揃っています。

人気の利久辨當の値段は税込2500円です。ランチに利用するには値段は少々高く感じるかもしれませんが、たまには風情あるお店でゆったりと美味しいものを頂くのも素敵です。京都を訪れる度にランチにこの利久辨當を食べに来る方も多いそうです。ついつい虜になってしまう魅力的な利久辨當を是非お試しください!

志る幸は、自慢の味噌汁以外に一品料理も充実していて居酒屋としても楽しめます。京野菜を使ったおばんざいや鶏や魚を使った料理もあります。なかなか家庭では味わえないような京料理をお酒とともにゆっくり味わうのも良さそうです。予約をすれば夜は懐石料理も頂るので、そちらも是非試してみたいところです。

色とりどりの鮮やかな生麩を紅葉おろしとぽん酢で頂きます。見るからに柔らかくて美味しそう!生麩は南瓜麩、当りごま麩、わさび麩、しょうが麩、古代生麩のよもぎ、古代生麩の赤しその6種類です。京都に来たら京都の名物を食べておきたいですよね。お連れの方とシェアしていろいろ味わってみるのもおすすめです。

お酒のおつまみには、志る幸の若鶏のうま煮がおすすめです!じっくり柔らかく煮込まれた鶏肉が口の中でほろほろ崩れていきます。山椒が効いていて、お酒にもご飯にもよく合います。利久辨當(りきゅうべんとう)のおかずの一品としても登場する人気のメニューです。たっぷり食べたい方は一品料理でも堪能してください。

汁物専門店の丼物といって、あなどってはいけません。人気の「あなご丼」が、これまた美味しいんです。薄味でふんわり焼き上げていて箸ですっと身がほぐれます。柔らかめに炊きあげられたご飯に良く合います。軽めにランチを済ませたい時にもおすすめです。汁物とセットにできるので、合間に味噌汁を飲みながら頂くと最高です。

見た目がとても華やかな鯛めし丼です。丼のフタを開けるとふわふわの綿のような鯛が一面に埋まっています。思わずわぁと歓喜の声がでそうな感じで、テンションが上がってしまいます。鯛の甘みと香ばしさが口の中に広がり、ゆっくりと味わって食べたい一品です。中には青い山椒が入っているのもいいアクセントになっています。

いかがでしたでしょうか?汁物の専門店は珍しい上に京都らしい心のこもったおもてなしを受けられるのも嬉しいです。ランチ利用にも良いですが、夜の懐石料理にもおすすめです。京都で食べるところに迷ったら是非志る幸へ行かれてみてください。きっと心もお腹も温かく満たしてくれると思います。