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京都で仏像巡り!特別公開の国宝やたくさん並んでいる圧巻おすすめスポット!

京都で仏像巡り!特別公開の国宝やたくさん並んでいる圧巻おすすめスポット!
投稿日: 2018年2月15日最終更新日: 2020年10月8日

日本には仏教の広がりとともに全国各地に寺院が建立されました、そうした歴史の中、仏像はもはや日本の伝統美術の代名詞の一つになりました。とくに京都にはたくさんの寺院が建立されたくさんの仏像が納められています。今回はそんな京都の仏像についてご紹介していきます。

京都には魅力的な仏像がたくさん見出し

Photo by Albert929

今回ご紹介する京都には魅力的な仏像がたくさんあります。最近では日本国内の観光客はもちろん、海外からのインバウンドの観光客でも大変人気を博しています。京都観光と言えば寺院、寺院と言えば仏像といったところでしょうか。確かに中には国宝や普段は見ることのできない特別公開の仏像までまさに千差万別です。今回は京都でおすすめの仏像をたっぷりご紹介していきます。

なぜ京都で仏像なのか見出し

Photo by Michael Cornelius

仏像とは文字通り仏様の姿を木や鋳物で象ったもので、仏教のシンボル的な意味合いを持ちます。中には非常に貴重な仏像も存在していて国宝に指定されていたり、特別公開でしか拝見できないものも多数存在しています。しかし、なぜ京都にはこんなにもたくさんの仏像が存在するのでしょうか。それは日本の仏教の歴史と京都の歴史に深い関りがあるからです。

Photo by senngokujidai4434

そもそも日本に仏教が伝来したのは6世紀頃といわれています。飛鳥文化と呼ばれる時代です。歴史の教科書でもお馴染みの蘇我氏や聖徳太子らによって仏教を中心とした国造りが行われ国分寺と呼ばれるお寺が各地に建立されました。当時のお寺は信仰の対象としてだけではなく、政治の中心、学問の場所でもありました。黎明期の日本において様々な役割を果たしてきたのです。

広まるお寺と仏像見出し

Photo by 池田隆一

こうした当時の国策もあって仏教は各地に広まり、当然のことながら寺院や仏像も各地に広がっていったという背景があります。そして大和奈良時代を経て「鳴くよウグイス」でご存知の794年桓武天皇の治世に国の中心を奈良から京都へと移されます。世に聞く平安遷都です。これらの一連の歴史的背景により政治や経済の中心が京都へと移ったということが大きな要因の一つでもあります。

仏教と京都見出し

Photo by Hyougushi

もう一つ、仏像や寺院が京都に多い理由には比叡山の存在が挙げられます。先ほども述べましたが当時の仏教は信仰としてだけではなく学問としても非常に大きな役割をもっていました。中には良くできた僧侶を高僧として崇める風潮もありました。そして平安時代を代表する高僧に最澄と空海の二人がいます。最澄と空海は中国に留学し、帰国後最澄は天台宗を開きます。

Photo by june29

天台宗は今の滋賀県大津市にある比叡山に開かれ、そこで多くの僧が教えを学びます。鎌倉期に活躍した浄土宗の法然や浄土真宗の親鸞、臨済宗のの栄西に曹洞宗の道元など名だたる高僧がこの比叡山で学びました。そしてその教えを受けた僧たちは次々に都であった京都でお寺を開いていきます。ですので必然的に京都にはお寺が増え信仰のシンボルとなる仏像も増えていったのです。

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京都の寺ランキング31!パワースポットやおすすめの観光名所も | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都観光といえば寺社仏閣がメインとなりますが、今回は京都にあるたくさんのお寺の中からおすすめのお寺をランキング形式で31選、ご紹介します。それぞれのお寺の見どころやパワースポット等も一緒にご紹介します。これを見れば、きっと行ってみたいお寺も見つかるはずです。

京都で人気のおすすめ仏像1:東寺「講堂」見出し

Photo by Nullumayulife

京都でも特に有名なお寺の一つでもある東寺は、京都市の南区に位置しています。真言宗の総本山であり、五重塔は世界に誇る伝統建築の一つでもあります。この東寺はなんとお寺そのものが「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。京都市南区という利便性も手伝って連日国内外を問わず観光客で賑わっています。そんな東寺の仏像をご紹介します。

Photo by wongwt

東寺に来られたならぜひ「講堂」へと行くことをおすすめします。こちらの「講堂」には重要文化財や国宝などたくさんの仏像がなんと21体も納められています。中へ入ってみると不動明王像を中心とした五大明王像や、真言密教の本尊である大日如来を中央に据えた五仏坐像、さらには五大菩薩像に四天王像など、仏像ファンにはたまらない貴重な仏像がたくさんあります。

京都で人気のおすすめ仏像2:東寺「食堂」見出し

Photo by casek

なぜ21体ものたくさんの仏像が「講堂」に置かれているのか、それにはしっかりとした理由があります。真言密教には「曼荼羅」(マンダラ)と呼ばれるものを用いて思想や経典を表します。この「講堂」内に置かれている仏像たちは絵ではなく像として表された「立体曼荼羅」となっているのです。ですのでたくさんの仏像が置かれていてそれぞれ意味を持っているのです。

Photo by casek

東寺には他にも薬師如来を納めた「金堂」や「十一面観音像」が置かれた「食堂」などおすすめの仏像がたくさんあります。交通も京都駅から近いので非常に便利です。ちなみに東寺のシンボルとも言える五重塔ですが、通常内部は非公開とされていますが、特別公開が行われる時もあり、公式ホームページなどで特別公開日を確認されることをおすすめします。

京都で人気のおすすめ仏像3:神護寺見出し

Photo by Kyoto-Picture

紅葉のスポットとしても大変人気がある京都市右京区にある神護寺では、「薬師如来立像」を拝見することができます。こちらの「薬師如来立像」は木造で像高170.6cmとなっています。文献によって千年以上前に作られた仏像であることが文献によって明らかにされています。この神護寺の「薬師如来立像」はもちろん国宝に指定されています。

Photo by KeikoS.ryoko

こちらの神護寺には「薬師如来立像」の他にも「五大虚空蔵菩薩坐像」が納められています。この「五大虚空蔵菩薩」も国宝に指定されており、5月と10月に3日間だけ特別公開がされています。ですので、10月の特別公開に合わせて旅行の計画を立てられることをおすすめします。運が良ければ特別公開とともにこちらも国宝級の神護寺の紅葉も見られるかもしれません。

京都で人気のおすすめ仏像4:永観堂見出し

Photo by Kyoto-Picture

「秋は紅葉の永観堂」と言われるほど紅葉が美しいことで有名な永観堂にも貴重な仏像が納められています。永観堂は通称で正式には禅林寺といいます。京都市左京区にある浄土宗のお寺です。こちらの永観堂には、通常の「阿弥陀如来像」にはない姿形をしています通称「みかえり阿弥陀」と呼ばれる「阿弥陀如来立像」が保管されています。

Photo by Marufish

こちらの永観堂に納められ散る「みかえり阿弥陀」とはその名の通り阿弥陀如来が後ろを振り返った姿をしています。なんとも不思議な姿勢の「阿弥陀如来像」なのですが、常に民衆のことを思う阿弥陀如来の慈悲深い姿を象った大変ありがたい仏像なのでそうです。紅葉が有名な永観堂ですが、ぜひこのありがたい「みかえり阿弥陀」も拝観してみてください。

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京都・永観堂(禅林寺)の見どころは?有名な紅葉スポットで秋を満喫! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都には多くの紅葉スポットがありますが、中でも有名なのが永観堂です。特に永観堂の紅葉のライトアップは、毎年多くの観光客でにぎわいます。京都の紅葉を楽しむなら必見の永観堂について、見どころやアクセスなどについて紹介します。

京都で人気のおすすめ仏像5:三十三間堂「千手観音坐像」見出し

Photo by tataquax

次にご紹介する仏像がある三十三間堂は伽藍そのものが国宝に指定されているほどの貴重な寺院です。正式名称は蓮華王院といいますのでこちらの名前でも有名です。本堂が国宝に指定されていますが、本尊の「千手観音坐像」も国宝となっています。本堂と本尊が両方とも国宝に指定されているので寺院巡りが好きな方にも仏像を楽しみたい人にも満足していただけます。

Photo by kazuh

そしてなんといってもこちらの三十三間堂でおすすめしたいのが「千手観音立像」です。その数なんと1001躰もあります。1001躰の「千手観音立像」が並ぶ姿はまさに圧巻の一言です。国宝の本尊を中心に並ぶ「千手観音立像」はどれもが重要文化財に指定されています。一部、他の場所に寄託されているので1001躰の全てを拝観できるわけではありませんがそれでも圧巻のおすすめ仏像です。

京都で人気のおすすめ仏像6:三十三間堂「風神雷神像」見出し

Photo by cyesuta

圧巻の1001躰「千手観音立像」や国宝の本尊「千手観音坐像」の他にも仏像ファンを唸らせる仏像がまだまだ三十三間堂にはあります。こちらも国宝に指定されている「風神雷神像」や同じく国宝の「二十八部衆立像」などが保管されています。「風神雷神像」はあの俵屋宗達の「風神雷神図屏風」のモデルになったといわれるもので、像高100cmながらも迫力のある像です。

Photo by Kyoto-Picture

「二十八部衆立像」は「千手観音」を守る28躰の天部や明王のことであの有名な阿修羅王や毘沙門天、帝釈天などもこの「二十八部衆」なのです。ちなみに仏像といっても幅広いもので宗派や教えなどによって異なりますが「如来」や「菩薩」、「明王」に「天部」(名に天がつくもの)などのグループに区分けされています。それぞれの違いも奥深いので面白いです。

Photo by 湖畔老

以上のように三十三間堂には貴重な仏像がたくさん納めれています。とくに圧巻の仏像群は有名で外国人観光客にも大変人気があります。また寺院全体をみてもお庭などが奇麗に整備されており、仏像巡りだけでなく寺院見学でも十分おすすめすることができます。三十三間堂はまさに京都の魅力がたっぷりとつまったお寺だということができます。

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三十三間堂の御朱印・御朱印帳まとめ!時間・種類・料金や限定ものは? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
通し矢で有名な京都にある後白河上皇ゆかりの三十三間堂こと蓮華王院本堂では御朱印がもらえます。御朱印の種類はいくつかありますがもらえる場所と時間帯は決まっています。三十三間堂には季節によって限定の御朱印もあります。御朱印帳を準備してもらいに行きましょう。

京都で人気のおすすめ仏像7:六波羅蜜寺「空也上人立像」見出し

Photo by shinji_w

学校の歴史の教科書などにも掲載されており、一度は写真を見たことがある口から阿弥陀如来像が出て来ている空也上人像が保管されているのがこの六波羅蜜寺です。六波羅蜜寺は京都市東山区に位置しており西国三十三所の17番札所としても有名です。こちらのおすすめの仏像はもちろん冒頭でも述べた「空也上人立像」です。六波羅蜜寺の開基である空也上人を象った仏像です。

Photo by nekotank

この六波羅蜜寺には「空也上人立像」の他にもたくさんのおすすめ仏像が保管されています。まずは六波羅蜜寺の本尊でもある「十一面観音像」、こちらは国宝に指定されています。通常は非公開となっているため見学するには特別公開の日に合わせて六波羅蜜寺に訪れる必要があります。特別公開なのでその日一日限りではないのですがかなりレアな仏像となっています。

京都で人気のおすすめ仏像8:六波羅蜜寺「平清盛坐像」見出し

Photo by nekotank

特別公開でしか拝観できないなどかなりレアな仏像が納めれている六波羅密寺ですが、他にも重要文化財に指定されている「平清盛坐像」や「四天王像」に「薬師如来像」などたくさんの仏像が納められています。京都市の東山区は六波羅蜜寺の他にもたくさんのお寺があるので仏像見学のツアーなどお好みに合わせたオリジナルツアーを考えてみるのもおすすめします。

京都で人気のおすすめ仏像9:浄瑠璃寺見出し

Photo by Kyoto-Picture

次にご紹介するのは京都府木津川市にある寺院の浄瑠璃寺に納められた仏像です。浄瑠璃寺自体も国宝の三重塔や特別名勝として有名な庭園があるため一度は耳にしたことがある方が多いかもしれません。そんな浄瑠璃寺に納められているのはなんとの9躰からなる「九体阿弥陀如来坐像」です。かつて平安の時代には仏教の謂れにより9躰の阿弥陀如来を祀る寺院がたくさんありました。

Photo by Kyoto-Picture

しかし他のお寺の「九体阿弥陀如来坐像」はすでになく平安時代から残る「九体阿弥陀如来坐像」が残っているのはこちらの浄瑠璃寺だけとなっています。もちろんこの「九体阿弥陀如来坐像」国宝に指定されており大切に管理されています。三重塔と庭園なども人気で京都の市街地から少し離れた風景も知る人ぞ知る人気の仏像巡りスポットとなっています。

京都の「浄瑠璃寺」は秘仏のいるパワースポット!アクセスや御朱印の情報も! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都の「浄瑠璃寺」は秘仏のいるパワースポット!アクセスや御朱印の情報も! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
浄瑠璃寺は京都と奈良の境近くにあるお寺ですが、平安時代の浄土思想を今に伝える寺であり、古い仏像がたくさんある、お寺好きには外せないところです。この浄瑠璃寺の秘仏について、またアクセス方法や御朱印、ご利益などについて調べてみました。

京都で人気のおすすめ仏像10:大原三千院「阿弥陀如来及両脇侍坐像」見出し

Photo by casek

京都の人だけでなく関西圏に居住する人の多くが「きょうとー、おおはらー、三千院」とメロディーを口ずさむことが出来るほど関西圏ではメジャーで人気のお寺がおすすめ仏像が保管されている大原三千院です。大原三千院はその名の通り京都市左京区大原に位置しています。こちらの大原三千院は寺院としても非常に興味深いのですが、おすすめ仏像もかなりの人気です。

Photo by casek

こちらの大原三千院には「阿弥陀如来及両脇侍坐像」が納められています。この「阿弥陀如来及両脇侍坐像」何が特徴的な仏像かと申しますと、阿弥陀如来像の脇にいる脇侍(きょうじ)がなんと2体とも日本式の正座をしているのです。脇侍とはもともと阿弥陀三尊といわれる阿弥陀如来像の両脇に控えるお付きの存在を象ったもので、宗派の開祖などがそれにあたります。

京都で人気のおすすめ仏像11:大原三千院「脇侍」見出し

Photo by Grilled Ahi

この脇侍ですが、宗派や仏像の形によって坐像や立像などで様々な形をしているのですが、正座をしている脇侍の仏像は非常に珍しいものとなっています。もちろん国宝に指定されています。他にも重要文化財の指定を受けている仏像がたくさん保管されてあります。観光旅行の行き先としても大変人気ですので京都の仏像巡りや寺院巡りにはおすすめできます。

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大原三千院の見どころは?桜や紅葉もきれい!御朱印も人気あり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
海外旅行もいいですが、安全な国内旅行を見直す時です。京都の大原三千院を知らない人は少ないと思いますが、苔の庭だけでなく四季折々の花々も美しいです。癒しの大原三千院へのアクセスや駐車場、見どころや人気の御朱印等をまとめてみました。

京都で人気のおすすめ仏像12:千本釈迦堂見出し

Photo by casek

こちらの京都市上京区にあります千本釈迦堂(大報恩寺)には「六観音菩薩像」という6躰の「観音菩薩像」が納められています。この六観音というのは真言系の仏教で信仰されている観音菩薩で、聖観音(しょうかんのん)、千手観音、馬頭観音(ばとうかんのん)、十一面観音、准胝観音(じゅんでいかんのん)、如意輪観音となっています。

Photo by casek

六観音はそれぞれ仏教の教えの中の六道輪廻と結びつき、地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人間道、天道に迷う衆生を救うとされています。中でも馬頭観音は穏やかな観音像とは打って変わって厳しい憤怒の表情をしています。他の観音像も魅力的でその一つひとつが見事に造りこまれていて見る者を圧倒します。どれも重要文化財に指定されている仏像です。

Photo by casek

こちらの千本釈迦堂には他にも「十大弟子像」や「釈迦誕生仏像」「千手観音像」などの重要文化財に指定された仏像が保管されています。また本堂そのものも国宝に指定されていて貴重な建物を見学することができます。また「おかめ」発祥の地としても知られていて夫婦円満の「おかめ」信仰の地としてもたくさんの観光客から人気を博しています。

京都で人気のおすすめ仏像13:広隆寺見出し

Photo by Dakiny

次にご紹介するのが京都市右京区太秦にある広隆寺です。この広隆寺の歴史は古く平安京に遷都する以前から京都に建立されていた京都最古の寺院とも呼ばれています。そこに納められているのが「弥勒菩薩半跏思惟像」です。最も美しい仏像とも呼ばれて人気があります。特別公開などはなく拝観料を払えば見学することが可能なのも嬉しい人気の理由です。

京都で人気のおすすめ仏像14:三室戸寺「千手観音像」見出し

Photo by Kyoto-Picture

続いては特別公開などでしかお目にかかることができない秘仏がたくさん祀られている三室戸寺をご紹介します。三室戸寺は京都府宇治市に位置しており本尊の「千手観音像」も非公開となっているほどの秘仏がたくさん納められています。この三室戸寺の本尊である「千手観音像」は特別公開も数が少なく、直近で特別公開をされたのは2009年となっています。

Photo by yuchinmchu

この2009年に特別公開された「千手観音像」ですが、この特別公開がなんと前回の開帳から84年ぶりの公開であったそうで、仏像ファンの中でも一生に一度拝めるかどうかというかなりレアな仏像となっています。「千手観音像」の歴史的価値は国宝級とも言われていますが国宝や重要文化財の指定も受けておらず、写真も非公開というほどの徹底ぶりです。

京都で人気のおすすめ仏像15:三室戸寺「阿弥陀如来及両脇侍坐像」見出し

Photo by yuchinmchu

本尊の「千手観音像」以外にもこうした秘仏はまだまだ三室戸寺には納められているのです。「阿弥陀如来及両脇侍坐像」や「釈迦如来立像」四天王の一人である「毘沙門天立像」などもそれぞれ特別公開でしか拝見することができない仏像となっています。ただし、こちら3体の仏像につきましては本尊の「千手観音像」よりも頻繁に公開されています。

Photo by ryuone

本尊については次回公開されるのも未定となっており仏像ファンは特別公開を期待して待ち続けるしかありません。しかし寺院としても景観が大変美しく三重塔や回遊式の庭園などが観光客の人気となっています。たとえ本尊を拝むことができなくても十分に仏像ファンや寺院巡りの観光客を納得させるだけの美しさを持った寺院となっています。

京都で人気のおすすめ仏像16:泉涌寺「楊貴妃観音」見出し

Photo by Kyoto-Picture

これからご紹介する泉涌寺(せんにゅうじ)には他にはない一風変わった仏像が保管されています。泉涌寺は京都のお寺の名所が集う京都市東山区に位置しており、真言宗泉涌寺派の総本山です。数多くの国宝や重要文化財が納められていて、他の東山区のお寺と同様に多くの観光客で賑わっている寺院の一つです。そんな泉涌寺には他にはお目にかかれない仏像があります。

Photo by jacob jung

泉涌寺にある一風変わった仏像、それがこちらの楊貴妃観音堂に祀られてあるその名も「楊貴妃観音」です。楊貴妃といえば中国の唐代のころの玄宗皇帝の御后で世界三大美女(中国四大美女)の一人として有名です。楊貴妃のあまりの美しさに玄宗皇帝が寵愛しすぎたため「傾国の美女」とも呼ばれています。中国の歴史に詳しい人なら誰でも知っているのが楊貴妃です。

Photo by jacob jung

しかし、なぜ「楊貴妃観音」という仏像が存在しているのでしょうか。それには諸説があります。こちらの観音像が中国の宋代に海を渡ってこちらに来たことが様々な伝承を生みました。玄宗皇帝が美しき楊貴妃を観音に模して造らせたものであることや、この観音像の余りの美しさに楊貴妃と重ね合わせて「楊貴妃観音」と呼ばれるようになったなどの伝承があります。

Photo by Kyoto-Picture

伝承の真偽は別としてこの「楊貴妃観音像」は驚くほどの美しさであることは間違いのない真実です。こちらの「楊貴妃観音像」はかつては秘仏でしたが現在は一般公開されており、どなたでも拝観料を払って拝観することができます。美人祈願としても有名で、また泉涌寺そのものも「楊貴妃観音像」に劣らず美しく、一度は訪れていただきたい寺院の一つです。

京都で人気のおすすめ仏像17:平等院見出し

Photo by the.young66

京都で行きたいおすすめ仏像巡りで最後にご紹介したいのが、日本が世界に誇る世界遺産「平等院」に納められている仏像です。言うまでもなく「平等院鳳凰堂」は十円玉に描かれた、ある意味日本人が一番目にしている寺院です。この世界遺産「平等院」にも大変貴重な仏像が祀られています。国宝の「鳳凰堂」と合わせてこちらも国宝となっています。

Photo by cyesuta

平等院には大変多くの国宝が納められていますが、ご紹介する「阿弥陀如来坐像」もその一つです。日本に現存する仏像の中でも古く平安時代のものとされています。この「阿弥陀如来坐像」の他にも「雲中供養菩薩52躰像」もあり、こちらも「阿弥陀如来坐像」と同じく国宝に指定されています。平等院鳳凰堂に目が行きがちですが、訪れた際はぜひ仏像も見てください。

さぁ京都へ仏像に会いに行こう見出し

Photo by papalagi chen

いかがでしたか。今回は京都の仏像についておすすめや国宝、特別公開など人気の仏像などを中心にご紹介してきました。本尊の撮影不可といった仏像が多いためあまり仏像の写真を掲載することはできませんでしたが、そこは本物にであった時の感動にとっておくとして、ご紹介しきれなかった仏像はまだまだたくさんあります。日本の美しさ溢れる仏像に会いに京都へおでかけしませんか。

投稿日: 2018年2月15日最終更新日: 2020年10月8日

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