京都の寺ランキング31！パワースポットやおすすめの観光名所も

京都には1200年もの歴史があり、その時代を生きた無数のお寺があります。京都観光の中心となるのが寺社巡りですが、1度に全部を観ることは不可能で、それだけにどこのお寺に行ったら良いのかと迷ってしまいます。今回は、京都のお寺の中でもおすすめの名所をランキング形式でご紹介したいと思います。

大原の三千院の奥に位置する「宝泉院」は、「額縁庭園」が美しい寺院として人気の名所。「額縁庭園」とは、柱や窓を額縁に見立てた形で見ると自然そのままの庭園がまるで額縁に入った1枚の絵のように見えることからその名前が付いています。「宝泉院」では、お茶とお菓子を頂きながら、その美しい絵画を眺めることができます。

「建仁寺」には、広い境内の中に3つの美しいお庭があり、どれも見応えがあります。紅葉の名所としても知られているので、秋にはとくにおすすめ。歴史的建造物も多く、国宝とされている「風神雷神図」、法堂の天井に描かれた迫力のある「双龍図」を見ることができます。座禅体験や写経体験も観光客には人気です。

学問の神様、菅原道真公を祀る「北野天満宮」は、梅の名所として知られています。現在はもみじ苑も公開し、春と秋には大勢の観光客が訪れる名所にもなっています。撫でるとご利益のある牛や、国宝に指定されている絢爛豪華な本殿も忘れずに参拝しましょう。

「三十三間堂」は、長いお堂の柱の間が33間あることからそう呼ばれ、木造建築物の中では世界一長いとも言われています。本堂の中にはずらりと1000体の千手観音像が並び、両側には風神雷神像。これほどたくさんの仏像が一度に観れることはないと、大人気の名所です。

「清明神社」は、平安の陰陽師である安倍清明を祀っている神社です。普通は神社の名前が入る鳥居ですが、ここでは神紋である「晴明桔梗(五芒星)」が掲げられています。神社のあちこちにある晴明桔梗により、神社全体が強力な霊力に包まれていると言います。ここにある「清明井」は、病気平穏。「厄除桃」は魔除け、厄除け。と、陰陽道のパワーが宿っています。

京都のはずれにある「三千院」。ここでのおすすめは2つの庭園で、どちらも苔が美しい静かな庭園です。建物内から観る庭園は時間の経つのを忘れてしまうほどの美しさ。庭園は辺り一面苔の絨毯で、あちこちに可愛いお地蔵さまが見られます。特に秋の紅葉の時期には緑の苔に紅葉が映えて、まるで絵画を観ているようです。

一休さんが再興したという「大徳寺」は、広い境内に勅使門、千利休の切腹の原因となった三門、仏殿、法堂などの建物と22の塔頭寺院がある大きなお寺です。ただ4つの塔頭以外は公開されておらず、特別公開には是非訪れたい塔頭が多い寺院でもあります。

その昔、この地区は風葬が一般的で、野ざらしになっていた白骨を埋葬し石仏、石塔を立てたことから始まった「化野念仏寺」。長い間、雨風にさらされて風化した無数の石仏、石塔の美しさがある名所です。賑やかな嵐山の雰囲気とは違い、静かで別世界です。毎年8月に行われる千灯供養は幻想的な美しさがあり、おすすめ。

「高台寺」は、秀吉の妻である北政所(ねね)が、秀吉の亡き後、冥福を祈るため建立した寺院です。創建当時の姿そのままの開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、観月台が見どころで、白砂に春の桜、秋の紅葉が美しい庭園もまた誰もが心奪われる美しさです。とくにライトアップされたお庭は幻想的でおすすめ。

浄土宗の総本山である「知恩院」は、日本最大の二重門と言われる三門をはじめ、大晦日の「ゆく年くる年」の除夜の鐘で有名な大鐘、「鶯張りの廊下」などの知恩院七不思議など、見どころの多い名所です。現在「御影堂」の大修理を行っており、修理現場の見学ができます。今でしか観られない現場も観れる穴場です。

「秋はモミジの永観堂」と言われている紅葉の名所は、やはり秋に訪れるのがおすすめ。境内の高いところにある多宝塔からは3000本のモモジを見下ろせ、その様子は京都の遠景をバックに、まさに絶景です。池に映り込む紅葉も美しく、特にライトアップがおすすめ。振り返ったお姿の阿弥陀如来も、ここでしか会えないので必見です。

源氏物語にも登場する「野宮神社」は、古くから縁結びの神様として人気がある名所。ここにある「亀石」は、縁結びのパワースポットとされ、お願い事をしながら石を撫でると、1年以内に願い事が叶うと言われています。神社の鳥居は、樹皮を取らないそのままの木を使用した珍しい鳥居ですので、こちらも忘れずに観ておきましょう。

石庭で有名な世界遺産「龍安寺」。15個の石が作るシンプルなお庭は、どの角度から眺めても必ず1個の石は他の石に隠れて見えないように造られていると言います。「龍安寺」を訪れた際には自分の目で是非数えてみてください。紅葉の時期には白砂に赤い紅葉が映えて、さらに鏡容池や日本最古の侘助椿など、見どころの多い名所です。

浄土真宗本願寺派の本山である「西本願寺」は、京都駅から徒歩で行ける観光客の多い名所です。広い境内には国宝や重要文化財が多く、非公開も含めて見どころが多いのが特徴。絢爛豪華な唐門、秀吉が建てたとされる飛雲閣、大きな本堂である阿弥陀堂、日本最古の能舞台、修復が終えたばかりの御影堂は当時の美しさが蘇っています。

祇園祭で有名な「八坂神社」は、祇園の華やかな中でも目立つ鮮やかな朱色の門が人気の名所です。「八坂神社」内には、縁結びにご利益がある神様をはじめ、困難を切り開く神様、美人になれる神様等たくさんの神様がいるパワースポットです。特に本殿の下には青龍が棲んでいて気が充満しているパワースポットととして人気の穴場です。

「天龍寺」は足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために建てたというお寺です。ここえは日本最初の特別名勝にもなっている「曹源池庭園」と迫力のある法堂天井の「雲龍図」は必見です。美しいお庭は秋がおすすめ。荘厳な建物と紅葉、嵐山を背景に鮮やかな紅葉と池の共演は、言葉を失う美しさです。

牛若丸が天狗に武芸を習ったという天狗伝説の「鞍馬寺」は、京都最大のパワースポットとしても人気があります。本堂前には六芒星形が描かれており、その中心は最もパワーが集まっている場所だと言われています。また、奥の院にある「魔王殿」には邪気を吸い取る力があります。山全体がパワーに満ち溢れている「鞍馬寺」。是非、パワーを頂きに訪れてみてください。

世界遺産である「仁和寺」は、広い境内に、国宝の金堂、金剛力士像が立派な仁王門、美しい五重塔、御影堂など多くの重要文化財があり、見どころの多い名所です。遅咲きの「御室桜」が有名で、背丈の低い桜は目の前で綺麗な花が観られることもあり、人気のお花見の名所としても知られています。

「西芳寺」は、庭一面が美しい苔で覆われた様子から「苔寺」という名前で有名なお寺です。完全予約制である「苔寺」は、どの時期も混雑することなく、静かでゆっくりと観賞できることもあり人気の穴場観光名所です。特に雨が降った後などは、苔が生き生きと動き出し、美しい緑色に輝きを放ちます。一度は観ておきたい名所です。

世界遺産である「下鴨神社（賀茂御祖神社）」は、鴨川と高野川に囲まれた場所にあり常に浄化されていることで、京都最大のパワースポットと呼ばれています。糺の森の参道を抜けると、目にも鮮やかな楼門が目立つ神社は古くから勝利の神様としての信仰があります。境内には縁結びの神様や美人の神様など、近年、女子に大人気の名所です。

世界遺産である「上賀茂神社（賀茂別雷神社）」は、「下鴨神社」と共に、どちらも平安京よりも前からこの京都を守ってきた神社として知られています。広い境内には、国宝の本殿や重要文化財41棟を含む60もの歴史的建築物があり、見どころが多いのも特徴です。神様が降臨された神山をかたどった立砂がり、パワースポットと言われています。

平安遷都の際に、平安京を守る官寺の一つとして創建されたのが「東寺（教王護国寺）」。平安時代から京都の街を見守るように立つ五重塔は、日本最古の高さを誇る木造建築で、その高さは圧倒されるほど。金堂の御本尊、講堂の立体曼荼羅と呼ばれるあらゆる方向から観ることができるたくさんの仏像もおすすめです。

平安遷都1100年祭を記念し創建されたのが「平安神宮」です。平安京の大内裏を8分の5に縮小したサイズで再現されていると言います。朱塗りの建物と緑の屋根のコントラストが美しいと人気があります。広大な神苑が観光客には人気で、四季折々の花が美しく、特に南神苑の紅しだれ桜はおすすめです。

通天橋から眺める絶景の紅葉で有名な「東福寺」。シーズンには通天橋の上は観光客でいっぱいになることも。それでも秋に訪れて一度は観てほしい景色です。広大な境内には通天橋以外にもたくさんの見どころが多い名所です。苔と敷石で作られた市松模様のお庭や日本最古の禅門と言われる三門も必見。

世界遺産にも登録された「醍醐寺」は、醍醐天皇を弔うために建てられた国宝の五重塔をはじめ、200万坪の広大な境内には数々の国宝・重要文化財があります。秀吉が盛大に「醍醐の花見」をしたことから桜の名所としても有名です。紅葉の綺麗な弁天堂は秋におすすめ。時間があれば、国宝や重文だけで75000点以上の寺宝を収蔵している霊宝館も必見です。

世界遺産にも登録されている「平等院」は、10円玉のデザインにもなっている鳳凰堂で有名な名所です。池の中に浮かぶ絢爛豪華な建物や庭園を造り極楽浄土を表したと言われています。鳳凰堂の屋根両側には金色の鳳凰、内部には金色に輝く本尊・阿弥陀如来坐像を観ることもできます。鳳翔館というミュージアムも観光客には人気です。

「絶景かな」の名セリフで有名な山門のある「南禅寺」は、日本の禅寺のなかで最も高い格式にあるといいます。小方丈の襖絵「水呑みの虎」、「虎の子渡し」と呼ばれる方丈庭園、赤レンガの水路「水路閣」など見どころが多い名所です。

足利義政が建立した「銀閣寺(慈照寺)」は東山文化を象徴する「わび・さび」を最も感じる名所です。静かで趣のある「銀閣寺」は、庭園から見える観音殿が美しく、池に映り込む姿はまさに絶景。庭園の白砂で造られた向月台と銀沙灘は月を観るために造られた芸術だと言われています。

足利義満の邸宅として建てられたという「金閣寺(鹿苑寺)」は、世界中から観光客が集まる観光名所です。金箔に覆われた金閣は、まぶしいほどに輝き、観る者の心を奪います。天気が良いと鏡湖池に映る逆さ金閣も美しく、夕日を浴びた金閣では黄金に輝く鳳凰を観ることができます。

全国のい案利神社の総本宮である「伏見稲荷大社」は、鮮やかな千本鳥居で有名な名所です。近年ここを訪れる外国人観光客が多く、参道を歩いていると日本にいることを忘れてしまうほど。千本鳥居の奥にある「おもかる石」や稲荷山をめぐる「お山めぐり」もおすすめ。

【伏見稲荷大社】 住所：京都府京都市伏見区深草藪之内町68 電話：075-641-7331

京都に来たら誰もが一度は訪れる「清水寺」。「清水の舞台」が有名ですが、朱塗りの仁王門や三重塔、「音羽の滝」や「地主神社」など見どころがたくさんあります。おすすめは「随求堂」の胎内めぐり。暗闇を巡って出てくれば生まれ変わったような気持ちになる不思議な体験ができます。

今回ご紹介した31選では足りなくらい、古都京都には見どころが多く、何度訪れても新しい発見ができる観光地です。京都観光を計画する際には、行きたい場所、周辺の名所などしっかり調べてからお出かけすることをおすすめします。きっと楽しい思い出がいっぱいの素敵な旅になることでしょう。