静岡の滝はパワースポットで有名！マイナスイオンと景色を堪能できる場所をご紹介

静岡県には大自然の中で見ることができる有名な滝が数多く存在しています。西部地区から伊豆地区にかけて、それぞれの地域の自然ならではの滝を見ることができるので静岡県の滝巡りをするのもおすすめです。この記事では静岡の雄大な自然の景色や、パワースポットとしても人気が高い滝が楽しめるおすすめのスポットをご紹介します。

豊かな水資源が特徴の日本には約3000以上の滝が存在するといわれており、昔から信仰や修行の場や観光の対象として親しまれてきました。自然に囲まれている中で見る滝はマイナスイオンをたっぷりと感じることができ、パワースポットとしても観光客に人気で有名です。また豪快なだけでなく、優美さも兼ね備えているのも滝の魅力の一つです。

滝がパワースポットとして人気の理由の一つとしてマイナスイオン効果があります。滝の飛び散る飛沫にはマイナスに帯電した空気イオンが立ち込めており、浴びた人は全身に活力がみなぎると言われています。またマイナスイオンは細胞を活性化したり体内の老廃物を輩出する効果があるといわれており、まさに自然の恵みを感じることができます。

静岡県は西部・東部・中部・伊豆と大きく4つの地区に分かれており、それぞれの地区によって様々な地理的特徴があります。北には標高3000メートル以上の明石山脈の山が並び、東側には富士山や箱根山といった有名な山がそびえ立っています。また雄大な自然の景色がそれぞれの四季によって様々な姿に変わり、人々を魅了しています。

静岡県の西部地区は浜松市を中心とした地域であり、天竜川水系が特徴です。新東名の開通によって比較的アクセスが容易なスポットとなっており、滝の種類も多いので観光客にも人気の地区です。また静岡県内でも屈指の工業地区となっています。名古屋市に近いこともあり、自然や食文化など名古屋方面の文化の影響を色濃く受けている地域です。

西部地区は磐田市や掛川市を中心として自然も豊かで、磐田市にある「竜洋海洋公園オートキャンプ場」は静岡でも有名なキャンプ地として人気です。また掛川市には大須賀海岸や栗ヶ岳があり、海と山の両方の自然を満喫することができます。浜松市の有名観光スポットでもある「中田島砂丘」もおすすめです。

静岡県の東部地区は富士山の麓に位置しており、周辺の地域には湧き水も数多く点在しています。富士山の近くは溶岩層になっているので、水はけが良いという特徴があります。他の地域に比べると滝の数はあまり多くはないですが、大雨の後にしか見ることのできない幻の滝も多く存在しているためパワースポットとしてもおすすめです。

東部地区は富士山や伊豆地区に隣接しており、静岡県の中でも暮らしやすい地域だという特徴があります。東部地区では富士山の豊富で質の良い伏流水に恵まれており、毎日綺麗な水を生活用水として使うことができます。また文化的にも栄えており、アウトレットショッピングモールのパイオニアでもある「御殿場アウトレット」があります。

静岡県の中部地区は清水港や南アルプスがあり、大井川や安倍川があります。南アルプスにある滝は奥深く、日帰りでは行くことができない秘境の滝が多く存在しています。静岡市を中心とした地域であり、貿易や焼津漁港の漁業が盛んでもあります。広大な静岡平野が特徴で、牧之原台地は国内でも有名なお茶の産地です。

中部地区には日本唯一のアプト式鉄道である「奥大井湖上駅」があり、長島ダムの湖上に位置する駅があります。この駅は洪水調節や工業用水の供給といった目的で造られた駅であり、静岡の有名な観光スポットとなっています。また寸又峡にある長さ90メートルの「梅の吊り橋」では湖面を水鏡にした美しい自然の景色を楽しむことができます。

伊豆地区は天城山麓の狩野川水系を中心とした清流が多い地域で、静岡県の伊豆半島が4つのプレートの中間に位置していることもあり独特な自然環境を形成しています。国内でも有名な観光スポットであり、美しく雄大な自然は静岡のパワースポットとしても人気が高いです。伊豆地区の自然の景色は、まるで地球の歴史を感じるような気持ちになれます。

静岡県の伊豆地区は数々の温泉や豊富な自然が特徴で、スポットによって地形が異なるという自然の変化が楽しめる場所です。東京からも近く伊豆半島の道がドライブし易いように整備されているため、多くの観光客が訪れます。温泉で有名な熱海市を中心に、静岡の自然を生かした魅力的な観光スポットが数多く存在しています。

北に富士山、南には有名な伊豆半島が広がる静岡県では地域によって様々な景色を見ることができます。その特色によって多くの観光客が訪れており、静岡には数々の特徴的な滝があります。また滝のほかにも美しい自然などの景色がたのしめる静岡県には美しい瀑布やマイナスイオンによる清涼感を感じられる滝がたくさん揃っています。

「日本観光百選滝の部」第1位、名勝・天然記念物に指定されいているなど静岡のみならず、日本の名瀑の一つとして有名な滝です。富士山の構成資産となっており、湾曲している絶壁の全面には数百もの滝が糸のように落ちていく様は絶景です。春の藤や秋の紅葉など季節によって色を変える特徴があり、静岡県外からも多くの観光客が訪れています。

かつて富士講の開祖とされている「長谷川角行」が修行をした場所として伝えられており、人々の巡礼や修行の場所としても知られています。落差約150メートルもの高さから流れる滝は美しく滝壺から眺めると、幻想的な世界を見ることができ、静岡のパワースポットとしてもおすすめです。滝の近くでは山野草や歴史的な奇岩群を見ることができます。

白糸の滝には展望台が2つあり、1つは駐車場から売店通りを進んだ会談の手前にあります。もう1つは滝の右岸の上部にあり、天気が晴れていれば富士山をバックに美しい滝の景色を楽しむことができます。日本全国には静岡県以外にも「白糸の滝」と呼ばれている滝がいくつもありますが、静岡の白糸の滝は無数に糸を垂らしたような様子が特徴です。

浄蓮の滝は静岡の伊豆を代表する観光名所で、山の冷気と水しぶきが爽快感を与えてくれます。滝壺は神秘的で美しいエメラルド色をしており、下流では「天城国際鱒釣場」があり1年を通して釣りを楽しむことができます。かつてこの場所の近くに建てられた「浄蓮寺」という名前からこの滝の名前が付けられたと言われています。

浄蓮の滝は伊豆の頭部が噴火したときに生成された玄武岩によってできた滝であり、落差約24メートル、幅7メートルから流れる滝は迫力十分で「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑です。静岡のパワースポットとしてもぴったりで、静寂な空間の中で激しい音で流れている滝は一見の価値ありです。景色がいいので写真を撮るのもおすすめです。

石川さゆりの有名曲「天城越え」の歌碑が祀られており、近くにある「浄蓮の滝観光センター」では観光客が休憩できる癒しの場があり、静岡のお土産なども販売しています。また無料駐車場もあるので、自動車で訪れる予定の方はこちらの浄蓮観光センターに立ち寄ってみることをおすすめします。他にも「浄蓮の滝史料館」という施設もあります。

宇嶺の滝は静岡の隠れた名瀑の一つで、落差70メートルの直瀑です。木々が茂る奥の深い谷に落ちる景色は見事で、迫力があります。滝口は水量が豊富であり、流身は落下するに従って徐々に広がっていき、落下付近では一度広がった流身が狭くなっていきます。滝壺で水しぶきをあげながら落下していく景色は他の名瀑に劣らない力強さがあります。

宇嶺の滝は静岡県藤枝市の北部にある有名な滝で、またの名を「お君の滝」と呼びます。新緑の時期や紅葉の時期などは異なる風景を見ることができ、高根山とをつなぐハイキングコースが整備されています。朝早くに訪れると美しい虹を見ることができます。滝壺まで遊歩道が整備されているので誰でも安心して見に行くことができます。
 

河津七滝は静岡県の賀茂郡河津町にある河津川を流れている7つの川の総称で、通常は「滝」という字は「たき」と呼びますが、平安時代から伝わる民族語を継承しておりこちらのスポットでは「滝」を「だる」と表現しています。静岡の長い歴史を感じる滝群となっており、一時間ほどで全ての滝を見て回ることができます。

玄武岩が生成する幾何学的な岩と滝のマッチングが神秘的で、全長850メートルの遊歩道があります。46メートルものつり橋と伊豆の踊子の像が2ヶ所あり、釜滝・エビ滝・蛇滝・初景滝・カニ滝・出合滝・大滝の7種類の滝を見ることができます。釜滝では滝のしぶきが当たるほどの距離に展望デッキがあり、迫力のある景色を楽しむことができます。

初景滝では落差10メートルもの水しぶきを間近で感じることができ、地元のお祭りやイベントはこの滝の麓で行われています。それぞれ特徴の異なる7つの滝はパワースポットとしてもおすすめで、7つの滝で最も大きい大滝は全長30メートル、幅7メートルという大きさで、2017年には大滝までの遊歩道が開通し6年ぶりに見学が可能となりました。

四季によって様々な姿を見せてくれるので1年を通して観光客で多く賑わっており、1月の下旬から3月の上旬には静岡でも有名な「河津桜まつり」が開催されていて七滝を回りながら桜の景色を楽しむことができます。周辺には大滝温泉や河津温泉などがあり、「七滝観光センター」には無料駐車場があるので自動車でお越しの方にはおすすめです。

樽山の滝は静岡県の浜松市にある有名な滝で、樽山城の近くを流れている渓流が作っている3本の滝です。1つ目の滝が落差14.5メートル、2つ目が27メートル、3つ目が23.6メートルとなっており、水しぶきをあげて流れているので夏は清涼感を感じながら滝を楽しむことができます。四季の変化によって美しい風景になるので多くの観光客が訪れます。

昔から雨乞いの伝説があり遠くから農民が祈願に訪れていたという言い伝えもあるので、静岡のパワースポットとしてもおすすめです。また小祀もあり、周辺は崩れやすい崖となっているので訪れる際は安全面に細心の注意が必要です。また夏場はヒルが出るとの噂もあるので、注意してください。樽山城と合わせて訪れる観光客が多いです。

音止の滝は静岡県富士宮市にある滝で、日本の滝百名選の一つです。白糸の滝に向かう途中で見ることができるため、全国的に有名な白糸の滝とセットで楽しむ観光客が多いです。落差約25メートルもの絶壁を落下する様子は圧巻で、優雅な白糸の滝とは対照的に力強く、猛々しい流身が魅力です。白糸の滝と共に是非見てほしいおすすめの滝です。

かつて曽我兄弟が父の仇である工藤祐経を討つための密議をしていた際に、滝の轟音により話が聞き取れなかったため神に念じたところ、すぐさま滝の音が止んだという言い伝えから「音止の滝」という名前が付けられたといわれています。近くには曽我兄弟が工藤祐経を討つときに隠れていた岩や工藤祐経のお墓があります。

静岡県は日本でも有数の数々の滝の名所であり、伊豆半島をはじめ自然の神秘が感じられるスポットが多く存在しています。そのためパワースポットとしても人気で、滝巡りを楽しむ観光客も多いです。時には力強く、時には優雅に流れる滝は見る人に多くの感動を与えてくれます。是非静岡県の滝を訪れてその感動を味わってみて下さい。