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ヨーク(イギリス)観光!中世の城壁に囲まれた歴史の街!その魅力を紹介!

ヨーク(イギリス)観光!中世の城壁に囲まれた歴史の街!その魅力を紹介!
投稿日: 2017年7月5日最終更新日: 2020年10月7日

イギリスのヨークはローマ時代から繁栄した城壁に囲まれた中世の都市として有名な街です。ヨーク・ミンスターはイギリス国内でも最大級の教会建物で観光名所になっていますが、その他にも見逃せないのがヨークの街を取り囲むように造られた城壁です。

イギリス・ヨークはどんなところ?見出し

イギリス北部のヨークシャー州にあるヨークは、ローマ時代には要塞都市でしたが、9世紀に北欧からのヴァイキングに占領されました。その後、イングランド王の統治下では宗教的にも重要な役割を果たし、現在でもヨークシャー州の文化的な中心地となっています。そんな歴史のあるヨークの観光スポットをご紹介します。

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イギリスには多くの観光名所と観光スポットが多くあり、世界遺産も26もあります。またイギリスの文化や小説や映画、ドラマなどの創作物の魅力が増すスポットも多くあります。そんなイギリスの観光スポットと名所をおすすめ順に厳選しご紹介します。

ヨークはどこにある?見出し

ヨークはイギリス北部のヨークシャー州にあります。ロンドンからヨークまでは、キングス・クロス駅発車のイースト・コースト・トレインで2時間前後(停車駅の数による)、長距離バスでは最短で5時間ほどかかります。ヨークからそれほど遠くないところにリーズ(Leeds)やハロゲート(Harrogate)などのヨークシャーでも人気の観光地があります。

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イギリスと言えば、ストーンヘンジやビッグベン、ロンドン塔など数々の有名な観光スポットがありますが、その中でも世界遺産に登録されているスポットがあります。そしてイギリスの田舎、カントリーサイドの世界遺産にも足を運んでみる価値はあります。

ヨークの観光スポット1:ヨークミンスター見出し

Photo by nyanchew

イギリス北部のヨークシャー州にあるヨークで一番有名な観光スポットと言えばヨーク・ミンスター(York Minster)です。ヨーク・ミンスターはヨーク大聖堂とも呼ばれることもあり、イギリス国内だけではなくヨーロッパの中でも最大級の教会建物で、英国国教会ではカンタベリー大司教の次に位が高いヨーク司教座が置かれています。

ヨーク・ミンスターの歴史は627年にノーザンブリア王の洗礼の為に建てられた教会に始まります。木造建築からはじまり、火事や戦火などの被害を受けては再建され、1472年に現在の建物になりました。イギリス宗教改革の時代からエリザベス1世の時代(16世紀)には、ヨーク・ミンスターは略奪破壊行為の被害を受けますが、19世紀までにはステンドグラスや祭壇などが修復されました。

華美なイングランド・ゴシック様式の本堂には数々のステンドグラスがありますが、中世に作られたステンドグラスとしては世界でも最大級の大東側窓や、かまぼこ型をしたヴォルト様式の天井、聖者たちの彫像などを見ることができます。地下室(CryptとUndercroft)はヨーク・ミンスターの中の歴史で一番古い部分です。

現在では地下室の部分は博物館になっており、ヨーク・ミンスターの成り立ちを物語る遺物や、ローマ時代の痕跡も見ることができます。中央の一般信者席がある身廊からは数々のステンドグラスで飾られた窓や、彫刻や彫像などで飾られた中世時代の墓などを見ることができます。

ヨークの観光スポット2:ヨーク城見出し

ヨークの中心部にあるヨーク城は、ノルマン・コンクエスト(ノルマン征服)を成功させたウィリアム1世によって1068年に建てられました。最初に築城されたヨーク城は漆喰造りの城でしたが、中世までには防衛の要所となりました。ヨーク城は18世紀には刑務所として使われたこともありましたが、1938年にヨーク城博物館としてオープンしました。

Photo by Bold Frontiers

ヨーク城博物館は、主に日常生活に関する歴史の展示をしていて、再現された家の中やお店、ビクトリア時代の通り、刑務所などの中に、何千もの日用品や雑貨おもちゃなどが鎧などヨーク城に関連するものと一緒に展示されています。

ヨークの観光スポット3:ヨーク城の城壁見出し

ヨークの街はローマ時代から城壁によって守られてきました。AD71年頃に建てられたとされるローマ時代の城壁は現在ヨークの街を囲む城壁よりも小さく、現存する城壁の大部分は12世紀から14世紀にかけて造られ、その後19世紀以降の復元されました。3.4㎞の城壁は、現存する中世の城壁ではイングランドで一番長いものになっています。

ローマ時代の防衛のために建てられた、ミュージアム・ガーデンにあるマルタンギュラー・タワー(Multangular Tower)は、コンスタンティヌス大帝によって造られたとされ、ローマ時代の城壁の遺構としては最も保存状態が良く残っています。マルタンギュラー・タワーの内部は見学することができます。

ヨークの城壁は全長を歩くと2時間ほどかかりますが、途中にはベンチなどもあり、周りのイングランドの田園風景を楽しむこともできます。ローマ時代に建てられたタワーや、バー(Bar)と呼ばれるゲート、ビクトリア時代のゲートなどが点在し、特にレッド・タワー(Red Tower)が見どころになっています。

ヨークの観光スポット4:国立鉄道博物館見出し

ヨークの国立鉄道博物館(National Railway Museum)は、約300の機関車や電車、鉄道のポスターや列車の中の装飾品や部品など、鉄道にかんするあらゆるものが展示されています。メインホールには数々の機関車が並び、中には「イギリス鉄道の父」ともいわれるスティーブンソンが作った「ロケット」という機関車のレプリカがあります。

メインホールの中には駅の歩道橋が再現されていて、ホールにならぶ機関車を上から見下ろすこともできます。日本人観光客にとってうれしいのは、JR西日本の1970年代に作られた新幹線の展示があることです。いかにも昭和な雰囲気の内部は現在の新幹線とは全く違い、座席に座るとまるで日本にいるような感覚になります。

別館であるステイション・ホールは駅のプラットホームが再現されていて、数々の汽車が展示されています。ホームにはカフェがあり、客車の中にはレストランもあります。中には復元された客車の中でアフタヌーンティーを頂くことができ、観光客にも人気があります。

ヨークの観光スポット5:ヨービック・バイキング・センター見出し

ヨークでも特に人気がある観光スポットの一つがヨービック・ヴァイキング・センター(Jorvik Viking Centre)です。1970年代にショッピングセンターが建築される前に行われた発掘調査で、900年ころのヴァイキング時代の木造家屋が発見されました。家屋や柵、井戸などの遺構と一緒に、4万を超える遺物も一緒に発見されました。

ヨービック・ヴァイキング・センターは、2015年に洪水の被害を受けて一時閉鎖されていましたが、2017年4月にリニューアルにてオープンしました。展示されている出土品は土器や石器類から櫛や調理器具などがあります。その他には、様々なバックグランドの中に置かれた等身大の人形で、ヴァイキングの狩猟風景や日常生活を見ることが出来ます。

ヨークの観光スポット6:ヨーク・チョコレート・ストーリー見出し

ヨークの中心部に位置するヨーク・チョコレート・ストーリー(York's Chocolate Story)は、ヨークのチョコレート工場で、その歴史や製造方法などをガイド付きのツアーで見てまわることができます。オレンジ風味のチョコレート(Chocolate Orange)や、日本でもおなじみのキット・カットなどの有名なチョコレートにまつわる秘密などの展示があり、もちろん試食も可能です。

ヨークの観光スポット7:シャンブルズ見出し

ヨーク市街の中心部にあるシャンブルズ(Shambles)は狭い歩行者専用の通りで、中世から残っている世界でも数少ない通りの一つです。ウィリアム1世の治世1086年に行われた国勢調査(Doomsday Book)にもシャンブルズの名前が出ていて、現存する建物の多くは14世紀から15世紀に建てられました。

もともとは肉類を扱うお店があったシャンブルズほ歴史ですが、現在ではティールーム、ジュエリーショップやレストランになっていて、観光客に人気のスポットです。ヨーク・ミンスターからも近く、シャンブルズの通りから見るヨーク・ミンスターはまさに中世の景色です。

ヨークの観光スポット8:キャッスル・ハワード見出し

ヨークの北西、15マイルほどのところにあるキャッスル・ハワード(Castle Howard)は、300年以上前に建てられた館で、現在でもハワード一族の居宅となっています。美しい調度品や絵画などで装飾された内部は見て回ることができ、部屋ごとにいるガイドに話を聞くこともできます。

館の外には、湖や噴水、いくつ彫刻が置かれたガーデンが、1000エーカーにも渡って広がっています。地元の農産物やチーズなどを販売するファームショップやカフェもあり、ヨークシャーの景色を満喫しながら散策したあとに、イギリスらしくスコーンと紅茶をいただくこともできます。

イギリスの古都ヨークで歴史を満喫見出し

イギリスのヨークの魅力は、なんと言ってもその多彩な歴史です。ローマ時代、ヴァイキング時代から中世まで、色々な角度から楽しむことができる古都です。その他にも現在ではヨークシャーのメジャーな街の一つとしてショッピングセンターやレストラン、バーなども多数あります。楽しみ方がいろいろのヨークの街を歩いてみてください。

投稿日: 2017年7月5日最終更新日: 2020年10月7日

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