ロンドンの街の景色を楽しむならバス
街の名物でもあり、デザイン性があるために写真を撮るととても絵になるロンドンの乗り物達。かつて庶民の足だった屋根付き乗合馬車の名残であり、街中の狭い道幅を考慮し考え出されたのが2階建てのバス。渋滞のおそれを除けば、観光の際2階建ての1番前の席に乗り風景を楽しむことも。まずはバスの乗り方を紹介していきます!
ロンドンのバスの乗り方
バス路線図を見てみよう
路線図を手に入れるには、ヒースロー空港や地下鉄の切符を買う窓口の他ヴィクトリア駅やピカデリー・サーカス駅など交通局のインフォメーションに常備してあるので行ってみると良いでしょう。ここではナイトバスの時刻表から観光地図なども揃っています。各バス停にも地図が貼ってあるので見てみると良いでしょう!
ロンドンのナイトバスは24時間!
Struggling with finding a bus on #TubeStrike day? Check out FREE iPhone app to view London buses live on a map! https://t.co/b8jfxZQKBk pic.twitter.com/GyNvXun46u
— London Live Bus Map (@LiveBusMap) January 9, 2017
地図にはストリート名、バス停、番号、駅名などが記載されているので同じ番号を目で追っていけば、その番号のバスがどのルートを通っているのかがわかります。自分のよく行くルートを通るバスの番号は覚えておくと良いでしょう。ロンドンのバスは24時間運行していてナイトバスもありますが通常のマップとは別なので注意を。
ロンドンでは運転手に合図を
ロンドンバスの乗り方:1. 乗りたいバスの路線番号を見つけたらバス停で待機。2.バスに乗り込み黄色マークにオイスターカードをピッ!(乗る時だけでOK) 3.降りたい停留所でSTOPボタンをポチ。 4. 中央ドア横で降車待機。ドアはすぐ閉まるので気をつけて!#Miz #RL2017 pic.twitter.com/Nc2LSglWW0
— 妄想ロンドン会議 (@mosolondon) January 27, 2017
一般のバス停留所はBus Stopといわれ行き先の場所と停車するバスの番号が看板に載っています。水色の部分は停車するナイトバスの番号。Request Stopといわれるバス停は降りる人と乗る人がいる時のみ停車。待っている列の人と同じルートを通るとは限らないので、乗る際は手を真横に出して運転手に知らせましょう。
ロンドンのバスの料金と券
ロンドンでのバス券の買い方
運転手から直接券を買ったり停留所にある販売機で回数券を購入できますが値段が高く紙幣が使えずお釣りが出ません。交通機関をよく使うなら駅の窓口で購入できるトラベルカードやオイスターカード購入が良いでしょう。現金で運転手に直接支払った場合の料金は£2.30。区間や路線の長短に関わらず1回乗ったら料金が発生します。
ロンドン全交通機関で使えるカード
オイスターカードはデポジットと呼ばれる、前金が購入時にかかりますが、ICであるオイスターカード利用の場合のバス料金は1乗車につき£1.35しかかかりません。ロンドンのバスに何回乗っても、その日の上限額は£4.40しか取られないという地下鉄乗車時と同じ特典もあります。乗車4度目から割引運賃になり5度目は無料です。
ロンドンでバス停を探してみよう
ロンドンバスの利用や乗り換えがぐぐぐっと便利に!どの国の人でもわかりやすくなるので、観光にも使いやすくなるようです。また来年開業の地下鉄も大気汚染対策に一役 https://t.co/dlw1gdgePn #ロンドンバス#バス停#乗り換え#地下鉄 pic.twitter.com/3V7I3v2VLI
— 貸切バスの達人 (@bustatsu) June 21, 2017
自分がどこへ行くか決めたらバス停を探します。都心部にはあちこちにバスが走っているのでそのバスが向かう先の通りにバス停があります。現在地から1番近い場所を探します。バス停にあるバスマップの路線図内の赤丸と白字アルファベットは該当のバスが出るバス停を表しバス停に立つポールてっぺんのアルファベットがそれです。
ロンドンで目的地にあったバス停を見つけたら
バス停をまちがえないよう注意
念のために自分のいるバス停が合っているかどうか確かめます。一緒に待っている人か運転手に聞いて確かめる事もできます。バス停のポールには行き先別の時刻表や所要時間などが記されているので、確認すると良いでしょう。オイスターもトラベルカードもない、という人はこのタイミングで切符を自動販売機で買いましょう。
ロンドンバス乗車時の注意
New report urges mayor to improve safety on London buses. 25 dead & 12,000 injured in two years. https://t.co/jq2noK4yML
— brixton hatter (@BrixtonHatter) July 17, 2017
乗り方はまずバスが来たら前ドアから乗り後方から下車しますが、バスによって後ろにもICリーダー付きのものがあります。お年寄りや障害者、ベビーカーは必ず先に載せ席や空間を譲りましょう!運転席の横にあるオイスターリーダーにカードをかざし、トラベルカードや先に購入したチケットを持っている人は運転手に提示します。
ロンドン特有の荒い運転に注意
バスや運転手によっては現金では乗せられないという人や、かなりのスピードを出し急ブレーキをかける運転手も多いので乗車したら必ずどこかに捕まるか怪我をしないように注意して下さい。2階が満席の場合も通路や階段で立ってはいけないというのも乗り方の基本です。降りる際はボタンですぐに知らせましょう。
ロンドンのバス停で目的地が路線図にない場合
乗り継ぎの案内は無いので注意
ガイドに書かれているバス番号は合っているのに、行きたい地名が路線図にないという場合は運転手に尋ねるか、改めてロンドンの地図などと照らし合わせて方向を確認しましょう。路線図にはバスからバスへの乗り継ぎを想定したルートがないので見つからなければ地下鉄を利用又は交通局のサイトで乗り継ぎ方法を見てみましょう。
ロンドンの交通局を知っておくと便利
Red #London buses #travel past St Paul's Cathedral. #photography pic.twitter.com/e3Tp6OwRyc
— Richard Eaton (@WorldCityPhotog) July 9, 2017
ロンドンの交通局は、Transport for Londonを略してTfLといいますが問い合わせ番号を知っておくと何かと便利です。7222-1234に電話をするとバスや地下鉄、郊外への鉄道などを使って目的地へ行く方法や始発・終電の時間を教えてくれるのでストライキや運休にも対応できると思います。
ロンドンの旧式ダブルデッカーバスに乗りたい
普段とは違うバスで観光
名物2階建てダブルデッカーの中でもルートマスターと呼ばれる旧タイプのバスは、2005年12月に引退しました。ただし、ルート9とルート15は、ヘリテージルートに指定され、毎日9時30分から18時30分の間新型に混じって走っています。料金は通常のバスと同じ、後方から乗り降りするようになっていますがドアがありません。
ロンドンでは無茶をしても自己責任
New artwork for sale! - "London Buses" - https://t.co/samPydyRUB @fineartamerica pic.twitter.com/08L3jEJ3wr
— MNewmanPhotography (@mnewmanphotos) July 8, 2017
雰囲気はクラシカルで、この他にも観光バスやイベントに使用されるバスは様々な柄やロゴ、色があって楽しめます。日本でも原宿や渋谷をロンドンのパーティーバスが走っていますね。ここでは停留所がなくてもバスが止まりさえすれば乗り降りも可能で、信号待ちしているバスや渋滞のバスに飛び乗るロンドンっ子を見かけます。
ロンドンの2階建て新式ダブルデッカーバス
アナウンスがない場合注意を
Phool Patti truck art team designed London buses to celebrate Pakistan's 70th anniversary in London.#PositivePakistan #BeautifulPakistan pic.twitter.com/cJdKEVazRb
— Fizzah Khan Ghouri (@imfizzahkhan_) July 11, 2017
経費削減のために考案された、ワンマンカー。乗り方は前乗り・後降り。前のドアから乗り込み、降りる時は赤いボタンを押す。都心部から離れると車内掲示板やアナウンスもないバスがあるので降りるところがわからない時は、着いたら教えて下さいと運転手に頼み出来るだけ近い席に座りましょう。
ドアがすぐ閉まった場合注意
London buses get an avo makeover - Capital's buses and black cabs turn green as part of first Europe-wide avoca... https://t.co/Kg33h03AbW
— Fruitnet.com (@FruitnetNews) July 13, 2017
何人から頼まれようと、忘れたりする事なくBond Street!などと叫んでくれます。降りる時はThank you の1言を忘れずに。運転中は話しかけないように注意しましょう。乗降口のドアは両方とも自動式で、運転手がボタンを押さないと開閉しませんがごくたまに早く閉められてしまう時があるので降りる事を言葉で知らせましょう。
主要スポットを網羅!観光バスツアー
オープントップバスで観光!
英国政府観光庁オンラインホームページやその他旅行会社のホームページから屋根なしのオープントップバスによる観光ツアーに申し込む事が可能です。ここでは日本語のオーディオを聞きながらロンドンの主な観光スポットを巡る事が出来ます。ロンドンの各バス停80箇所で乗り降りが自由にでき、夜の観光ツアーもあります。
乗り方・料金や観光の仕方も様々
料金は会社により上下しますが大人£28、4000円から5000円です。インターネットから申し込んだ場合割引になるところもあり、現地で購入も可能。利用日時が指定でき期間内にいつでも購入できるオープンチケットもあるようです。チケットは24時間、48時間、ナイトツアー3種類あり予定にあわせ2階建てバスで観光できます。
スムーズに観光名所を把握
所要時間はおよそ1時間30分から2時間、9カ国に対応しているコースもあります。ルートは徐行してくれる箇所と通過するだけの場所がありますが、10箇所以上を周れるので天気が良ければ気持ちよく観光出来るだけではなく大まかなロンドンの情報や地理をスムーズに把握する事ができますね。
ナイトバスの乗り方
24hour serviceのサインをチェック
深夜0時を過ぎるとロンドンの街をナイトバスが運行し始めます。ダブルデッカーがナイトバス用のルートを走り、バスナンバーの前にNの表示がつきます。1時間に1本程度ですが、金・土曜は20〜30分に1本くらいの割合です。劇場やパブ、映画館も遅くまで運営していてクラブの多い地区もあるので中心部を起点にバスが出ます。
夜のロンドンを満喫
ナイトバスではトラベルカードも使用出来ますがデイトラベルやワンデートラベルだと乗車時間の期限は4時30分までです。少ないルート数で昼間のバスルートを出来るだけカバーする必要があるため少々遠回りになるかもしれませんがロンドンのナイトライフを楽しむ人達にとってはこれほど強い味方はないでしょう。
2階建てバスの窓から新しい発見を
タウン・ウォッチングに最適なロンドンのダブルデッカーバスの乗り方と様々なバス達をご紹介してきました。交通手段という枠を超えロンドンの人々はバスを結婚式やパーティーの移動手段に使用したり、装飾をし仲間達とアフタヌーンティーを楽しんだりするのです。ロンドンを訪れた際は景色や違い、発見を楽しんでください!
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