トスカーナ地方は観光名所が盛りだくさん！ワインの産地でもあり！

トスカーナ地方には、ルネッサンス芸術と花の都フィレンツェ、ワイナリー等が多く集まる田園風景等の美しい景観を持つ素晴しい地域ガ在ります。多くの世界遺産や歴史的、芸術的建造物等が集まるフィレンツェや、その他の地域からお勧めの観光スポットをご紹介して行きたいと思います。

花の都とも言われる美しいフィレンツェには、様々な見所の観光スポットが沢山溢れています。フィレンツェの街そのものが世界遺産に認定されている程素晴しく、『屋根のない博物館』とまで称されています。街に建ち並ぶ全ての建造物が、博物館に並んでいる価値のある作品に見えて来る様です。どれ程の時間をかけて造られたのだろうと感心する建物が一杯です。

先ずはフィレンツェを代表する大聖堂（ドゥオモ）の、圧倒的な装飾の美しさに驚かされます。カラフルな、外観はイタリアらしさを感じさせますね。フィレンツェの地域全体が世界遺産なので、この大聖堂は勿論世界遺産と言う事になりますね。クーポラやジョットの鐘への列と、間違わない様に確認した方が良いと思います。

大聖堂のファサードは、繊細な装飾が施されとても見応えがあります。ファサードとは英語のフェイスに当たる言葉で、建造物の格式や性質を表す物となります。街並みの景観にも影響を与えるので、重要なデザインとなります。サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂のファサードは繊細な花の模様が施されてとても美しいですね。

大聖堂のクーポラへの入場は、2016年11月から完全予約制になっています。大聖堂のチケットを持っていてもクーポラには入れませんので、事前にネット等で予約を済ませて置いて下さい。ちなみにクーポラとは英語でのドームと言う意味です。クーポラの外観は、フィレンツェの街の象徴ともなっています。この八角形のドーム型は、とても目を惹きますね。

大聖堂の直ぐ側には、11世紀に建てられた八角形のサン・ジョバンニ洗礼堂があります。中世には、ここで多くの人々が洗礼を受けた神聖な場所です。14から15世紀には、3つの門が取り付けられました。東門のレリーフの美しさに、ミケランジェロが感動し『天国の門』と賞賛したと言われています。白と黒のコントラストが目を惹きとても美しいです。

大聖堂の脇に建てられているのは、ジョットの鐘楼で高さは約84メートルも有ります。赤、白、緑の大理石で造られゴシック様式で建てられています。鐘楼には登る事が出来るので、高い所から観るフィレンツェの街の絶景を楽しむ事が出来ます。ぜひフィレンツェの街へ行かれたら、鐘楼の上に登ってみて下さいね。きっと一生心に残る景色を見る事が出来ると思います。

ヴェッキオ宮殿は、かつてフィレンツェ共和国があった頃の中央政庁があった場所です。そのままの名残で現在も市役所が置かれています。中世からの建物で現在も姿勢が行われているなんて、歴史的ロマンを感じますね。トム・ハンクス主演の映画『インフェルノ』の舞台にもなった場所です。映画で使用された、ダンテのデスマスクも観る事が出来ます。

五百人広間の天井や壁一面のルネッサンスの画家達によって描かれたフラスコ画は、世界で一番大きいそうで観る人を驚かす程の大迫力です。これは一見の価値があると思いますので、是非フィレンツェの街へ行かれたら立ち寄ってみて下さいね。様々なルネッサンスの彫刻や絵画も展示されているので、楽しんで観覧する事が出来ます。

ダヴィデ像のレプリカが建っているミケランジェロ広場は、イタリア・フィレンツェの街を眺める絶好のスポットです。ミケランジェロ広場からの眺めは、最高に美しく特に夜景はため息が出る程に美しいです。夜はとてもロマンティックな雰囲気に包まれます。人が少なかったらいう事ないんでしょうけど、それは仕方ないですね。

ミケランジェロ広場からは、はっきりと「サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂」や「ジョットの鐘楼」、「クーポラ」が確認出来ます。クーポラの八角形のドームはより雰囲気をロマンティックにしていますね。夜景の美しさは、いかばかりかと思います。ルネッサンス時代の人々も、こうして丘の上からフィレンツェの街を眺めたのでしょうか。

ウフィツィ美術館は、イタリア・メディチ家の歴代アートコレクションを所蔵している美術館です。ルネッサンスの絵画が数多く収蔵されているので、ルネッサンス美術に興味のある方にはお勧めの美術館です。近代的な美術館としては、最も歴史のある美術館です。イタリア国内では、収蔵品の質や量が最も素晴しいと言われています。

展示物は約2500点にも登り、古代ローマからの彫刻やレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ等芸術の巨匠の作品を観る事が出来ます。ルネッサンス時代の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチや、ミケランジェロ等の絵画を豊富に観る事が出来ます。ゴシック時代やバロック時代、ロココ時代の絵画も展示されています。とても見応えのある美術館です。

アカデミア美術館は、フィレンツェ美術学校の付属の美術館です。ミケランジェロの『ダヴィデ像』が観れると言う事で有名な美術館です。ミケランジェロ広場で観れるダヴィデ像はレプリカで、こちらに有るのが正真正銘のダヴィデ像と言う事です。元々はシニョーリア広場に建っていた物を、天候等からの損傷を防ぐ為に1873年にアカデミア美術館に移したのだそうです。

ダヴィデ像が展示されているホールへ行く途中には、ミケランジェロの未完成の作品4体の『奴隷像』が展示されているそうです。美術館にはメディチ家の数多くのコレクションが展示されていて見応えがあります。美術学校の美術館だけあって、数多くのデッサン用の彫刻モデルが置かれています。ぜひフィレンツェの街へ行かれたら立ち寄ってみて下さいね。

オルチャ渓谷は素晴しい景観を持ち、ルネッサンスの時代から多くの芸術家に愛され続けた土地であり伝承して行く価値のある風景です。そう言う事からも、2004年にユネスコの世界遺産に認定されています。何処までも広がる緩やかな丘陵地帯に、イタリア独特の糸杉が印象的な風景です。農家や宿、修道院などとマッチして、それは美しい幻想的な風景です。

昔トスカーナ地方のこの辺りは耕作に向かない土壌でしたが、300年の年月をかけて改良が施され、今ではワイン造り用のブドウ畑が広がる豊かな土地になっています。オルチャ渓谷の中にピエンツァと言う町があり、その町の丘の上から風景を見下ろすと息を呑む様な絶景が広がります。この様な風景を眺めながら美味しいお料理など頂けたら最高ですね。

トスカーナ地方ピサのドゥオモ広場には、有名なピサの斜塔と一緒に大聖堂（ドゥオモ）や洗礼堂等を観る事が出来ます。中世の建造物が並んで建っている景観は、とても見応えがあります。こちらも是非とも訪れたい観光スポットですね。ピサはガリレオ・ガリレイの故郷で、旧市街の方へ行くと彼の生家なども有ります。

モンタルチーノの町は、オルチア渓谷を始めとする渓谷に挟まれた丘の上にある小さな町です。辺りは美しい田園地帯の丘陵が広がる、イタリアでも指折りの絶景が楽しめる地方です。町には中世の頃に建てられた大聖堂や要塞等、見どころも沢山あります。要塞にはシエナ共和国時代の旗が今でも掲げられています。赤ワイン『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』で有名です。

モンタルチーノと言えば、ワイン好きには有名過ぎる位有名な町です。丘の上から辺りを見渡すと、あちこちにブドウ畑が広がっています。丁度収穫時期に訪れると、たわわに実ったブドウの実を見る事が出来ます。町にはワイナリーも有るので、試飲や美味しいイタリア料理と合わせたツアー等も沢山組まれています。美味しいイタリア料理とワイン、最高ですね。

トスカーナ地方モンタルチーノには、美味しいワインや料理を食べさせてくれるワイナリーやレストランが沢山あります。日本とは違いイタリア料理、ベジタリアン料理、ビーガン料理など、様々な食のスタイルに応えてくれるお店が多いです。ここまでやって来たなら、やはりワイン『ブルネッロ・デイ・モンタルチーノ』は是非頂いて帰って下さいね。

トスカーナ地方のフィレンツェ、ピサ、郊外のモンタルチーノ、等の観光名所をご紹介して来ましたが如何でしたでしょうか。屋根のない博物館と呼ばれるフィレンツェの街はとても見応えがあります。郊外へ足を延ばせば、美しい田園風景と美しい杉並木の風景が広がります。そこにはブドウ畑やワイナリ―があり、一層イタリアの旅を満喫する事が出来ますね。