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イタリア・オルヴィエートの見どころ!ワインの産地でも有名な丘上都市!

イタリア・オルヴィエートの見どころ!ワインの産地でも有名な丘上都市!
投稿日: 2017年8月9日最終更新日: 2020年10月7日

イタリアの地方都市「オルヴィエート」は、「世界一美しい丘上都市」として有名です。ワインの産地としても知られ、たくさんの見どころを持つオルヴィエートは旅行先にぴったり。イタリアの地方都市オルヴィエートの、魅力や見どころなど観光情報をまとめました。

丘上都市「オルヴィエート」を旅行しよう!見出し

イタリアの地方都市「オルヴィエート」を知っていますか。日本ではあまり知られていませんが、イタリアのオルヴィエートの街は「世界一美しい丘上都市」として有名です。ワインの産地としても知られ、たくさんの見どころを持つオルヴィエートは旅行先にぴったり。イタリアの地方都市オルヴィエートの、魅力や見どころなど観光情報をまとめました。

世界一美しい丘上都市「オルヴィエート」とは?見出し

「世界一美しい丘上都市」と呼ばれるイタリアのオルヴィエートは、一体どのような都市なのでしょうか。オルヴィエートの街は、凝灰岩の上にそびえ立っている、イタリアの都市の中でもとても特徴的な街の一つです。丘上都市であるオルヴィエートの景観は大変素晴らしく、丘の上の中央には大きく美しい大聖堂が堂々とその姿を構えています。

オルヴィエートの街は、大地から隆起して凝灰岩で作られた自然の城壁に囲まれています。この独特で美しい風景をはじめ、古代エトルリア時代に隆盛を栄えたという歴史、中世の面影が残る街並み、そしてなんといっても「ゴシック建築の宝石」とも呼ばれる「ドゥオーモ」の存在が、オルヴィエートの街を世界的に有名な街へと導きました。

オルヴィエートは城壁に囲まれた街見出し

オルヴィエートの街に高くそびえ立っている岸壁は、何世紀もの長い間、この街を周りの世界から切り離してきました。そして街の歴史、人々の歴史、遺跡を守ってきたのです。崖の端での建設は禁じられてきたため、建物は全て街の中心部に集まっています。秋から冬にかけてはこの崖に霧が立ち込み、雲の上に浮いた「天空の城」のような絶景が見られます。

オルヴィエートの街の人口は約4万人ほど。城壁に囲まれたオルヴィエートの街には、新たな住居建築が禁止されています。そのため、現在は「オルヴィエート・スカーロ」と呼ばれる崖下の町が新しい住居地区となっています。街全体が丘の上にあるオルヴィエートは、自然の城壁に囲まれているためとても治安がよく、夜でも安心して出かけられます。

オルヴィエートおすすめ観光1:ドゥオーモ見出し

オルヴィエートを旅行するなら、絶対に観光するべきなのがこちら「ドゥオーモ(Duomo)」です。ドゥオーモはオルヴィエートの街のシンボル的な存在でもあり、「ロマネスク・ゴシック建築の宝石」と称されるほど貴重で有名な大聖堂です。1290年に着手されたドゥオーモは、なんと3世紀もの長い年月をかけ、多くの人の手によって完成されました。

ドゥオーモの建築には、建築家30人以上、彫刻家150人以上、画家60人以上、モザイク師90人以上という大変多くの人が関わりました。3世紀という時代を超え、たくさんの人々の思いが込められて造られた大聖堂なのです。空高くそびえる塔や太陽の光で輝く鮮やかなモザイク、そして縦のラインのファザードなど、ついつい見とれてしまうような美しさです。

オルヴィエートおすすめ観光2:サン・ブリツィオ礼拝堂見出し

ドゥオーモ内の「サン・ブリツィオ礼拝堂(Cappella di San Brizio nel Duomo)」もおすすめです。サン・ブリツィオ礼拝堂では、ルネッサンス時代の代表的な作品の中でも群を抜くフレスコ画を見ることができます。これらの作品群は、ルカ・シニョレッリ(LucaSignorelli)の手によって完成されました。荘厳で魅力的な美しさを誇っています。

作品群を最終的に完成させたのはルカ・シニョレッリですが、元々はフラ・アンジェリコ(Fra’ Angelico)がベノッツォ・ゴッツォリ(Benozzo Gozzoli)の協力を得て制作が開始されたそうです。ドゥオーモ内部の後陣にあるフレスコ画をはじめ、ジェンティーレ・ファブリアーノ(Gentile Fabriano)の「子供を抱く聖母」もおすすめです。

オルヴィエートおすすめ観光3:「最後の審判」の壁画連作見出し

ドゥオーモ内のサン・ブリツィオ礼拝堂では「最後の審判」の壁画連作を見ることができます。オルヴィエート観光の見どころとして有名な、ルカ・シニョレッリの代表作である「最後の審判」を題材とした壁画連作です。かの有名なミケランジェロに影響を与えたというシニョレッリの裸体表現は、彫刻的な力強さが印象的で見る者は圧倒されます。

地獄(L’inferno)をリアルに描いた「罪されし者を地獄へ追いやる天使-Il Figlio dell’ uomo mandera i suoi angeli」や、穏やかな天国を描いた「天国-Il paradiso」の対照的なフレスコ画は一見の価値ありです。ドゥオーモ内のサン・ブリツィオ礼拝堂を見学する際はぜひ、この「最後の審判」を題材とした壁画連作に注目してみてくださいね。

オルヴィエートおすすめ観光4:シニョーリ・セッテ宮見出し

オルヴィエートを旅行するなら「シニョーリ・セッテ宮とモーロの塔(Palazzo dei Signori e Torre del Moro)」にも立ち寄ってみてください。このシニョーリ・セッテ宮は、展示会や博覧会の拠点とされている宮殿です。13世紀に建てられ、7人の行政官の本部として機能し、長い間多くのローマ教皇の住居としても利用されてきました。

シニョーリ・セッテ宮と同時代に起源するモーロの塔からは、大変素晴らしい景色を眺めることができます。シニョーリ・セッテ宮を訪れる際は、モーロの塔も併せてチェックしておきましょう。また、シニョーリ・セッテ宮とモーロの塔周辺には、陶磁器屋さんやアクセサリー・雑貨屋さんなど、ショッピングを楽しめるスポットも充実しています。

オルヴィエートおすすめ観光5:サント・アンドレア教会見出し

「サント・アンドレア教会(Chiesa di Sant’Andrea)」もオルヴィエートでおすすめの観光スポットです。サント・アンドレア教会は、柱廊と12角形の鐘楼がある15世紀に建てられた教会です。ロマネスク・ゴシック様式の建物が特徴です。発見された教会の地下室では、ヴィッラノーヴァ時代から中世にかけての構造と出土品が見つかったそうです。

サント・アンドレア教会は、16世紀のルネッサンスにイッポリト・スカルツァによって一部改修されました。13世紀のロマネスク様式を残すこの建物は、現在は市役所として使われ機能しています。サント・アンドレア教会の正面部分には、ルネッサンス様式の未完成の部分が未だに残されています。サント・アンドレア教会で中世の歴史を感じましょう。

オルヴィエートおすすめ観光6:旧市街見出し

オルヴィエートの街は、現在でも中世の姿が忠実に残されているのが特徴です。特に、オルヴィエートの街の中心部に当たる「レプッブリカ広場(Piazza della Repubblica)」の北西にある地区は、12世紀から13世紀の建物が今も多く残されています。曲がりくねった複雑な小道やアーチ、凝灰岩や玄武岩で出来た不規則な形の街並みが特徴的です。

オルヴィエートの旧市街があるこの地区には、オルヴィエートで最も古い教会といわれる「サン・ジョベナーレ教会」も位置しています。サン・ジョベナーレ教会前の広場からは、城壁外の小高い丘々を望むことができ、オルヴィエート最高のビューポイントとしても知られています。オルヴィエート最古のサン・ジョベナーレ教会も併せて訪れてみてください。

オルヴィエートおすすめ観光7:ミシュラン星付きレストラン見出し

オルヴィエートの街はワインの産地としても有名です。美味しいワインを味わうなら、ミシュランの星付きレストランがおすすめです。「リストランテ・イ・セッテ・コンソリ(Ristorante I sette Consoli)」では、オルヴィエートの絶品伝統料理と美味しいワインを頂くことができます。シンプルな内装で、品の良い雰囲気が漂うレストランです。

オルヴィエートの美味しい伝統料理と併せておすすめしたいのが、オルヴィエートの特産品で最も有名な白ワインです。「オルビエート・クラッシコ」という白ワインは特におすすめです。実はこのワイン、かつて教皇達のお気に入りのワインだったとも言われているんです。オルヴィエート旅行の際は、伝統料理と美味しいワインも堪能しましょう。

イタリア旅行ならオルヴィエート観光で決まり!見出し

いかがでしたでしょうか。イタリアの地方都市「世界一美しい丘上都市」と呼ばれるオルヴィエートの魅力や見どころなど、オルヴィエートの観光情報をまとめてご紹介しました。数々の有名な観光スポットはもちろん、美味しいワインも楽しめるなど訪れるべき魅力が満載です。イタリア旅行の際は、ぜひオルヴィエートの街も観光してみてくださいね。

投稿日: 2017年8月9日最終更新日: 2020年10月7日

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