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京都の苔寺ってどんなところ?アクセスや拝観の申し込み方法などご紹介

京都の苔寺ってどんなところ?アクセスや拝観の申し込み方法などご紹介
投稿日: 2017年7月18日最終更新日: 2020年10月7日

京都には多くの寺院があります。その中の一つに「苔寺」として親しまれている「西芳寺」があります。なぜ「苔寺」と呼ばれるようになったのでしょうか。「苔寺(西芳寺)」の申し込み方法や拝観料、アクセスなど観光情報を合わせて紹介します。

京都!苔寺へ行ってみよう見出し

多くの寺院がある京都の一つに「苔寺」と呼ばれて親しまれている「西芳寺」があります。苔が満喫できる寺として大変人気があります。苔に見頃はあるのでしょうか。「苔寺(西芳寺)」の申し込み方法や拝観料、アクセスなどの観光情報を合わせて紹介します。

京都!苔寺とはどのようなところでしょう見出し

「苔寺」の通称で良く知られている寺は、正式な名称を「西芳寺」と言います。「苔寺(西芳寺)」は京都市西京区にあり、山号を洪隠山と称する臨済宗の寺です。「西芳寺」は「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。「苔寺」の「苔」で有名な庭園は「特別名勝、史跡」として指定されています。日本独特の侘びさびを満喫できる場所として人気があります。事前申し込み制で見学をすることができます。

「苔寺(西芳寺)」には約120種類とも言われているほど多くの種類の苔があります。西芳寺が「苔寺」と呼ばれるようになったのは、江戸時代以降とされています。「苔寺(西芳寺)」は元々地下水位が高くてすぐ近くには川が流れていて湿地であったと言われています。そこに洪水が起こり、寺が荒廃して苔に覆われるようになりました。それがそのまま放置されたことから「苔」が豊富で満喫できる場所となりました。

京都!苔寺の歴史見出し

「苔寺(西芳寺)」のある場所には飛鳥時代には第31代用明天皇の皇子である「聖徳太子」の別荘があったとされていました。聖徳太子が作ったと言われる「阿弥陀如来像」が祀られていました。その後、奈良時代になり「行基」が別荘から寺へと変えました。当時は「西方寺」とされました。その後荒廃と再興を繰り返し、安土桃山時代には織田信長が再建を命じました。

江戸時代に入ると寛永年間と元禄年間の2度の洪水に見舞われます。ここから苔が覆われ始めました。 幕末(1862年)には公卿の「岩倉具視」が一時隠棲した場所としても知られています。近年ではアップルの創業者の「スティーブ・ジョブズ」がお忍びで家族とともに「苔寺(西芳寺)」を訪れて風情を満喫したということでも有名です。

京都!苔寺の庭園見出し

「苔寺(西芳寺)」の東側にある庭園は「夢窓疎石」の作庭と言われています。上下の二段階構えの作りとなっていて、上段は枯山水の庭、下段は黄金池を中心とした池泉回遊式庭園となっています。池には3つの島があり、亭があり、大変風情の感じられるところです。「苔寺(西芳寺)」の庭として良く知られている「苔」を見ることができるのは回遊式庭園の周辺です。

京都!苔寺の「苔」はどのような種類がある?見出し

「苔寺(西芳寺)」には約120種類もの苔があるとされています。数多くの苔が苔寺で満喫できる理由としては、寺の庭園を覆う木々が蓋になって湿気を逃さずに保たれていること、それらの木々が直射日光を遮ることによって苔に木漏れ日があたること、一日の中でも光の射し方がさまざまに変化して苔に長時間太陽の光が強く注がないこと、などの条件があるとされています。見頃の時期には豊かな緑色を見ることができます。

「苔寺(西芳寺)」の苔には多くの種類があります。庭園を構成している岩の上には乾燥に強いと言われている「ハイゴケ」、じめじめとした場所には「ジャゴケ」、庭園の木のスギの根もとには「シラガゴケ」、池の際には水辺を好む「ミズゴケ」などです。それぞれの苔がそれぞれ好む環境で少しずつ微妙に取り混ざりながらいろいろな苔が多様な景観を作り、苔庭を満喫できるようになっているのです。

京都!苔寺の「苔」の見頃はいつ?見出し

「苔寺(西芳寺)」では一年中苔の庭を楽しむことができます。その中でも苔の一番の見頃は「梅雨」の時期、5月から6月頃です。苔は雨が降ることによって成長しますし、雨が降った後の苔は生き生きとした緑色で大変見ごたえがあります。見頃の時期には苔にしずくがついて輝くのを見ることができます。見頃の時期は多くの予約があるので、早めに行動することが大切です。

京都!苔寺の拝観方法見出し

「苔寺(西芳寺)」は以前は誰もが自由に拝観ができる寺の一つでした。しかし、昭和52年(1977年)からは往復はがきによる事前申し込みの拝観のみとなりました。拝観の時には住職の説法、般若心経の唱和、写経などの宗教行事への参加をすることが必須となっています。写経用に細筆(筆ペン)などの持参が必要なので、忘れないようにしましょう。それらを含め、拝観時間は90分ほどを考えておくと良いでしょう。

拝観の予約申し込みをするためには往復はがきに、①拝観の希望日②拝観人数③代表者の住所、氏名、電話番号を明記して、拝観希望日の1週間前までに必着で送付する必要があります。送付先は「〒615-8286 京都市西京区松尾神ヶ谷町56 西芳寺参拝係」です。希望日は念のため第二希望まで書いておくと良いでしょう。

拝観希望日に予約ができたら「苔寺(西芳寺)」から返信はがきが届きます。これが参拝証となるので、大切に保管しましょう。また、拝観の時間を指定することはできないので、参拝証に記載された時間を基に当日のスケジュールを組むことが大切です。予約申し込みは希望日の2ヶ月前からできるので、観光客が多い時期や苔の見頃の時期、紅葉とのコラボの見頃の時期などは早めに申し込みをすることが重要です。

京都!苔寺の拝観料見出し

「苔寺(西芳寺)」の拝観料(冥加料)は3000円となっています。ここには写経などの代金も含まれています。その他にも御朱印を500円で書いてもらうこともできるので、集めている人は事前に準備をして拝観料を納めるときに渡しておくと良いでしょう。「苔寺(西芳寺)」の御朱印は2ページに渡るので、見開きで開けておくと良いです。また、書いてある御朱印を購入することもできます。

京都!苔寺へのアクセス方法見出し

「苔寺(西芳寺)」へアクセスするには京都駅から京都バスの73系統、または83系統のバスに乗ります。そして、終点である「苔寺 鈴虫寺バス停」で降りて徒歩約3分でアクセスすることができます。車でアクセスする場合は「苔寺(西芳寺)」には駐車場がないので、近隣のコインパーキングなどを利用してアクセスすると良いでしょう。

京都!苔寺の観光は難しい!?見出し

「苔寺(西芳寺)」は日本国内・海外から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。拝観するためには完全申し込み制なので、最も観光が難しい世界遺産の一つでもあるとされています。しかし、一面を素晴らしい苔で覆われた庭園は見ごたえ抜群で、日本の風情や侘びさびを満喫できるところでもあるので、是非行くことをおすすめします。

京都!苔寺の本堂見出し

「苔寺(西芳寺)」の本堂は「西来堂」とも呼ばれ、1969年の建築とされています。本尊である阿弥陀如来が安置されていて、本堂の襖絵は「堂本印象」が描いたものです。拝観時に行う写経はここで行われます。

京都!苔寺の湘南亭見出し

「苔寺(西芳寺)」の「湘南亭」は国の重要文化財に指定されている茶室です。「苔寺(西芳寺)」で最も古い建物です。池泉回遊式庭園の中にあり、夢窓疎石の時代に建てられましたが、荒廃していたところを、千利休の次男である「千少庵」により再興されたと伝えられています。明るくて開放的な特徴がある茶室であり、「岩倉具視」はこの茶室にかくまわれていたとされています。

京都!苔寺の周辺観光1「鈴虫寺(華厳寺)」見出し

「苔寺(西芳寺)」を訪れたなら、合わせて訪れたいのがすぐ近くにある「鈴虫寺(華厳寺)」です。一年中鈴虫の素敵な音色を楽しむことができる寺です。ここは願いを叶えてくれるお地蔵様があるとして大変人気のあるところです。本堂で説法を聞き、黄色の「幸福御守」を受け、石段の横の山門脇にあるわらじを履いた「幸福地蔵」にお願いごとをすると一つ叶えてくれると言われています。

京都!苔寺の周辺観光2「苔乃茶屋」見出し

「苔寺(西芳寺)」のすぐ前にあるのが美味しい蕎麦が食べれるとして人気の「苔乃茶屋」です。ここのおすすめ人気メニューは苔寺の苔を青のりがイメージさせ、出汁がよくきいた「門前とろろそば」です。ぜんざいやアイスクリームなどの甘味も人気であり、「苔寺(西芳寺)」を満喫した後はここでゆっくりと美味しいものを食べながらくつろぐのも良いでしょう。

京都!苔寺観光のおすすめ見出し

京都には多くの有名な寺院や観光スポット、歴史的な場所があります。「苔寺(西芳寺)」もその一つであり、静かな場所で侘びさびを満喫できるとして大変人気の観光地です。事前申し込み制なので、拝観を希望するときには往復はがきで申し込みをしましょう。苔が心を癒してくれる大変おすすめの寺です。季節によって感じる空気・表情が変わるので、季節を変えて、時間を変えて行ってみることをおすすめします。

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投稿日: 2017年7月18日最終更新日: 2020年10月7日

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