ディジョン観光の見どころやアクセス！ブルゴーニュ地方の美食の街！

「ディジョン」は、中世建築の建物の中に、木組みの建物、ルネッサンス建築の建物も見られ、他の都市では感じる事が出来ない空気を感じる事が出来る町です。また、フランスのブルゴーニュ地方にあたり、ワインと美食を求めて来る人たちの玄関口となっています。沢山の歴史ある見どころや美食をご紹介します!

日本からディジョンへのアクセス方法は、東京は「成田国際空港」や「羽田空港」からパリの「シャルル・ド・ゴール国際空港」へ直行便が出ていて、約13時間で到着します。飛行機なので到着時間は前後しますが、時刻表では、羽田空港の方が5分早く到着する予定です。

大阪「関西国際空港」からも直行便が出ています。約13時間でパリに到着します。他県からは、まず大阪や東京へ行ってから直行便に乗るか、経由便を利用します。経由便を利用すると、福岡、札幌、名古屋から約15時間でパリにアクセスする事が出来ます。

パリの「シャルル・ド・ゴール国際空港」からは、ブルゴーニュ地方のディジョン(Dijon)へ、1時間40分で到着する直通のフランス新幹線(TGV)を利用します。しかし1日1本。時間等は、フランス国鉄(SNCF)のHPで確認出来ます。

もし直行新幹線が無理な時は、一旦パリ市内へアクセスする必要があります。シャトルバス(Roissy Bus)が出ていますが、早朝は、電車移動になります。シャルル・ド・ゴール2駅(Charles de Gaulle2)からリヨン駅(Gare de Lyon)を目指します。

バス以外は、新幹線(TGV)と地下鉄でアクセスするか、パリ高速鉄道(RER)でアクセスするかです。ただし、空港は広いので、事前に場所などを調べておくとスムーズです。また、朝早すぎると切符販売機でしか買えません。フランス語ばかり、しかもコインしか使えなかったりするので、事前準備が必要です。

リヨン駅からディジョンへアクセス方法は、フランス新幹線(TGV)に乗ると約2時間で到着します。新幹線は全席予約制で、ファーストクラスとセカンドクラスがあります。切符の刻印付け作業(コンポステ)をする事が大切です。黄色の機械がどこかにあるので探しましょう。

ディジョンの駅を出るとトラムの駅があります。せっかくディジョンに居るなら、このトラムに1回は乗りたいものです。深夜まで運行していて、よく利用されています。バス内よりもトラム内の方が治安が良いです。

トラムに乗るのもおすすめですが、散策しながら歩くのもおすすです。そして、その散策には、「ディジョン フクロウの道案内」という冊子がおすすめです!観光局に売っています。観光局には、セグウェイツアーやワイナリーツアーなどもありますので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

石畳には、フクロウマークをよくみかけます。これは、フクロウの道案内の冊子にも載っていますが、この矢印にそって歩けば、迷うことなく観光する事が出来ますので、冊子と共にこれを目印に観光するのはおすすめです。

ディジョンの観光スポットの教会や裁判所、郵便局、お店が入っているビルなどの建物は、ゴシック建築が多く見られます。石畳にゴシック建築で、中世にタイムスリップしたような感覚に襲われます。

大公宮殿の北側に行くとディジョン旧市街があり、見どころが沢山あります。そこに入っていくと、中世面影が残る美しい木組みの建物が建っています。よく見ると、軒下には、ユーモラスな中世の怪物の姿が見られることがあります。

ディジョンでは、中世な街並みの中に、ブルゴーニュ地方には多いカラフルな幾何学模様の屋根を持つ建物もたまに見られます。このカラフルなモザイク屋根は、イタリアのルネサンス様式の建物です。

石の町や中世の町と言われていますが、公園や広場も多く、町は花で飾られている素敵な町です。季節によっては、咲きほこった花々をバックに中世の建物の素晴らしい景色を見る事が出来ます。

駅からマレシャルフォッシュ通りをまっすぐ進むと、ディジョンで初めて作られた庭園「ダルシー庭園」があります。アンリーダルシーが町に水を引くために貯水池とこの公園を作ったので、ダルシー庭園と名づけられています。ブルゴーニュ出身で有名な動物彫刻家フランソワ・ボンボンの名作シロクマのレプリカがあり、観光名所となっています。本物は美術館に飾られています。

ダルシ庭園のすぐそばには、ダルシー広場があり、奥には「ギョーム門」があります。お城の名残の門を利用し、このギョーム門が作られました。サンベニーニュ大聖堂の改革者であるギョーム・ド・ヴォルビアーノから名づけられました。この先が、メインストリートのリベルテ通りです。

お店が沢山並ぶリベルテ通りには、後ほど紹介するマスタードで有名なお店もありますので、買い物をしながら、観光を楽しむ事が出来ます。この通り沿いには「フランソワ・リュード広場」があります。この広場の中央には、ワイン産地を物語る、ブドウを踏んでるバッカス像やメリーゴーランドもあり、憩いの広場となっています。

フランソワ・リュード広場を左手に、更にリベルテ通りをまっすぐ進むと、「リベラシオン広場」が現れます。半円形の広場です。広場の中や周辺には、噴水や歴史的人物の像があります。食事を楽しむことも出来ますので、おすすめの観光スポットです。他にもたくさん広場や公園があるので、ぜひ観光してみて下さい。

ディジョンには歴史を感じさせる建物が沢山あります。その中でもフランソワ・リュード広場の目の前にある「旧ブルゴーニュ大公宮殿」は素晴らしい建物です。14世紀末にブルゴーニュ公が宮殿を改築、その後官庁になり、東側は美術ともなったブルゴーニュ公国が栄えた歴史を感じる建物で、見どころが沢山あります。

旧ブルゴーニュ大公宮殿の東側に、1799年に開館された「ディジョン美術館」。内装も見どころが沢山あり、美術品を見ながら豪華な暮らしぶりを想像する事が出来るので、おすすめです。また、フィリップ2世のお墓が「衛兵の間」に納められていて、最大の見どころとなっています。

ブルゴーニュ地方ディジョンの写真を見ると高い尖った塔が見られますが、そのほとんどは、この「ノートルダム教会」です。1250年に建てられたこの教会、ゴシック建築で建てられていて、カーゴイル、幸せのフクロウ、機械仕掛けの時計、ステンドグラスが見どころとなっています。

この壁にあるツルツルしている物は、「幸せのふくろう」。左手で触ると幸せになれると言われている有名なスポットです。長年なでられたフクロウは、原形が分からなくなるほどツルツルになっています。

ディジョンの裁判所は、ファサードの彫刻がとても素晴らしい建物です。裁判所の周りには、ディジョンの議員の方達が住んでいた立派な建物が立ち並んでいて、優雅な気分を味わう事が出来ます。周辺にもたくさんの観光名所があります。歴史を楽しみながら散策してみて下さい。

リベルテ通りからフランソワ・リュド広場近くのフランソワリュド通りに入り、どんどん進むとディジョンにある市場「マルシェ」に到着します。ここも見どころ満載です。ここは、地元の人たちの胃袋を支えています。

通年営業していますが、曜日限定で、火、木、金、土のみ営業しています。屋内市場なので、雨が降っても買い物ができると人気です。建物の鉄骨は、パリのエッフェル塔を作ったエッフェルの弟子によって作られています。

ディジョン周辺には、有名な沢山のブドウ畑が広がっています。ブルゴーニュ地方に来たなら、絶対に外せないスポットです。ブドウ畑にポツンと立つお城「シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ」は、ブルゴーニュワイン騎士団の本部になっています。

ワイン博物館として一般に公開されていますが、ディジョンの観光局で申し込む事が出来るツアーに参加すると、半日から1日、ワインツアーを楽しむ事が出来ます。個人では味わえない、ワインの神秘的な世界を楽しむ事が出来ますので、おすすめです。

ディジョンは、ワインの産地であるブルゴーニュ地方の主要都市なので、ワインに合う美味しい食べ物が沢山あり、美食の町と言われています。ブルゴーニュ地方は、トリュフの産地としても知られいますし、エスカルゴや牛肉の赤ワイン煮込みはブルゴーニュの郷土料理です。

ブルゴーニュ地方は良く知られているワインの産地。ディジョンには、料理に合った美しいワインがあります。フランスには、アペリティフという習慣があり、食事の前に、つまみと共に食前酒をいただく事で有名です。ディジョンのカシスリキュールは、とても美味しいと有名です。

ディジョンの一番の名物は、「マスタード」です。ワインに合う料理に欠かせないマスタード。ディジョンのマスタードは、ディジョン特産のワインを使って作られるので、独特な風味と辛さが特徴です。フレーバーも色々使われていて、ディジョンでしか手に入らないマスタードもあります。

マスタードで特に有名なお店は「マイユ」(La Boutique Maille)。古くからある老舗です。他のどの国、店にも負けないくらい美味しいと有名です。リベルテ通りのギョーム門とフランソワ・ リュード広場にありますので、お土産におすすめです。

地元の人たちに人気がある「ファロ」(Edmond Fallot)のマスタードも有名です。色々な味を求めて研究開発されています。厳選された食材で作るとても美味しいマスタードを食べる事が出来ます。無くても平気、でもあれば料理が何十倍にも美味しくなるマスタードは、美食の町には欠かせません。

フランスは、チーズも有名です。ワイン農家では、ワインに使うブドウを栽培している中で牛やヤギを飼っていて、チーズも作ります。ディジョンには、美食ツアーやチーズ工場見学ツアーなども企画されているので、参加してみるのはおすすめです。チーズ好きな人も新たな発見があるかもしれません。

ディジョンは、チョコレートショップも沢山あります。フランソワ・リュード広場からフォルジュ通りに入ると、目移りするほどチョコレートショップが並んでいます。ヨーロッパ特有のしっかりとした甘いチョコレートです。チョコレートをつまみながら観光もいいですし、お土産にもおすすめです。

香辛料とはちみつをたっぷりと使って作ったパンです。もともとは中国のお菓子だったようですが、十字軍の遠征で、ヨーロッパまで伝わってきました。パンのようで、パウンドケーキのようなお菓子になります。お土産にもおすすめです。

パリから2時間以内で行く事が出来、歩くだけでも中世の歴史を感じさせてくれるディジョン。嬉しいツアーが沢山あるディジョン。美食もワインも楽しむ事が出来るディジョン。ぜひディジョン観光を堪能してください。