オーストラリアの世界遺産一覧！エアーズロックなど有名なものも多数あり！

2017年現在、オーストラリアには19件の世界遺産が登録されています。その中の内訳としては、自然遺産が12件、文化遺産が3件、複合遺産が4件あります。その中には遺産を保護するために、観光客の入場を禁止しているエリアもあります。今回は、有名なエアーズロックなどを含めたオーストラリアの世界遺産を一挙ご紹介させていただきます。

オーストラリアのシドニーにある｢オペラハウス｣は、2007年に文化遺産に登録された世界遺産です。オペラハウスは世界的にも有名な観光スポットで、日本から出ているオーストラリアへのツアーでも、必ずと言って良いほど含まれている人気のスポットです。こちらのオペラハウスは、シドニー湾のベネロング岬に立っている、総合芸術劇場です。

オーストラリアの世界遺産として最も有名なのが｢エアーズロック｣です。日本でもドラマや映画の撮影場所として使われたり、旅行会社から多くのツアーが出ているほど人気の観光スポットです。エアーズロックはオーストラリアのほぼ中央に位置しておりウルルカタジュタ国立公園にあります。夕方の時間帯に見られる赤く染まるエアーズロックは絶景。

日本ではあまり知られていませんが、オーストラリアのクイーンズランド州東部にある｢クイーンズランド州湿潤熱帯地域｣は、1988年に世界遺産に登録されました。世界最古の熱帯雨林と言われており、恐竜が生息していた時代と変わらない自然が残っていると言われています。その中を、ゴンドラや列車で観光ができる人気の観光スポットです。

日本からもツアーが出ている有名なオーストラリアの世界遺産｢グレートバリアリーフ｣。世界最大のサンゴ礁帯ということで、1981年に世界遺産に登録されました。総面積は約3500万ヘクタールと、日本の本州が入ってしまうほどの巨大な大きさ。その中でもグリーン島は6000年もの歳月をかけてサンゴ礁が隆起してできた島として有名です。

オーストラリアの｢フレーザー島｣は、亜熱帯雨林が生い茂っている世界で最大の砂の島として、1992年に世界遺産に登録されました。フレーザー島は殆ど砂で出来ており、約120キロに伸びている島で、島の上には亜熱帯雨林や、野生動物も数多く生息されております。野生動物観察や、海のアクティビティなど人気の観光スポットとして有名です。

｢ゴンドワナ多雨林｣は、オーストラリアのクイーンズランド州東南部とニューサウスウェルズ州北東部にまたがる森林地帯です。その中には保護区が50箇所あり、16箇所の自然地帯が世界遺産に登録されています。野鳥などの野生動物や、170種類以上もの絶滅に瀕した植物群など、手付かずの自然がそのままに残されている貴重なスポットです。

｢ロード･ハウ諸島｣は、日本人にはあまり知られていませんが、タスマン海に浮かんでいる自然のパラダイスとして、世界的には有名な観光スポットです。ロードハウ諸島はシドニーの北東約700kmにあり、サンゴ礁や絶滅危機にある貴重な鳥類が数多く生息しています。島には1日400人ほどしか滞在できない規則があるので、事前に確認が必要です。

観光ツアーでも人気を集めている｢ブルーマウンテンズ｣。ブルーマウンテンズ国立公園と、周辺の公園7つを含め、2000年に世界遺産として登録されました。数多くの植物が生息していますが、特に有名なのがユーカリです。91種類のユーカリが生息しており、世界の13パーセントのユーカリが、ブルーマウンテンズに集まっています。

｢ウィランドラ湖群地域｣は、日本人にはあまり馴染みがないスポットですが、オーストラリアのニューサウスウェールズ州南西部に位置している4万年前の湖跡です。総面積は約37万ヘクタールですが、その中の約3万ヘクタールをマンゴ国立公園として、観光客も入場できるようにしております。オーストラリアの大自然を見られるおすすめスポット。

オーストラリアのメルボルンにある｢ロイヤルエキシビションビルとカールトン庭園｣。メルボルン万博が1880年に開催され、そのためにカールトン庭園内にロマネスク様式･ビザンチン様式･ルネサンス様式を組み合わせた画期的、豪華な建築物です。宮殿のような立派な建物で、世界の中でも一番古い展示場としても有名なスポットです。

オーストラリアの南端に浮かぶ豊かな自然を持つタスマニア島は、世界で一番空気が美しい場所とされています。肉食有袋類の中では世界で最も大きいタスマニアンデビルは、あまりにも有名ですよね。その他、カモノハシやオフクロネコなど、固有の野生動物らが生息しているスポット。ツアーでもあるので、是非行ってみてください。

世界遺産｢マッコーリー島｣は、野生動物達の楽園の土地として、保護されているスポットです。タスマニア島と南極大陸の中間あたりに位置している島で、人間は住んでおらず、動物達だけが住んでいる珍しい島です。数多くの種類のペンギンや、10万頭以上のゾウアザラシなどが生息しています。

｢ナラコート哺乳類化石地域｣の場所は、オーストラリアのビクトリア州と南オーストラリア州の境目あたりにあります。世界遺産に登録されている化石発掘地域で、全体で26箇所を超える洞窟がある中、4箇所が観光スポットとして公開されています。ガイド付きのツアーで中に入ることができるので、冒険好きな方におすすめです。

｢シャーク湾｣は、西オーストラリアのパースから北850キロほど先に位置しています。モンキーマイアというエリアでは、イルカと直接触れ合えるスポットとして人気です。イルカに触れるなんて素敵ですね。その他、ザトウクジラやウミガメ、ジュゴンなど、数多くの動物達が生息しています。ウミガメの産卵なども見られる貴重なスポットです。

西オーストラリアの｢パヌルル国立公園｣は、1982年以前は先住民のアボリジニの人以外知らなかったという秘境スポットです。4月から10月までは観光シーズンとなっており、雨季の時期は危険なので、立ち入り禁止となっています。日本からのツアーがあまり出ていないので馴染みがないかと思いますが、広大な自然が奇岩群が見られるスポット。

オーストラリアの北部にある｢カカドゥ国立公園｣は、ダーウィンから東にある熱帯地域です。野生動物や昆虫類、魚、植物など数え切れないほどの種類の生物が生息しているエリアですが、他にも注目したいのは、アボリジニの文化との融合です。アボリジニらが岩に描いたアートなどが見られるので、自然だけではなく、それらにも注目です。

2010年、オーストラリアでは、11箇所の囚人遺跡が文化遺産に登録されました。何故そんな所が?と思うかもしれませんが、1788年から1868年の間、英国流刑の歴史を残すための貴重な遺跡とされているからです。ガイド付きのツアーなどもあるので、少し変わった世界遺産として、勉強のために興味がある方は参加してみてください。

｢ニンガルーコースト｣ とは、西オーストラリア州の北西部の海域で、まさに海洋生物らのパラダイス。ジュゴンやマンタ、ウミガメなどの多くの海洋生物が生息しているエリアです。特に人気なのが、ニンガルー海洋公園。3月下旬から7月上旬の間、ジンベエザメと一緒に泳ぐことができるとして、多くの観光客が訪れるスポットです。

あまり日本人には知られていませんが、オーストラリアのハード島･マクドナルド島は、パースの南西約4100キロほどにある島です。ハード島は80パーセントが氷河に覆われており、火山もあります。また野生動物が多く存在しておりますが、環境保全を厳しくしており、島に入場できる人数をとても制限し、漁業や鉱山資源摂取も不可です。

いかがでしたか?今回は、オーストラリアの世界遺産を一挙ご紹介させていただきました。オーストラリアの世界遺産といえば、エアーズロックや、グレートバリアリーフが有名ですが、その他に自然遺産を中心に、沢山のスポットがあります。主に環境保護のため制限がかかっているところが多いですが、いつか行ってみたい美しい所ばかりです!