ロンドンといえばバッキンガム宮殿!
イギリスロンドンにあるバッキンガム宮殿は、誰もが一度は憧れを抱き、訪れてみたい観光スポットのひとつです。イギリス王室とも関わりの深いバッキンガム宮殿は、世界中から観光客が訪れる人気のスポットです。見学チケットや衛兵交代式の時間、お土産情報などをご紹介しますので、お出掛けの参考になさってみてください。
バッキンガム宮殿って?
バッキンガム宮殿とは、ロンドンにあるイギリス王室の宮殿です。同時にエリザベス女王が暮らす公邸でもあり、執務を行う場でもあります。ロイヤルファミリーが諸外国から賓客を招く際の迎賓館としても使用されているため、イギリス王室には欠かせない場所となっています。ロンドンのシンボルと言っても過言ではない建物ですね。
バッキンガム宮殿は1万坪もの広大な敷地に、舞踏会場や美術館、図書館などが設置されています。部屋数も総数775部屋と膨大で、ロイヤルファミリーと共に、王族を補助する侍従達も暮らしています。実際にエリザベス女王がお住まいになっているため、運がよければお出掛けする姿を見ることができるかもしれませんね。
バッキンガム宮殿の歴史
バッキンガム宮殿は、1703年にバッキンガム公ジョン・シェフィールドが邸宅として建てたバッキンガムハウスが始まりとされています。ジョージ3世やジョージ4世のもと改築や改装を繰り返し、1837年にヴィクトリア女王が即位した際移り住んだことで、その後からイギリス王室の宮殿となりました。
祝日やイベントの際には、バッキンガム宮殿にあるバルコニーにイギリス王室一族が勢ぞろいし、姿を見せてくれます。バッキンガム宮殿の屋上に掲げられている旗の種類によって、エリザベス女王が在宅しているかどうかがわかるようになっており、王室旗の時は在宅、イギリス国旗の時は不在を表しています。
衛兵の仕事って?
バッキンガム宮殿を警備し、イギリス王室の警護にあたっているのが衛兵です。バッキンガム宮殿の他に、ウィンザー城でも衛兵を見ることができます。英国陸軍の近衛兵が衛兵勤務に就いており、赤いジャケットに熊の毛皮の帽子をかぶった姿はあまりにも有名です。バッキンガム宮殿には5つの連隊があり、それぞれが交代で警備、警護にあたっています。
バッキンガム宮殿の警護にあたっているオールド・ガードが、次に警護にあたるニュー・ガードと交代する際に行われるセレモニーが衛兵交代式です。季節や天候によって衛兵の制服が変わりますので、どの季節に行っても楽しめそうですね。ロンドンに行ったら必ず見学したいセレモニーです。
バッキンガム宮殿は見学できる?
ロンドンにあるバッキンガム宮殿は、基本的には内部の見学ができない施設です。しかし、エリザベス女王がスコットランドに滞在される8月から9月の間の約1ヶ月間のみ、一部見学が可能となっています。なかなか見られる機会はありませんので、ぜひ時期を合わせてロンドンを訪れてみてください。
バッキンガム宮殿のステートルームがすごい
#70日間ヨーロッパ一周 ここまで城や宮殿を数多く訪れたが、もう1か所行く。バッキンガム宮殿だ。女王がスコットランドに行っている8~9月だけ、宮殿の一部が一般公開される pic.twitter.com/pNVvtVxER3
— Black (@Black_1109) August 1, 2017
バッキンガム宮殿内で一般公開されるのは、ステートルームと呼ばれる公式諸間です。実際に使用されているステートルームが、全部で19室公開され見学することができます。部屋の中や廊下には、レンブラントやルーベンスの絵画や、カノーヴァの彫刻、セーヴル磁器など、豪華絢爛な美術品の数々が所狭しと飾られています。
公開される19室のステートルームの内、最も印象的なのがブルードローイングルームでしょう。グリーンの壁とゴールドの天井が特徴で、イギリスで最も美しい部屋のひとつと言われています。各国の要人を招いて晩餐会が行われるステートダイニングルームは、非常に重厚感を感じられる部屋となっています。
宮殿内にあるウエストテラスのガーデンカフェでは、バッキンガム宮殿のために作られた紅茶やコーヒー、スイーツ、サンドウィッチなどを楽しむことができます。見学の最後はバッキンガム宮殿の美しい庭園を眺めながら、時間を忘れてのんびりしてしまうこと間違いなしです。イギリス王室の仲間入りをした気分に浸れそうですね。
バッキンガム宮殿では衛兵交代式を見よう
バッキンガム宮殿で、必ず見学するべきイベントが衛兵交代式です。その名の通り、現在警備を行っている衛兵が、次の衛兵に交代する際に行われるセレモニーです。衛兵交代式を最初から最後まで見学すると、1時間ほどかかりますので、時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。
衛兵はグレナディアガーズ、コールドストリームガーズ、スコッツガーズ、アイリッシュガーズ、ウェルシュガーズの5隊から構成されており、それぞれ制服のボタンや羽根飾りの数や位置が異なります。騎馬隊や楽器隊と共に行進が行われ、非常に華やかなセレモニーです。演奏曲も幅広くビートルズなどを演奏することもあるので、親しみやすいですね。
衛兵交代式開始時間は?
衛兵交代式の開始時間は、月によって異なります。年間を通して行われており、4月から7月は毎日1回11時半から、その他の月は奇数日の同時間から行われます。毎回多くの観光客で賑わっており、大人気のセレモニーです。見学料金等もありませんので、ぜひ見学してみてください。
衛兵交代式を見るのにおすすめなスポットは、ヴィクトリア女王記念碑の前です。交代式も行進もしっかりと見渡すことができ、最も人気のスポットである正門前よりは混雑も少ないので、落ち着いて見学することができるでしょう。開始時間より少し早目から場所をとっておくことをおすすめします。
バッキンガム宮殿見学チケットはここで買える
:gb:ロンドン『バッキンガム宮殿入場チケット』7/22~10/1(夏季限定) 特別展:ロイヤルギフト~数々の豪華な贈り物が展示。および、ダイアナ元妃愛用の品を展示。
— ヨーロッパ旅行:airplane:情報部 (@euro_tour) July 21, 2017
詳細⇒https://t.co/5Qc5NEoaZL
:arrow_right:英国のホテル:https://t.co/IKDedi6osD pic.twitter.com/qSxb1zKO21
バッキンガム宮殿への入場チケットは、オンラインで購入することができます。入場期間が限定されているため、非常に人気が高いので売切れてしまう可能性もあります。事前にオンラインで購入しておくのが安心ですね。入場時間を決めてからチケットの購入ができるので、待ち時間もなくスムーズに見学できそうですね。
夏のバッキンガム宮殿の見学予約したら。美しいチケットが郵送されてきた:two_hearts: pic.twitter.com/Su7k70f59R
— マダム SN*O*W (@heroes_sweet) April 8, 2017
事前に予約ができなかった場合でも、当日券のチケットはわずかながら販売されます。バッキンガム宮殿正面から左側にチケット売り場があるので、朝一番から並べば購入できる可能性もあります。バッキンガム宮殿内に入場できる機会などほとんどありませんので、ぜひチケットを手にして見学に訪れたいですね。
バッキンガム宮殿へのアクセス
バッキンガム宮殿へは地下鉄の利用が便利です。サークルラインまたはディストリクトラインのヴィクトリア駅で下車した後、徒歩9分ほどで到着するので、散歩を楽しみながら周りの景色を味わってみてください。周辺にはロイヤルミューズやクイーンズギャラリー、セントジェームズパークなど見所盛りだくさんです。
バッキンガム宮殿に行ってきたぜい pic.twitter.com/kJ9UMl66YY
— うめのりまきまき new (@newnorimaki) August 1, 2017
バッキンガム宮殿へはバスで行くことも可能です。せっかくロンドンに行ったなら、2階建てバスにも乗ってみたいですよね。バス路線11、211、C1、C10番に乗って、バッキンガム・パレス・ロードのバス停で降りれば、バッキンガム宮殿はもう目の前です。バスの路線が豊富にあるので、間違えないようお気をつけください。
バッキンガム宮殿お土産情報
そういやバッキンガム宮殿のお土産がとてもかわいいんですよ~ pic.twitter.com/aLarslK5j0
— つなまよ (@tunamayoyo) January 6, 2017
バッキンガム宮殿には、公式のお土産店が併設されています。イギリス王室のカラーであるロイヤルブルーを使用したアイテムや、王室御用達の商品など、数多くのお土産が取り揃えられています。時間を忘れて見入ってしまいそうなほど、充実の品揃えです。旅の思い出にぜひお買い求めください。
そういえば、バッキンガム宮殿のところにお土産ショップあるんだけど、ロンドン行ったら絶対行った方がいい!店ごと買い占めたいレベルw pic.twitter.com/a89EDFTUlO
— Lilyは多分低浮上 (@Lily11365710) April 16, 2017
お土産店には、紅茶やお菓子といった手頃なお土産から、食器やアクセサリーなど幅広い品揃えが魅力的です。衛兵をモチーフにした商品や、イギリス王室の紋章が入った商品など、お土産にぴったりの商品ばかりで迷ってしまいそうですね。ぜひゆっくりとお土産選びの時間を過ごしてください。
イギリス王室を身近に感じられるバッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿は全世界から観光客が訪れる人気のスポットです。普段見学ができない内部の見学ができる時期は、より混雑しそうですね。しかし、なかなか見学できる場所ではありませんので、時期を合わせてぜひ見学してみてください。イギリス王室が少し身近に感じられるかもしれませんよ。
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