パレルモの魅力！観光スポットや治安などを紹介！気候も温暖！

パレルモはイタリアのシチリア島北西部にある都市です。シチリア島最大の都市でもあり、シチリア州の州都でもあるのがパレルモなんです。イタリアの中でも国際色が豊かで、独自の文化を築いてきたパレルモには観光名所が盛り沢山。今回はパレルモの治安や気候に関しても記載させて頂きますね。

観光する際には治安情報が気になりますよね。パレルモの治安を簡単に紹介させて頂きます。シチリア島を聞くとマフィアをイメージする方も多いと思います。実際にシチリア島はイタリア国内でもマフィアが実際にいます。ただ、少しでも安心して頂きたいのですが、マフィアが一般市民や観光客に接触する事は少ないようです。

パレルモの治安は問題ないかというと注意すべき事があります。それはスリや引ったくりです。パレルモに限らずイタリアの治安を調べるとスリに注意と出てきます。人混みや細い路地、夜道、肩掛けバック等は特に注意が必要です。安心して観光する為にも治安情報はしっかりと抑えてくださいね。

パレルモは温暖な気候としても知られています。冬場でも平均気温が10度を下回る事はない気候なんです。そして特徴的なのは夏の気候です。夏場は雨が少なく晴れが多い気候なんです。なので、観光するなら、5月から7月、9月から10月がおすすめです。夏場の陽射しは強いので、日焼け止めは必須ですよ。

温暖な気候のパレルモですが、朝晩は一気に冷え込みます。ホテルなどでは問題ありませんが、朝一や夜間でも外出する可能性がある時は何か羽織るものを1着持ち歩くと安心です。日中は温暖気候なパレルモ。夏場は更に雨もほとんど降らないので、天気の良いパレルモの街並を楽しんでくださいね。

パレルモは観光でも有名な為ホテルが幅広くあります。安価なホテルから高級ホテルまで用意されています。観光場所によってホテルを変えても良いですし、1泊だけ高級ホテルのプチセレブを味わうも面白いと思いますよ。ただ、夜間を出歩く際は大金を持ちすぎないように気をつけてくださいね。

パレルモ観光では定番中の定番がパラティーナ礼拝堂です。パラティーナ礼拝堂はノルマン王宮の2階にあります。アラブノルマン様式とビザンチン様式を融合させた装飾が見事な礼拝堂なんですよ。でも、パラティーナ礼拝堂の見どころは装飾だけではありません。その豪華さに目を奪われてしまうんです。

長さ32メートル、幅12.4メートルのパラティーナ礼拝堂の豪華さの所以は壁一面が金箔モザイクで装飾されている所なんです。しかも、2007年から2年の歳月を掛けて修復が終わり、より一層神々しくない、豪華絢爛の礼拝堂として生まれ変われました。こんな贅沢な礼拝堂は滅多に見る事が出来ませんよ。

パラティーナ礼拝堂はノルマン王宮の2階部分にあるのですが、ノルマン王宮の正面玄関から一般見学者は入場する事が出来ません。見学用の入口は王宮裏手にあるので入口を間違えないように気を付けてくださいね。また、9時45分から11時15分はミサの為入場不可になる事があるので、時間帯も気を付けてくださいね。

クアットロカンティとは日本語に訳すと四辻という意味だそうです。クアットロカンティがある地点はパレルモの中心にあり、パレルモを4等分する位置でもあったんです。実際にここには、ヴィットリオエマヌエレ通りとマクエダ通りが直角に交差しておる、広場として観光スポットになりました。

クアットロカンティに言った際には建物の形にも注目してください。広場側の角が切り取られ8角形のような形になっており、壁面には彫刻が飾られる作りになっているんです。また4つの建物は全て3階建てになっており、各階に彫刻がいるような作りになっています。一体感があり巨大なモニュメントのようですよ。

各建物に飾られる彫刻には各階によって意味があるんですよ。1階部分は春夏秋冬の四季を表し、2階部分は彫像が完成した1600年代前半の支配者であるハプスブルク家人々、3階部分はパレルモを4つに分けた区域それぞれの守護聖人が置かれているんです。是非とも、各彫刻にも目を凝らして違いを見つけてくださいね。

世界には複数のオペラ劇場がありますが、パレルモにはヨーロッパで3番目に大きなオペラ劇場があるんです。それがマッシモ劇場です。ちなみに1番目は有名なウィーンのオペラ座、2番目がパリのガルニエ宮のオペラ座です。マッシモ劇場は客席数1400弱と多くは無いのですが、舞台が大きい事が特徴のオペラ劇場なんです。

マッシモ劇場は建設に33年の長い年月を掛けて作られた劇場です。優雅で優美なマッシモ劇場ですが、少し怖い噂もあるんだそうです。建築をする為に教会や修道院を壊さねばなりませんでした。その為マッシモ劇場内では修道女の幽霊が出ると言う噂があるんです。本当か嘘かはご自身で確かめてみてください。

実はマッシモ劇場はある映画の舞台にも使われた事で一気に知名度が上がり、注目を受けることになりました。その映画がゴッドファーザーPart3です。世界的にも注目された映画と言うこともあり、マッシモ劇場にはオペラを目当ての方以外にも映画ファンの方が訪れる観光スポットとなりました。パレルモでも定番の観光場所なんですよ。

マルトラーナ教会は先程紹介したクアットロカンティ近くのプレートリア広場から裏路地を歩いて直ぐのベッリーニ広場にマルトラーナ教会はあります。教会自体は小さいのですが、マルトラーナ教会には多くの見どころがあり、多くの観光客が足を運んでいます。そんなマルトラーナ教会の見どころを簡単に紹介します。

マルトラーナ教会の見どころの1つは内装です。教会内は金色に輝くモザイクで覆われており、見ているだけでも圧倒される装飾が施されています。それ以外にもクーポラ、モザイク画などもあり、装飾以外にも目にして頂きたい所が多いのも魅力なんですよ。パラティーナ礼拝堂と並ぶシチリア最古のビザンチン様式の教会なんです。

実はイタリアは世界遺産登録数が世界1位だって事を知っていましたか。流石は観光大国のイタリアですね。世界的に見ても価値のある遺産が多くあるんです。パレルモ大聖堂は2015年にイタリアで51番目の世界遺産として登録されました。なので、イタリア国内では最近になって登録された注目の観光スポットなんです。

パレルモ大聖堂はその時代によって役割が異なる建物として活躍してきました。シチリア島パレルモの歴史をずっと知っている見届け人のような建物と言えます。パレルモ大聖堂の歴史は7世紀まで遡ります。その当時はアラブ支配時代だった為、回教寺院としてパレルモ大聖堂は扱われていました。

アラブ支配時代が過ぎるとノルマン王によって再びキリスト教へ戻ることになります。現在のパレルモ大聖堂は12世紀のグリエルモ2世の時代に建てられたものだと言われています。大聖堂内部には各時代の皇帝や王の霊廟があるので、その時代の背景を伺う事が出来ます。パレルモの歴史を知れる観光スポットです。

イタリアの指定保護文化財建造物となっており、パレルモ大聖堂と同じタイミングで世界遺産に登録されたのがモンレアーレ大聖堂です。この大聖堂も歴史は1174年まで遡ります。グリエルモ2世の命により聖母にささげる教会として作り始められ8年後の1182年に完成したとされています。流石は世界遺産1位のイタリアは歴史建造物が多くありますよね。

モントレアーレ大聖堂はパレルモ観光では外せない観光スポットなのですが、実際にはパレルモから8キロメートルも離れた場所にあります。その代わり、バスも多く出ている為アクセスし易いのは安心のポイントですね。現存する教会の中でモザイク装飾面積1位なんですよ。上手くスケジュールを組んで足を運んで欲しいです。

クアットロカンティやマルトラーナ教会から直ぐのプレートリア広場はイタリアらしい光景を見る事が出来る人気の広場なんです。プレートリア広場の中央には大理石で作られた彫刻が飾られているプレートリア噴水があります。精巧に作られた彫刻と雰囲気のある噴水がマッチしたイタリアらしい光景が一気に広がりますよ。

プレートリアの噴水は元々フィレンテェに設置されていました。しかし、1574年5月26日にパレルモまで船を使って運び込まれ設置されました。巨大な噴水を一度では運びきれない為、644個に分解して船で運び、その後組み立てたそうですよ。そんあ手間が掛かったプレートリアの噴水を見てみてくださいね。

パレルモ観光のイメージは沸きましたか。気候情報や治安情報も合わせて紹介させて頂きました。天気が悪くて1日中ホテルにいたらどうしようなどの心配はいりません。パレルモの温暖な気候の中、ホテルを飛び出して思い切りパレルモ観光を満喫してくださいね。きっと最高の思い出が作れると思いますよ。