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イタリアのコンセントタイプや電圧をご紹介!
せっかくの海外旅行なのに、旅行先でコンセントタイプがあわず、iPhoneの充電ができず写真が撮れなかった、なんて経験ありませんか?旅先でのそんな最悪のトラブルを避ける為に、今回はイタリア旅行や移住する方向けに、イタリアのコンセントタイプや電圧、そして現地で使える変圧器と変換プラグについてたっぷりとご紹介していきます。
イタリアのコンセントの電圧は?
イタリアのコンセントの電圧は日本のコンセントの電圧とは違うので、日本の家電製品はそのままでは使用することができないようになっています。日本の家電製品は、240ボルトまで対応できるタイプになっていますが、イタリアの電圧は220ボルトになっています。ほとんどのイタリアの家電は220ボルトに対応するタイプですが、中には125ボルトという電圧もあるようなのでいずれにせよ注意が必要です。周波数は50ヘルツになっています。
イタリアのコンセントの種類は?
イタリアの一般的なプラグのタイプはCタイプになりますが、FタイプとLタイプのプラグもよく見ることができます。CタイプもFタイプもほとんどのヨーロッパの国々で使用されているので、対応変換プラグがあればヨーロッパ旅行の際に便利です。横長の形状で穴が3つ並んでいるLタイプは、一部の南米の国とアフリカでも使用されています。
ほとんどのホテルや家庭では、一般的なCタイプのコンセントを使っていますが、冷蔵庫のような大型家電の差し込み口は、ドイツ式と呼ばれるタイプが使われている場合もあるようです。ただし、ドイツ式だけが使われているという家は少なく、部屋のどこかにはかならずCタイプのコンセントが設置されているようになっています。
イタリアと同じコンセントの国は?
現在の世界には様々なコンセントプラグが存在しています。プラグはアルファベット順に分けられていて、AプラグからNプラグまで14種類のプラグタイプがあります。日本はAタイプの電源プラグになり、コンセントの形状は四角い形で細長い穴が縦に2つ並んでいるタイプになります。Aタイプのプラグはアメリカやカナダ、フィリピンやベトナムでも使用可能です。
イタリアの一般的なコンセントプラグはCタイプになり、豚の鼻のように丸いコンセントの形に丸い穴が2つ並んでいる形状になります。たまに下にもう一つの穴があいているタイプもありますが、使用に問題はないようです。Cタイプのプラグは多くの国で採用されていて、ヨーロッパのほとんどの国で使用されている他、中国や韓国、インドや南米でも使われています。
イタリアに旅行に行かれる方の中には、ついでに近隣のフランスやスペイン、イギリスに寄る方も多いと思います。ヨーロッパのほとんどの国ではイタリアと同じCタイプの電源ですので、変換プラグを用意していけば心配ありませんが、イギリスのみがGタイプ、通称BFタイプになるので気を付けましょう。
日本でイタリアで使えるコンセントを購入する方法
イタリアで使えるCタイプの変換プラグは日本でも購入することができます。イタリアへ行くまでにはまだ日にちがあるけれど、仕事が忙しくて買いにいく時間がないという方にはネットショッピングがおすすめです。アマゾンや楽天のようなショッピングサイトでは300円台の変換プラグが送料無料で購入可能です。また、世界200カ国以上に対応しているプラグも1500円台で売っているので、海外によく行く方にはこちらもおすすめです。
イタリアへ行くまでにはまだ日にちがあり、時間に余裕がある方には、100円ショップに足を運んでみることをおすすめします。100円ショップの旅行コーナーまたは家電のコーナーには、なんと海外対応プラグもおいてあるんです。現地で紛失が心配な方には、100円ショップで何個かまとめ買いしていくことをおすすめします。
空港に行くまで変換プラグを用意するのを忘れてしまったという方には、空港で購入することも可能です。羽田空港では国際線の1階のAirローソンで販売しています。エアーローソンでは、変換プラグと変圧器のセットが5千円台で購入できます。また、国際線ターミナル2階にあるビックカメラやドンキホーテの支店、ソラドンキでも購入可能です。
成田空港でも、カメラのキタムラやラオックスなど、数店舗で変換プラグや変圧器を販売しています。また、日本の空港でモバイルWi-Fiをレンタルする予定の方には、イモトWi-Fiがおすすめです。イモトWi-Fiをレンタルするともれなく変換プラグが無料で付いてくるのです。わざわざ変換プラグを購入しなくてもいいので便利です。
イタリアでコンセントアダプターを購入する方法
イタリアに到着するまでに変換プラグの用意を忘れてしまったという方のために、イタリアで変換プラグを購入する方法をご紹介します。イタリアでも日本のように100円ショップならぬ99セントショップが人気で、その99セントショップで変換アダプターを購入することができるんです。ただしローマやミラノなどの大きな都市以外では見つけにくいので注意が必要です。
イタリア名では「Tutto99Cent」という名前ですが、99セントショップと言っても通じます。お店は夜遅くまで開いているのでとても便利です。変換プラグ以外にも、バラまき用のお土産になりそうなお菓子や雑貨が置いてあります。また、冷えたビールや飲み物もあるので、日本でいうコンビニのような感じのお店になっています。
また、iPhoneなどの携帯の充電器を忘れてしまったという場合には、街の携帯ショップをのぞいてみましょう。イタリアには日本同様携帯ショップがたくさんあるので、そこで現地でも使える充電器が購入できます。現地でしか使用できないですが、それほど高くないので、プラグを忘れた方には現地購入もおすすめです。
イタリアで使える変換プラグと変圧器は?
日本と海外のコンセントの違いはわかっているけれど、変換プラグと変圧器の違いについてはよくわからないという方も多いと思います。変換プラグとは、例えば日本のAタイプのコンセントの形と違う海外のコンセントで日本の家電製品を使いたい場合に、日本の家電のコンセントの先につけるアダプターのことをいいます。変換プラグは変換アダプターとも呼ばれていますが、変圧器のような機能はついていません。
変換プラグと混同されがちな変圧器ですが、変圧器は日本と電圧の違う国で、電圧を多く使う日本の家電製品を使う場合に適しています。iPhoneやデジカメなどを充電する際は他国の電圧の範囲内の場合が多いので、変圧器は使わなくても大丈夫な場合が多いようです。変圧器が必要かどうかは、電気製品の電圧によっても変わってきますので、使う前に対応電圧をチェックするようにしましょう。
イタリアで変圧器を使わないといけない家電は?
ではイタリアで変圧器を使わないといけない電化製品にはどのようなものがあるのでしょうか?毎日充電が必要になるiPhoneやデジカメ、パソコンなどは変圧器を使わなくてもそれほど電圧が高くないので、変換プラグだけでOKの場合が多いようですが、ドライヤーやヘアアイロンは変圧器を使わないとショートして故障してしまう場合もあるようです。
ただし、ドライヤーやヘアアイロンに対応する変圧器は重いので、できれば海外対応のドライヤーやヘアアイロンを持っていくことをおすすめします。海外対応のドライヤーやヘアアイロンはコンパクトなサイズで折り畳みできるタイプも多く、値段も2千円台と手ごろなので、一つ購入しておくと旅先で重宝するのでおすすめです。
イタリア旅行の際もっていくべき家電は?
海外旅行に行く際はなるべく最小限の荷物で行きたいと思いませんか?ここではイタリア旅行に行く際に持っていくと便利な電化製品をご紹介します。まずはiPhoneなどの携帯電話と専用の充電器です。これさえ忘れなければ、とりあえず安心です。あとは、iPhoneなど携帯以外で写真を撮りたい方にはデジカメ、現地で仕事をする場合にはノートパソコンも必要です。
イタリアはファッションの国とも呼ばれているので、街にはオシャレな人達がたくさん歩いています。せっかくなので旅先でもオシャレを楽しみたいという方には、海外専用のドライヤーやヘアアイロン、カーラーを持参しましょう。男性の方には海外対応のシェーバーもおすすめです。海外専用の家電でない場合は、必ず電圧をチェックして変圧器が必要か確認しましょう。
イタリアの航空会社のコンセント事情は?
イタリアまで直行便を使用した場合、最短で約12時間で到着します。現在成田から直行便が出ているのはアリタリア航空のみで、ローマとミラノに路線があります。他には他都市を乗り継いで行く方法があり、こちらは時間は最短でも15時間以上はかかりますが、直行便と比べると料金が安いうえ、路線が多く、スケジュールに合わせやすいので利用する方が多いようです。
日本の航空会社のヨーロッパ行きの国際線には、ほとんどの機種でエコノミーシートでもコンセントとUSB端末がついているので、機内でiPhoneなどを充電することができるようになっています。日本以外の航空会社は会社によって装備が異なってきます。例えば成田から直行便がでているアリタリア航空の場合は、エコノミークラスにはコンセントがありません。
アリタリア航空では国際線のビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスのみが電源コンセント対応座席になっています。気になるコンセントタイプですが、ほとんどのタイプのプラグタイプと電圧に対応できる「マルチコンセント」になっているので、日本の「Aタイプ」のプラグも使用可能になっています。ただし機種によって、プレミアムエコノミークラスの電源はUSB端末のみという場合もあるので注意しましょう。
日本とイタリアの空港のコンセント事情は?
最近は空港でも充電ができるようになっています。羽田空港では第1、第2ターミナルに無料で使えるiPhoneやスマホ用の充電器が設置されています。また各ターミナルの出発ゲートにもiPhoneなどの携帯電話の充電ができる充電器が設置されているので、搭乗ギリギリまで充電することができます。くれぐれもiPhoneの充電をしたままトイレなどに行かないように注意しましょう。
成田空港には各ターミナルで無料で使用できるコンセントがたくさん用意されています。スターバックスやタリーズコーヒー内でもコンセントが使用できます。イタリアの空港でもiPhoneなどの携帯を無料で充電できるスポットが設置されています。チャージングステーションと呼ばれていて、搭乗ゲート前にあることが多いようです。
イタリアのホテルのコンセント事情は?
空港や機内のコンセント事情はお分かりになったと思いますが、イタリアのホテル内はどうなっているのでしょうか?ホテルのランクにもよりますが、海外旅行客をよく受け入れているホテルの場合は、海外対応用のプラグを貸し出してくれるところもあるようです。またドライヤーが付いている客室に泊まる場合は、海外対応用のドライヤーをわざわざ持っていく必要がないので、事前にアメニティについて確認するようにしましょう。
イタリアのホテルの客室は、日本とは違いコンセントが見つかりにくいという声もよく聞きます。必ず客室のどこかにはあるので、フロントに確認する前に根気よくチェックするようにしましょう。また、電圧を確認せずに使ってしまい火事になったり、ブレーカーを壊してしまったなんていう事故もあるようなので、トラブルを防ぐ為にも電圧のチェックは忘れないようにしましょう。
イタリア語でコンセントはなんていうの?
ではイタリアに行った際に、すぐに使えるイタリア語のフレーズをいくつかご紹介します。まずはお店でコンセントアダプターを購入したい場合です。「AveteUnAdattatorePerPresaCorrente?」「アヴェーテウナダッタトーレペルプレーザコッレンテ?」と聞いてみましょう。コンセントアダプターが売っているセクションを教えてくれます。
希望の商品が見つかった場合は、「これを下さい」を意味する、「Prendoquesto」「プレンドクエスト」が使いましょう。金額がいくらか聞きたい場合は、「QuatoCosta?」「クワントコスタ?」、お願いしますという時は「Perfavore」「ペルファヴォーレ」が使えます。お店に入る時は「Buongiorno」「ボンジョルノ」といい、帰る時は「Arrivederci」「アリヴェデルチ」と言って帰るようにしましょう。
イタリアでコンセントを使用する際の注意点
イタリアでコンセントを使用する際の注意点ですが、まずはコンセントに合った変換プラグを使うようにしましょう。世界数カ国で使用できるタイプの変換プラグがあればどんなコンセントに当たってしまっても安心です。そしてドライヤーのような電圧の高い電化製品を使う場合には、必ず変圧器を使うようにしましょう。変圧器を使わないと火事になったりと思わぬトラブルが発生することもあります。
イタリアを始めとするヨーロッパはスリが多いことでも有名です。外に出かける際は、必ずバッグをしっかり体から離さないように持つようにしましょう。レストランでトイレに行く際にも、テーブルには何も置いていかないように注意しましょう。また、いくらホテルの客室内でも、変換プラグや変圧器は差し込んだままにせず、出かける際は必ず金庫か鍵のかかるスーツケースに閉まってから外に出るようにしましょう。
イタリアのコンセントタイプを知って旅行を楽しもう!
今回はイタリアのコンセントタイプや電圧、そして現地で使える変圧器と変換プラグについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?イタリアのコンセントタイプや電圧の違いを知ることで、iPhoneやスマホの充電問題に悩まされることなく、快適に過ごして頂けると思います。せっかくのイタリア旅行、用意万端で思う存分に楽しみましょう!
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