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白峯神宮(白峰神社)の見どころ紹介!スポーツの守護神のご利益とは?

白峯神宮(白峰神社)の見どころ紹介!スポーツの守護神のご利益とは?
投稿日: 2017年11月8日最終更新日: 2020年10月8日

神仏の力に縋りたくなる時があります。そういう時はご利益がある神社に行く人も多いでしょう。今回紹介する白峯神宮(白峯神社)は京都にある神社で、特に足に関するスポーツ、サッカーに関するご利益で有名です。そんな白峯神宮(白峯神社)についてまとめました。

スポーツの神社・白峯神宮(白峯神社)見出し

雅やかな京都にサッカー選手が参拝にくる神社があります。その神社は白峯神宮(白峯神社)といい、京都の平安を願って建立された神社です。白峯神宮(白峯神社)が建てられた場所は元々、蹴鞠と和歌の宗家である飛鳥井家の屋敷跡で、サッカーを始めとしたスポーツ上達や、芸事の上達のご利益で有名です。よって、白峯神宮(白峯神社)には必勝祈願に訪れる選手達が後を絶ちません。

白峯神宮(白峯神社)の歴史見出し

スポーツのご利益のあることで有名な白峯神宮(白峯神社)ですが、元々は明治天皇の父である、孝明天皇が建立を求めた神社です。当時は情勢が不安定な幕末。国の行く末を祈るために、四国・坂出の白峰山陵から分霊した崇徳天皇を白峯神宮(白峯神社)の祭神として、祀ろうと考えていましたが、叶わぬまま崩御しました。しかし、その意思は息子である明治天皇に引き継がれました。

明治天皇は明治元年の1868年に、社殿を蹴鞠と和歌の宗家である飛鳥井家の屋敷跡に新造しました。それに続いて明治6年に、淡路島南端の御陵から淳仁天皇をご神霊を併祀されました。崇徳天皇と淳仁天皇は2人とも天皇ということもあり、白峯神宮(白峯神社)の建立の歴史こそ浅いですが、ご利益ある神社として参拝者が後を絶ちません。

白峯神宮(白峯神社)には「精大明神」がいます見出し

先にも書きましたが、白峯神宮(白峯神社)は蹴鞠と和歌の宗家である飛鳥井家の屋敷跡に建てられました。歴史的に見て、飛鳥井家は蹴鞠や和歌を教えることを家業にしていた公家で、この家の祖先は藤原成道が1000日間鞠を蹴り願をかけました。その時に現れた神様を飛鳥井家の守護神とし、その神様は白峯神宮(白峯神社)境内の東側の地主神社に精大明神として祀られています。

白峯神宮(白峯神社)の地主神社に祀られている精大明神は、スポーツのご利益はもちろんですが、芸事の神様として有名です。京都には数多くのお祭りがあるのですが、7月7日の七夕祭は「精大明神祭」という白峯神宮(白峯神社)のお祭りではなく、精大明神の祭りが開催されます。このお祭りに蹴鞠が奉納されますが、他にも小町をどりが奉納されます。

白峯神宮(白峯神社)は芸事にもご利益があります見出し

京都で有名な蹴鞠と言えば、下鴨神社の正月恒例蹴鞠始めが有名です。下鴨神社の蹴鞠は京都観光でも有名ですが、この白峯神宮(白峯神社)の精大明神祭の蹴鞠は京都の夏の風物詩として、地元の人々に親しまれています。精大明神祭の七夕祭に蹴鞠を奉納しますが、他にも地元の少女たちによる「小町をどり」も奉納されます。この踊りは元々乞巧奠という宮中行事の際に踊ったものです。

中国から七夕と一緒に伝わった乞巧奠(きっこうでん)は、技巧や芸能の上達を願って行ったものと言われています。「小町をどり」は乞巧奠の際に公家達が詠んだ「和歌」を届ける時に文使いのお供だった娘たちが道中踊ったことが始まりと言われ、白峯神宮(白峯神社)は和歌の指南役である飛鳥井家の跡地でもありますので、歴史的に見ても芸事だけではなく学業にもご利益があります。

京都の下鴨神社を観光!お守り効果やパワースポットもご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都の下鴨神社を観光!お守り効果やパワースポットもご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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白峯神宮(白峯神社)の蹴鞠神事・淳仁天皇祭見出し

先に、七夕の精大明神祭について書いてしまいましたが、白峯神宮(白峯神社)では春に淳仁天皇祭(じゅんじんてんのうさい)が、春季例大祭にあわせて蹴鞠神事が奉納されます。白峯神宮(白峯神社)の歴史は先に書いた通り、明治天皇の父親が建てました。その際に祀った神様が淳仁天皇です。この天皇は島流しをされた歴史があり、最後は京都に戻れなかったという天皇です。

淳仁天皇祭は京都の春の風物詩であり、毎年4月14日に行われます。氏子の健康と安全を祈願することを目的としたお祭りです。このお祭りの見どころとして、大和朝廷時代に伝わった蹴鞠が、当時をそのままに再現された様子です。蹴鞠奉納後には一般人も蹴鞠を体験することができます。興味がある方は蹴鞠にチャレンジしてはいかがでしょうか?

白峯神宮(白峯神社)の見どころ見出し

スポーツのご利益があることで名高い白峯神宮(白峯神社)ですが、修学旅行の人気スポットとしても有名です。京都という場所柄、修学旅行先の定番スポットですが、白峯神宮(白峯神社)の見どころとして、あらゆるところにプロスポーツ選手が使ったボールが奉納されていることです。数多くの奉納されたボールの中には、ワールドカップやオリンピックで使われたボールが置かれているのです。

社務所横には奉納されているボールが、手を伸ばせば届きそうなところにあります。というか、実際に触れます。これが白峯神宮(白峯神社)の一番の見どころです。蹴鞠の神様を祀っていますが、球技全般のご利益があるということなので、サッカー以外にも野球やバレーボールといったボールも奉納されています。修学旅行生でなくとも球技好きにとっては、見どころ満載の神社です。

様々な球技のスポーツチームから奉納されたボールが見どころでもありますが、中には「キャプテン翼」の作者・高橋陽一先生が奉納したボールもあります。しかも触ることもできます。よって、修学旅行生に人気の神社だと言うのも納得です。

白峯神宮(白峯神社)の3つの摂社・伴緒社見出し

白峯神宮(白峯神社)には本宮の他にも、先に紹介した精大明神が祀られた地主神社、伴緒社(とものおしゃ)、潜龍社(せんりゅうしゃ)という3つの摂社があります。これらがある場所は境内にあり、特に拝観料もありません。摂社の一つである伴緒社は弓、武道のご利益があることで有名です。白峯神宮(白峯神社)の御祭神である崇徳上皇は保元の乱で敗れ、讃岐に流されました。

保元の乱で崇徳上皇の側についたのが、源氏の棟梁である源為義と源為朝の親子です。息子の源為朝は弓の名手で、親の源為義も武道に長けた人でした。伴緒社にはその親子を弓道と武道の上達の神ととして祀っています。5月5日には古武道奉納奉告祭、11月には御弓神事が行われ、弓やアーチェリー、剣道、武道関係者も参拝に訪れる場所です。

白峯神宮(白峯神社)の3つの摂社・潜龍社見出し

白峯神宮(白峯神社)の場所にはもう一つ潜龍社(せんりゅうしゃ)という摂社があります。この潜龍社には水の神様である、龍神が祀られています。ここの由緒は和30年11月23日に本殿にて御火焚祭斎行中に、火災の中から出現した龍神を祀ったことが始まりとされています。ここの神様は染と醸造守護とありますが、悪縁を断ち切ることでも有名です。

龍神は潜龍井に鎮座していますが、この水が家系にまつわる色んな悪縁を水に流し、良縁をむすんでくれるとして有名です。そして、潜龍社の鳥居の前には狛犬の代わりに、「笑い龍」がいます。これをそっと触ると、「笑い」のご利益が授かれるとのこと。拝観料もない上に、なかなか授かれないご利益を授かれる場所です。くれぐれも水はかけないでそっと撫でてください。

白峯神宮(白峯神社)のご利益のある参拝方法見出し

スポーツのご利益で有名な白峯神宮(白峯神社)ですが、ご利益がある参拝方法があります。境内には「蹴鞠の碑」という石碑があり、場所は蹴鞠の神様・精大明神をまつる精大明神社の横にあります。その石碑には丸い鞠に見立てた石がはめ込まれ、それがくるくると回るようになっています。参拝方法は石碑の横に詳しく書いてありますが、具体的に説明します。

まずは、蹴鞠の神様である精大明神にお参りします。そして蹴鞠の碑の台の上に乗り、お願い事を口で言って、石碑にはめ込まれている石を一回だけまわします。ここに祈願することはやはり、球技に関することになり、自身の試合だけではなく好きなチームの必勝祈願も聞き入れてくれるかもしれません。

白峯神宮(白峯神社)のお守り見出し

神社にはお守りがあり、各々の神社にその神社特有のご利益を現したお守りがあります。スポーツのご利益で有名な白峯神宮(白峯神社)にも、有名なスポーツ必勝のお守りがあります。そのお守りというのが、「叶う輪」です。このお守りは見慣れた袋のような形状ではなく、ミサンガのような紐がわっかのようになっているお守りです。

このお守りは各球技別になっていて、紐の結び目に各球技のボールがついており、球技以外にもスポーツ全般というのもあります。他にもヘアバンドやリストバンドのお守りあります。普通の袋状のお守りもあり、お守りに「闘魂」と刺繍されたり、彫られた文字を見ると、スポーツのご利益がある神社らしい感じがします。

白峯神宮(白峯神社)が有名になったきっかけ見出し

白峯神宮(白峯神社)の建立は幕末で歴史的に決して古いとは言えません。摂社の方が歴史がある印象があります。そもそも、白峯神宮(白峯神社)は一体何がきっかけで有名になったのでしょうか?調べてみると、平成10年のワールドカップに日本が初出場したことだそうです。

この歴史的な快挙には、白峯神宮(白峯神社)に参拝したことだとマスコミが報道したため、白峯神宮(白峯神社)は一躍有名になりました。場所も安倍晴明で有名な晴明神社や京都御所がある場所の近くにあり、拝観料も特別いらないので、修学旅行生を始めとした観光客が観光しやすいといったことも有名にした要素かもしれません。

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白峯神宮(白峯神社)の初穂料見出し

努力をしても、勝負というものは運に左右されると言われます。よって、白峯神宮(白峯神社)には、日本代表が祈願し使ったボールなどが奉納され、それが見どころになっています。特別な拝観料はこの神社にはありません。しかし、苦しい時の神頼み。神様に勝利を頼むのならそれ相当の対価を支払うものです。お賽銭を納めても拝観料にしか感じないのなら、祈祷を受けてみては?

有名なお寺は拝観料を取りますが、基本、神社は拝観料を支払う必要がありません。よって、神社は祈祷やお守りなどが収入源だと言われています。祈祷というと、拝観料やお賽銭と異なりかなりの金額のように感じますが、白峯神宮の祈祷の初穂料は個人5,000円、団体10,000円と提示されかなりお手頃です。祈祷を希望されている方は社務所に問い合わせてみてはどうでしょう。

白峯神宮(白峯神社)に行くのなら見出し

プロスポーツ選手が実際に使ったボールが奉納してあるところが見どころでもあり、スポーツ上達祈願で有名な白峯神宮(白峯神社)は、普段はそんなに参拝客はいません。しかし、サッカーワールドカップ前後や、春や秋はお守りを求めてやってくる修学旅行生も多いです。夏頃が一番ゆったりと参拝できるのではないでしょうか。

投稿日: 2017年11月8日最終更新日: 2020年10月8日

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