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赤石岳登山情報まとめ!ルート・日帰りについてやいざという時の避難小屋も!

赤石岳登山情報まとめ!ルート・日帰りについてやいざという時の避難小屋も!
投稿日: 2017年12月13日最終更新日: 2020年10月8日

赤石岳は、日本で7番目に高い山で、南アルプス国立公園内にある日本百名山の一つです。赤石岳は、登山道までのアクセスが難しく、日帰り登山よりは、宿泊して縦走するのが一般的。今回は、赤石岳縦走ルートの他、山小屋やもしもの時のための避難小屋情報をまとめます。

富士山を見渡せる絶景の山!南アルプス赤石岳への誘い見出し

標高3121mの赤石岳は、他の南アルプスの山々同様、アクセスしづらい所にあり、前泊または縦走で山小屋泊とが必要です。日帰り登山が難しいため、登山者は他の山々に比べると少なめです。しかし、登山者が少ない分、手つかずの自然が数多く残されています。今回は、まさかの時の避難小屋情報も含めて赤石岳の魅力をお伝えします!

赤石岳ってどんな山?見出し

南アルプスで有名な悪沢岳や、南アルプス最南端の聖岳と隣接する赤石岳は、日本で一番高い一等三角点をいただく山です。南アルプスの中でも、南側に近いことから、赤石岳山頂はもとより、登山ルートによっては、富士山を一望できる素晴らしい眺望のポイントもあります。赤石岳登山は、静岡県側からの登山ルートが一般的です。

南アルプスの山々は、比較的穏やかな山容ですが、赤石岳は、標高差が2000mもあり、かなり長時間の登山となるルートが多いため、疲労や山頂付近でのガスによる視界の悪化などによって、途中の山小屋まで下山できなくなる登山者もいます。そういった場合に備えて、赤石岳の登山ルートの各所に、避難小屋も設けられています。

中には日帰り登山を強行するつわものもいますが、一般的な登山者の方には、山小屋を利用して最低1泊2日、あるいは、2泊3日ぐらいの日程で登山することをおすすめします。赤石岳でなく、周辺の山々を縦走するルートには、千枚岳のお花畑等、見どころもいっぱい。アクセスも大変なので、どうせなら縦走で南アルプスを満喫しましょう。

赤石岳へのアクセス見出し

続いては、南アルプス赤石岳へのアクセスです。赤石岳登山口までは、一般車両の乗り入れが禁止されています。マイカーをご利用の場合は、畑薙駐車場まで行き、そこからは送迎バスでのアクセスとなります。送迎バスを利用するためには、東海フォレストが運営する山小屋へ宿泊する必要があります。バスの所要時間は約1時間ほどです。

赤石岳登山の拠点となる山小屋までの道のりは、かなり落石の多い悪道です。送迎バスに乗車していて、落石がバスを直撃することもあるそうです。畑薙駐車場から徒歩で登山口までアクセスする場合は5時間ほどかかりますので、あまり現実的ではありません。送迎バスを運営している山小屋はバス料金も含めて3000円で利用できます。

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赤石岳登山の拠点となる山小屋見出し

赤石岳へのアクセスの項目でもご紹介した送迎バスを運営する山小屋の一つが、椹島ロッヂ(さわらじまろっぢ)です。例年4月末から11月初旬まで運営するこちらの山小屋は、定員180名です。宿泊料金は、夏山登山や観光ピークとなる7月から10月中旬までが、1泊2食付きで9000円。ピーク前後の期間は、1泊2食付きで8000円です。

アクセスの項目でご紹介した通り、素泊まりも可能です。その他、お弁当サービスもあり、1000円で購入できるようです。山小屋と言うには贅沢な設備が整っており、宿泊客は、温水で入浴することもできるようです。また、トイレもシャワートイレになっていたりして、赤石岳の登山客にとっては、至れり尽くせりの宿のようです。

住所:静岡県静岡市葵区田代鳥森1301-2 電話番号:0547-46-4717

赤石岳登山ルート1:椹島ロッヂから大倉尾根経由見出し

お待たせしました!ここからは、赤石岳の登山ルートをご紹介していきます。一泊二日の日程で赤石岳をメインに登山するこちらのルートは、椹島ロッヂを出て時計回りに登っていきます。その昔、大倉財閥の創始者である大倉喜八郎が、88歳の時にかごに担がれて、大名行列のように登山したことから大倉尾根との名前がついたそうです。

延々と視界の開けない登山道が続くこちらのルートでは、歩荷返しと呼ばれる難所もあります!どこまでもどこまでもただひたすら登らなければならないので、気力体力ともに必要なルートとなってきます。最短で赤石岳山頂まで行けますが、登りがきついため、ほとんどの登山者は次にご紹介する千枚岳ルートを利用しているようです。

赤石岳登山ルート2:椹島ロッヂから千枚岳経由見出し

続いてご紹介する登山ルートは、先ほどの大倉尾根経由より、比較的緩やかな登山道が続く千枚岳経由のルートです。椹山ロッヂを出て、反時計回りに登っていくこちらのルートは、山容は穏やかですが、かなりの長丁場となるロングルート。必ず山小屋で1泊することが必要となります。利用できる山小屋については後ほど詳しくご紹介します。

赤石岳と千枚岳を縦走するこちらのルートの見せ場は、何といっても「お花畑」。夏山シーズンのお花畑では、 ヨツバシオガマやタカネヤハズハハコなど、可憐な山野草が咲いています。また、夏場を過ぎて秋口になると、南アルプスを代表する花タカネビランジやタカネマツムシソウなど秋の花が3000mの天空の庭に咲き誇ります。

赤石岳や千枚岳を含めて、天候の変わりやすい高山地帯では、ほぼ一日中ガスに見舞われて、あまり眺望が楽しめない日もあります。そんな天候の時にも、登山者の心を慰めてくれるのが、南アルプスに咲き乱れる美しい花々です。続いては、最低でも1泊2日が必要な赤石岳登山で、まさかの日帰り登山を行う場合のルートをご紹介します!

赤石岳まさかの日帰り登山ルート!見出し

ここからは、かなり登山上級者にしかこなせない、赤石岳登山日帰りコースについてご紹介します。日帰り登山を強行する場合の必須アイテムは、マウンテンバイク。畑薙駐車場から、椹島ロッヂまでのアクセスに、マウンテンバイクを利用します。青薙山登山口までの所要時間は、約30分ほどです。そこから中ノ宿吊橋を経てカンバ段へ到着。

赤石小屋を目指します。椹島から赤石小屋までの道のりは、比較的整備されていますが、急な上りが続きます。もし日帰りを目指すなら、登山口から赤石小屋までの急な登りを5時間程で登りきる必要があります。早朝3:00に畑薙駐車場を出発して、赤石岳山頂到達が10:30過ぎ。下山にも5時間以上かかりますので、全行程12時間となります。

日帰りでの赤石岳登山は、よほどの登山上級者であったとしても、かなり体力を消耗します。アクセスもマウンテンバイクとなるので、本当に大変です。何より、森林限界を越えた稜線から見渡せる素晴らしい眺望や登山道に咲いている花々を愛でる余裕もないと思われます。やはり、日帰りではなく、山小屋に宿泊する登山をおすすめします。

赤石岳縦走で利用できる山小屋1:荒川小屋見出し

続いては、赤石岳登山でおすすめの山小屋です。最初にご紹介するのは、大倉尾根からのルートで登山する場合に、利用しやすい荒川小屋です。素泊まり6000円の荒川小屋ですが、椹島ロッヂを経営する東海フォレストが管理・運営していますので、行きのアクセスで使った送迎バスのチケットを見せると、1泊3000円!半額で利用できます。

また、山小屋ではなく、テントを利用したい場合は、30張ほどテントが張れるスペースがあり、一人600円で宿泊可能です。荒川小屋周辺には、きちんとした水場もあり、比較的水量も多いですが、秋になると水の量が減るようです。また、トイレの使用料も100円かかります。昼食や夕食の提供の他、お弁当サービスもあるようです。

赤石岳縦走で利用できる山小屋2:千枚小屋見出し

縦走にもおすすめのもう一つの山小屋は、千枚小屋です。千枚岳ルートを登る方が利用しやすいこちらの小屋は、夏山シーズンの7月初旬から10月初旬まで運営されています。こちらも、東海フォレストが管理しています。定員は100名で、料金は寝具込みで一泊二食付きで9000円です。素泊まりだと、寝具別で5500円。トイレも有料です。

赤石岳登山でもしもの時に利用できる避難小屋見出し

続いては、赤石岳登山でまさかの時に役立つ避難小屋をご紹介します。赤石岳名物と言っても過言ではないのが「赤石岳避難小屋」。山登れ!酒飲め!という暖簾のかかった緊張感のない目印がトレードマークの避難小屋は、赤石岳山頂のすぐ下にあります。眺望が素晴らしい避難小屋は、収容人数30名のみ。食事は、レトルト食品だそうです。

赤石岳避難小屋は、7月初旬から9月末までの営業となります。ご夫婦で運営しているアットホームな避難小屋は、コタツもあり、天空の居酒屋との異名をとる楽しい小屋のようです。また、シーズン終わりにこの避難小屋を利用すると、下山準備のため、ビールが半額だったり、デザートが無料で振る舞われたりするサービスもあるようです。

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赤石岳から眺める富士山ポイント!見出し

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赤石岳で見られる珍しい植物見出し

赤石岳では、千枚岳ルートのお花畑以外にも、登山道のあちこちで珍しい植物をたくさん見ることができます。最近、きのこ女子や「胞子活動」という言葉も流行っているようですが、そんなきのこ好きにはたまらない、珍しいきのこがたくさん生えています!3000m級の山々が連なる南アルプスでは、9月中旬過ぎには雪も降り始めます。

夏山の終わりとなる8月中旬以降には、雨上がりやガスが通り抜けた後の登山道で、色とりどりのきのこを見ることができます。また、春から夏にかけての赤石岳では、まるで本当にスイスのアルプスを思わせるようなチングルマのお花畑を見ることもできます。千枚小屋の周辺にもたくさんの高山植物が咲いていますので、探してみて下さい。

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中央アルプスは別名を木曽山脈と称し、木曽川と天竜川に挟まれた山脈です。北アルプスと南アルプスとともに日本アルプスと称され、登山にも観光にも最適のスポットが点在しています。ここでは中央アルプスの中を楽しむ登山ルートから遠方から眺める観光までご紹介いたします。

赤石岳に生息する国の天然記念物見出し

南アルプスに生息する野生動物には、クマや日本カモシカなど大型の哺乳類もいますが、国の天然記念物に指定されているライチョウも生息しています。カモシカなどは、かなり警戒心が強いため、なかなかお目にかかることはありませんが、森林限界ギリギリのハイマツの林の周辺で、ライチョウに出会うこともできるようです。

赤石岳の山小屋から見たい満天の星空見出し

赤石岳登山の眺望が素晴らしいのは、何も昼だけではありません!山小屋から見渡せる満天の星空もまた赤石岳登山の魅力です!都会の喧騒を離れた南アルプスならでは。夏山シーズンでは、山小屋もぎゅうぎゅう詰めになりますので、体力に自信のある方は、テントを担いで登って、ぜひ、満天の星空の下でキャンプするのがおすすめです。

また、登山上級者のみとなりますが、冬の赤石岳登山では、山小屋も閉まってしまいますので、まったく明かりのない中で、満天の星空を眺めることができます。ほとんど登山者もいない静寂の雪山登山は、危険と隣り合わせですが、避難小屋も一部は解放されているようですので、天候に十分注意しながら、冬の赤石岳をアタックして下さい。

赤石岳登山におすすめのシーズン見出し

赤石岳登山のベストシーズンは、やはり夏山シーズンか、秋の紅葉シーズンとなります。山小屋も大変混み合いますし、予約も取り辛くなりますが、安全に登山を楽しめます。夏でも時には10度を下回ることのある南アルプスでは、服装や装備の重量や気候の安定性を考えても、夏から秋に登るのが、一番安心だと思われます。

赤石岳登山に必要な装備とトレーニング見出し

赤石岳登山では、本格的な装備が必要です。特に、縦走する場合は、できるだけ軽量のザックと軽素材を使ったウェアを装備しましょう。また、登山用ストックも、膝や足首への衝撃を緩めてくれるので、できれば揃えた方が安心です。登山靴は、履きなれた物を使用し、靴紐等の予備もあると良いでしょう。水分、塩分、糖分の補給も忘れずに。

また、山小屋で素泊まり、あるいはテント泊を計画されている場合は、コッヘルやヤカンなど、煮炊きできる道具と食材、さらにガスボンベも必要となります。水は、山小屋周辺でも調達できますが、食材をすべて担いで登ることになりますので、かなりの重量になります。体力に自信のない方は、食事付きで山小屋利用がおすすめです。

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赤石岳で富士山からのご来光と荒川三山の絶景を満喫しよう!見出し

赤石岳登山情報はいかがでしたか?南アルプスでも、特に富士山の眺望が楽しめる南側の山々は、アクセスがなかなか難しく、挑戦しづらいイメージがあります。また、縦走はかなり大変そうな気もしますが、山小屋から見れる朝日に輝く富士山や満天の星空は、本当におすすめの絶景です。ぜひ、赤石岳登山を満喫してください!

投稿日: 2017年12月13日最終更新日: 2020年10月8日

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